東京の片隅から
目次|きのう|あした
GWの谷間。電車も空いていて、電話もあまりかからない、いい日である。 まったりと仕事。 私がメインにかかっている仕事は役所関連。よって、役所が動き出さないと仕事が始まらない。ネタは投げてあるのだが、どうも5月6月に(私の仕事にとっては)大きな人事異動がありそうで、実際に動き出すのはそれからになりそう。 新しい人が来るとまた一から説明し直しなので、その分仕事がストップする。資料を渡してあっても引き継ぎされないので、また渡し直す。そんな感じ。 今年は初めて手がけるサブジェクトがあるから早めにかかりたいんだけどなぁ。
なんか一日だけ空くとなにをしたらいいかわからない。 とりあえず台所の掃除をしてみた。
着物を着たくなったのだが、今手元にあるのはラメ入りマジョリカお召し(笑)。これはどこへ着ていけばいいんだ? 木綿とか紬とかあるといいなぁとちょっと思ってネットで検索。自分で縫えたらいいなぁと思う。そのうちカルチャーセンターで習うか。
会社から帰ってきたまーさんがベランダのプランターを見たら誰かにほじくり返された後が。パクチも被害にあったらしい。 で、代わりに埋められていたものが。
それは、豚コマ。
・・・・・。
どうも、カラスの仕業らしい。確かにうちのベランダの手すりに止まっているのを何度か見たことがある。(多分、全部同じヤツだ) 豚コマにタバスコでもかけておこうかと思ったのだが、一応ノーマルな対応として取り出して捨てた。 なかなか侮れない。 っていうか、うちの生ゴミの日は明日なんだけど、どこから持ってきたんだろう?
午後からものすごい風雨。傘の骨が折れかけているのでひやひやしたがとりあえず無事で良かった。 しかしこんな日でもスカートにミュールを履いているお嬢さんって効率的なのか開き直っているのか。大変だなぁOLって。
夕飯はメンチカツ。日曜日に「やって!TRY」を見たからである(笑)。想像を絶する料理が出るねあの番組は。自分のレパートリーも多い方じゃないが、あれを見ていると勇気づけられる。うちの母は見ると「うちの子はまだまし」と安心するそうだ。いやそうでもないかもよ?
2004年04月26日(月) |
903=9(ク)0(エン)3(酸)? |
ライヴに行ってうしろでおとなしく見ているつもりが気づいたらモッシュに飛び込んで2列目(爆)。 当然汗だくで化粧なんかすっかりどこかへいってしまい、帰りの電車の中で人目が気になった。気になったのが化粧でなくて自分が汗くさくないか?というところが既にオンナを捨てている気がしないでもない。
というわけで初めてキリンビバレッジ「903」を購入。一応スポーツドリンクの範疇に入るのだろうが、なんともあっさりというかそっけない味。薄い「ポカリスエットステビア」か?からからの喉にごくごく飲めるのはいいかもしれない。
そういえば昨日飲みながら野球を見ていて、今年の順位予想になったのだが、某氏曰く「前回阪神が優勝したとき次の年は広島だったから今年は絶対広島が優勝する」だそうだ。そんなまさか、と思いつつ、今の勢いを見ているとあながち嘘でもないような気がする。 ・・・そうなったら奥田民生は大喜びだろうなぁ。(ソロ10周年ライヴを10月に広島球場でやるんだそうだ)
家でのんびりしていたらまーさんの携帯にメールが。会社の人で夫婦揃っていつもみんなでスキーに行く。 「カニを送ってきたので今晩うちに来ませんか?」 すかさず「カニ万歳!」と返信。 生春巻きを手みやげにうちに押し掛け、カニをいただく。 送ってきたのはクリガニといって毛ガニに似ているのだがちょっとちがう。もっと味が濃い。 あれこれ喋って終電で帰宅。 ごちそうさまでした。
まーさんは外勤。他の外勤組とも待ち合わせて帰りに会社の人たち5人で有楽町で飲む。 先週新人歓迎会で飲み過ぎたので(ウイスキーを普通のグラスにロックで3杯・・・)今日は自重。「神の河」ウーロン茶割り。「神の河」って薩摩白波だということを初めて知る。 河岸を変えて2軒目は有楽町ガード下「日の基」。ここでは「いいちこ」。この店、狭いし丸椅子だし本当にガード下の店なのだが(トイレに入ると電車の振動を感じる・笑)ネタが魚も貝も美味い。しかし一般的なサラリーマンは似合うが一般的なOL(死語か)は似合わない店である。 酔っぱらった次長が香港出張でなんかお土産を買ってきてくれると言っていたので、とりあえず、じゃあ烏龍茶と言ってみる。覚えているかは不確定(笑)。亀ゼリーを買ってこないことを祈る。
