東京の片隅から
目次|きのう|あした
雨なので、一日家でうだうだ。
子どもの通っている保育園は、明日から民営化される。 先生方は今日が最後の出勤なのだな、月曜日に行くと新しい先生ばかり(といっても年明けから保育に入っているので既に顔見知りではあるが)なのだな、と雨空を見ながらふと思う。
2012年03月30日(金) |
マンガのあなた SFのわたし |
萩尾望都の対談集「マンガのあなた SFのわたし」読了。 ずいぶん昔の対談なので、出てくる人が半分くらい物故者なのが淋しい。 ちょうど「百億の昼と千億の夜」を書いていた時期、話も当然そちらの方向なのだが、今との時代感覚のギャップがむしろ面白かった。 今同じメンバーでもう一度対談をやったらどうなっただろうか、とも思った。
2012年03月29日(木) |
嘘じゃないのかもしれないけど |
医者でもらった半透明の目薬の袋に「遮光袋」と書いてある。 なんとなく釈然としない。
萩尾望都「なのはな」読了。 書き下ろし作品で泣く。 音楽や映像で泣くことはあったが、マンガで泣いたのは初めてかも。 そういえば「ひかりの素足」しばらく読んでないな。 全集を引っ張り出して、久しぶりに読んでみようか。
2012年03月27日(火) |
回復なのか悪化なのか |
喉の痛みが和らいだのはいいのだが、代わりに咳が出るようになって、周囲にとっては逆に迷惑な感じ。 とりあえず、この声で電話に出ると、エキサイト気味の電話も大人しくなるのは思わぬ拾いものかも。
朝起きたら目やにで目が開かない。 温水で顔を洗って目やにを流して、鏡を見たら目が真っ赤。 これはさすがにただ事ではなく、医者に行かねばならないレベルだが、とりあえず会社に行く。 仕事帰りに子どもを迎えに行って、その足で内科へ。 いつものとおり溶連菌感染症を疑われるも、今回はシロ。 とりあえず風邪でしょうとのこと。 妊娠している旨を伝え、喉の薬と点眼薬をもらう。
ところで、充血した目を見て、ウサギではなくニシンを連想した自分はたぶん駄目な大人だと思う。
朝から洗濯機フル回転。 洋服を洗って干して、シーツや布団カバーを洗って干して、タオルケットも洗う。 毛布はさすがに無理で、来週に回す。 それでもタオル類を洗い残してしまった。 大物は週末にしか洗えないので、久しぶりの洗濯。 気分がすっきりする。
喉は相変わらす痛いが、昨日ほどではなく、なんとか一日やり過ごす。
子どもの語彙が増えてきた。 今までは親本人も親の持ち物も全部「まま」「ぱぱ」だったのだが、「ままの」「ぱぱの」と「の」がつくようになった。 自分の持ち物も「あー○○」になっている。(「あー」は子どもの呼び名)
つわりと貧血と喉の痛み、気分が悪くて一日中横になっていた。 この時期確かに眠いのも事実なんだけど、それだけじゃない。 この前病院に行ったときにはさほどつわりも重くなかったので特に申告はしなかったんだけど、そのあと大波が来て、吐くまでは行かないけど食事が欲しくない、甘いものも欲しくないという自分にとってはある意味画期的な状況。チョコ買っても食えないってどんだけだよ自分! 病院の隣席で咳をしていたおばちゃんから風邪がうつったのか、喉も痛い。 寝ても寝ても眠れる、という状況で、ひたすら眠って起きてちょっと食事、また寝て、起きてトイレ、喉が渇いたので水を飲んでまた寝て、気づいたら日が暮れている、そんな一日。 まーさんは子どもを連れて公園に行ってくれたりしていたらしい。
