東京の片隅から
目次|きのう|あした
2010年07月31日(土) |
センサーがついている |
寝かしつけに苦労している。 NICUでしばらく過ごしていたからか、五月蠅いのと明るいのは平気なようで、逆にそうでないと眠れないらしい。 立って抱っこしたり揺すりながら寝かしつけ、そろそろ寝たと思って布団に寝かせると起きて泣いて怒る。「立って」「揺れて」いないとダメらしい。 毎晩攻防戦が2時間ほど繰り広げられている。まだまだ続きそうだなぁ・・・。
足立区で生きていれば111歳の人の遺体が見つかった事件、故人が厳しい人だったとか何とか言っているが、それ以前によほど家族仲が悪かったんだろうなぁと。 誰も通報しようと思わなかったのか。わからん。
電子レンジが壊れた。 朝は普通に使えたのに、昼前には使えなくなっていた。 20年以上前の温めだけの単機能製品で、まだまだ使えそうだっただけに、「きっと便利だからおばあちゃんが持っていってしまったんだ」と笑う。 新宿に出かける用事があったので、ヨドバシカメラに寄り、購入する。 当日に配送されるのは便利だなぁ・・・。
タワーレコードに寄り、CDを何枚か購入。ミニライヴの整理券をもらったが、ムリだろうと思いながらも、もらってしまう。
そうか今夜からフジなのか。
日々のルーチンを両親と私の3人で淡々とこなす。今週は月末で父の仕事が忙しく、それで気が紛れているようだ。
今回父は頑ななほど家族葬にこだわった。30年ほど前の祖父の葬儀の際、町内会やら親戚やらに引っかき回されたのがよほど嫌だったらしい。 まぁ確かに他人の葬式なのに席順でもめたり選挙が近いから一言喋りたがったりする外野は御免被りたいのも事実。 本当に悼んでくれる人ならいくらでも呼びたいのだけど、そうじゃない人も多いのだな。
祖母の使っていた介護用ベッドや医療器具などのリース品の引き取り。部屋がガランとする。
いなくなってしまった実感がまだない。
身支度を整えて、出棺。しばらく葬儀所に預かってもらうことになる。
まーさんに持ってきてもらった喪服を着てみるが、ギリギリである(苦笑)1週間ダイエットするか?
朝、祖母死去。 いつも通りうとうとしていて、母に起こされる。 あわてて身支度をして階下に降りる。 母が朝食の準備をしている5分くらいの間に亡くなったらしい。 まだ温かいのに、呼吸も脈も止まっている。 とりあえず往診してくれていた医師と、叔母たちと孫に連絡する。
午前中葬儀社と打ち合わせ。六曜と仕事の関係で葬儀日程は1週間後となり、少々の余裕が出来る。 いろいろな作業を手分けして進める。 葬儀関連は両親や叔母に任せ、孫は食事の支度など裏方作業。
一日バタバタ。
別冊文芸の萩尾望都特集を購入。母の誕生日だったのでついでにケーキを買って帰る。 外は暑いが、木陰に入ると意外なほど涼しい。
萩尾本はなかなか読み応えがある。他の漫画家からのコメントコーナーで何人もが神仏に例えていたのは笑ったが、あの風貌が確かにそう思わせるのも事実である。うちの会社にも同じところにほくろのある人がいるんだけど、なんか有り難いんだよなぁ(笑)
