東京の片隅から
目次|きのう|あした
子どもとバトルしてぐったり。週の初めからこれで今週持つのか。 「5歳 癇癪」で検索したら「5歳で癇癪が治まらない子は小児期を通してその傾向が続く」みたいな記事を読んでしまって余計げんなり。
都立霊園の抽選結果が出ていることをすっかり忘れていて、ホームページに確認しに行く。 例年通りハズレ。 もう何年かな、心折れそうになるけど、まだ1年は一緒にいられると気持ちを切り替える。
オリンピックのエンブレム、原案が発表された。 確かにリエージュ劇場のマークとは似ていないけど、ワードの図形挿入で30分で作ったようなこのダサさ・手抜きぶりはどうだ。これが賞を取った人のデザインなのだろうか。愕然とする。 そして、あえて(と好意的に解釈する・笑)この原案デザインを選んだ選考委員会の美的センスを疑う。
足の日焼け、膝裏はあせもというかとびひというか、とにかく湿疹になった。 痒いのでかきむしる→広がる、の悪循環。 一昨年皮膚科でもらったあせもの薬を塗ってしのぐ。
まーさんと、No Thank Youという断りの表現で、なぜ「Thank You」をつけるのかという話になって、Noだけだったらカドが立つからだろう(根拠ナシ)という話になった。 じゃあNo Thank Youを翻訳したらどうなるか。 結果、「だが断る」じゃないかという話に。 英語力に問題のある2ちゃんねらーな二人。
本来所属している事業所の再検査の日が旅行中だったので、健康診断二次検査だけのために川崎の事業所へ。検体提出と採決で終了。1時間半掛けて出かけて滞在時間は5分(苦笑) 喫茶店でモーニングのあと、とんぼ返りで電車に乗り昼前に職場に到着。そのまま休みたい気分は山々だったのだが、先週も休んだし、今週は業務であれこれ立て込んでいるので仕方なく出勤。午前中のほとんどを電車に乗っていたので、眠い。
居住地域では今日が公立小中学校の始業式らしい。ランドセルにサブバッグに防災頭巾で両手が塞がった小学生たちが登校する。 夏休みの間人の通らない通りをつまらなさそうに眺めていた近所の犬が、今日は楽しそうである。
旅行から帰宅したあと、急に涼しくなった。8月上旬の暑さに比べると、非常に快適だ。と同時にセミが少なくなり、残ったものも弱ってきている。 子どもは「もう夏が終わっちゃうの?」と残念そう。そうだね、捕獲する獲物がいなくなるんだもんね・・・
海で日焼け止めを塗り足さなかったため、足が真っ赤に。失敗した。上半身はラッシュガードを着ていたので大丈夫だったのだが、足用のも買うべきだったか。でもあれまとわりつくから嫌いなんだよな・・・。 とりあえずひたすら保湿。 自分は赤くならずにそのまま黒く日焼けするタイプと思い込んでいたけど、違うんだな。 それとも加齢のせいか。
マザー牧場に行く。2年間パスポートを持っているのだが、今回で元が取れたことになる。 子どもが見たがっていた羊のショーを見たり、ウサギとモルモットを触ったり、スタンプラリーをしたりしながら、園内を散策。 宿の多すぎる食事と山道で私がグロッキーだったので、少し早めに切り上げてラッシュを避けて帰宅。
朝、いい天気だが、外房は波が出てきている。台風はまだ小笠原のほうなのに、自然の力はすごい。朝食後しばらく様子を見ていたが、結局遊泳禁止になったので、内房側、館山の海へ行く。 南側に岬のある場所を選んだせいもあり、波は穏やか。お盆過ぎの平日なので人も少なく、浜で泳いだり磯で生物を探したりして、のんびりと過ごす。 昔は海の家ってぼったくり価格の印象があったけど、今はそうでもないのね。ローカル海水浴場だからか。