そういえばこの喉の痛みはひょっとしたら溶連菌?と思ったのは夜になってからで、子どもはかかっていないのに自分だけ溶連菌というのも怪しい。タダの風邪であることを祈る。
2012年03月23日(金) |
ドリアンようかん(のようなもの) |
インドネシア土産のドリアン菓子をもらう。 一番近い菓子を挙げると、ようかんのような感じ。 色が黒く、ねっとりとしている。でも、ようかんのような歯切れの良さはない。 みんなで戦々恐々として食べたのだが、案外美味しかった。 材料が「ドリアン、砂糖、塩」しか書いていないので、どんな激甘菓子かと思ったのだが、案外甘くない。むしろ塩味が口に残る。 この味が何に近いかをいろいろ考えたのだが、「失敗した天津甘栗」とか「干し芋に醤油を掛けちゃった」とかそういう感じ。 コーヒーのお供になら、そこそこいけると思う。(緑茶にはたぶん合わない。)
産婦人科の診察。 とにかく要注意患者なので、毎日の血圧測定やらいろいろの血液検査やらやることが多いのだが、今のところ母子ともに異常なし。 ついでのように子宮頸がん検診も行ったのだが、そちらもシロ。 そういえば、前回の出産の手術中に発見されたポリープ、あれは放っておいていいのだろうか。今度覚えていたら聞いてみよう。
次回は教授(つまり一番偉い人)診察になるそうだ。本当に要注意人物なんだなぁ。とほほ。
ちょっと時間が余ったので出勤途中に書店を覗くも、呼んでいる本はなし。 伊藤計劃とか興味があるんだけど、今のこの状況で読んでいいものやら。 そういえば「もやしもん」の新刊が出るらしい。チェックチェック。
波はあれど常に気持ち悪い状態。 味のはっきりしたもの、くどいものが食べたいんだけど、食べると気持ち悪くなる、その繰り返し。 結局味の濃いものはちょっとだけ食べて、野菜中心が一番楽みたい。 あと、あまり空腹になるとキツイ。これは普段でもそうだから(胃酸過多)お茶を飲んだりグミを食べたりして対策している。
それでも、世間平均からしたら症状はずいぶん軽いのだろうと思う。 一人目の時、ほとんど自覚症状がなくて、それのせいではないんだろうけど結果が結果だっただけに、二人目と今回と気持ち悪さを自覚することで逆に安心しているところもある。パラドックス?
いい天気だ。 子どもを連れて公園に行く。 暖かいのでずいぶん人が出ている。 滑り台ででも遊ばせようと思ったのだが、もっと大きい子が沢山いて走り回っているので、子どもは気圧されてしまったのかあまり動かなかった。 そうだよねぇ、保育園だとお兄ちゃんお姉ちゃんはちゃんと順番を待ってくれたり相手してくれたりするもんねぇ。勝手が違うんだろうなぁ。
子どもはそのあとどこかの飼い猫(首輪をしている)をなでまくってご機嫌だったのでいいんだけど。
ところで。 ここまで打っていて、上で「お兄ちゃん」と入力すると、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」という予測変換が出てきたのだが、ジャストシステムさんはどういうつもりなんだろうか。
髪を切ったら、会社でも保育園でもいじられまくった。 思い切り良すぎたか。
髪を切った。 出産してから一度切って、そのあとは毛先を揃える程度だったので、肩胛骨の下まで伸びていて、さすがにうっとうしい。 切ろう切ろうと思っていたのだが、この冬の寒さでどうしても美容院に足が向かず、ずるずると来てしまった。 顎上までばっさり。 そのままだと跳ねるのでストレートパーマも掛ける。 さっぱりすっきりで気分もいいのだが、問題が一つ。
・・・白髪が目立つ!
