東京の片隅から
目次|きのう|あした
朝から高雄へ。神護寺から高山寺まで見て回る。寒いと脅かされていたのだが、案外そうでもなかった。でもやはりときどき通り雨。 二日酔いの身で石段を登り、厄よけのかわらけを投げる。崖っぷちから投げるのだが、思ったよりも遠くに飛んで、なんだかふっと気分が軽くなる。 今回の旅行に出る前まで精神的にダウナーな状態が長く続いたのだが、かわらけ1枚(50円)を投げるだけで楽になるとは、簡単というか何というか。
紅葉はすっかり終わっていたが、行って良かった。
夜は京都駅上の伊勢丹のレストランで豆腐と湯葉。ほろ酔いで宿に帰ってまた飲む。旅行中は節酒もお休み。
今日から京都へ。京都へ行くときはなぜか雨が多い。良くても曇り。今回も雨である。 京都は相変わらず人だらけだ。観光シーズンの最後だからだろう。そしてなぜか着物姿の旅行者(女性)が目に付く。年齢は問わない。このところの「昔きもの」流行にタクシー割引とか宿泊サービスとかやっているからだろう。でも雨の日に来て出るのはチャレンジャーだなぁ。化繊ならともかく、絹物は縮んだりするそうだ。 雨なので三十三間堂と京都国立博物館だけ見て帰る。
今週、会社にカップのコーヒー自販機が導入された。 今回の機種は1回毎に豆を挽く、エスプレッソタイプのものである。カフェラテにすると、ちゃんとミルクを泡立てる、偉い機械なのである。 で、今週いっぱい無料キャンペーン中だったので、みんなが飲む飲む。タダというのはこれほど効果があるものである。 私も一通り飲んでみた。確かにスタバ風で美味しいのだが、一日中飲んでいたら、胃をやられた。胃薬の方が高くつきそうだ。
DOCOMOの「505iS」が出ているが、この「S」、私はてっきりi-shotの「S」だと思っていたのだが、「second(2nd)」の「S」らしい。初耳だ。
あまりにも煮詰まっている私を見かねたのか、自分が行きたいからか、まーさんがふたたび旅行に行こうと言い出した。最初は近場の温泉(それこそハトヤとか・笑)とか言っていたのだが、どうせならということで、再び京都に挑戦。今度は予約が取れた。 しかし手元にはこの前実家から借りてきた10年前のガイドブックしかない。さすがに買ってこよう。
連休明け、すっかり休み呆けである。なぜだか肩から首にかけてが異様に凝っていて、どうにも仕事にならない。
久しぶりにぴあを買った。「ドッペルゲンガー」はもうレイトでしかやっていないらしい。まーさんが映画を見に行きたがっているようなのだが、私が見たいのは、一人で見る映画だ。隣に知り合いがいると集中できない。そういう意味で結婚してから映画をほとんど見なくなってしまった。ビデオだと集中できない。 しかしぴあもずいぶん紙面が変わった。紙面が変わるたびに見にくくなっていると思うのは私だけか。それでもいっときよりはずいぶんましなような気がする。
昼から出かける。 駿河台のvodafoneショップで携帯電話の解約、スポーツ用品店店頭でやっているフリーくじ引き(もうすぐスキー場開きだからね)を冷やかしつつ、神田を抜けて大手町へ。 また天下祭である。 今日はメインの神輿・山車巡行。 最初二重橋前で待っていたのだが、何せ行列が長い上に寒い!ルートをさかのぼって見ることにする。 沿道はどこから湧いてきたんだろうと思われるほどジジババばかり。みんな自分のカメラポジションを確保するのに夢中で、人のことなんか見ていないから、押したり押されたりで大変な騒ぎである。 すっかり人疲れして日比谷公園から地下鉄に乗って帰った。
それにしてもブリグリトミーの結婚にはびっくりした。もっと野心ばりばりで玉の輿狙いだと思ってたんだけど(笑)
昼過ぎからぶらぶらと出かける。 家から飯田橋経由で九段下へ。人がやたらめったらいて何事かと思ったら、自衛隊マーチングバンドの演奏会を武道館でやるらしい。 田安門から入って武道館の脇を抜けて竹橋へ抜け、皇居東御苑へ。入場はただなのだが、入り口でプラスチック製のチケットをくれるのが食券みたいで変な感じ。気分はすっかりおのぼりさんである。 20年ぶりくらいに入った東御苑は観光客で一杯だった。でも日本人と欧米人ばかり。 中をぶらぶらして、大手町へ抜けて、日比谷公園へ。 江戸天下祭のイヴェントをやっていたのだが、とにかく人だらけ。一通り見て、後は銀座のABCマートでまーさんの通勤靴を買って帰った。