祖母の具合が急に悪化し、酸素吸入に入る。昨日はまだ普通に生活していたのに。
朝起きたら髪が爆発。ジェイムズくんみたいになってる。 まぁ、外出しないからいいんだけど。
とかいいつつ、買い物で近くのスーパーマーケットに出かける。 再開発で近所のスーパーマーケットが軒並み閉店してしまいなかなか不自由していたのだが、最近再開発なった億ションの1階にスーパーマーケットが開店したのだ。 上層階のお洒落な住人や近所のオフィス街のサラリーマンに混じって、突っかけサンダル寝癖頭スッピンの自分。 どうなのよ、と言われても、これがデフォルトだからなぁ。もともとビーチサンダルで紀伊国屋へ「基礎英語」を買いに行っていたから、別にどうってことない。 この億ションが建つ前はトイレ共同風呂なし木造アパートとかが並んでいたり、下手すると路地は舗装されていなかったりしたから、そのときの風景と今の風景とを並べると隔世の感があるが。
あまりに暑いので、髪を切った。 もともとかなり癖が強く、パーマも微妙に残っているので、切ったら爆発するだろうなぁと思いつつ、でも切らずにいられなかった。
とりあえず、乾燥時間が短縮できるのと、夜寝るときに髪を縛らなくていいのは、とても楽。 見た目はナンですが、そんなことを言っている場合じゃない。
自分に「とびひ」ができた。あまりにかゆく、かゆみ止めを買いに行く。 毎年できるものではあるが、とりあえず子どもにうつさないようにせねば。
子どもは毎日ご機嫌。近所のおばあちゃんたちにもニコニコ(または爆睡)。助かる。
さすがに暑い。1階に避難する。 なぜかというと、実家の中で、1階の祖母の部屋とその続き間にしかエアコンがないからである。 病人の横に夜中騒ぐかもしれない赤ん坊を寝かせるのは心苦しいのだが、さすがに限界。
まーさんが遊びに来る。 「この辺は歌を歌ったり口笛を吹いたりしながら歩く人が多いねぇ」と言われる。 ・・・ただヨッパライが多いだけです。
子どもの頃からそういう環境だったので気にもとめなかったのだが、実家は新宿から住宅街へ抜けるルート上にあるので、夜中でもおしゃべりしながら通る人、ご機嫌で歌を歌っている人、そんな人が家の前を通るのである。中にはドイツ歌曲を朗々と歌いながら(しかも上手い)通るおっちゃんもいて、家族であだ名を付けた人もいる。 まーさんの実家は普通の住宅街だから、あまりそういうのはないらしい。
叔母が「もやしもん」をくれる。なぜか4巻と5巻だけ。 袋がキッコーマンだったのは受けを狙ったわけではないらしい。
文学部の日常はマンガにならないが、理系の日常はマンガになるのだな。
梅雨も明けたし、夏本番だ。 プール開きのニュースが流れる。 今どきのプールは、ゴーグル使用可能なんだなぁと思う。自分が子どものころはプールでゴーグルをしていると監視員から注意されたもので、いい時代になったものだ。
実家に1週間。 毎回実家に来ると思うのだが、家中のすべての時計が微妙に時間が違っていて、正確な時計がない。 まぁ、早い分には問題ないのでいいのか。
何度にしまいっぱなしの柱時計が最近いきなり動いていたらしい。夜中に何度からカチカチと聞こえる針の音。・・・ホラーか?
