東京の片隅から
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もう今年も半分終わってしまった。 今日付けで女子社員が一人退職した。 休職して海外に語学留学し、帰国したときには名字が変わり(国際結婚)、1箇月出勤してすぐに産休〜育休。復帰して半年でこんどは夫の国で暮らすために渡航とのこと。 本来留学したければ退職して留学するのが当たり前だった会社の制度を休職ですむように変更してまで留学したとき、なんか割り切れない感じはあったのだが(これまでにそれが理由で退職した人はいるからね)、英語の苦手な人が多いうちの会社に今後の良いモデルケースになれば、と思ってみんな送り出した。だから、結婚自体は別にいいんだけど、コントロールできる出産についてはもうちょっと後にして欲しかったなぁというのがそもそもの正直な感想だった。 渡航理由にしても、パートナーが結局日本になじめず仕事が見つからなかったと言うことらしい。確かに日本で日本語の話せない外国人が仕事を探すのは難しいと思う。ましてや外見が「いかにも」な欧米系でなければ、余計不利だろう。 だけどなぁ、だったら何で「休職」だったんだ、とか、その間会社が負担した社会保険料とか年金とかどうなるんだよ、と思う。今後この休職留学制度は使えないだろう。そういう影響も考えて欲しかったなぁと思う。残念だ。
今年流行っているらしき(キャミソールまたはTシャツ)+(ローライズジーンズ)+(ニット素材の丈の短いボレロ)の組み合わせは、「もっとも胴が長く見える組み合わせ」だと思うのだが、本人たちは気づかないのだろうか。それとも気づいていても流行に乗り遅れないために来ているのだろうか。あれを着てかっこよく見える人は、とても少ない。
「セカチュー」や「電車男」以来よく見られる「映画と連続ドラマが同時期または連続して制作される」のって、単に制作サイドの企画能力がないだけなんじゃないだろうか。しかも出る役者はだいたい同じ。 これって2時間サスペンスドラマの「最初の15分を見れば犯人とストーリー展開がわかる」のと同じなのか。連続ドラマでも「水戸黄門」化が進んでいるのか。
福島県で開催予定だった音楽イベントが、チケットの売れ行き不振で中止が決まったそうだ。 このところ音楽イベントバブルが続いていて、いつかどこかで中止になるだろうと思っていたのだが、ぼちぼち出てきたというところか。 結局、イベントそのものの宣伝力と出演者の実動員力がすべてだから、報道されたメンツ(鈴木雅之&鈴木聖美(featuring桑野信義・佐藤善雄)・Skoop on Somebody・アンダーグラフ・JAYWALK・DA PUMP・D-51・hiro)では確かに弱い。これが90年代はじめだったらそこそこなんとかなったかもしれない。もともとファンだった層が現在子育て中で動員が弱く、本人にもこのところ大ヒットもなく、場所もイマイチ不便、しかも野外となったら厳しいだろう。富士急ハイランドだったら何とかなったかも、という気はするが。個人的には、このイベントは救世主としてゴスペラーズを呼ぶべきだったのではないかと思う。タイプではSOSとかぶるのだが、この前ゴスペラッツもやっていたし、ゴスペラーズファンの行動力は結構すごい。ただしゴスしか見ないが(笑)。 しかし損失5000万円か・・・。まぁ機材レンタルのキャンセル料もあるし、出演者に一銭も払わない、というわけにもいかないし、損失0とはいかないんだろうけど、高くついたなぁ。
6月末で辞める人に送る色紙が回ってきた。 こういうの困るんだよなぁ。あまり親しくない人だったし、事業所も違うからここ何年も会っていない。しかも辞め方が(私にとっては)ちょっとずるいなぁ、と思えるようなものだったりする。結局適当なことを書いてお茶を濁す。 うちの会社はもともと正社員・派遣社員含めて女性が非常に少なかった。しかも私が入社するくらいまではほとんどが高卒。だからなのか、どうしても高校生気分が抜け切れていないような処があって、少々幼いと感じることがある。同僚は友達とイコールだと思っていたり、女性同士で集団行動をするのを好んだり。一時期は昼休みに誕生日会をするほどだった。一番その傾向が強かった(というかそういうのが大好き)人が退職したので昔ほどではないのだが、それでも退職する人に花と寄せ書きを渡す慣例は続いている。最終日に挨拶と辞令受け取りに来た後どこかに出かける用事があるかもしれないし、みんなが円満に退職していくわけではないので、花はともかく(消えるしね)色紙ははっきり言って迷惑だと思うのだが、誰も辞めようと言い出さないので続いている。 今度いっちょ悪者になるかなぁ。今のまとめ役は同期だから飲み会でもあれば言いやすいんだけど。
そういえばうちの部長がワールドカップ日本×ブラジル戦を見て「何でこんなにレベルが違うんだ」とぼやいていたが、そりゃあ石畳の上で常にボール(じゃない時もあるけど)を蹴ってミニゲーム、上にのし上がるには男ならサッカー女なら女優しかない、という世界でサッカーするのと、お稽古ごとの一つで習うのとでは全然モチベーションが違うだろう。納得できずに暫く愚痴っているので、相撲で外国人力士が強いのと同じですよ、と言ったらやっと納得したみたい。
久しぶりに日が差したので布団を干して、洗濯機を3回回す。それでもまだタオルケットやシーツなどは洗いきれない。 レンジ周りと風呂場の掃除も手分けしてやる。風呂場がすっかりカビっぽい。レンジ周りはまーさんが「A型の血が騒ぐ」と言って(O型のくせに・・・)徹底的に掃除を始めたのですっかりまかせる。 そんなこんなで一日は終わってしまった。
あと、先週漬けた梅に赤ジソを投入した。あとは7月の3連休まで黴びないように置いておくだけ。梅酢は上がっているし赤ジソで空気を遮断したし塩は10%以上で漬けてあるし大丈夫だと思うけど。
やっとこさ一週間終了。 今週ずっと留守だったツバメの巣にツバメが戻ってきた。第2ヒート?
