東京の片隅から
目次|きのう|あした
怒濤のような一年だった。
*音楽 一番ライヴに行ったのはTHE JERRY LEE PHANTOM。対バン含めてたぶん10回以上行っていると思う。とか言って今日のカウントダウンはキャンセルしたんだけど。 好きな音、嫌いな音がはっきりしてきて、自分の中で一段落したのかな、と思う。だからといって音楽を聴かなくなるわけではない。ライヴを見たいアーティスト、CDで満足できるアーティストの差がはっきりした。 でも、今年後半は私生活が忙しくて音楽を全然聴いていない。買ったものの聴いていないCDもある。取捨選択すべき時期に来ているのか?
*美術 すっかりご無沙汰。自分が絵を描かなくなったことも大きい。食指の伸びる展覧会も少なかった。
*書籍 これもあまり買っていない。エッセイに流れる傾向はここ何年かのこと。重い本はなかなか読まなくなっている。引っ越して図書館が近くなったから読もうかな、という気持ちは出てきた。(内容の)重い本は若いうちに読め、という親の言葉がだんだんわかるようになってきた。遅い。 そういえば神保町古本まつりも行かなかったなぁ。
*自分 久しぶりの精神的転換期に来ているなぁという実感。だから結婚に踏み切れたのかもしれない。転換期なだけにピーキーな場合もあって、まだまだ来年気は抜けない。当分周りに迷惑を掛けるんだろうなぁ・・・。
*余談 今紅白でドリフターズが「東村山音頭」を歌っている・・・。もう終わっちゃうみたいな雰囲気(笑)。しかしまだ続くのであった。そのあとの松田聖子の衣装もすごいが。「悔しかったらベルサイユへいらっしゃい」って言いそうだ(爆笑)。
そうこうしているうちに年越し。 寺町に住んでいるので除夜の鐘をつく音が聞こえてくる。静かな年越しだ。
2001年12月30日(日) |
朝、晴れていて、風がある。 |
今日も洗濯をする。 掃除をしようと思っていたところに電話。 結婚式は挙げなかったものの(式というか披露宴は必要ないと思っている)写真は必要だろうということで、写真を撮りにいったのだが、その写真館から。写真ができあがったという。 正月に家族に見せるため、さっそく貰いに行ったのだが、感想は「うーむ、我ながら馬子にも衣装」であった。七五三みたい。正直に親の着物で写真を撮った方が良かったかな、と思いつつ、確か卒業式の袴の写真は見事なお多福になったはず、と思いだしてこれでいいかとも思う。
夕方からまーさんがコンタクトレンズを購入するのにつきあって街に出た。 久しぶりに新聞と雑誌を読む。が、おしゃれに対して全く情熱をもてない自分に気づく。良くない傾向。 いや、靴を買わなければならないことはわかっているんだ。ショートブーツ(というより編み上げ靴)も処分してしまったし、今持っているローファーもパンプスももうよれよれなんだけど、買いにいってもなかなかサイズがないので、踏ん切りがつかない。どうせ年明けからバーゲンがあるし。洋服なんか増やしてもしまう場所がないし。
でも、雑誌を見て、「あの特集に載っていたあのブランドのあのタイプのバッグがほしい」とか、「あのモデルと同じ髪型にしたい(というかあの簿デルになりたいなんだろうけど・・・)」と思える人って、すごいなぁと思う。雑誌を見て食指が動くことって、まずないもんなぁ。
その後買い出し。野菜を買う。 おせちは実家に行ってもらってこようかなぁ。無精。
結局もう仕事納めの日になってしまった。一日短いとこんなにあわただしいものか、と思う。 今日は新しい仕事はせず、一日机やパソコンの整理やら、やめる人の見送りやら、ちまちまとした仕事を片づける。そんなちまちました事柄も積み重なるとあっという間に16時を過ぎてしまい、結局掃除らしい掃除はできなかった。今年は会社の台所もさぼった。どうせ使っているのは私ではない。
