東京の片隅から
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2010年10月31日(日) |
万聖節の前に(ワルプルギスの夜) |
世間はハロウィーンだが、家では特に何事もなく一日が過ぎる。 ティッシュペーパーが切れたので買いに行く。
夕方、仮装行列のニュースを見る。 自作の妙なコスプレには感心するが、「買ってきたものを着ただけ」風のだと、見ていてあまり面白くない。 コスプレイヤーは服を自作するのが当たり前の時代に10代を過ごすと、今時アニメキャラの服が店で売っているというのはただの堕落にしか思えないのだが。 そういう意味で、コンテストで優勝したという「落ち武者ジャパン」は、アバターかと思ったのは別として、「借り物でないキャラクター」「ハロウィーンというオカルト系の行事にふさわしいコスプレ」だったのではないかと思う。
朝から新聞を取りに行くのとごみ出しをするの以外は家に引きこもっている。 雨だから洗濯もできない。 洗濯機のホースが外れかけていたのでそれを直して掃除して、あとはぐだぐだして一日が終わりそう。 テレビもつまらないんで、ハードディスクに取りだめた「水曜どうでしょう」と「ワンダー×ワンダー」と「ケロロ軍曹」を見ている。 「SONGS」のスピッツがいい。昔ロキノンで「空も飛べるはず」聴いて号泣したなぁ。周囲の視線がちょっと痛かったけど(苦笑)それが気にならないほどよかった。歌で泣いたのはあれが初めてだったかもしれない。
神保町古本まつりは今日は中止かな。
読売クラブの黄金時代を知っているだけに、東京ヴェルディの存続は素直に嬉しい。 がんばってJ1に戻ってきてくれ。そしてマリノスとのトップ争いを演じてくれ。 そんな日が再び来るのを待っているよ。
何でも育児サイトによると、生後半年をハーフバースディというらしい。 それに従えば今日はハーフバースディなのだが、誕生日が二つあるような現状ではあまり実感がないのであった。 世間の生後半年はもうちょっと大きいのであろうということだけは想像できる。
で、生後半年ということは、自分の育児休業も半分終了してしまったのだな。わわわ。
寒いし、雨が降っているので、一日家の中でごろごろダメ人間として過ごす。 夜は鍋。
パウル君のご冥福をお祈りします。 しかし遺灰(?)を展示するのはやりすぎだろう。
まーさんは器用だ。 IKEAの組立家具などは、取扱説明書を見ずにさっさと組み立ててしまう。 パソコンなども然り。
だが、ベビー服は着せられない。 着替えなどをやってくれるのだが、どこかで位置がずれ、必ずどこかの紐やらスナップやらが余っている(笑) どちらも同じようなものだと思うのだが、本人に言わせるとそれとこれとは全く違うものらしい。
窓から見える向こうの木立ちが朝からにぎやかである。 シルエットから察するに、オナガの群れ。 一家族ぐらいか、と思っていたら、30羽ほどで大騒ぎしていたらしい。 夕方、雨が降り始めたら、どこかへ帰っていった。
子どもの頃、一番好きな色は水色。それも色鉛筆のようなきれいな水色ではなくて、ちょっとグレーがかったくすんだ色。 一番嫌いな色はピンク。赤もオレンジも嫌い。 幼稚園の通園バッグ、女子はサーモンピンクで、毎日が憂鬱。男子の水色のバッグが羨ましい、そんな日々。 小学校のランドセル、なぜ女子は赤なんだろう。男子の黒が格好いい。時々見かける私立に通っているこの焦茶もいい感じ。 お気に入りのジャンパースカート、赤のトリミングがなければもっと好きなのに。
と思っていたのだが。
実際自分に娘が生まれてみると、買う洋服はピンクばかりなのだな。
友人と子連れで会う。 友人も妊婦なので、サイゼリヤで軽く食事をとりながらおしゃべり→ぶらぶらちょっと散歩→サンマルクカフェでおしゃべり。 サイゼリヤでの隣席の母子×2、お母さんが昼間っからジョッキ2杯空けてメートル上がりっぱなし。子どもはそのうちどっかに行っちゃうし。お父さんは家で羽を伸ばしているのだろうか。 友人からおもちゃの鍵盤をもらう。子どもの目の前で鳴らしてみせるも、??な表情。ピアノチックな音を聞くのは生まれて初めてだからそもそもよくわかっていないし、目の前にあるものから音が出ているのもわからないらしい。そのうち面白がるのだろう。
本屋に寄ったが、何が欲しかったのかを忘れてしまい、手ぶらで帰ってきた。