これまでは結んでいたから気にしていなかったんだなぁ。 抜いてもムダだというのは重々承知なのだが、それでもやっぱり毛抜き片手に悪あがきしてしまうのであった。
借りていたものを返しに知り合いの家へ。 ちょっとだけ顔を出して近くのホームセンターへ行こうと(こっちが主目的)思っていたのだが、お昼をごちそうになったり、予想外の長居。 おいとましたのが夕方という超大誤算。 とりあえず、本来の用事を済ませにホームセンターへ。なんとか終わる。
帰りに私が車に酔う。途中、車を止めてもらって何度か休憩。 肩が凝っていること、貧血気味であること、訪問したお宅でコーヒーを飲み過ぎたこと、そんなこんなのもろもろ。 まぁ一番の原因は妊婦であることなんだけど。
それにしても霧が発生して見通しが悪い中、ナビがあるとはいえ初めての裏道を走るのは心臓に悪くてしかたない。
小中学生にも留年制度を導入すべきって主張している偉い人がいるけど、留年対象は主要教科だけなんですかね。 体育や音楽や図工なんかでもちゃんと評価しないと、不公平じゃないですかね。 二重跳びが出来ないとか音痴だとか絵心がない人もきちんと指導しないといけないんじゃないですかね。
学生時代勉強に苦労したことのない人の発想だなぁとつくづく思うわけだ。 小学生にだって、運動会にしか晴れ舞台のない同級生がいるっていうのはわかるよ。
でも一番重要なのは、勉強する気がない子どもと親の意識改革だろうなぁ。 勉強なんてしなくてもいい、下手すれば中学校すら必要ないと思っている親子に、勉強の意義を説けるのか。 そういう人たちは留年しても別に何とも思わず、そのうち学校に来なくなって昼間から街を徘徊するようになるだけだろう。
言わなくても勉強する人たちの中で育った人には、たぶんあの空気はわからない。
なんだかこの4月から中学校で武道かダンスが必修化されるらしいんだけど、武道必修化は危険だと思う。 大学時代にぬるく合気道をやっていたのだが、毎回の稽古で受け身をひたすら練習、それでも後ろ受け身をそれなりに取れるようになったのは夏休み、それから前受け身の稽古に入り何とか形になったのが学園祭前。 跳び受け身に至っては2年生になってから習って形になったのは1年後。 他校の本気の合気道部だともちろんもっと早くから出来るようになったんだけど、それでも30分ひたすら受け身の練習なんて言うのは普通。 中学生なんて絶対出来もしない投げ技をやりたがるし、しかもその矛先がそれが気に入らない相手などに向かうことは容易に想像できる。 投げ技全面禁止などの方針を示さない限り、怪我人続出だ。 それに、授業の範疇での武道では、礼儀なんて身につかない。 そもそも1人の教師が30人以上の初心者を見る、というのがそもそも非現実的。
柔道関係者が有段者のバイト先探しで文部科学省と国会議員に押し込んだんだろうなぁ、と勘ぐってしまう。
まーさんの目下の疑問は「ピタゴラスイッチ」のテレビのジョンがいつ地デジ化されるか、らしい。
ジャンパー、ちょっと丈の短いスラックス、斜めがけの鞄という、いかにもな「おじいちゃんルック」の老人。でも足元はグッチのスニーカーだ。
自動販売機の缶コーヒーがぬるかったときのがっかり感といったらもう。
あの大震災から1年。 もう1年、まだ1年。
テレビでは一日中震災関連番組をやっている。 振り返るのは大切だ。検証するのも大切だ。現状報告も大切だ。今後の提言も大切だ。 でもなんだかそれだけでは息苦しい。未来が見えない。 普通に「笑点」を放送していることにちょっとほっとする。
2012年03月10日(土) |
おたふくかぜ予防接種 |
延び延びになっていたおたふく風邪の予防接種を受けた。 これで一段落。 しばらく注射はない。 ほっと一安心。
ここ半月くらいで子どもの語彙が急に増えた。 最初の2語文は「ちーちゃん(のママ)、きた」。 「ちーちゃん」は保育園でお迎えの時間が重なる子。 今週あたりから「まま、どうぞ」「ぱぱ、どうぞ」「(捜し物が)あったあった」「いちご、ちょっちょいて(=ちょうだい)」と急に会話が成立するようになった。 どこかでブレイクスルーがあったんだな。