やめる同期が二人、挨拶に来て、ちょっと話した。 今回は自分の心理的なダメージも大きい。予想していたよりも。 どうか二人のこの先、光あるものであればよいがと思う。
夜、忘年会。異常な燥鬱状態に陥る人、ひたすらしゃべる人、ひたすら飲む人、なんだか変なノリだった。普段も変だが。 今回下見に来たものの初めて使った店だっったが、どうも予約を入れるとその時点で(時間制限はあるが)貸し切り状態になるらしく、こんな変な集団でも気楽で良い。 器の店も併設していて、そちらもなかなか使い良さそう。今度寄ってみよう。
朝起きたらサイレンの音がする。上の通りの方で音がするから通過するだけだろと思ったらなかなか遠ざからないので様子を見たら、どうも近所でぼやがあったらしい。ぼやで良かった。
火事は5度見ている。 同じ商店街の中の同じ焼鳥屋が2回(・・・)、隣のそば屋が1回、裏手の家が1回、近所で1回。 木造の古い家が多くて、しかも裏路地も多い。住人は年寄りばかり。そんな地域だったからよけいサイレンの音が気になる。 今のマンションも古いから年寄り世帯が結構多い。お互い何も起こさなければいいけど。
最近夜10時頃、拍子木を持って夜回りをしている声がする。そういえば実家のほうでもやっていたなぁ、時間帯も同じくらいだったなぁ、拍子木の鳴らし方と掛け声、うまい人とイマイチの人がいるんだよなぁなどと思う。
クリスマス後だからなのか、街でブランドもののバッグやら紙袋やらを持つ人が目に付く。 もうくたくたになったティファニーの紙袋を大事に下げている人やら、グッチやヴィトンの鞄を下げている人やら、価値観は人それぞれだからそういうものがとても大切な人もいるんだなぁと思いつつ、私だったらその分おいしいものを食べた方がいいなぁと思ってしまう。 色気より食い気らしい(笑)。
でもこういう価値観の志向って、どこで決まるんだろう。基本的に実家の人間はいわゆるブランドには興味がないから(食べ物は別)、周囲の環境なんだろうか。だとしたらブランド好きな女の子の家は誰か家族にブランド好きな人がいるのだろうか。
あと一週間である。果たして年内に仕事にけりをつけられるのか。それはわからないけど、やるしかないんだろうなぁ。
夜、用事があって実家による。みんな風邪を引いていたので早々に退散。またひいちゃぁたまらない。 家に帰る途中で柚子の匂いがした。どこかの家で鍋でもしてるんだろう。 夕食を作っていると、どこかの家から卵の匂いがする。オムレツかな、と思いながらほうれんそうを洗う。
2001年12月24日(月) |
クリスマス・イブってなんだっけ |
お返しを買いに銀座へ行く。急に新年会があることになって、そのときお返しを渡さなきゃ、ということになった。池袋でも良かったんだけど、とりあえずデパートの数の多い銀座へ。 銀座はカップルやら家族連れやらでいっぱい。みんなうろうろ歩くので、なかなか進まない。 デパートの宝飾品売り場は真剣な顔でのぞき込んでいる人でいっぱい。自分は嫌いじゃないけど普段はほとんどつけない。「みんな真剣だなぁ」なんて温かい目で眺めてるあたり、なんだか余裕である。それよりも上の方の階の家庭用品売り場で陶磁器やら台所用品やら見ている方が楽しかったりする。 上の家庭用品売り場はさすがに普通の土日くらいの混み具合。いいなと思ったものが在庫がなかったりしたが、何とかそれなりに納得のいく買い物をして、地下でケーキでも買おうと思ったらここもいっぱい。並ぶのも面倒くさいので地元で買った。久しぶりにバタークリームのケーキを食べた。ちょっともたれる。
クリスマスというと教会に通っていた頃みんなでキャンドルサービスの準備をしたり軽食のサンドイッチを作ったりした記憶がよみがえる。1ヶ月かけて徐々に準備をしてゆく。飾りなんかはもちろんだけど、心の準備もする。そういう、本来の意味でのクリスマスを体験できたのは良かったと思う。
