東京の片隅から
目次|きのう|あした
まぁ去年に引き続きいろいろあった一年だった。 家を買ったり引っ越したり義父母と同居開始して自分の中でいろいろあったり。 とりあえず健康で笑って紅白を見ながら年を越せるのは結果オーライで良い年だったのかなと。
午前中に水天宮にお参りに行って来た。 戌の日だけど年末だからそれほど混雑もせず、待ち時間もほとんどなく参拝ができたので良かった。帰りに有楽町の無印でマタニティウェアを少し購入。様子を見ながら買い足すことにする。
年末の街は静かだ。車も人も少ない。穏やかな年の暮れ。
価格comで見つけた一番安い店に在庫を確認して、秋葉原にスピーカーを買いに行く。車は思ったよりも少ないのだが、表通りに車を置いて入った裏通りは人だらけ(byまーさん)だったらしい。そりゃあお正月前の貴重なお休みだし有明のイベント(笑)から流れてくる人もいるだろうし。 ほかに年末の買い物をいくつか。 帰宅してから煮豚を作る。煮しめと紅白なますは明日。
年賀状を出す。絵柄をなるべく大きくして、手書きコメントを書けるところをなるべく少なくした。今年は「引っ越しました」という一言が書けるので、作業が早い。 あっという間に書き終わり、郵便局に出しに行く。はがきがちょうど終わってしまったので、一応予備に10枚買い足す。
帰宅して、車を洗う。ケルヒャーの高圧洗浄機があるので洗うのは早いのだが、なぜか雑巾が見つからない。何でも捨てる性格の義母(これは何でも買ってきてため込む義父に原因があるのだが)がちょっと汚れたものは全部捨てたらしい。古いバスタオルを車用に下ろす。使い古しのバスタオルなので吸水性が良くてかえって良いかもしれない。
正月支度、何をするかを書き出してみんなで打ち合わせ。買うもの、作るもの、その他もろもろ。親世帯はもともと三が日仕事だったので、あまり難しいことはしていないらしく、簡単適当にやることにする。そのほうがお互い気が楽だ。 買い物係は義父に頼む。そのほうがもめない。
今年から仕事の早め切り上げ→会社内でのお疲れさま会(酒付き)がなくなったので、定時までみっちり仕事をする。 年賀状の印刷をし、ポストに投函。かつては500枚くらい印刷していたが、最近はその1割程度になったうえ、プリンタの性能も上がったので、大変楽である。以前宛名だけでも丸一日かけて印刷していたのが嘘のようだ。
私の仕事はサーバーを落とされたらおしまいなので、そのあとは掃除。思ったよりも時間があったので、キーボードを分解し、ちまちま掃除をする。
部長が同僚について爆弾(というほどでもないが)発言。うすうす感づいてはいたが、やはりそうかと思う。結婚自体はめでたいが、どっちが原因か知らないが一年間に離婚再婚は早くないかオイ。まぁ、うちの部では去年も同じような出来事があったので、流行かもしれない。個人的には賛成しかねる。
帰宅途中、普段よりも早い時間にヨッパライが多い。会社の中なり、外なりで飲んできたのだろう。いつもよりも街に開放感がある印象を受ける。
未だにイルミネーションを点けている家があって、それは個々人の自由だけど、せめてサンタクロースだけは外した方がいいんじゃないかと思った。東方三博士なら文句はないが。
ベランダに出しておいたハバネロが全部ヒヨドリに食われたらしい。放っておいた自分も悪いのだが、まさか食べられるとは思わなかった。 というか、辛くなかったのだろうか。以前カラスがベランダのプランターに豚コマを埋められたのでこっそりタバスコをたっぷり掛けたことがあり、そのときは反応があったのだが、ヒヨドリは辛さを感じる感覚がないのかもしれない。
ケーキ売り場の前を通ったら販売ラストスパートでものすごい呼び込みをやっていた。買おうかなぁとちょっと思ったのだが、この時期のケーキはやたら高いので、結局やめた。 帰りにコンビニでシュークリームかハーゲンダッツくらい買って帰れば良かったかな。