遅めの夏休み、海に行きたいという子どもの希望で千葉へ。宿は鴨川。時々小雨が降る状態なので、鴨川シーワールドへ。平日でもそれなりに混んでいる。もう何度目かの来園なので、ショーはシャチだけ見る。まぁ他の動物はよそでも見られるからね・・・。 宿は海岸沿い、海が目の前。子どもの頃は波の音が怖かったが、今回は大丈夫だった。大人になったのかな。久しぶりに広い風呂に浸かってのびのびする。
一日の作業が終わったとき、データベースの項目がちょうど切りのいい数字だった。
キリン秋味発売。酒屋からダイレクトメールが来ていたのを放置していたら電話が掛かってきた。瓶は予約しないと買えないので、今年は3ケース注文。健康診断二次検査が終わったら飲もう。
2015年08月17日(月) |
間に合わせ、しかし本命 |
所用で午後外勤。帰宅途中の隙間時間に有楽町の無印へ寄り、鞄を購入。少し小さめだが、サブバッグを持てば何とかなるだろう。とりあえず週末の旅行には間に合った。 つい勢いでゴミに出してしまったが、やはり次の鞄を確保してから捨てるべきだった。今度はそうしよう。何年後になるかわからないが。
旅行準備のためにスポーツ用品店に行く。 ○年ぶりに水着を買ったのだが、なんでレジャー用はビキニ+タンクトップ+ショートパンツの組合せしかないんですかねぇ(白目)タンクトップとショートパンツだけでいいよ・・・第1子の出産のあと先生に「帝王切開できるだけ下で切ったからビキニも着れるよ!」と笑顔で言われ(いや、一生着ないと思います)と思ったことを思い出す(苦笑) 結局スイミング用のコーナーでカジュアル柄のタンクトップ+5分丈のものを購入。でもタンクトップが前ファスナーなのはいいね。しかし尻に合わせてサイズを選ぶと胸が余るのが悲しい(笑)その他にもあれこれ購入。まぁ山の中に行くわけじゃないから足りないものは途中で買い足せばいいし、と思うと大人の旅行は気が楽だ。
「ファイブスター物語」13巻を購入。なんと9年ぶりの新刊である。 連載再開時にも話題になったが、あれこれ設定が変わっている。連載長すぎて飽きちゃったんだろうなぁ。 といっても物語年表の大筋は変わらない。 兵器や軍隊の名前が変わったり、デザインが変わったり、キャラクターがよりクレイジーになったりはしている。いやそれは重要な変更なんだけど(本編でこれならリブートはどうなってるんですかねぇ)、私はそこを重視して読んでいるわけではないので、まぁスルーできるレベル。 しかし、読み始めた頃、自分は確か高校生だったと思うんだけど、今や40オーバーの立派なおばちゃんだもんなぁ。長ぇ。
高校時代の友人が帰省してきたので、何人かで会う。相も変わらずの四方山話。夕方までしゃべり倒して別れる。 帰りにいくつか店を見て、処分してしまった休日用の鞄の代わりを探すが、なかなか見つからない。もう無印良品でいいか。あそこなら自分の希望に合うものがだいたい見つかる。
最近「ノームコア(究極の普通)」なるファッションが流行ってきているらしい。「ノーマル」+「コア」で「ノームコア」。 本来は、外見は集団の中になじむというか埋没するスタイルを敢えて選び中身で勝負する、みたいなライフスタイル全体を指す言葉らしいんだけど、ファッションに関しては、シンプルなアイテムをあわせたコーディネイトだそう。 日本の場合、このところの断捨離やミニマリズムあたりとの合わせ技で流行りだしたんだろうなと思う。 そういや以前もそんな雰囲気が流行ったな、と思い出したのは「清貧」であった。 「貧」は嫌だからカタカナで言い換えてみた、そんな雰囲気が漂う。 「ノームコア」と名付けてしまったとき、そこには優越感の香りが漂う。他人と自分を差別化したい、違う自分にハッシュタグをつけて差異化したい。その時点でもう「普通」じゃなくなっている。 結局のところ、「普通」の皮を被った流行のファッションなのだろう。 ファッション業界は来年また「今年のノームコア」を流行らせるんだろうな。
