東京の片隅から
目次|きのう|あした
今年の春はとうとう豆御飯を炊くタイミングを逃したなぁ、と気づいてしまい、ちょっとがっくり。好きなんですよ青エンドウのたくさん入った豆御飯。ちりめんじゃこなんて入っていたら最高なんですが。
なんとか声が出るようになったので、今日は出勤。といっても急ぎの仕事もないのだが。 喉は一日なんとかなったが、夕方になってくると咳が出る。電車の中でもひゅうひゅうと喉が鳴る。
餃子を作ろうと思って、うっかり鶏の挽き肉を買ってしまった。せっかくだから、と作ってみたものの、どうにも「面白くない代物」が完成。水餃子だったらまた違った感じで良かったのかもしれないが、焼き餃子で鶏肉、とはどうにもこうにも。
朝起きたら声が出なかったので会社を休む。何日か前から調子が悪かったのだが、ここ何日かの寒暖差が決定的だったらしい。 咳止めを飲んで眠る。朝昼と飲んだら咳が止まってきたのはいいのだが、めまいで起きられなくなった。市販の薬でも医者で処方される薬でも耳鼻科系の薬は私には副作用が強い。 朦朧とした頭で色々くだらないことを考えつつ、結局20時間くらい寝ていた。
時々流れるニュースを見てやっぱり思うのは、「自殺は逃避だ、結局何の解決にもならない」ということだ。 不遜な考えかもしれない。だが、どんなことがあっても、生きなければいけない、と私は思っている。 死への誘惑がないわけではない。学生時代は生きているのか死んでいるのかわからないほど精神が参っていたし(だから痛みというリアルな感覚を求めて武道なぞやっていたのだ)今でも時々波が来る。でも、こちらに踏みとどまらなければならないことを私は知っている。 自殺はいけないと思うのは、ミッションスクールで10年を過ごした影響も大きいと思う。洗礼こそ受けなかったが、10代のほとんどをキリスト教の価値観の中にどっぷり浸かって過ごしたことにより意識無意識のうちに脳裏に刷り込まれているだろう。 でも、結局、生活はリセットしてもいいけど人生はリセットしちゃいかん、ということなんだな。
まーさんはジムニーの助手席を取り外し、電動自転車を突っ込んで部品の交換に出かけた。 その間に私は洗濯と掃除。布団も干す。 インターネットであれこれ調べて、ライヴ記録に使えそうなブログを借りてみる。とりあえず全部アップしてからリンクをつなげるつもり。
深爪をしすぎて指先がじんじんする。
2007年05月26日(土) |
めっきりアニメづいております |
天気がいいので掃除と洗濯。まーさんはベランダにキャンプ用の机と椅子とパソコンを持ち出して優雅に持ち帰り残業。私は宿題をやる。
NHK教育の「電脳コイル」というアニメを見た。「コイル」という言葉に反応してしまった自分が相当莫迦(爆)。ゴーグル型の端末とか結界が神社(鳥居の落書きでも可)とか、設定が面白い。これはアニメでなければ描けない世界だなぁ。全体的に淡い彩色とかも不思議な感じ。
テレビを見ていて「ドラキュラの主人公はルーマニアの英雄である」という選択肢に対して「あぁ、ヴラド・ツェペシュね」と普通に返答したら「頭の中はいったいどうなっているんだ・・・」と突っ込まれた。そういう余計な知識をいつ入れたのか、ということらしいが、そんなことがわかったらもうちょっと学校の勉強もまともに出来たはずだ。私が知りたい・・・。成績に関係のないことはどんどん蓄積されるんだよなぁ。
会社帰りに渋谷までライヴ。昨日電車がベビーカーを挟む事故があったためか、異様に扉の開け閉めが慎重。っていうか、山手線にはホームドアが絶対必要だろう。 ライヴハウス?はラブホ街の一角にある渋谷B.Y.G.というロック喫茶が会場で、神保町さぼうるとかそういう匂いのする建物である。場所がイマイチわかりにくい。というかこんなところに土地勘がある方がまずいだろう、という感じ(笑)。まぁ新宿ロフトに行くと思えば同じレベルか。
岡本定義(COIL)のソロは何度か見ているが、今回は立ってアコギ1本で歌うという今までにない?スタイル。何しろ本人の緊張が大変(笑)。 ソロアルバムのレコーディングをしたせいか、前回COILのライヴと同様声は安定していい感じ。アコギ1本だからかギターの音も良く聞こえ、思った以上にギターが上手いなぁ(失礼だろお前!)と再発見。2部構成で、前半は人に提供した曲、後半は「0,10」の曲をメインに全18曲。「追放と楽園」がアコギで聴けたのは思わぬ収穫。いいライヴだった。