世間的にはクリスマスイブだが、前日の残り物の塩サバやら煮物やらが残っていて、食卓の上には全くクリスマスらしき気配がない。ケーキも買わなかった。たまにはこんなクリスマスも良かろうと開き直る。
忘年会の集金。会計はカードで払ってしまったので、みんなから会費を集めると、一瞬だけ金持ちになる。一瞬だけだが。
年賀状の印刷。原画をあれこれいじり回してややキテレツな色彩センスのものが完成。どうも去年から方向性が変わったような気が。 去年からプリンタをエプソンに変えたのだが(その前はキヤノン)、エプソンのほうが色出しが派手な感じ。去年の教訓を生かし抑え気味に作ったつもりだったが、予想以上に派手な仕上がりになった。まだまだか。 義父母用に無難なデザインのものも作る。そちらの親戚関係はすべて依頼。引っ越し前のご近所にも送ることにしたらしく、事前に訊いていた枚数ではがきが足りなくなる。買い足さねば。
表裏を印刷したところで時間切れ。一言はまた今度に。
会社の忘年会。居酒屋の手際が悪く、刺身の取り皿にわさびの洗い残しがあったりおしぼりが足りなかったりもろもろの不手際。まぁ忘年会シーズンまっただ中なのでしょうがないんだろうけど。 なぜか部長のテンションが高く、酒にめっぽう強い人なのに最後は千鳥足。記憶も途中からなかったらしい。 だらだらと4時間(2時間制という話だったのだが、最初にいろいろクレームをつけたので放置された模様・苦笑)続いた宴会にややグロッキー。 終電すれすれで帰宅。疲れた。
肌の乾燥がひどく、この前買ったボディショップのボディクリームを毎日塗っている。今回は塗ったときの触感でオリーブを買ったのだが、もっと「重い」シアのほうが良かったかもしれないというくらいの乾燥度。もともとひどい乾燥肌なのだが、妊娠して体質が変わったらしく全身がピリピリする。タートルネックの首を掻いてしまいあちこちみみず腫れ。なんだかなぁ。
ネコとアヒルがサンタクロースに扮するCMがある。 「・・・煙突から入ったらローストチキン・・・いやローストダック・・・」と呟いたら、隣で爆笑された。 クリスマスのごちそう・・・
夏に引っ越した元同僚の友人宅を訪問。元の家からわりと近い場所。 共働きなのでまだ片づいていない、と言う言葉どおり、ものがないのになかなかカオスな感じ。 ケーキと紅茶で何時間かおしゃべり。会社の人間関係で疑念に思っていたことがあったのだが、あぁやっぱりなぁと腑に落ちる種明かしをしてもらう。
夕方、谷中銀座に寄り、カニクリームコロッケを買って帰る。一昨日作ったコンビーフポテトコロッケと合わせて揚げ物だらけ。揚げ物は普通に食べられるのに、目玉焼きはまだ気持ち悪くて食えない。ヘンなの。
ショッピングモールであれこれ買い物をしていたら20時過ぎ。まーさんは忘年会。 まぁいいかと外食する。 味のはっきりしたパンチの効いたものを食べたくて、フードコートを物色。インドカレーとタイカレーと麻婆豆腐の間で悩み、結局麻婆豆腐を選択。 出てきた麻婆豆腐に何も考えずに花椒を振りかけたら店員さんと食べている人からの視線を感じる。何だ?と思いつつ食べ始めて理由がわかる。 辛いのである。ラー油の辛さと花椒の痺れが元々かなりはっきりしているところへさらに追加してしまったものだから辛い辛い。しかし旨い。 以前北京でローカルの言うところの「本場の四川料理が食べられる店」で麻婆豆腐を食べ、とんでもないことになったことがあったが、帰国して十数年、そのときの麻婆豆腐に一番近い味である。 食べているうちに顔から汗、目は潤み、体温上昇。 でもこれが完食できるほど辛いものに強くなったのだなぁと実感したのであった。
一般人も新型インフルエンザの予防接種が可能になったというニュースがあったが、まだ優先対象者である自分自身がいつ打てるかわからないんですが。
とりあえず申込書だけ書いたのだが、たぶん来年、良くて1月、へたすりゃ2月か3月か。 いっそ打たなくても何とかなるのではないかと思ってみたりするのだが、自分一人が倒れてうなるだけじゃすまないので、一応打っておくことにした。