朝4時起きしてサッカーを見る。予想通りというかなんというか。3点は絶対取られるだろうと思っていたのだが、根本的な意識の差を見せられる。ボールが足下に吸い寄せられるその技術力の差、パス回しのリズム感の差、空間の使い方のイマジネーションの差、日本が個性を確立できるのはいつになるやら。
奈良の事件といい、山口の事件といい、事件そのものは許されないことだけど、親(特に同性の親)が子供とちゃんと向き合ってこなかったんじゃないか、という気がする。ちゃんと向かい合うことを避けてきたというか逃げてきたというか。 親の背中を見せていれば子供がちゃんと育つというのは、親ががんばる=収入が増える=みんなが幸せ、という図式が成立していた高度成長期までの話で、そもそも農業や商業で親の背中が見えていたから放っておいても大丈夫だったんじゃないか?勤め人じゃ背中すら見えない。 親子だって所詮他人なんだから、と考えるのはドライすぎるのだろうか。
新しいファンデーションが欲しいなぁと思い、デパートの化粧品売り場をちょっと覗いてみたのだが、結局よくわからず帰宅。 今使っているのはオリジンズのリキッドで、多分2〜3年くらい前に買ったもの。やっと終わりが見えてきたし、冬に買ったので保湿力が高い。夏にはべたつくのである。 ただ、リキッドで軽いつけ心地のものは少ない。かなりの汗かきなのでウォータープルーフも捨てがたいのだが、密着度合いが強いと肌に負担がかかって厳しい。 塗らなくてすむのが一番楽なのだが(笑)ただでさえ会社に行く格好が夏場はバンドTシャツ+ユニクロのクロップドパンツ+半袖シャツを羽織る+ビルケンサンダルという「夏休みチック」な格好であることを考えると、もう30代なんだしさ、でも勤め先はどうせ京浜工業地帯だしな、さすがに顔だけはもうちょっと気を遣えよ、とさすがに自分で思うのであった・・・。
職場のそばのにツバメの巣があったのだが、今日見たら空になっていた。週末の間に巣立ったらしい。 ここ2箇月くらいにぎやかだった電線が今日は静かだ。
知り合いのところに子供が生まれたらしい。 一時期一緒にスキーに行っていた近くの会社の人たちのうちの一人で、彼女は他のサークルの人と結婚し、今は離れたところに住んでいる。他の一人がうちの会社の人と結婚し、その人づてに連絡が来た。 お祝いをするのでもし一口乗るならこの機会に、とのメール。 おめでたいことなんだけど、お祝いするのは当たり前のことなのかもしれないけど、心がざわざわする。
結局昨日買ってきた金魚は1匹水槽から飛び出して死んでしまった。かなり空しさがこみ上げてくる。メダカのように十把一絡げな生き物はともかく、個体識別が出来る生き物の生き死には、こちらにもかなり影響を与えるものだなぁと実感する。この金魚は連れて帰らずにミニ釣り堀の中で他の仲間と一緒にいて餌を待つ(ときどき釣られるが)ほうが幸せだったんじゃないかと考えてしまう。 そんなことを考えてしまうのは気持ちが弱くなっている証拠だ。残った金魚の環境を良くする方を考えなければならない。
夕方から散歩に出る。神田川を渡り、神楽坂へ。ちょこちょこ店を覗き、最終的には市ヶ谷フィッシングセンターまで歩く。 普こういう釣り(食べない釣り)に興味を示さないまーさんが珍しく興味を示す。竿を借りて、ミニ釣り堀で1時間、金魚を釣る。1時間釣り竿を垂らし、2匹釣った。連れて帰ることにする。こういうところにいた金魚は普通の水槽にいたのと比べるとだいたい性格が悪い。金魚自体の性格も結構きついので、メダカと上手く共存できるかはやや不安。 とりあえず別の水槽に入れて様子を見る。
「リゲイン」のCMで久しぶりに「黄色と黒は勇気の印」が流れている。最初に放送されたのは確かもう20年近く前ではないかと思う。高校生の頃合宿に行ったらバス会社の都合で復路だけサロンカーになって、後輩がカラオケで歌いまくっていた記憶がある(笑)。 しかし、今回のCMではコーラス部分が「ビジネスマン」から「サラリーマン」に変わっている。でも「サラリーマン」って「ビジネスマン」に比べるとずいぶん弱そう(笑)。そういうところで「まだまだ景気は良くないんだなぁ」と思ってしまうんだよね。 でも本当に24時間働いていたらリゲインを飲むよりも辞表を出すような気がする。
