東京の片隅から
目次|きのう|あした
2001年09月30日(日) |
ヨドバシカメラへレッツゴー!! |
というわけで、朝から家電の買い物。 事前に目星をつけていたので早かったのだが、それでもこちらの思い違いもあったりしてかなりバタバタした。 だって、洗濯乾燥機がベランダに置けないなんて知らないよぉ。カタログにも書いてないじゃん。でも無理矢理買った。後で物置用のパーツかなんかでまーさんが覆いを作ってくれるそうだ。いやいやサンキュー。というか、乾燥機にこだわっていたのはまーさんのほう(笑)。いっときは食器乾燥機も欲しがっていた。実は男の人って家電は大好きだと思う。大きいおもちゃなのかな。 仕事で電気製品の規格に関わっているのだが、乾燥機は洗濯機ほどではないけど一応注水試験はやっているはず・・・。きちんとカバーをかけたり屋根のあるところならば大丈夫なんじゃないかなぁと思うが、プロではないので確証はない。
デビットカードが使えるか判らなかったのでお金を下ろして行ったのだが、福沢諭吉がそれこそ羽が生えたように飛んでいく。1000円札がはした金に見える(爆)。危ないなぁ(笑)。でも9月終わりなので、決算セールで予想よりも安くなった。 それでもまだ買っていないものもあるし、個人的にマックとスカパーは欲しい。マックは今どのスペックにするか迷い中。
夜、高校時代の友達と飲み食い。いつも誰かが調子悪かったりするのだが、今回もひとり直前に倒れてキャンセル。体弱いよ皆。ロシア料理店だったのだが、肌寒いのでちょうどよかった。みんな相変わらず口が悪くて、でも面白い。店を出たら雨が本降りになっていた。
チケットをとるのにイベンター優先予約でも電話。 電話3台を使ってかけ続けるも、なかなか繋がらない。「こちらはNTTです」と無情のリピート。 しばらくたって時計を見ると、まだ5分しかたっていない。こういう時の時間はなかなか過ぎない。気ばかり急いて、指もスムーズに動かない。 だんだん「ツーツーツー」という話し中音が増え、嫌な予感がする。それは的中した。45分すぎに繋がったものの、すでにイベンタ−分は終了していた。力が抜ける。まだ45分しかたっていなかったのか、という気持ちと、45分もかけていたのか、という気持ち。
今までの最高記録は、トヨタカップ(マンチェが来た年)で15時半までかけたことがあったけど。
朝起きたら風が強かった。 そういう日もあるのだろう。日が登って気温が安定すると風は止んだらしい。 一日会社の中にいて外の空気を吸わないと、外の天気が判らない。
風、実際に外にいると髪の毛が顔にかかってうっとうしいだけなのだが、吹かないよりは吹いたほうがいいと思う。
金木犀の香りが街のどこかからただよってくる。 ライヴ帰りのタバコ臭い自分をちょっと恥じたりもする。 金木犀の香りが夜風にただよってくる時は雨が近い時だ。雨が近いと香りが強くなる。雨が降る前兆の塩素っぽい匂いもする。
金木犀の香りは文化祭の準備を思い出させる。私の通った学校は2期制だったので、夏休みが終わるとじきに前期期末テスト、それが終わると1週間の秋休みを経て、後期のアタマに文化祭。クラブを幾つも掛け持ちしていたので(するなよ)、今の時期は校内を走り回っていた。校内には何ケ所か金木犀の木があって、文化祭まで持ったらさぞ楽しかろうと思うのだが、持った試しはない。生物部の先輩が金木犀の香りをアルコールに移して香水を作れないか四苦八苦していたっけ。 ペンキだらけになりながらアーチを作ったり、展示用の模造紙を沢山書いたり、配付するフリーペーパーの印刷で手を真っ黒にしたり、文化祭は準備段階が一番楽しかった。もともとそういうのが好きなんだろうなぁ。
金木犀の香りを「トイレの匂い」という子供がいると聞いたのはもう随分昔のこと。そもそも芳香剤を使う習慣のない我が家では逆にその発想の方が不思議だ。昔の家なのでトイレに窓がある。入っていない時は窓を開けたままなので、匂いが気にならないのもあると思う。 季節は五感で感じるもの、むざむざ塞ぐのは勿体無いと思う。
2001年09月26日(水) |
スガシカオ「夜空ノムコウ」 |
PVを観た。鳥肌が立った。 シカオちゃんのPVは、奥和義さん(「黄金の月」「愛について」)か須永秀明さん(その他)が手掛けている。このPVも須永氏だろう。 須永氏の映像は、スガシカオの曲をなくしてサイレントにしても成立する。 映像はすごくシンプルなのに、なぜここまで静かに主張するのか。さっき一度観ただけでも目に焼き付いて離れない。 その前に流れていた曲がすべて薄っぺらく思えてくるほどの強烈なインパクト。
「あれから ぼくたちは なにかを しんじて これたかな」
君は何を信じてる? そもそも信じるに足るべきものって、本当にある?