午後、友人と待ち合わせて池袋西武で今日から始まった「萩尾望都」展へ行く。 人のことは言えないが、平日の午後なのに、一体皆さんの職業は何でしょうか、という人出。 夢枕獏から花(それも深紅のバラ)が来ているのはまだ予想通りだが、田中芳樹あたりからも来ているのは分かるような分からぬような。割と男性ファンの多い作家だが。 40年間の漫画家生活の軌跡を年代順に追っていくと、あ、この時点で画風が変わったんだな、というターニングポイントのようなものも垣間見られるのだが、意外と変わっていないのが「目」。初期のいかにも少女マンガな作品から今の骨っぽいごつごつした作風に変化しても、目の描き方は変わっていないのだなぁと再発見。 カラーだけでなくモノクロの原稿も飾ってあるのだが、学生時代にどこかで読んで漫研で実感していた「上手い人は修正(ホワイト)が少ない」というのは本当にそうだなぁと感心。 最近あまり書いていない方面、「銀の三角」とか「マージナル」とか、やっぱりそういうずるずる衣装系(笑)ファンタジーのほうが好きだなぁ、また描かないかなぁと思うのであった。
流れ星を見ようとする日に限って、曇りだ。
窓の外をチャルメラの音が通り過ぎていく。
12月になると赤い服を着た人が増えるような気がする、とホームで電車を待ちながらまーさんは言う。暗い色のコートとのコントラストで赤いマフラーが映えるから、クリスマスが近いから、ボルドー寄りの赤は秋冬ものに多いから、いろいろな理由があるのだろう。
12月になると、香水のきつい人が増えるような気がする、と私は思う。シャンプーの匂いなのかもしれないし、最近流行の何とかいう男性用フレグランスかもしれない。単に妊娠して匂いに敏感になっているのかもしれない。 でも朝の混んだ電車の中で鼻というよりも喉の奥に来る香水の匂いはどうにも勘弁してほしいなぁと思うのであった。何だか喉がイガイガして、ご飯がまずくなるんだよね。
2009年12月13日(日) |
本棚を見ると人となりが(後略) |
懸案だった書斎という名のカオスを片づける。引っ越してから空けていない段ボールとかにはどうでもいいものが入っていた。しまうべきところに分類して収納する。 本の書店カバーを外して作者別に並べる。 まーさんのものは駅前の小さな書店で通勤時間潰し用に買ったものなので、トム・クランシーとか椎名誠とかが多い。小さな書店にも入荷するような流行りものか、肩が凝らずに読めるものの2極か。 私のものは父が買った島崎藤村からレポート用の「悪魔の飽食」(苦笑)、川上弘美に宮沢賢治と雑多。これでもずいぶん処分した。新井素子とかもっと取っておけば良かったかな。でも実家にはまだ本があるはず。妹に貸した新訳「カラマーゾフ」がまだ帰ってきてない。思ったよりも純文学が少ないのは、実家では親戚からもらったハードカバーで読んでいたせいだ。 なぜか妹尾河童の「覗いた○○」シリーズと開高健が夫婦でダブっている。 そのほかに萩尾望都全集や音楽雑誌、永野護なども並ぶ本棚。 この本棚を見て、持ち主の人となりを当ててください、と言われたら、どういう風に見えるのかなぁ。
ダウニーという洗剤がある。あまり香料が強いものが得意ではないので、売り場の前を通るだけでくらくらするのだが、いろいろなバリエーションがあるらしい。 今日見たのは「メキシコダウニー」なるもの。 普通のダウニーは子どもの顔やらお花畑やらわりとありがちなイラストなのだが、メキシコダウニーはセクシー系のお姉ちゃんがにっこりしている。 たぶん一生買うことはないと思うが、どこがどう違うのかはとても気になる。
ウェンディーズが年内で全店閉鎖らしい。 なぜかわりと縁のあるチェーンで、銀座新宿南口目黒渋谷と結構行った気が。他のチェーンに比べて店が広く空いているから(爆)かもしれない。 ビーフパテなんだけどソースがちょっと凝った感じとか、チーズがチーズくさいのとか、味付けがちょっとくどいところとか、そういうところはわりと好きだったかもしれない。