朝起きたら背中が痛い。背中は以前からひねっているのだがそれだけではなさそうだ。 おなかも痛いし頭も痛い。どうやら風邪を引いたようだ。
それでも自転車を買いにまーさんの知り合いの店に行く。まーさんは元・自転車部なので(競輪じゃないよ)そういうスポーツサイクルも扱っている店。昔そこでバイトもしていたらしい。バイト代は現物支給(ねじやらギアやら・・・)だったそうだ(笑)。 真っ赤な電動自転車にした。さらに体力が落ちそうな予感。でも今住んでいるところは実家以上に坂だらけなのだ。ここを米やら白菜やら抱えて帰るのは勘弁したい。
家に帰ったらにっちもさっちもいかなくなっていたのでさすがに寝た。頭痛い。
冬至である。 冬至にはゆず湯に入り、かぼちゃを食べることになっている。 京都の方では「ん」が2つつく食べ物を7種類食べるらしい。ぎんなん、れんこん、にんじん、なんきん(かぼちゃ)、きんかん、う(ん)どん、あと1つ何だっけ。
ゆず湯は私がじんましんが出る可能性があるのでゆずの香りの入浴剤で代用する。 こういう行事ものをやるのは結構好きだ。実家でやっていたからかもしれない。なんだか楽しくていいじゃないか、と思う。
夜、スーパーを外からのぞいたら、陳列はもうクリスマス用になっていた。
昼間、雪が降った。でもあっという間にやんでしまい、なんだかつまらない。もうちょっと長い時間降るとよかったなぁ。
会社の釣り部の忘年会について行った。当然というか何というか屋形船で天ぷらである。コンパニオンのお姉ちゃんも3人ついて、おっちゃんたちはご機嫌だった。 まーさんは「特別大物賞」をもらった。重量だけなら確実に一番である。が、果たしてどっちが釣られたのか。
でも、何でうちの会社はこんなに独身男性が多いのか。なんか変だ。いくら男女比が極端な会社とはいえ、工業高校出が多くて女性との出会いがないとはいえ、独身男性がごろごろいる。かといって結婚したくないわけではないらしい。不思議だ。
公園で犬の散歩中に一休み。 これはよくある。 犬を抱えて暖をとる。 これは初めて見た。 斬新なアイデア・・・かもしれない。
2001年12月19日(水) |
年賀状はとっくに受け付け中 |
年末、仕事はいよいよ忙しく、次から次へと沸いてくる。 年賀状も当然まだである。自宅はもとより、会社のもだ。といっても裏面は全社でまとめて印刷してあるので、後は普段からメンテナンスしている住所録の確認をして打ち出すだけ。だいたい1月1日に届く必要性は全くない。最終日にでもやろう。 自宅の方もやっと取りかかり始めたのだが、いかんせん去年までもマックを持ってはいたものの、年賀状は頑固にプリントゴッコに手彩色&宛名手書きで通していた私、今年はさすがにカラープリンタもあることだし、パソコンで作ることにする。が全く進んでいない。今度の週末にやらなきゃなぁ。 人が聞いたらあきれるだろうが、年賀状のネタは1年掛けて考える。プリントゴッコを使い始めたときから統一しているテーマがあって、「児童文学」なのだが、毎年ネタを考えて図書館へ行くのが結構楽しい。元ネタを当ててもらえるとさらにうれしい。 わざわざ手で彩色するのは単なる趣味。輪郭線の色もきちんと混色してオリジナルを作る。これも自己満足。
で、ネタですが、こんなところ。 87:ピーターラビット、88:エルマーとりゅう、89:星の王子さま、90:スーホの白い馬、91:ムッシュムニエルをごしょうかいします、92:さる るるる、93:ドリトル先生月へ行く、94:どろんこハリー、95:てぶくろ、96:カスピアン号南の海へ、97:はなのすきなうし、98:だるまちゃんととらのこちゃん、99:くまのプーさん、00:影との戦い、01:はてしない物語、02:5月35日。