昇りのエレベーターに乗ったらおばちゃんに「・・・こういうときに地震が起きたら閉じ込められちゃうのかしら、それは嫌よねぇ」と話しかけられ、降りのエレベーターに乗ったら駆け込んできたおばちゃんに「良かったわ〜すぐ来て、なかなか来ないのよねぇ」とぼやかれる。 確かにどちらの場合もエレベーターには私しか乗っていなかったのだが、なぜだろう。 おばちゃん(おばあちゃんも含む)に話しかけられる人生。 なぜだろうなぁ。昔からこうなんだよなぁ。 別に嫌なわけじゃないんだけど、何で私がターゲットになるのか、訊いてみたいような訊いてみたくないような。
久しぶりに本屋に行く。 あまりに久しぶりすぎて、自分が探している本がどのコーナーにあるかわからない。 本屋を一周しても見つけられない。 自分が探しているものがニッチすぎるのか(苦笑) 店員さんに訊いて検索してもらう。 「・・・すみません、昨日最後の1冊が売れたところです」 だあぁ。そりゃ見つからないはずだ。 取り寄せますか、と訊かれたけど、もう1軒寄る時間があったので、その店を辞す。
幸い、次に行った本屋には在庫があって無事購入。 でもやっぱり見つけられなくて店員さんに探してもらった。 だめだなぁ、嗅覚が衰えてるなぁ。
あの大震災からもうすぐ1年。 検証番組が盛んだ。 将来のために、あのときどこで何が起こっていて何をすべきだったかを振り返るのはいい。 でも、プロジェクトXよろしくドラマ化して必要以上に祭り上げるのは、まだ早くないか。 それはテレビ局と俳優の自己満足じゃないのか。
2012年03月05日(月) |
ダーコーヴァ、ドラマ化 |
というニュースがあちこちで流れていて、どうも本当らしい。 まぁ向こうのドラマ、特にSFものなんかこっちの地上波では放送しないだろうから、残念ながら見る機会はなさそう。 ダーコーヴァがSFかという疑問はさておきだ(笑・舞台設定こそ未来だが、どちらかというどファンタジーに分類されるのではないかと個人的には思っている)。 どこらへんが映像化されるのか、レジスあたりが主人公になるのかな。
本国ではちゃんと評価されているんだなぁとちょっとほっとしたのはここだけの話だ。
マイナーな本が好きなものにとっては、電子書籍化が進む世の中にはちょっと期待したいところでもある。 絶版になってしまった本が読めるのなら、そして作者や翻訳者にいくらかでも還元されるのなら、電子書籍でもいい。 本来私は本でもCDでも現物を手にとって楽しみたい人間なのだが、実際のところ、それよりも「電子的な形であっても入手可能なこと」の優先順位のほうが高いのだな。
一つ歳を取ったのだが、特に感慨もなく。 今日からどこかで年齢を書くときは一つ増やさなければならない、というくらいか。 たぶん40歳とかキリのいい数字になったときは、もっといろいろ考えるんだろうなぁ。
先週子どもに「公園レーサー」というペダルのない三輪車のようなものを買ったのだが、気に入ったらしく、毎日空き箱を見て「ぶーぶー!ぶーぶー!」と大騒ぎ。 いや空き箱をしまわない自分が悪いんだけども。
で、晴れたのでそれを持って散歩。 全然進まないのだが、本人はご機嫌で進んでいるつもり(実際は親が後ろから押している・笑)
午後、保育園の民営化説明会。 今回が最終回で報告事項が多いこともあって、これまでの倍くらいの参加者がいる。それでも在園児の数に比べると半分くらいか。 幼児組の親御さんはいろいろ不安があるようで質問が多かったりしたようだが、こっちはまだ乳児組なので、まぁ何とかなるんではないかと楽観的。 実際4月になってから疑問点が出てきたりあれこれ修正点が出てきたりするんだろうなぁ。こればっかりは予想がつかないところも多い。 まぁこういうことは腹をくくるしかないんですが。子どもにとって悪くならなければそれでいい。
ダーコーヴァ年代記「ホークミストレス」読了。 ブラッドリーの描く女性主人公は誰もみんな行動的だが(書かれた時代背景もあるのだろうけど)、この主人公は特に行動的だなぁと思う。大人じゃないからかもしれないが。
面白いのが原作のタイトルは「HAWKMISTRESS!」と「!」がついていること。 なぜだろうと思って読んでいたが、読み終わって納得する感じ。
あと読んでいないのが「惑星壊滅サービス」なのだが、読みたいような読みたくないような。
子宮頸がんの検査をする。 結果は2週間後。 この前の出産の時に発見されたポリープのことも一度チェックした方がいいんだろうなぁ。 また今度見てもらおう。
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