ダンキンドーナツを思い出してしまった。
3日連続晩御飯はカレー。たぶん明日も。作り過ぎた。
風邪の初期症状か、鼻がぐずぐず。とりあえず熱などはなさそうで、このままナントカ押さえ込めればと思う。喉がちょっと荒れている感じ。
気づくと町中のマスクマンが減少中。世間ではピークを過ぎたと判断しているのか。それともみんなマスクをするのに飽きたのか。
スキー場のオープン情報で、「スノーマットでの営業となります」って、雪ゼロってことか。でも準備しちゃったしオープンしないとお金も回らないし。 厳しいなぁ。
今年最後(たぶん)のライヴ。 新曲は、あぁあの時の気持ちを歌ったんだろうなぁと思われ(笑)非常に「らしい」というか。 いや、2位ならまだいいじゃないですか、こっちは2桁順位が定位置ですから。とほほ。
久しぶりの新宿は新しい店が出来ていたり以前あった店がなくなっていたり、ちょっと来ない間にずいぶん変わったようだった。平日なのになぜ人がこんなにたくさんいるのかはいつものとおり。ただ、街はちょっと静かというか不景気な感じ。
久しぶりにカレーを作ったら、激辛になった。ガラムマサラの入れすぎが敗因か。
12月に入ってから足というか腰が痛い。 最初はただの腰痛だと思っていたのだが、どうもそういうものでもないらしく、表面ではなく内部のほうが痛い。 歩くときの衝撃がかなり響いてぎくしゃくしているのだが、無理してしばらく動かすと、よくなってくる感じ。学生時代によくあった肋間神経痛に似ているような気も。 あれこれ調べた感じではやはりナントカ神経痛というものであるらしく、妊娠中に出る人がいること、湿布を貼るなどの対症療法しかないことなどはわかった。 とりあえず、このまま様子を見て、あまりひどいならば、次回の検診で相談することにする。 とかいって、検診当日になると「ほかに気になることはありかすか?」「・・・特にはありません」で終わっちゃうんだけど(苦笑)
ちょっとした選択をする機会があって、例えるなら「ちゃんとしていない1番」か「ちゃんとした2番」のどちらを選ぶか、といった類のもの。 私はオールドタイプなので「ちゃんとした2番」のほうを選択したのだが、本当にそれでよかったのかは、よくわからない。
帰宅したときに犬が必要以上に大歓迎してくれた日は、昼間義父母がけんか(と言うほどでもないが言い争い)した日らしい。
学研の「学習」と「科学」が休刊。これで育ったので、大層寂しい。 きょうだい3人6年間両方取ったので、家計には大変だったと思うが、理系でさんさんたる成績を取りながらも案外嫌いでなかったりするのは、これのおかげかもしれない。 アリの飼育セットとかシーモンキーとか懐かしいなぁ。あれって毎年ちょっとずつマイナーチェンジされてるんだよね。
馬鹿息子に毎月1500万渡すくらいなら、そのお金で基金を作って、優秀な若者に奨学金でも出した方が、よっぽど日本のためになるし、枠をアジアに広げればそれこそ「友愛」を体現したと思うのだが。 「金を残すのは下、事業を残すのは中、人を残すのが上」と言ったのは誰だったか。
最近駅などでけんかをしていて、駅員が仲裁に入っている姿をよく見る。 別に酔っぱらい同士というわけではなく、むしろ朝だったりする。 通りすがりにもめている内容を聞く限り、肩がぶつかったの傘が当たったのという大層くだらない話なのだが、本人には一大事なのだろう。 実際に怪我をしたかどうかではなく、「オレをないがしろにするなんてけしからん、オレはもっと価値のある人間だ」という過剰な自己肯定から来ている気がする。むしろ、そういう風に過剰防衛しなければ躓いてしまいそうな、心の弱い人なのかもしれない。 所詮我々は替えのきくパーツの1つに過ぎないのだよ、と心の中でつぶやいてみる。
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