会社帰りにCDを買おうと思って、久しぶりに銀座で降りた。 女の子ばっかり。女の子、といってもいわゆるOLさんちなのだが、「OLっぽい格好のOL」は久しぶりに見た。だって普段周りにほとんどいないし(笑)。最近は制服のない会社も多いから、私服にも気合いが入るのかもしれない。みんな雰囲気が同じ。細身のコート、網ストッキングか濃い色のタイツ、ふくらはぎ途中までの丈のブーツかそうでなければつま先とヒールのとがった華奢なパンプス。茶髪のセミロング、ストレート。 流行のものが似合うのはいいなぁとうらやましい反面、自分が来てもどうもたぶん流行の格好には見えないだろうと言うことも承知、人には「分」がある。
銀座のCDショップは品揃えが新宿や渋谷とは違っていて、大人な感じ。新宿や渋谷の「いい音見つけてやる」という店内のパワーはないので、落ち着いてみられるが、ここでは私は新しい音は発見できないかもしれない。
会社のFさんは去年マイホームを建てた。そこへ子供が猫を拾ってきて、今度は犬を飼うのだという。まぁ、よくあるパターン。 深夜タクシー帰宅になってしまったFさんが玄関のドアを開けると猫だけお迎えに来てくれるそうだ。一緒に階段を上がって、途中で振り返って「にゃ?」と言うらしい。 それを飲み会の席で話すFさんの顔はでれでれ。確かに雌だから男性のFさんになつきやすいんだろうけど、この人が女の子の父親だったら甘甘なんだろうなぁと思う。 でも普段は家族の話などあまりしない人が時々そういうことを話しているときの顔って、いいなぁと思う。いつも話していたらただのニヤケだけど。
自分もそういう顔、できてるのかなぁ。できるといいなぁ。
風呂場が静かだ。まーさん、起こしに行かなきゃ。
久しぶりに実家へ行って、その後渋谷へ行った。 渋谷へバスで出かけたのが失敗。ただでさえ公園通りは道幅が狭いのに、年末だから路上駐車と年末工事。車が多くて往生する。 それでも昔は公園通りを抜けるだけで1時間近くかかったので、ずいぶんましになった。 それにしてもなぜ渋谷まで車で来るのかよくわからない。大きな荷物を持っているならともかく、ただデートのためだけに都心に車で来るのは無謀だ。 わざわざ渋滞にはまりにくるなんて物好きだなぁ。 と思うのは間違っているのか。
天気がよいので洗濯物を干した後デジカメ片手にぶらぶらと散歩してみる。私はやっぱり裏道と坂道が好き。育った環境もあるのだろう。西新宿は今でこそきれいさっぱり地上げされてしまったが、昔は細い坂道と裏道と木造の長屋や2階建てのごちゃごちゃした街だった。おかげで綺麗さっぱりの住宅地は未だに違和感がある。 結局本郷の向こう側まで歩いたところで日が傾いてきたので買い物に寄って帰宅。とはいっても一人なのでたいしたものは買わない。でも紅玉があったので衝動買いしてしまった。まだ耐熱容器もないけど、どうするか。 衝動買いといえばホットケーキが食べたくなってホットケーキミックスを買って家で作ってみた。夕飯前におなかがいっぱい。墓穴。
ここ何日か一人暮らし状態なのだが、実家も大家族だったので、羽を伸ばせる反面、家の中が妙にがらんとして見える。子供の頃気がつくと一人留守番に残っていたときのようで、妙に心細い。私はやはりそばに人がいた方ががいいみたいだ。でもほうって置いてもらいたいとも思う。勝手なものだ。 一人暮らしを続けられる人は、強いと思う。
年末いっぱいで同期が二人退職する。 Gさんは人間関係と、会社には秘密だが結婚。 もう一人、Kさんは育休明けに保育園が見つからなかったため。
なんだか難しいなぁと思う。 私たちの年度はどうも最初から「この子はここへ配属しよう」と決めて採用したらしく、異動もほとんどない。 Gさんが配属されたのは総務。女の園で、しかもムズカシイ人ばかりいる。男性もちょっと変な人とかがいた。要するにほかで引き取り手がいないからだ。どうも先輩とそりが合わなかった彼女は倒れたり全身じんましんになったりアレルギーで動物性タンパク質は完全シャットアウトになったり、かなり苦労していた。会社には「休養」と言って退職届を出したが、そのあと今の彼氏との結婚が決まった。それは同期だけの秘密。 有能な人だったから他の部署だったら長続きしたかもしれない。