世間はお盆休みらしく、電車と駐輪場がいっきに空く。 土日からこっち、東京はわりと過ごしやすい。これが本来の夏の気温なんだろうけど、先週の阿呆みたいな暑さに比べると「涼しい」としか感じられないので、慣れって恐ろしいと思う。
2015年08月11日(火) |
ネコバスに乗りに行くために |
ジブリ美術館に子どもを連れて行こうと思って、サイトを確認。毎月10日から翌月分を販売とのこと。もう始まってる。 チケットの販売状況を確認すると、既に土日は全て埋まり、平日も朝イチはほとんど埋まっている。いろいろ予定を確認している間に第一希望の朝イチは売り切れてしまい、第二希望の日程で確保。別に昼からの入場でもいいんだろうけど、入れ替え制ではないらしいので中でいろいろな順番待ちがあることを想定し、朝イチをとる。 平日なのでラッシュが気になるが、ピークの時間は過ぎているので大丈夫だろう。 早く行って早く引き上げるのも良し、飽きたら井の頭動物園に行くも良し。でもたぶんそんな時間はない。
東京オリンピック、スタジアムに続きエンブレムでも揉めているけど、招致段階の桜柄で別にいいんじゃないかと思っている。
新しいエンブレムは、きわめて男性的なデザインだなぁと言うのが第一印象。 デザインを追求しすぎて何を意図しているのかわかりにくくなってしまったなぁというのが第二印象。 「テプラを貼られたら工業デザイナーの負け」ということばを思い出す。
アルファベットをモチーフにするなら世界のどこかで被る可能性が高くなるはずで、それを回避したかったら平仮名片仮名でいくしかないだろうけど、それは柔らかいデザインになってしまうから嫌だったのかな。
2015年08月09日(日) |
「まわるおすしたべたい」 |
という子どもリクエストにより回転寿司へ。普段の食事量と比べると目を疑うくらい食べる。 外だから気分が違うのか。普段からこれだけ食べてくれれば・・・。 帰りに子どもがガチャガチャをやりたいというので、近所のおもちゃ屋へ。いろいろある中からなぜか「芋虫」をチョイス。1回100円なのでまぁいいか、と思い(普通の母親はここでOKを出さない気がするが、そこは私なので)引かせると出てきたのは終齢サイズの幼虫。同梱されていたラベルにはどれが何だか書かれていないのだが、ツマグロヒョウモンと、他の何か。アゲハかと思ったんだけど、作りが雑で、アゲハ特有の膨らみもないし、模様も違う。子どもはこの夏庭先で見かけた幼虫が出たのでご満悦。帰宅して意気揚々とおじいちゃんに披露し、ドン引きされていた(苦笑)
午前中は親子3人でセミ取り。捕まえたのはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミもしくはヒグラシ(周囲の声と季節的にヒグラシかな)。 途中、小学校高学年の男子に出会い、彼がセミを捕ってくれる。水筒だけ持ってぶらぶらしているところを見ると、お昼には戻ってこいと言われて放り出されたか(苦笑)まぁ夏休みの男子の正しい姿だよね。 彼曰く、レア度はアブラゼミ<ミンミンゼミ<ヒグラシ・ツクツクボウシ、かつ、メス<オスらしい。納得のランキングである。 夕方、根津に甚平を買いに行く。会社の同僚の出産祝い。どちらも第2子で、下の子だけにあげるのもかわいそうだよね、というまーさんの気遣いにより、上の子にも。帰宅してから宅急便で送る。
プリキュアスタンプラリー、最後の1つを求めて自転車で2km。 最後の店にたどり着く。ここはミニストップ。 スタンプを押して、レジのお姉さんに確認してもらってシールをもらい、アイスを買って店内で休憩する。子どもはソフトクリーム、自分へはご褒美としてハーゲンダッツ。