朝、電車で席を譲られそうになった。 降りる駅の直前だったので丁重にお断りしたのだが、・・・ちょっと待て。なぜ譲られたのか。 1.吊革につかまってふらふらしていたので具合悪そうに見えた。 2.腹が出ていて妊婦に見えた。
1であってほしいのだが(確かに眠かった)、2である可能性が否定できない体型である今日この頃、腹筋をちゃんとやろうと心に決めたのは言うまでもない。
会社帰り、電車で立っていたら途中の駅でおばちゃんが乗ってきた。 それだけならごく普通の出来事。 でも、どうしても違和感。 それは、開かないドアの方に寄りかかっていた私の正面に、おばちゃんが非常に近く立ったことだった。(・・・日本語がヘン) 普通、私の場合、空いている電車なら、だいたい肘〜手首分だけ、他の人と間隔をあける。それはだいたい30cm。それが私の「間合い」である。それ以上近寄られるとすごく圧迫感を感じるのである。 それは合気道をやる前からなんとなくそうなっていて、それ以上近寄られるとどうしても気持ち悪いのだ。 混んでいる電車では仕方ない。でも、そういうときでも、微妙に目線や体の向きをずらすのが大多数の人だと思う。 そのおばちゃんはあまりにも真っ正面に立ったので、何か思惑があるのだろうかと勘ぐってしまったが、何もないようだった。だから余計気持ち悪いのだった。
身体的な感覚での「間合い」を取れない人間は、心理的な感覚の「間合い」を取れない人だと私は思っている。 偏見は良くないという気持ちもありつつ、このおばちゃんは人の心の中に土足でずかずか上がり込む人なんだろうなという気持ちが終点に着くまで消えなかった。
年賀状のCMが中島みゆきじゃないのは納得いかない。
不安感が消えない。 このところ日記にも書いているが、この問題は周期的に巡ってくる。今回は久しぶりに大きな波が来た、というのが普段と違うところ。 もっと違うのは、今回どうやって浮上したらいいか自分にもつかめないところだ。 大抵は甘いものでも食べて風呂に入って寝てしまえばだいたいなんとかなる。 今回は全く駄目だ。 ライヴか映画と考えてみるのだが、あまりにダウナーなために気がすすまない。 大きな買い物は買ってどうする当てもないし、欲しいものもない。 旅行も思い立ったのが遅くて、インターネットでちょこちょこキャンセルを見つけるも、まーさんが寝ていたりして、独断で申し込むわけにも行かず、結局チャンスを何度か逃している。ひょっとしたらこれで浮上できたのかもという思いがまたストレスになる。 堂々巡りだ。
木枯らし1号で仕事さぼりたいくらいいい天気。なのに会社で研修。グループごとに別れて問題点を出したりするのだがどのグループでも揃って出てくるテーマが「本部と現場のつながりが悪い/コミュニケーションが乏しい」「同じグループ内での連携が足りない」・・・おいおいこの会社大丈夫か。プロ野球じゃないんだから。と思ったのだが自分が出した答えもやっぱりそれなのだった。 なわばり意識が強いのか自分の仕事でいっぱいいっぱいで隣の仕事を覗く余裕もないのか、どっちかというと本部は前者で現場は後者。飲み会などでオフライン情報網を築いた者の勝ちである。会社でサークルに入っていると顔が広がるからこういうときは便利。
帰りに年賀状を買って帰った。 夕食は昨日から煮込んだビーフシチュー。筋だらけの特売チルド輸入牛もこれならば美味しく食べられる。明日もシチュー。
ユニクロのフリースのCMとして様々なモデルが「川の流れのように」を歌っている。 ほとんどの人はオリジナルキーそのままに「きちんと」歌っているのだが、最後に出てくるトータス松本だけはいつものとおり体を揺らしながら、それまでのメロディーとはキーを変えていささか調子っぱずれな歌を歌う。 毎回見るたびに笑ってしまうのだが、その歌は15秒のCMの中で一番パワーがある。それが「プロ」というものなんだろうと思う。
午前中ぼんやり。 布団の上でストレッチ、「猫」のポーズをとっているつもり、だったのだが、背中が全く反っていないことを指摘される。「普通」のポーズと「猫背」のポーズをとらされるが、その違いが肩が前に来ているか否かだけらしい。つまり、背中が俎板状態ということだ。ううむ。ひょっとして私の背中にはS字カーブが存在しないのか?だから腰痛なのか、と勝手に納得。