朝暖かかったので半袖で出社。気候は別にいいんだけど、ちょっと早すぎた。やせ我慢して上着をせめて手に持つべきだった。 でも電車の中、特に地下鉄って蒸すんだよね。子供の頃真夏でも30℃そこそこだったのに今は普通に35℃とかなっているから、体感季節は暦よりもさらに一月前倒しな感じ。さらに着物は旧暦で着るんだから流行らないのも当たり前。
イラク人質事件で、偉い人たちがあれこれ言っているけど、それは生きて帰ってきたからであって、きっと彼らが現地で殺されてしまっていたとしたら、その尊い志をとかなんとかいってお涙ちょうだいで持ち上げるんだろうなぁと思うと、発言がとてもうさんくさい。っていうかただの八つ当たりにしか見えないんですが。
私を取り巻くいろいろな出来事のそのどれにも起承転結はあるはずなのだが、自分の鈍さからどこが始まりでどこが終わりだったのかがさっぱりわからない。いつも「承」と「転」ばかりで、まるで渋滞にはまっているときのようだ。 ただ時間に押し流されているようで、いまいち釈然としないのだが、実際のところ自分が好む音楽や小説も起承転結がはっきりしない、「承」と「転」だけのようなものなので、人となりをよく表しているのだと思う。 結局そんなものかもしれない。
会社の近くで火事があった。 私は窓の方を見て仕事をしているのだが、なんだか窓の外が暗くて、もう雨が降り出したのかと一瞬思った。炎が見えて違うとわかったのだが。非常階段に出てみると近くのビルの屋上やなにやら、高いところに人が集まっている。 火事は1時間ほどで消えたようだ。帰りにまーさんが前を通ってきたらしいが、住宅のような倉庫のような、そんな建物だったらしい。 近くにはうちも含めて危険物があるような町工場も多いし、すぐ近くには電車も通っている。大事故にならなくて良かった。
2004年04月18日(日) |
電脳の海へダイヴせよ |
まーさんは朝からスキーに行った。 家のことをやってから銀座へ「イノセンス」を見に行く。映画館は宝塚劇場の前だった。カットソーにジーンズ、という非常にラフな格好の私と、向こうからぞろぞろと出てくる気合いの入った格好のおばさまがたとのあまりのギャップが笑える。 前作の「攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL」を見ているので人物関係やら世界設定やらがスムーズに入ってきたが、初めて見た人はよくわからないだろうなぁ。つーか、こんなにベタベタの恋愛映画(え?)久しぶりに見たかも。やー気恥ずかしいですね(照笑)。 そのあと本屋をハシゴして帰る。とりあえず萩尾望都「バルバラ異界」2巻。
ところで久しぶりにハンバーガーを食べて思い出したのだが、私はファストフードを食べるとそのあと喉に痰が詰まったような感じになる。家でハンバーグを食べてもそうはならない。あれはいったいどういうことなんだろう。やっぱりジャンクフードってことなのかな。
二日酔いの頭のまま、朝イチでコンタクトを作りに行った。3年ぶりの新調だったらしい。これまで視界が曇ることがあって、ドライアイのせいだと思っていたのだが、古くて汚れが付着していたり劣化していたりしたからだったらしい。新しいレンズは同じ度数なのによく見える。 その後マッサージ屋によって、新宿をぶらぶら。青山ブックセンターで絵はがきを買う。 夕方、妹と待ち合わせし、幕張にレディオヘッドを見に行く。音源も聴いたことがない。今回はチケットがとりやすかった、と妹が言うとおり、幕張の駅前にはチケットをダブらせた一般客がダフ屋に混じってうろうろ。1枚7500円のチケット、何枚も余らせているのは大変だろう。ヤフオクでも値下がりしていたらしい。 幕張メッセの音響は、思ったよりも良かった。ただし、普通のホールで聴くのとは段違いに悪いのは言うまでもない。あくまで「思ったより」である。 17時から始まったコンサートは19時には終わり、家に着いたのは20時過ぎ。早すぎ(笑)。
新人歓迎会で渋谷に行った。ヤマンバギャルを見た。まだ生息していたらしい。きっと30になっても40になってもああいう格好なんだろうなぁと思う。
テレビをつけないと静かでいいなぁと再認識。
このところ台風にはアジア各国持ち回りで通称がついているのだが、今年の台風一号はハングルで「かわうそ」という意味らしい。 確かに水にちなんだ名前だけど、私の頭の中では吉田戦車「伝染るんです」のかわうそくんが出てきてしまい、どうにも嫌な気分なのであった。