先週末に先方に送った重要書類がまだ届いていない、と海外出張中の部長のところへメールが。再確認の指示が来た。とりあえず自分のところを確認。確かに投函依頼をしたが、郵便ポストに投函した人が今日は休み。出勤したら確認して連絡する旨先方に伝える。 10分後、一件落着。 うちの部署は部署ごと移動になった際に封筒を自前で作ったのだが(うちの総務は何もしない、引っ越しの手配すら)その封筒の色が会社全体で使っている封筒と別の色だったために、先方は郵便が届いていないと思いこんでいたらしい。 やっぱりな。
2007年05月23日(水) |
上着がいらない季節になってきました |
駅の階段で私の前を上っていたサラリーマンの後ろのベルト通しにクリーニング店のタグがついたままになっていたのだが、あれは指摘した方が良かったのだろうか。
普通着る前にチェックしないか?とまーさんに聞いたら「しない」と返された。責任重大だ。
そのネーミングはどうなんだろうと思いつつも、それよりも気になるのは、もうすぐ中間試験なんだからインタビューとか表敬訪問とかは後にしてやれよ、ってことだ。
どういうきっかけだったか忘れたが、テレビを見ながらまーさんが「会社に私服で来る派遣さんとか(うちの会社は制服があるが、事務部門の派遣社員は私服である)良く毎日毎日違う服で来るよね」と言った。
・・・いや、普通の人は毎日違う服で出勤すると思います。君の目の前にいる人が毎日同じ服でも気にしないだけです。(少なくとも先週1週間は同じチノパンだった)
とはちょっと言いづらかった。
朝から三浦半島・佐島で釣り。7時半到着。湾内は凪いでいるが、午後からうねりと風が出るだろう、とのこと。 肩凝りのせいか、下を見て餌をつけているせいか、ボートの上で朝食を取ったせいか、胃の調子がおかしい。10時まではコンスタントに釣れるが、その後私はすっかりボウズ。まーさんはコンスタントに釣る。 予想通り昼前にうねりが出てきて、12時前に陸に上がる。キス14匹、メゴチ2匹、ヒイラギ3匹、トラギス4匹、ベラ(20cm)1匹。まあまあか。 思ったよりも疲れていたらしく、陸に上がってから吐く。
昼は漁港の近くで地魚丼。ちょうどシラスの季節で、生シラスが乗っている。普段食べている茹でたものとは違った食感だが、骨がコソコソする感じがするのと、やや生臭みがあるのとで、私は茹でたものの方が美味しいと思う。
帰りに大黒PAでETCをつけて帰ってきた。
電動自転車がリコールの対象となり、部品が届いたらしく、自転車屋に行って来た。まーさんが高校生のころからお世話になっている店だ。店主曰く、「部品を持っていって自分でつければ?」(まーさんは自転車の組み立てが出来る)とのことで、見に行ったのだが、工具が手元になく、結局来週あたり自転車を持ち込んで店で交換させてもらうことになりそう。 そうこうしているうちにものすごい夕立ち。真夏のような雨だ。視界が真っ白になる。雨が止むまで走り、上がってから車を洗ってワックスを掛けてきた。
拳銃を持って立て籠もっている時点で、人質がいなければ、犯人の無事なんて考えなくてもいいんじゃないだろうか。 催涙弾でも打ち込んでちゃっちゃと捕まえてしまえばいいのではないか、という考えが頭をよぎる。もちろん、かなり乱暴な話であることは承知している。が、それ以上に、反社会的な者に対してそこまで気を遣わなくてはいけないのかというギモンも頭をよぎるのだ。
何はともあれ、コユキ(日ハム田中幸雄)おめでとう! 今はコユキがなぜコユキなのか知っている人も少ないんだろうなぁ、と思うと感無量であります。
ちょっと精神的に煮詰まっている。なんというか精神的に八方塞がり。いつもの軽い鬱状態。どこかのねじがメンテナンス不良で緩んだりして、それが原因でちょっとずつ歯車がずれていて、うまくいえないんだけどぎくしゃくしている。こういうときに仕事でも忙しければ気が紛れるのだが、あいにくとこんなんで給料もらっていいのかと思うくらいものすごく暇。
カロリーメイトの新作、ポテト味が気になる。が、手を出す勇気はまだない。