午後、着付け教室。ようやっとお太鼓まで行く。帯揚げと帯締めの結び方は次回。1月に着物を着る新年会があるらしい。それまでには形にせねば。 2月に高校時代の友人が結婚する。高校時代の友人で式をするのは初めて。前回知り合いの結婚式は雨だったので着物を着なかったが(しかし全く衣装がなかった私はワンピースと靴とショールを新調したので高くついた)、今度は何事かないかぎり着てみようかと思う。馬子にも衣装。 それにしてもどうしてみんな結婚式なのに黒ばかりなんだろう。確かに無難だが、自分自身は黒を着ると「服に着られている感」が強いので選ばないことにしている。
夜、豚コマ・にんじん・しいたけ・しらたき・車麩の煮物、ビーフン。車麩は新潟県人以外にはなじみがないかもしれない。私は日常的に食べていたので違和感はないが、味見前の麩を食べてみたら、気分は鯉。
会社の近くのファミリーマートが最近工事してるなぁと思っていたら、今日新装開店だったらしい。 工事っぷりからして、みんな他のコンビニに鞍替えするんだと思っていたのだが、工事が終わったらまたファミリーマートだった。 内装も工事した割には変わっていない。 どこが変わったんだろうか。謎だ。パチンコ屋の「新装開店」みたいなものか。
ベランダの池の水深が深かったらしく、メダカが3匹飛び出してしまっていた。気づいたときにはもう日干しだった。かなり凹む。数の多い少ないではないのだ。どうも私はいきものの生き死にに対して過剰に反応するところがある。
胃の方は浮上傾向。コーヒー紅茶を控えてココアを湯で溶いたりしている。腹持ちがいいから間食しなくていいかもしれない。(便秘には効くそうだが)それでも食事量は普段の半分から8分目といったところか。 体温維持機能が落ちているので手足が冷える。
奥田民生・スガシカオのライヴ盤、Daily-Echoのニューアルバムを買ってあるのだがまだ聴いていない。今週中には聴けるか。
夜は手を抜いて鍋。スーパーで挽肉が安かったので鶏挽肉で肉団子を作り、鍋用に。弁当用にいくつか取り分けておく。
今年もぽん酢の季節になった。ぽん酢のCMと言えばSMAP草ナギ剛(漢字が出ない、ついでに書けない)。 まーさん曰く「クサナギってかぶりものしてると格好良く見えるんだよね・・・」 そうですか。確かに微妙なキャラではあるが。
2003年11月11日(火) |
君の左の手がつかさどる |
神の力でこの理不尽を消してくれ(スガシカオ「サービス・クーポン」)
朝からこの曲がぐるぐると頭の中を回っている。 うーん、それだけ弱っているのだろうか。 胃の方は相変わらず、寝違えて首がつって、頭を傾げながらパソコン仕事。甘いものが欲しくないという(私にとっては)異常事態。 何だろうな、多分1週間くらいで抜けるんだけどな、いろいろなところが一度に不調なので、体調が読めない。妙な感じ。天気が悪いのも気分の低下に拍車をかける。
胡麻豆腐が食べたくなって帰りにスーパーで買って帰った。ちょっとした贅沢である。でも実家で作ったときの方が美味しかった。
音楽でも食べ物でも洋服でもなんでもいい、「これ」というはっきりした決め手=欲望がないから浮上しづらいんだろうなぁ。
朝から雨。急に寒い。11月も中旬に入るのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、これまでが暖かかっただけにちょっと体がついていっていない。 胃の方も相変わらず不調。食事を取れないほどではないが。
ところで日本生命のおばちゃんに生命保険Frauのクリアーファイルを貰ったのだが、でっかく載っている長谷川京子、髪を下ろしてばさばさ感を出し、ピンクのタンクトップを着て歯を出して笑っている姿は、元ちとせにしか見えないのであった。ちとせだって美人だと思うが、長谷川京子の目指す方向とはかなりずれていると思う。 だれかこのファイルほしいならあげます。
昼過ぎに投票に行って、そのまままーさんの実家へメダカを引き取りに行く。とりあえず30匹ほど回収。まだまだいるのだが、それは後日。 昨日金魚屋で買ってきたひょうたん池(プラスチックの地面に埋め込んだり直置きして使う池)に水と砂利を入れ、放しておく。
夜、どのテレビ局も選挙速報ばかりで、一大イベントなんだろうなぁと思う。マラソンや箱根駅伝をつい最後まで見てしまうのと同じか。 スカパーのディスカバリーチャンネルに切り替える。 選挙に興味がないわけではないが、結果がわかればいいのだ。