先週末に買った米がまずくて、あれこれ方法を試してみているが、いかんともしがたい。冷めると黄変するのもどうにも良くない。 こういうときは混ぜご飯にするかカレーにしてとっとと始末するに限る。
主食がまずいことで食事時の気分がここまで楽しくなくなるとは思わなかった。イタリアへ行ったときは別に米を食べなくても平気だったし(無糖のお茶が飲みたくて困ったが)中国でも現地の米を美味しくいただいていたのだが、ところ変われば何とやらなのか。(多分間違い)
牛柄の猫はいても猫柄の牛はいない。 なぜそんな話になるかというと、会社の裏に牛柄の猫が住んでいる、という話になったからだ。 牛柄、という言葉だけでその場はなんとなく収まったのだが、それは牛柄といえばだいたいホルスタイン柄のことを指すし、みんなの頭の中にもホルスタイン柄の猫が現れたからだろう。 他に牛の種類を知らないせいである。もし他の柄があったら、牛柄という言葉は存在しないのだろうと思う。 すいかといえば日本人は緑地に黒のしましま。だがこの柄になったのは明治以降。それまでのすいかは黒一色である。中国に行ったら緑一色だった。これではただの瓜だ。(いや瓜だが) 1パターンしかないから想像できるので、いくつもパターンがあり得る場合、それぞれの頭の中にあるイメージはかなり違うものらしい。
電車に適当な扉から乗って、降りる駅でちょうど改札口の前だったときは、なんだかちょっと得意な気分。
午後から荻窪〜西荻窪へぶらぶら。駅から遠くなるに従って人通りがどんどん少なくなる。いい天気で、葉桜から残っていた花びらがはらはらと散る。グロスを付けていなかったら吹いて鳴らして遊んでいるところ。 どうも人通りが多いと思ったら「骨董好きまつり」を開催していたらしい。西荻窪は西洋アンティークから和もののリサイクル着物店までいろいろ揃っている。一人だったらぶらぶら散策するところだが。 西荻窪でお茶して帰る。久しぶりにカヌレを食べた。
まーさんは帰りに秋葉原でノートパソコンに積み替えるハードディスクを買ってご機嫌。
晩御飯は鶏胸肉のソテー、温野菜。付け合わせに茹でた全粒粉のペンネが予想以上の美味しさ。そのものの味がしっかりしているのでアラビアータソースとあえた。北海道で買ってきた横市フロマージュのカマンベールチーズを開封。ちょっと薄味。もうちょっと塩が利いていてもいいかも。
今年入った新人が挨拶に来た。うちの事業所自体には既に来ているのだが、メインの仕事ではないうちの部署は忘れられてしまったらしい(苦笑)。 男性2人に女性2人。いずれも大学院卒もしくは大学卒。 ぱっと見の印象は、眼鏡、野球部、女の子。 つまり、眼鏡&色白&糸目&猫っ毛の男子、スポーツ刈り&がっちり体型&色黒&ギョロ目の男子、小柄&大人しめの女の子。 ・・・我ながら安直だなぁ。 それにしてもずいぶん幼い印象を受ける。自分の新人の時もそうだっただろうと思うのだが、顔立ちがまるっきり子供だ。どこまで変わるのか、それ以前にどれだけ残るのか。
とにかく眠い。たぶん6〜7時間は寝ていると思うのだが、徹夜が出来ない体質、それが結婚して夜型生活を辞めてからさらに拍車がかかった。 それでも何とか起きているのは、狭い家で同じ職場で共働き、自分の時間はまーさんが寝た後だけ、という生活のせいでもある。 しかし眠い。仕事が一山越えたこともあって、時間中も眠気が襲ってくる。あまりにも眠くて頭痛がするので定時で帰った。
携帯電話グッズ売り場に周囲の人から見えないようにするために画面に貼るフィルムを売っている。が、本来電車の中など人が密集する場所では使用自粛を呼びかけているわけで、見える見えないよりもそれ以前のマナーの問題だろうと思うのだが。
最近もニュースやなんかについてあれこれ考えたりはするんだけど、その状態が続かない。思考停止しているのか、単に根気がなくなったのか。どちらも当てはまるかな。
公園の遊具事故の件、定期点検していなかったとか、故意にボルトが抜かれたらしいとか、そういうことの前に、動くおもちゃで気を惹こうという発想が貧しいんじゃないか、と思ったりもする。そりゃあ、ブランコや遊動円木は列を作って順番待ちするくらい魅力的だ。ただ、行列がないときでも、いつまでもそれで遊び続けられるものじゃなかったような記憶もある。鈍くさい子供だったが、それでもそれなりにジャングルジムや滑り台を使った立体どろけい(けいどろ、という地域もあるのか)や街灯や砂場の日よけ屋根に登ったりしているほうが楽しかった。遊具が動かなければ自分が動けばいいのだ。怪我したらそれまでだが、動かない遊具から落ちたってたかがしれている。ずいぶんあれこれしたので肘とか膝とか今でも痕が残っているのだが(苦笑)。