もう一人、Kさんも、ぎりぎりまで保育園の空きをねらっていたそうだ。でも空きがなくて、結局退職。うちの会社でこのケースで退職するのは二人目だ。「二人目を生むまでがんばろうと思っていたけど、退職になったから子供は一人かな」と言っている。彼女のダンナは公務員だし、官舎に入れているのでかなり恵まれているはずだけど、それでも難しいかも、とのこと。 この前会ったが、かなり残念そうだった。
毎回恒例で、退職するオンナノコには色紙と花束とプレゼントをみんなで(!)渡すことになっている。今回も色紙が回ってきた。 普段あまりこういう女子グループ的なノリは好きではない、というか嫌いなのだが(だってほとんど話をしない人の時はどうすればいいんだか)、今回は同期だし、それも仲が良かったし、ちょっとしんみりする。
昨日会社で会議の後懇親会があって、後かたづけのために残っていたのだけど、そのまま拉致されて9時すぎから飲みに行った。 ・・・さすがに無謀である。仕事で空きっ腹のところへ、会社でワインを飲まされて、そのまま飲み屋へ。そこではビールで逃げるも、いえにかえったときにはへろへろ。そのまま風呂にも入らず寝てしまった。
おかげで今日は午前中がつらい。朝も会社にぎりぎり。とほほ。 それでも午後には何とか感覚が戻ってきた。 結局早く帰ろうと思いつつも、会社を出たのは8時、家についてそれから料理を初めて食べ始めたのが10時半。だから胃を壊すんだろう。自業自得。 勢い余って明日の晩ご飯まで作ってしまった。
せっかく一人の間に羽を伸ばそう、映画見に行こうと思っていたのに、そういうときに限って仕事が忙しい。そんなもんかなぁ。
2001年12月12日(水) |
そして飛行機は飛ばなかった(苦笑) |
まーさんは朝早い飛行機に乗るつもりだったらしいが、札幌は大雪、結局飛行機が飛んだのは夕方、というか夜だったらしい。とほほーな感じ。だっていつまでたっても携帯がつながるんだもん(笑)。今回彼が行ったスキーは「マジで滑りたい人」が行くのできっと明日からすさまじいでしょう。
私の方は「あぁ、やっぱり今日洗濯してから出れば良かった」と後悔しきり。 東京は明日は雨らしい。いっそこっちも雪にならないか。無理か。
そんな中、さっきまーさんは北海道へスキーに行くためにいったん実家に帰った。 明日実家から出発するらしい。 まぁ、がんばってきてください。
人をそこまで駆り立てるものは何だろうか。 といっても、まーさんから見れば独身時代年間70本からのライヴや映画に出かけていた私の方がどうかしているのだと思う。世間的に見てもちょっとおかしい(笑)。 本当に好きなものって理屈では説明できない。 でも、以前よりも「見に行かなきゃ」という強迫観念はなくなった。ハナからあきらめているのか、日常に追われているからなのか。 本当は見に行きたいのもあったんだけど、でもなぁ。まぁいいかなぁ。
2001年12月10日(月) |
どうして女子高生はバーバリーのマフラーが好きなのか。 |
どうも家の周囲には幼稚園から高校まで(大学は通学時間が違うからね)いろいろあって、出勤時にはあちこちの生徒とすれ違うのだが、謎なのが女子高生。 どうしてみんな(全員ではないが・・・)バーバリーのマフラーばっかりなんだろうか。 ぱっと観てわかるキャメル地に赤・黒・白のチェック、紺地に赤・黒・白のチェックといった定番はともかく、ほかのチェックのマフラーもふと観るとバーバリーのマーク。別にチェックだったらどこでも売っているだろうに。それとも「マフラーは無地とチェックのみとする」なんて校則でもあるのか。 謎だ。