以下備忘録。 ・川上弘美の新刊。 ・「河童が覗いた」シリーズ、文庫所有状況の確認。 ・「火星年代記」の新訳は買うかどうか。
雨が降っていない限りは、毎日子どもを連れて散歩している。 東京の辺境だからか、このあたりは老人ホームが多い。天気のいい日にはみんなで散歩に来ている。 そんなだから、歩いていると声をかけられる。私は妙に話しかけられやすい。 「あら〜赤ちゃん、かわいいわねぇ」から始まり、「母乳?」か「ミルク?」と聞かれる。 最初のうちはきちんと回答していたのだが、相手が聞いてきたことに対して「そうなんです」と肯定すればいいのだと次第にわかってきた。 なぜなら、どう答えてもその次の会話は同じ内容だからだ。 「あぁやっぱりねぇ。だからこんなにまるまるしているのねぇ、子どもは罪がなくていいわねぇ」 彼女らは、自分の問いが肯定され、その次の会話がしたいのだなぁと思う。 手を伸ばして子どもに触れ、まだ人見知りをしない子どもは誰にでもにっこりする。
毎日繰り返される挨拶。でもそれもたぶん幸福なんだろうな。
ポリオ集団接種。 近所の小学校でも接種日はあるのだが、とにかく日程を詰めたいので保健センターへ行く。子どもだらけである。ポリオは後回しにする親が多いのか、幼稚園児くらいの子どもも結構いる。 ワクチンを飲ませた直後よだれがだらり。看護師さんに見せるが、たれた箇所をアルコールで拭いておしまい。本当に飲めているのか。プロが再度飲ませないのだから、何とかなるのだろうとは思うが。
帰ってきたら、肺炎球菌ワクチン入荷の連絡があったという。間が悪すぎる。 これから4週間は予防接種ができない。 4週間経っても、もう接種を始めている三種混合とヒブを優先しないと、接種間隔が開きすぎてしまう。 そのあとだと、肺炎球菌の接種開始は7ヶ月。1回分接種が少なくてすむことになる。のだが、予約はそれ以前だから、ワクチン1回分がまるまる無駄になる。その分もお金を払わなければいけないんだろうなぁ。がっくり。
保育園の開放日に行ってみた。 基本的には1歳以上4歳未満、要するに立てるようになってから幼稚園に行くまでの子どもへの開放という感じらしく、近所の保育ママが子どもを連れてきて遊ばせていたりする。 全くの一般人は3歳くらいと乳児(5ヶ月らしい)を連れた若いお母さん。上の子は教室を走り回って遊んでいる。確かに乳児を抱えていたら上の子に手が回らないだろう。 たくさん子どもがいるし、見慣れないおもちゃはあるし、先生たちはかまってくれるしで、うちの子どももなんだか楽しそうであった。なにより。
建物は古いが雰囲気は良かったので、ここに預けられたらなぁと思うのだが、保育園は激戦なのでどうなることやら。
開放時間は1時間ほどだったのだが、疲れたらしく、午後はひたすら昼寝。
夕方、これ以上寝ると夜寝なくなると思い起こす。 洗濯物を取り込むためにちょっと目を離したすきに大人用のベッドから落下。 真ん中あたりに置いておいたのだが、寝返りとずりばいで移動したらしい。 落ちた姿勢から考えると頭からではないようで、その後も様子を見ていたが、吐くでもなく熱が出るでもないので、なんとか大丈夫なよう。 自業自得なのだが、えらく凹む。
GREEはいつからゲームサイトになったんだろう。
いい天気だ。舎人公園はバーベキューの人で溢れている。 物件探しをしているときは、大きな公園の横はいいだろうなぁと思ったが、バーベキューコーナーの隣はたまらないだろうと今は思う。匂いだけでおなか一杯だ。そんな落語もあったっけ。
気がつくと、ピラカンサが赤く色づき、紫式部の実が道路にこぼれ、ハナミズキの葉も紅葉を始めている。テレビではお歳暮やクリスマスケーキやおせち料理の話題が流れている。 もう10月も中旬だから当たり前なのだけど、こう暑い日が続くと、まだ9月くらいに錯覚してしまう。まだ家の中では半袖だし。
子どもを義母に預けて秋葉原へ買い物。 電材屋でコンデンサを覗き、パーツ屋でなにやらパソコンの部品を買い、モニターの値段をチェックし、ジャンク屋でマイクロキーボードを物色。 アキバ第3世代の正しい買い物風景なのであった。ちなみに第1世代の正しい買い物は真空管、第2世代は家電らしい。しかし今は第4世代に席巻されてしまい、町中が萌えに溢れている。しかし、あまりに萌えが氾濫してしまい、かえって拡散・希釈した感が否めない。そのうちまた新たな何かが出現するのだろう。それもまたアキバかな。