ここ何日か胃が痛い。 仕方ないので、胃薬を飲む。もともと胃酸過多だったかなんだったかで、空腹時には胃痛と吐き気がある。それでも普段はなんとなくなんとかなるのだが、このところはさすがにどうにも不調だ。 とりあえずしばらく継続して飲むこととする。
夜、イカとアジの刺身、グリーンサラダ、アジのアラ汁、牡蠣飯(まーさんのリクエスト)。牡蠣飯はご飯がうまくて牡蠣はダシガラという炊き込みご飯にありがちな展開。スーパーで貰ったレシピカードを見ながら作ったら思ったよりも簡単に出来た。ただし、残った分が明日どういう味に変化するか、そこらへんで今後のレパートリーに加わるかどうか決まる。
永谷園のCMで「親子猿のぬいぐるみをプレゼント」をやっていて、様々なポーズをつけさせているのだが、画面端の注意書きで「本物は動きません」と書いてある。 そんなこと誰でもわかるだろうとテレビに突っ込みつつ、世知辛い世の中になったなぁと実感するのであった。
ひょんなことから花粉症の話になって、会社のHさんの花粉症は2日間らしいことが判明。 1年に、2日間。 これだったらなってもいいなぁとちょっと思ったりする。
2003年11月05日(水) |
二律背反(ってあっているのか) |
旅行、特に温泉(LaQua不可)に行きたい気持ちがかなり強いのだが、帰ってくるとたまった洗濯物を片づけなきゃいけないとか考えると行きたい気持ちが失せるのであった。 どうせ冬になると温泉付きスキーに行くのだが。
2003年11月04日(火) |
自分の責任を取るのは自分 |
大阪の家族殺しの件、プライドの高さと自己愛のアンバランスが目に付く。 思春期の嵐は誰にでもあるものだが、それを行動に移してしまう思慮のなさ、想像力の乏しさは莫迦としか言いようがない。
そもそもリストカッターは自殺志願者ではない。あれは「誰か構って」というアピールだ。籠に1羽飼いするオウムが自分の羽をむしるのと同じ行動だ。
死にたければ自分一人で死ねばいいし、心中したければふたりですればいい。 家族も含めて他人を巻き添えにするのは、単なる甘えと自己愛だ。物事がうまくいかないのを他人のせいにして勘違いナルシズムやヒロイック・ファンタジーに酔っているだけだ。酔いたければゲームやマンガやアニメの中で勝手に酔っていればいい。 ただ、現実は違うものだ。それを混同してしまうのは(勉強が出来る・出来ないという意味ではなく)頭が悪い。 本当に「家族が嫌い」ならば大学も高校も辞めて自活すればいい。住み込みでやれる仕事はある。
うまくいかなければそれは苦しい。でも、それは自分に責任がある。特に学生のうちは。 人間関係も勉強もそれこそ生きていくそのものはしんどいことだ、という大前提が抜けている気がする。それは教えなかった親の責任でもあるのだが。
2003年11月03日(月) |
ケイタイデンワの使い方 |
携帯電話を買って1週間、一番使える機能はTVリモコンである今日この頃。 なぜかというと携帯電話もテレビもパナソニックだからだ。
父親の60歳の誕生日。 新宿で赤いバラの花束(笑)とケーキを買っていく。 本人はと言うと、実感がまるでないらしく、区役所から銭湯無料入浴サービス(月4回)のお知らせが来たことにややショックらしい。確かにイマドキの60歳は「老人」ではない。 そして父のもっかのマイブームは「カップラーメン」らしい。確かに昔「中華三昧」を箱買いした人ではあるが。
朝イチで神保町古本まつりへ行く。 開店と同時に一通り目を通し、ちくま書房のワゴンで文庫本3冊、岩波文庫のワゴンで文庫本1冊、岩波ホール裏の特設会場でハードカバー1冊。まあまあの収穫。 ワゴンを覗いている私の後ろを通った冷やかしカップル「なんかさー、うちら場違いだよね、みんな選び方が真剣じゃん」当たり前でしょ(苦笑)
そのあと九段下からバスに乗り着付け教室へ。 習い始めて5箇月、やっと帯結び。腕が後ろに回らないという事実が発覚。柔軟体操しなきゃ・・・。
そのあと駿河台でスキー用品買い物中のまーさんと会社の先輩達と合流する予定、がすれ違ってしまい会えず、なんだか投げやりになって一度6kgの荷物を置きに家に戻る。
夜はお茶の水で飲み。自転車で出動。 帰りは2人乗りして帰った。
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