今日は、2度洗濯をして、布団を干して、風呂とトイレの掃除をして、部屋にそう事故を掛けて、ガスコンロをがしがし洗う。 基本的には結構ルーズだと自分で思っているのだが、やり出すと止まらない。この際に徹底的にやってしまおうというわけ。ちょっと早いけど年末大掃除のつもり。どうせ普段はほとんど掃除してないし。 ついでにたまったレシートの山をより分けて小遣い帳に記入してみる。意外と食費は使っていないことに気づく。基本的に自炊なので、妥当なところかもしれない。 今日はどの家でも布団や洗濯物を干したりする音が聞こえる。掃除機を掛ける音も。 一日平和だった。
明日は冷えるらしい。
二人ともどっぷり疲れて、昼まで寝ていた。 予想外にエネルギーを使ったらしい。 そして、初・図書館へ。貸し出しカードを作ってもらって、ちょっとうきうき。 一番小さい図書館は、小さい図書館だが、CDが充実している。COILもあったし、なぜかbabameniaや犬神サーカス団まで(笑)マニアだ。今度借りてこよう。 このところ本屋に行っていなかったので、大量の本に埋もれるのは楽しい。 私は活字中毒なのではなく、本中毒なんだろうと思う。
午後、有休を取って「記念写真」を撮りに行った。一応けじめとして撮っておこうということになったのだ。 いっそのこと、ということで、ドレスレンタルと写真撮影がセットになっている、式場兼スタジオみたいなところへ行った。 馬子にも衣装というか何というか、それなりなのだが、やっぱり似合わない(爆)。まーさんは意外とタキシードが似合っている。ううむ。 落ち着かないのと、写真を撮られることがそもそも苦手(というか嫌い)なので、スタジオでも顔が引きつりっぱなし。 どうにかこうにか1時間の撮影は終わったのだが、デジカメで取り込んだ写真を見せてもらってもやっぱり顔が笑っていない。比較的ましな写真を選んで、その日は終わった。できあがるのは年明けになるそうだ。
写真を撮られるのは小さい頃から苦手で、小学生の時の修学旅行の写真は集合写真と記念日くらいしかないかもしれない。それは今でも続いていて、なかなかカメラに向かって笑うことができない。写真写りの良い人はいいなぁと思う。 すぐ目をつぶってしまうのと、ちょっと猫背なのと、顎があがってしまう癖はわかった。でも直せないんだなぁ。
あぁ疲れた。
東京もちゃんと朝夕は寒くなって、吐く息が白くなってきた。でもまだコートを出すまでは行かない。 スーパーで「泥付きネギ」とか「白菜」とか「サッポロ一番5個セット」とか観ると、あぁ冬だなぁと思う。季節感がなくなったとは言っても、まだまだ野菜は季節どおりだ。一緒にもうお正月用品も売られているが、まだなんにもやっていない。やることもないか。
結婚についてあれこれ聞かれる。まぁ、黙っていることもないし、差し障りのない範囲で答えるようにはしている。 それにしても他人のプロポーズの言葉(なかった)とか何年つきあったとか聞いておもしろいんだろうか。謎だ。自分が他人の色恋沙汰に興味がないだけかもしれないが。ちなみに自分の色恋沙汰にもあまり興味がない。
ちょっとひっかかったのが、いきなり結婚を公表したからなのか、「できちゃった結婚かと思った」と言う一言。 あまり反発しても、同期に結婚式の日取りが決まって公表してから妊娠して結果的に順序が逆、という人もいるので、黙っているけど。 言った彼女には他意はないんだろうけど、かなり不快。彼女はいつもそういうあまり考えない発言をする人だが。でもまず最初に「単に自分が知らなかった」のではなく、「できちゃったから」という発想になるあたり、彼女の周囲にはそういう結婚をした人がいるんだろうなぁと思う。でなければ最初からそういう発想にならない。 そういえば、噂好きな人、人の恋愛話に聞き耳を立てる人に限って、自分のネタはばらさない。だからネタを提供しない人には私も言わない。
2001年12月04日(火) |
「西洋骨董洋菓子店」 |