会社で契約社員の人が辞めるということで、帰りにプレゼントを買う。冷え性な人だそうなので、ルピシアの「ぽかぽかセット」という柚子風味の紅茶と生姜の砂糖漬けのセット。
昨日結婚記念日だったのだが、夫婦してスルー。 10年目ともなるとこんなものだろう。 結婚したのがものすごく遠い昔のような気もする。
まぁ、なにはともあれ、全員無事で地上に生還したのは、良かったなぁ。 ついテレビを見てしまった。
2010年10月13日(水) |
エビガラスズメのこと |
気づいたらアサガオが丸坊主。 犯人捜しをしたら、10cm以上もある大きな茶色の芋虫が2匹。 このサイズだと終齢幼虫だろう。 調べたら、エビガラスズメというスズメガの仲間の幼虫らしい。幼虫の色は緑から茶色までいろいろヴァリエーションはあるらしいが、うちのは茶色にヘビ柄みたいなチェック模様。尻に角も生えていて妙に格好いいのであった。
夕方確認したら、いなくなっていた。鳥にでもやられたか。
mixiのCMで、仕事中と思われる女性たちがどう考えても私用と思われるお茶会の日程調整をしているのって、社会人としてどうなんですかね。 少なくともうちの会社ではSNSやBBSの類は会社パソコンからは閲覧できないし、インターネットの履歴とメールの内容は管理者ならチェックできる。それでおとがめを直接受けた人はまだいないらしいが、要注意人物としてチェックされている人間はいるらしい。
あ、IT業界と広告業界では、仕事中の私用メールやネットはOKなのか。
昨日の虫がわいた餅米は「何かに使う」らしく、ふるって虫を落としてまた袋詰めになっている・・・何に使うんだろう・・・旧宅の時みたいに冬場に雀でも集める気だろうか・・・
ここからちょっと愚痴。 義父母は年齢こそ60代後半なのだが、この1年見てきた感想で言うと、実際のもろもろの感覚はもうちょっと年齢が上で、+10歳、ひょっとしたら実家の祖父母と同じくらいな感じ。 60代後半の人と話をしていると思うともやもやすることも多いのだが、+10歳として80近い人と話をしていると思うとまだ納得する。 それでもなぁ、やっぱりついていかれない感覚もままあり、まーさんからは自分のやり方を通していってもいいよと言われてはいるものの、やはりそのまま直球勝負をすると角が立つわけで(特に台所周りは)。加減が難しいなぁと日々実感なのであります。 でも、ここで一言。 高血圧を自覚しているのに料理が塩辛いって、どういうことだ。 私が味付けした煮物やポテトサラダなど、夕食の時はそのままの味だが、翌朝残ったものが出ていると、まず確実に塩が足してある。それも漬け物みたいに塩辛いやつ。 嫁の料理は味が合わないっていうのは、我が家の場合、嫌みじゃなくて本当に合わないんだろうけど(苦笑)でもなぁ。 子どもの離乳食を考えると頭が痛い問題なわけです。
子どもを連れてちょっと実家に顔を出す。 家の中はやはりがらんとしている。 母が甥っ子と名前を呼び間違える。2番目以降の宿命なのだなぁ、親子2代同じ運命なのだなぁと思う。
夜、遅ればせながらお食い初め。 赤飯を炊こうとしたら、義父母が旧宅から持ってきた餅米に虫がびっしり!!!!! 3年前のだから、というが、3年前でも食べられるものは食べられるのだが・・・ あわててスーパーマーケットに餅米を買いに行ったら、ラスト1袋だった。危ない危ない。 祝ってもらっている本人は夕食の間中爆睡。まぁ、こんなもんだろう(笑)
雨。 気がつくと、庭のサンショウが丸坊主。 アゲハの幼虫が6匹ついている。 いや、この木の規模で6匹はキャパ超えだから!卵産むとき考えろよ、と思うが、果たして蝶に脳はあるのか。
昨日先生に確認したら連続でもいいということなので、今日ヒブの1回目。
で、新聞の夕刊に厚生労働省の部会がヒブと肺炎球菌と子宮頸ガンのワクチンを無償課するように報告書を提出した、という記事。 何でも補正予算の審議に間に合わせるために報告書を前倒ししたそうで、年度内無償化を目指すらしい。 ・・・無償化される頃にはもう打ち終わってるなぁ、とちょっとがっくりしつつも、それを待って打ち控えて感染したら元も子もないし、ただでさえ早く生まれてるんだし、子ども手当も出てるし、出産費用自体は黒字(出産一時金+高額療養費+生命保険)だったし、まぁしょうがないか、と思うことにした。