思いついて始めた仕事にずっぽりはまり込み、一日中パソコン仕事。背中がぱんぱんに張る。ひょっとしたらムダになるかもしれないのだが、それは気にしないこととする。少なくとも自分のためにはなる。
麦茶を大量に飲んでいたら胃液が薄まってしまい、逆に胃が痛い。普段の痛みとはベクトルの方向が逆なので、かえって気持ち悪い。この不調をなんとかすべく炭酸水(キリンNUDA←不味い)を飲みが、日頃炭酸水など飲んでいないため、始終ごぼごぼ言いっぱなしで逆に笑われる。カフェインを取らなかった分は若干調子がいいような気がするのだが、多分気のせいだ。
電車の中から見える景色は梅雨空で、何となく紗がかかったようである。それでも、アジサイは色とりどりの花を咲かせ、ビワは実る。薄暗くなってきた夕方でもそこだけはぽっと明るく、明かりがともっているようだ。もう暫く経つと鳥たちが群がって、あっという間に丸坊主にされてしまうのだろう。今だけの目の保養。 ビワは子供の頃はあまり好きではなかった。「ビワは」というよりも、果物全般があまり好きでなかった、と言った方が正しい。。果物は口の中が食後に荒れることがあって、何事もなく食べられるものは案外少なかった。りんご、なし、スイカ、イチゴは好き。桃は美味しいところと美味しくないところの差が大きいので微妙。温州ミカンは白い筋が気持ち悪くて全部徹底的に向かないと食べられなかったし、ブドウも最初に全部房を外して拭かないと食べられなかった。今でもワンシーズンに一度は食べたいと思うが、二度以上買うものは子供のころから好きだった4種類くらいだろう。
会社のそばの資材置き場が整地され、草刈りがあった。翌日、早速椋鳥たちがやってきて朝から夕方まで一日中きいきいと大騒ぎしている。うるさいのが嫌なのか、ここ何日かカラスが少ない。
あまりに凹みすぎて、会社で会話が出来ない(笑) でも、みんな凹みすぎてて、サッカーの話題が一言も出なかった。みんな口を開くと「・・・まー、ねぇ」「・・・そうだねぇ」みたいな(笑)
もやもや思っていたら、さらに追い打ち。 体調が悪くて(胃痛→胃酸緩和のために水を飲む→胃液が薄まりすぎて胃痛→猛烈な貧血)休み休みやっとこさ帰宅、夕食も摂れず、何とかホットミルクだけ流し込み、風呂に入って体を温めて、横になりながらテレビ。 あの9分間は、なかったことにできないのだろうか・・・orz
色々考えすぎて、かえって凹んだ。もうちょっと息抜きした方がいいかもしれない。
ワールドカップが始まった。普段あまり試合は見に行かないのだが、それでもサッカーが好きなことにはかわりがない。日本は予選トーナメント敗退だろうけど(をい)いい試合を見せてくれることを望む。 そういえば上司が今日からヨーロッパに出張なのだが、本当は明日のチケットが取りたかったらしい。代理店曰く「すみません、サッカーのせいで航空券は押さえられちゃってます」だそうだ。全部が全部サッカーのせいではないんだろうけど、玉突き現象で取りにくくなっているらしい。恐るべしサッカー。っていうよりも出張先の人々が(彼らの国も出場国)気もそぞろなんじゃないかという気がする。大丈夫なのかこんな時期に大事な仕事入れて。うちの上司は巨人ファンだから関係ないけどさ。
嫌な事件が多すぎる。頭の中まで黴びそうだ。
今年初めてのショウリョウバッタ。捕まえたら指をかじられた。写真を撮って解放した後も指がちょっとしびれていて、今までさんざん捕まえてきてもかじられるなんてことなかったのでちょっとびっくり。いや向こうは必死なんだけど(笑)
東京にオリンピックが来たらトライアスロンで皇居を泳ぐという案が出たらしいけど、そんなことしたらスッポンに食われるやつが出る。 案を出した奴はお堀をちゃんと見たことないんだろう。内堀は鯉に混じって亀がうようよ泳いでいる。しかも在来種だけでなくスッポンも。 そもそも東京にオリンピックはいらないと思う。