ガウチョパンツが流行っているそうで、実際街中でも見かけるのだが、40過ぎのおばちゃんにとっては「小さい頃お母さんが着ていた膝下丈キュロットみたい」なのであった。 シュシュや太めの眉毛やドルマンスリーブやなんやかんや、「懐かしい」と思ったらもうその流行に乗れないおばちゃんになったと言うことなんだろうな。
ローソン&ミニストップでやっているプリキュアのスタンプキャンペーン。子どもが発見してしまい、集めることに。 ステージ1、2、3とあり、ステージが違えばスタンプは同じでも構わない(単純に言えば4軒×3周回れば完成する)のだが、スタンプ12種類を全て集めると言い張る。誰に似たんですかねそのマニアな性格・・・自分か。 会社の近所にも2軒あるのだが、家の近くの店とスタンプがかぶってしまい、2軒分損。これは痛い。 キャンペーンサイトで家の近所の店のスタンプを調べまくり、毎日お迎えのあと昨日は東へ、今日は西へと自転車で走り回る羽目に。 それでもこれまでは近場でまとめて押せたのだが、残りは2軒。どちらも全く違う方向に1軒だけぽつんとある店。 今日は一番遠くの店まで遠征。4km先ですよ・・・帰宅まで7kmですよ・・・県境を越えて埼玉県ですよ・・・電動自転車とはいえ、帰宅時には足腰にダメージが・・・。 残りはあと1つ。これは2km先。がんばります・・・。
エアコンをつけて寝ると、入眠はいいし熟睡できるんだけど、朝起きるとなんとなくダルい。 エアコンを切って窓を開けて寝ると、眠りは浅いんだけど、朝体は楽。 体にいいのは絶対後者なんだけど、でも踏み切れない怠け者。
梨木香歩「ピスタチオ」読了。 以前から彼女の作品に登場する水(不快ではない湿度)と鳥とことばが、この作品でも軸となる。 いろいろな話が最後一つに収斂する。その様は川のよう。タイトルの意味も最後に知らされる。 アフリカの環境の変化や内戦についても触れられるが、あくまでそれは脇役というかシチュエーションのパーツに過ぎず、主となるのは主人公の(心の)旅。
読んで思うのは、不思議な匿名性。 主人公の棚という名前はペンネームだし、彼女の容姿についても描かれない。会社勤めをして辞めて、アフリカに行って帰ってきて、犬を飼い始めてそれが11歳。そういう情報からおそらく40歳前後なのだろうとは思うけど、それはあくまで読み手の想像で、髪が長いのか短いのか(個人的にはボブかそれ以上短いイメージ)、どういう嗜好があるのか(酒とコーヒー・ハーブティーは飲むらしい)、ほとんど描かれない。受容的なイメージはあるが受け身ではない。 実際問題そういったことは話の筋にとっては関係係ないのだが、女性を主人公とする物語でここまで徹底して人となりが排除されるのも珍しいなと思う。それは彼女の愛犬についても同じで、犬であること、メスであることは明白だが、犬種はついぞ明らかにされない。 そこそこ大きいのだとは思われる。
犬の手術の際、大学病院の対応に憤慨する場面がある。彼らが患者(畜)ではなく患部を見ていることに対する感情なのだが、自分の入院の時を思い出す。私もあそこではone of themで、かつ、レアケースのハイリスク患者だったから研修医がやたら話を聞きに来たな、当然のことだが、彼らは私個人ではなく私の症例に用があるのだな、そう思っていた。人も犬も同じなのか。
庭のミカンについたアゲハの幼虫。調べたらたぶんナガサキアゲハ。スミレにはツマグロヒョウモン。どちらも南方系だっけ?東京の熱帯化を感じる。
目薬をさしたら、温かかった。クールタイプなのに。
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