月曜日にやっているドラマなのだが、今日気づいたことがあったので、今日書こう。 あの時間帯、ほかにおもしろいものがなくて何となく観ていることが多いのだが、なんだかずっと気になっていた。 まーさんが指摘して「あ、そうか」と思ったのだが。 ・字幕が多い。原作が漫画だからなのかな。本来、視聴者が思うようなことまで字幕にされてしまうので、TVと観ている側との間にさらに1枚フィルターがかかっているよう。それが何となく気持ち悪さ、のめり込めなさを呼んでいる。 ・ミスチルの歌がうっとうしい。ミスチルの罪ではないんだけど、ドラマと歌詞をリンクさせようとしすぎていて、これはミスチルをもう一度売るためのドラマなのか?と思ってしまう。いまさらヒットねらいでもなかろうに。プロデューサーがミスチルのファンなんだろうなぁ。でもこれで逆にミスチル嫌いになる人もいるだろうなぁ。
原作の漫画はドラマ化が話題になるよりも前に実家にあって(笑)、私も読んでいたし、主要4人は結構きちんと当てたと思うが、原作が漫画ということを意識しすぎているんじゃなかろうか。同人誌っぽいとも言う。原作よりも同人誌っぽくなってどうする(笑)。 と思っていたら、昨日の放送で本格的につまらなくなった。一気にレベルが落ちたな。
今日帰りに会った猫。 黒、黒白、濃茶、シャムくずれ、黒・腹白靴下。黒。 最初の4匹は同じ場所にいる。兄弟かもしれない。 おもしろいのは、実家のそばにあれだけいた赤虎をこの町ではほとんど観ないこと。その代わり黒いのはたくさんいる。しかも尾長。 そしてもれなくみんな愛想が悪い。いかにも「野良」である。
私は犬や猫など、4本足の動物を飼った経験がない。だからいざ触るとなると、ちょっと引き気味。時々町であって挨拶するくらいが、今の私にはまだちょうどいい。
2001年12月02日(日) |
何かしたようでしなかったようで |
だいたい週末は昼近くまでだらだらしているので、外出は午後になってからだ。ただ、それではやらなければならないことを全部やるには、あまりにも時間が足りない。「今日一日私は何をやったんだろう」と思うことも多い。 実際には「ゆっくりしていた」のだが、何か行動していないと何もしていないような気がするのは、貧乏性だと思う。いつもくるくるしている方が落ち着くのだが、くるくるしているだけで実際には何もしていないこともある。予備校の先生で「そういう人のことはポンポン蒸気というのだ」と言った人がいるが、確かに煙突から煙を出して港の中をくるくるしているのは一見忙しいようで、実際にはたいしたことはしていないのだから、そんなものなのか。ポンポン蒸気にはポンポン蒸気なりの意味があるとは思うが。
午後、昨日釣りに行った人がアジとイナダをくれたので、出刃包丁を買いに出かけた。さばいたのはまーさんだが、さすがに新しいのは切れ味がいいらしかった。
昼前にKさんから電話がかかってきて、夜彼の家で鍋会になった。Kさんと奥さんは私たちとほぼ同時につきあい始めて、先に結婚している。 まーさんと何か買っていこうということになって、デパ地下でケーキを買う。インパクト勝負でイチゴの乗った大きなラウンドパイ。買って持っていったら。先に来ていた知り合いが「アタシこれ買おうかどうか迷ってたの」と言う。かぶらなくてよかった。いくら別腹でもこれ2個は無理だよね、と笑う。 結婚式をするのかしないのか、という話もする。こっちはする気がないのだが、Kさんは会社の人たちから「あっちはどうなの?」と探りを入れられたらしい。親切なんだろうけど、よけいなお世話。つーか、二人とも知った顔なんだから別にお披露目しなくてもいいじゃないか、と思ってしまうのは良くないのかな。
鍋会は延々と続き、いい気分でおいとまして、池袋まで来たら、もう電車がなかった。がーん。ついでに上着のボタンもなくした。そのあと水を飲んでいて机にこぼして、書類が水浸し。トリプルショックであった。
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