病院でフォローアップ検診とシナジス。 特に何も言われなかったので、一応何とか許容範囲内で成長しているのだと思う。 次の検診も年明けでいいらしい。 そのあとシナジスの注射。看護師さんの手際が良くてあっという間に終了。 NICUに顔を出そうかな、と思ったが、面会時間を過ぎていたので、やめて帰ってきた。
子どものいろいろもそうだけど、自分の検査の予約をしなきゃなぁと思い出す。
2010年10月06日(水) |
おめでとうございます |
理系はさっぱりでカメノコなんて見ると頭が痛くなる私だが、自分がこつこつやってきたことが世間に認められるというのは、やはり嬉しいものなんだろうな、と思う。
窓を開けていると外から金木犀の香りが漂ってくる。
午後、子どもと散歩。実際のところ、スリングに入れて散歩すると中で寝てしまうため、「子どもと散歩」というよりも「6kgのおもりを抱えてウォーキング(または筋トレ)」というのが正しいような気がする。 午後の公園は、私のような親子連れやジョギングする人、イヌの散歩をする人、ひなたぼっこしている年寄りなど、意外と人がいる。 1時間ほど歩いて帰宅。
国勢調査を郵送した。 今年の夏は行方不明のご長寿がたくさんいたりして戸籍がアテにならないことはよくわかったが、さて、国勢調査は正確なんだろうかというのもやや疑問なのである。
今回、義父母の分は義父に記入してもらったのだが、義母の誕生日は間違えているし、他にもマークをする場所を間違えていたりと、どうもいい加減なのである。 さっと見て明らかな間違い(義母の誕生日、マークの重複)は修正したのだが、どうも怪しいのが最終学歴で、他はともかくここを問いつめると波風が立ちそうなのでそのまま投函したのであった。 あとで感想を聞くと、「こんなもん適当でいいんだよ」とのたまうので、卒論で中国の統計に翻弄された身としては頭痛が・・・。
そもそも、マークシートやアンケート回答経験に乏しい人は理解できないと思うんだよね。同封された説明をきちんと読む人なら読んで理解できると思うのだが、義父は読まないでいきなり捨てるタイプだからなぁ。 加齢現象も含めて、今回明らかに理解できてなかったし、どうなんだろうなぁと思わなくはないんだけど、現在のところこれが最善の方式なんだろうなぁとは思う。回答者の誠意に期待するしかないのがやや弱いけど。
夕方、子供がぐずるので、散歩に連れて行く。
ふと気づくとどこからか漂う香り。 金木犀じゃないし、と思って周囲を見渡すと、すぐそこに銀木犀。 銀木犀の香りって、なんというか、金木犀とはちょっと違うんだなぁ。ちょっと華やかさに欠けるというか(笑)よく言えばすっきりした香り。
近所を一周していると秋のバラ。子供の顔に近づけたら思いっきり息を吸い込んでからウッと顔をしかめる。赤ん坊には香りがきつかったらしい。
まだサルスベリも咲いているけど、やはり季節は秋なんだな。
天気がいいので親子3人で散歩。 まーさんの目論見では日中表に連れ出して体力を使わせようということだったらしいが、スリングに入れると寝るので、結局充電にしかならないのであった。 散歩中に昼になったので近所のファミレスへ。最近は子どもだけでファミレスに入るらしい。食事の終わった小学生や高校生が座席でゲームやトランプ。 親にとっては一人500円与えて家から放り出せば勝手に食べてくるから気楽なのかもしれないが、本来は親が同席してマナーを教えるべきで、それがないのがどうなんかなぁ。 そのあと西松屋まで足を伸ばし、ちょこちょこと買い物。
どうも朝から子供がうろうろしている。最近はこんなに学校をさぼらせる親が多いのかそれともそれが足立クオリティ(爆)なのか、と思ったのだが、よく考えると今日は「都民の日」で都内の公立小中学校は休みなのであった。自分もそうだったはずなのだがすっかり忘れていた。都の施設は入場無料になるはずなので上野動物園あたりは結構な混雑だろうと思う。
三種混合の1回目。確認したところ、最初に入荷したのはやはり三種混合ワクチンだったようで、肺炎球菌ワクチンはまだ未入荷とのこと。 来週はシナジスとヒブだ。
喉の痛みは良くなったり悪くなったり一進一退だが、決定的な悪化はなさそう。生姜湯を飲んだりしている。
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