両親も知らないうちに、姉が博士号をとっていたらしい。
まぁ、仕事に伴う結果だから敢えて言わなかったんだろうなぁ、と推測してみるが、姉の性格からして、結構どうでもよかったので言わなかったのかもしれない、と思わなくもない。
いま実家にいる。きのうの晩は迎え火を焚いて、今朝は坊さんが来た。坊さんは例年ならきのう来るのだが、今年はスケジュールの都合で今日になった。
実家でお盆といえば、何故か天ぷら。本当なら手伝わなければならないのだが、抱っこ星人4kgがいるのでなかなか手伝いもままならない。
婚家のお盆をどうしようかと毎年考えるのだが、いまだにお墓も仏壇もないので、まだうやむやになっている。いつかは思い切らないといけないんだけど、なぁ。
子どもの昼寝の合間にル=グウィンの「世界の合言葉は森」読了。 本当は本なんぞ読んでいる場合ではなく、自分も寝て体力をつけなければいけないんだけど、何故か眠れないんだよなぁ…
そういえば「ゲド戦記」の後半2作、まだ読んでいなかった。読みたいような読みたくないような。
タコ恐るべし。
天井が変わったからか、子どもがぐずり気味。なかなか寝ない。病院で過ごした日々が長いので、五月蠅いのと明るいのは平気なのだが、逆に言うと、部屋を暗くしてしまうと眠れない、らしい。
テレビは選挙番組ばかりでつまらないので、早く寝る。
実家でしばらく居候生活。
祖母にひ孫2号を見せるという目的もあってのことだったが、半年ぶりに合う祖母はずいぶんやつれている。自分の入院中に願が発覚していたのだが、想像以上の衰えだ。 ただ、介護職と言えど自分で食事を摂れ、立ってトイレにも行かれるので、まだ大丈夫なのか。 子どもと一緒に写真を撮ろうと考えていたのだが、先送りする。
夜、まとまって寝る。このペースが出来るとだいぶ楽になるだろう。
昼過ぎ、寝ているので義母に見てもらい、期日前投票をしに1時間ほど外出。誰に投票してもあまり変わらないような気がするが、棄権するのもどんなものか、と思う。 期日前投票の会場にはポツポツと、しかし思ったよりも多くの人が来ている。
預けている間、子どもはちょっとだけぐずったらしいが、頭をなでていたら大人しくなったとのこと。ちょっと安心。
一晩中、起きて泣き、おむつを買え、授乳し、寝たと思ったらまた起きて泣く、その繰り返しでふらふら。退院して何日かは大変だと聞いてはいたがこれほどとは。
昼前、風呂に入れた後から眠り始める。ちょうど親戚が遊びに来たのだが、3時間以上眠ったまま。これが夜なら眠れるのになあ・・・。
夜、またぐずぐずと2時間ほど。換気扇の前に抱いて立つとぴたりと泣きやむ。NICUは結構機材の音がうるさいので、機械音には慣れているらしい。
ペースが出来るまではこんなものか。
いろいろありましたが、子どもは本日退院しました。 無事、と胸を張って言えるかはまだわからないですが、とりあえず一つの区切りであり、今後は発達外来と眼科で見ていくそうです。
さーこれからが大変だ…
退院許可が出た。
窓を開けたままだったらしく、パソコン部屋(ヲタ部屋)の壁に小さな羽虫がたくさん。 普通につぶすと壁が汚れるしなぁ、としばし思案の結果、コロコロ(正式名称はなんて言うんだろう)でくっつける。 壁に押しつけずに転がして、虫を捕獲。要するに蠅取りリボンだな、と中学生の時の教会のサマーキャンプを思い出す。
庭の山椒の木にアゲハの幼虫が7匹住んでいることは他の人にはヒミツだ。
ブラジルに何があったのか。呆然とテレビの前で90分。
乳児湿疹の件でNICUの看護師さんに「母乳に移行する食物成分が影響したりしますかねぇ?」と聞いてみたら、「移行はするけど関係ないんじゃないかなぁ、全身に発疹が出ていたら考えるけど」とのこと。 彼女曰く、食べ物での成分変化はあるらしい。冷凍母乳でキムチの匂いがしたような気がして確認すると韓国系のお母さんだったことがあって、気のせいかもしれないけど、影響はなくもないだろうとのこと。 母親の摂取する食物の違いで母乳のカロリーが変わる、というのも以前どこかで目にしたような気がする、とのこと。
まぁ、血液が原料だから、血液検査の結果みたいなものなのか。
毎年このウェブ日記に書いている気もするが、今年も書いてしまおう。
今年ももう半分終わっちゃったんだなぁ。今年もあと半年しかないよ!
・・・しかし毎日暑い。ただでさえ刺激の少ない日々を送っているので、脳みそが溶けてしまったようだ。思考回路がまともに働かない。
|