このごろ高校時代に聴いていた曲が無性に聴きたくて、その原因は車に入っているブルーハーツベストだと思われるのだが(笑)、昔のCDを引っ張り出して聴いてみたりしている。「銀河鉄道の夜(あの猫のアニメですよ)」のサントラを聴いてやっぱり細野晴臣は素晴らしい、とか、遊佐未森を聴いて懐かしさに浸ったり。萩尾望都「マージナル」のサウンドトラックも発掘して、これもやっぱり細野晴臣だった。遊佐未森も一時期細野と組んだユニットをやったし、高校時代は細野晴臣どっぷりだったということか。大丈夫か自分。でもYMOは知らないんだよね。「ライディーン」を知らないといったら飲みの席で大恐慌を引き起こしたっけ。
この前グールドとフォーレを買ってきて聴いていたと思ったら、今度はヘンデル「メサイヤ」が無性に聴きたくなり、でも買いに行く時間はないので通勤時間の脳内でエンドレスハレルヤ。手は指揮者の真似で2拍子をつい取ってしまい、ただの怪しい人と化している。大丈夫か自分。
2年経ったことに朝になって気づく。ずいぶん前のような、そうでもないような。こうして忘れていってしまうのか。
まーさんは朝から釣り。
昼から、OZONEの展示を見に行く。布の展示。インドの手仕事で、木綿やカシミアの布などに細かい刺繍が施されている。手仕事の見事さに目を見張るが、これだけ細かい手仕事が商品として成立するのは、人件費が安く、手のかかった製品を購入する富裕層がいるからだとも思う。昔の日本の製品、蒔絵や刺繍などを見ても、こういう手の込んだ仕事は作る側と買う側に所得の差が程度ないと成立しないのではないだろうか。ただ素晴らしいと諸手をあげて歓迎出来ない、複雑な感情。
髪を切る。半年ぶりの美容院。私の前には1年ぶりの人が来たらしい。きっと今日はそういう日なのよ、と美容師さんは笑う。 冬の間に伸びた髪を切り、トリートメント。10cm近く切り、かなりさっぱりする。頭が軽い。
まーさんの釣果は、カレイ25cm×2・10cm×2、キス約40匹、イイダコ4匹。カレイ小は煮付け、カレイ中は刺身、キスは刺身と塩焼きと天ぷら、イイダコは朝食のパスタ用。カレイとキスの刺身は半分昆布締め。残りのキスは背開きにして冷凍庫。
なんだかんだいって、今週は運のいい週だったのだと気づく。 いい買い物も出来たし、中国語教室ではきちんと答えられたし、思いがけない拾いものもあった。 来週も続けばいいと思う。
結婚指輪を修理に出した。指が太くなって嵌めたら抜けなくなったからである(爆)。もともと抜けると困ると思い、一つ小さいサイズにしたのだが、指輪なんてそうそう抜けるものではなく、最初から大きいサイズにしておけば良かったとちょっと後悔。 修理には暫くかかるらしく、何もつけていない指はすかすかして何か心許ない。適当に昔買ったシルバーのリングでもつけておくか(笑)。
帰りにメーカーズシャツ鎌倉でフレンチスリーブのシャツを購入。あまり他では見ない生地。
中央線に久しぶりに乗る。四谷のトンネルを抜けてから飯田橋までの外堀沿いの景色が好きで、もう日も落ちていたから良く見えないのだが、暗い水面に街のネオンが映ってさざ波が揺れる、そういうのもまたいい。隣に座った夫婦連れの妻の方がデパートの店員の応対についてひたすら文句を言っていたのには閉口したが。そういう不満を語る妻の顔はあまり品のいい顔ではなかった。聞き流していた夫がえらく大人に見えたのはいうまでもない。
本を買ったのだが、家に帰ったら既に持っていたことが発覚。気付けよ・・・。買う前に確認すれば良かった。がっくり。
2007年05月08日(火) |
痛いのが嫌いな人は読まない方がよいかもしれません |
3日にすっぱり削った指の傷がようやくふさがってきた。指を切る経験は多々あれど、小指の腹をスライサーで削った経験は初めてだった。皮がかなり深く削れていて、出血は当日に止まったが、それでも絆創膏との接触で血がにじむことがあり、やっと絆創膏が外れたのが今日。 案外かかったような気もするし、怪我の程度からすると意外と早かった気もする。 その間、小指を使わないようにして生活していたのだが、小指を使わないと言うことは薬指の自由度も大幅に落ちることになるし、ましてや右手だ。何となく生活が不便だった。一番不便だったのは米を研ぐときというのは平和というか何というか。
暫く注意深くなりそう。
仕事に本腰が入らない休み明け。ユルい。
どうやら今年から生ニンニクが体に合わなくなったらしい。鰹の刺身の薬味で下ろしたのだが、夜中胃に激痛。ミンティアでごまかしつつ、うなりながら寝る。加熱すれば大丈夫なようだ。
ヘンな夢を見た。