ベランダのプランターに何を植えようかということになって、昨日とりあえずシソの種を蒔いてみた。 さてもう一つはどうしようか、と思って二人で出てきた案がなぜかパクチー。東南アジア系エスニック料理に入っているあの臭いやつである。嫌いな人も結構多いのだがうちは二人とも好きな部類に入る。 で、種を捜してみたのだが、それらしきパッケージには「コリアンダー(香菜)」と書いてあるだけでパクチとは書いていない。とりあえず買わずに帰ってきてインターネットで調べたら、やはりコリアンダ=パクチらしい。なぜパクチと書かないかというと、きっと書いたら売れないからだろうという結論になった(笑)。
午後、まーさんの実家へ。まーさんの実家ではコリドラスアルビノというナマズの仲間を飼っているのだが、なぜか異様に増えてしまい、普通あり得ない産卵・増殖・巨大化を繰り返しているらしい。あまり近親交配になっても困るので、近くの熱帯魚屋で2匹買って混ぜる。確かにもともといるコリドラスは大きい。買ってきたものの倍はある。 帰りに買い物。「メギス」という深海魚っぽい魚を一山買う。身はゆるいのだが、衣を片栗粉と小麦粉半々にして唐揚げにしたら、思ったよりも脂っぽくなく、結構美味しい。 あとはウドの酢みそあえ、きんぴら。
午後、いつもの着付け教室。久しぶりに自転車で出かける。 天気はいいし、いつもの川沿いの遊歩道を走るつもりで家を出たのだが、その遊歩道は桜並木がずっと続いていて、この日は花見客で一杯。みんなカメラを持っていて周囲を見ていないし、広がってゆっくり歩いているし、自転車では走りにくいことこのうえない。(地元民じゃない人ばかりきているせいだ) あきらめて、一般道の裏道を走る。 それでも、あちこちの学校や寺に桜の木があるようで、天気がいいのにそこだけさらにぼわっと空気が明るくなるよう。 着付け教室は、これまでのウールからお召しに変えた。袷(あわせ)といって裏地がついているのでするする滑って着にくい。お召しにもいろいろあって、母が持ってきたのは「マジョリカお召し」といって、若い頃はやったものらしい。淡色の地に連続で金糸と色糸を使って柄が織りだしてある。悪くいうとカーテンや布団皮のよう(笑)ところが着てみると案外地味なのが面白いところ。
ところで、桜の時期になると、ピンク色の服や小物の人が目に付くようになるのは、普段と同じ割合なのに私が意識して目がいくだけなのか、それともみんな身につけるようになるのか、どっちだろう。
春になると、暗い色が増える。 就職活動の学生のリクルートスーツ、新入社員のスーツ、新入生の真新しい制服、そして就職活動や就職にあわせて染め変えた髪。いかにも急に髪色を暗くして慣れない風なのが笑える(苦笑)。 ところで営団地下鉄も4/1に「東京地下鉄(通称:東京メトロ)」になり、制服も一新された。これまでもバケツ型の黒い帽子とオリーブグリーン(鶯色ともいう・笑)、黒のパンツという個性的なスタイルから、濃紺の上下スーツ、帽子はごく普通の学帽風(駅員や警察官などのタイプ)で、元に戻ったというか、つまらなくなったというか、無難な方に戻ったのになぜか着ている本人は落ちつかなさげで、見ているこっちの方が気になる。
六本木ヒルズでの事件以来回転ドアの安全性についていろいろ報道がある。 私が子供の頃の回転ドアは、自分の力で回すものだった。当然、子供一人ではかなり苦労するし、大人が押してもさほどスピードは出ない。 そのうちに、扉の一部を押すとスイッチが入り一定時間のみ回転するタイプが出た。このタイプもそれほどスピードは出ない。 今回事故が起こったタイプのものは自分の力でなく勝手に回る。本来道具というのは使う人にあわせて駆動するべきで、道具にあわせて人が行動する、まして健常者(この言葉嫌なんだけども)しか想定していない、というのは、道具として根本的に致命的欠陥があるといわざるを得ない。 私の職場は電気製品の規格等のチェックをしている。当然、安全性が問われる。ちゃんと動くかということと、使っても安全かということ、その2本立てだ。事故が起こらないことを前提とするのではなく、起きてはならない事故をなお想定して設計・運用すべきだと思う。
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