2006年06月06日(火) |
unsuitable? |
朝着た服がその日の気分や身体にあまりしっくり来なかったときって、一日テンションが上がらない。会社の往復だけだからたかだか2〜3時間の話なんだけど。
人の上前かすめて儲けるやつって、やっぱりなんとなく虫が好かない。
結局村上ファンドに運用を任せていた人々って、「運用実績があるから」という理由の他に、「役所出身だからグレーゾーンを泳ぎ回って上手いことやってくれるだろう」という思惑もあったんじゃないかなぁ。
トマトと唐辛子の苗を持って久しぶりに実家に顔を出す。代わりにタイムを一株もらう。 だらだらと女三代でおしゃべり。秋に姉の結婚式があるのだが、黒留袖を着たらどうか、と言われる。何事もなければ着ると思う。でも最近すっかり着物とはご無沙汰だからなぁ・・・ましてや柔らかモノ、ちゃんと着られるか?状況によっては着付けを頼まなければならない。
夕方、新宿でサンダルを買う。色物が欲しかったのだが、今必要なのは黒。とりあえず1足。バーゲンに入ったらもう1足。足に合わないのは捨て時かもしれない。 晩ご飯は鰹。今年は高い。
いつものように昼に起きてうだうだ。 午後遅く、日本橋高島屋へ「神坂雪佳」展を見に行く。明治〜昭和にかけて活躍した「最後の琳派」と呼ばれた画家で、織物や陶磁器の図案作成なども手がけていたらしい。 ただし、会場内は神坂のものだけでなく、琳派全体を並べた感じで、注意してみないと本人のものだか琳派の他の画家のものだかわかりにくい。ただしどれも同じように見えるのは「琳派」としては統一感にあふれているとも言える。 日本画としてはいかにも昔の日本画で展覧会場に並べてしまうとかなり平板。映像で観た茶室はかなり面白い感じだったので、生活空間にあれば映えるのかもしれない。絵はがきにすると見栄えがした。 そういう意味で、大きい絵よりも小さい絵、日本画よりも職人との共同作業である織物や陶磁器のほうが面白かった。「琳派」というのは画家や技法の一派というよりも「京都を活動拠点とする生活・趣味用品デザイナー/プロデューサー集団」なんだろうなと認識。
それにしても、日本橋高島屋にいる人々は空気が違う。あくせくしていない。違う人種なのだ。
帰りは大手町まで歩く。地元で寿司居酒屋のようなところに入って、手抜き。
有給休暇。 昼過ぎ、新宿で「かもめ食堂」を観る。一人で観たかった映画。小林聡美・片桐はいり・もたいまさこといったらまったりした映画であることは容易に想像できるし、実際その通り。地味だが丁寧に作られた映画だと思う。フィンランドの風景や舞台となる食堂のたたずまいが美しいが、女優3人があの通りだし、舞台はヘルシンキ(なんと言ってもカウリスマキ兄弟とムーミンの国だ)だし、微妙にシュール。 これは、女優3人はあのキャスティングでなければならない。必然がある。主人公が江角マキ子や松嶋菜々子では「本当に日本で何かあってフィンランドへ流れてきた」風になってしまうし、宮沢りえでは美しすぎる。小泉今日子では地に足がついてなさそうだ。舞台もフィンランドでなければならない。フランスやスペインでは開けすぎている。かといって東欧やロシアでは暗すぎる。アメリカでは「バグダット・カフェ」になってしまう。アジアや南米では猥雑すぎる。観る側の先入観があまりなく、安全で清潔そうな国。そういう意味でフィンランドはぴったりだ。 おにぎりとかコーヒーのおまじないとか、観た後の影響力が多そうな映画(笑)。良かった。
新しいサンダルを買おうかと思ったのだが、イマイチ気力がなくて眺めただけで帰ってきた。カラフルなモノが欲しい気分。帰りにアジを買い、刺身にした。
大幅な人事異動。噂は一月くらい前から流れていたのであまり驚かないのだが、事業所長のクビが変わるという事態は危機感のない現場の意識をどう変えるか。 自分の周囲が何も変わらないのが微妙な気分。評価されているのか放置されているのか。
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