雨のゴールデンウィーク最終日。晴れ、特に晴天時にはなぜか鬱々とした気分になる私のこと、こんな日は調子がよいのである。どこまでもひねくれ者。せっかくの雨、雪なら最高、台風でもOK、そんな日には出かけるに限る。 銀座のABCマートで靴を下見し、そのあと上野へ回り、通勤用のチノパンを買う。ローライズでなくてスキニーでもないパンツ、というのは選択肢が非常に少なく、でもとりあえず良さげなものを購入。 吉池を覗き、金目鯛に心惹かれるも、買い物がバッティングしそうだったので手ぶらで帰宅。でも買っておけば良かった。
夜、酔いながら中国語教室の予習。当然ながら全然頭に入らない。NHKで中国シリーズをやっていたので見る。老人ホームの話。年金制度もしっかりしていないし、施設に入らざるを得ない人はこれからもっと増えるだろう。その社会保障費をどこで捻出するのか。このシリーズ、毎回面白い。
「こどもの日なのにいたましい事件が起きました」というニュースキャスターの決まり文句に違和感を覚えた日。 確かに誰がどこからどう見ても「いたましい」という言葉しかない。 でも、それはいつ起きても同じことだ。 正月でも、夏休みでも、もちろんただの平日でも。 「こどもの日」「だから」「いたましい」のではなく、そうでなく、普通に言えないものか。せめて「楽しい休日に」とか。(休日が楽しいかどうかは置いといて)
彼女の死をみんなが寄ってたかって切り売りしているような気がして、ちょっと嫌な気分になった。
2007年05月04日(金) |
こころを休ませること |
一日鬱状態。昼まで布団でごろごろ。 ベランダから檸檬の花の匂いが香る。花盛りだ。 小川洋子「ブラフマンの埋葬」梨木香歩「家守奇譚」読了。グールドの「ゴルドベルグ変奏曲」をステレオでかける。もっと大音響で聴きたいのだが、それは現状では無理。私を魅了してやまない音楽や小説や映画は、どこか死の匂いがする。それは現実逃避傾向のある私には、甘い誘惑だ。耽溺してしまえばその間だけでも現実を忘れられる。
夕方、スーパーに買い物に出かける。ピーマンの肉詰め、空豆。空豆は莢ごと魚焼き網で焼いたのと普通に莢から出して茹でたのと、二通り作る。食べるのに楽なのは後者。アクが残って面白い味になるのが前者。 怪我している右手をかばって、左手だけで挽き肉をまとめるのが難しかった。そもそもそういうときに作ってはいけない。
クリーニングに出したコートが行方不明。もし発見されるとしたら秋だろう。金銭補償という話になったときのために、値段を調べるが、いかんせん6年以上前のことで、タグもとっておいていないし、そもそも買ったのは社販の会場。ただ、なんとなくわかったのは、定価だと相当に高い、らしい。そうだったのか。
呼び出されたので実家に顔を出す。昼過ぎに行ったのだが、どうやらみんなで食事会だったらしい。姉夫婦も顔を出していて、出産が9月とのこと。お祝い事のせいか、家族みんなのテンションが高い。つきあって話すものの、実家を出るとともに精神的な疲労がどっと来る。
夕食の準備で、スライサーで指の腹を切る。気分を切り替えたつもりだったが、ぼんやりしていたらしい。結構傷が深く、夕食後貧血で倒れた。明日釣りに行く予定だったが、中止。準備していたまーさんに申し訳ない。
京セラのスライサーはセラミック製で錆びる心配はないのだが、切れすぎる。危険だ。
会社。こんな連休の谷間、現場は半分くらい休みなのだが、なぜカウチの部署は全員出勤。なぜだ(笑)。電話がないので仕事はさくさく進む。
薬を買う必要があって、会社帰りに薬局に寄る。普段よく使っている薬局チェーンの別の支店だったのだが、なぜか置いている薬が微妙に違う。確かにあまり売れ筋の製品ではないのだが、店の広さもほぼ同じ、客層もほぼ同じような店同士で、置いている商品が若干違うというのは、客の取り合いにならないように配慮しているのか。真相はわからないが、やや使い勝手が悪かったのは事実。
今日は会社の創立記念日で休み。平日で天気もいいのだが特に用事もなく、いつものようにだらだら。映画でも見に行けば良かったか? スニーカーを探しに出かけるも、プーマもアディダスもホーキンスも私の足形(幅広甲高小足)には合わず、結局いつものニューバランスになりそうなのだが、色が気に入らず、保留。
魚屋は平日だからまぁまぁの品揃え。初鰹。
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