青空が青く見えるのは後ろが真っ暗闇だからだ。
意図せずしてこの詞のインパクトを強めてしまう出来事が起きてしまったせいもあるのだろう。
ものすごく眠い。 仕事中もふらふらする。一応ちゃんと寝ていたつもりなのだが・・・? フリスクを食べたり、珈琲を飲んだり、洗濯したり、じたばたしながら何とか一日を終える。
なんでこんなに眠いんだろうなぁ。「どこでも/いつでも/何時間でも寝られる」とは言え、ちょっと変。
「DIAS」の表紙のシカオちゃんにちょっとドキドキしてしまった(笑)。山崎の時は思わなかったのになぁ(爆)。
ことわざって本当だなぁと思うひととき。自然は上手くできているらしい。 このところ急に涼しくなって、鼻風邪をひいたっぽい。アレルギーもあるので、そっちかもしれないが・・・。 でも今日は上着を着て出かけたら暑かった。
今直している家の様子を見に行ったのだが、台所のペンキの指定が1トーン間違えたみたいで、クリーム色と言えば聞こえはいいが、まるっきりひよこ色。ありゃぁ(苦笑)。どうせ棚や冷蔵庫を置くと隠れてしまうからいいか。飽きたら塗り直せばいい。照明器具を買って置いてきた。
そのあと下北沢で目星をつけていたカップ&ソーサーを買って、家に届けてもらう手はずを整える。中国製の印伝なんだが、白地に藍の柄の具合がなかなか良くて、しかも古い図柄の写しなんだろうけど、アンティークではない。食器のアンティークは余程でないと使いたくないので、新品は嬉しい。柄も色もかなり理想に近いのが出たと思う。5客買ったけど、4客でも良かったかな。 その後内緒のカフェでお茶。冷房がきつくなく、天井が高い。メニューは少ないけど、ゆっくりできる。最近開発してお気に入り。冬場にココアを入れてくれるともっと可だな。期待しておこう。
今日は渋谷のユーロスペースで映画を2本観た。 「路地へ」と「チェブラーシカ」。 なんで中上健次(監督は青山真治)とロシアパペットアニメが同列に並ぶのか自分でも不思議だが、まぁいいや。 ユーロスペースへは久しぶりに行ったのだが、新しいお店とかができていて随分来てなかったんだなぁと思う。 中学〜高校はミッションスクールで(別に強制じゃなかったけど)ここの近くの教会に行っていたし、大学時代はこれまたここの近所でバイトしていた。だから、随分裏道まで知っているつもりだったんだけど、就職してからのほうがこのへんは便利になったかもしれない。
帰りに雑貨屋へよってビーズのチョーカーを買って帰ったが、家に帰るまでにどこかへ落としてきたらしい。え??ものすごい安物だけどやっぱりショック。
家の近所では今日までお祭り。でもお祭りの地域は多かったらしく、あちこちで神輿を見かけた。 夜中まで打ち上げでアルコールが入った人が大声で家の前で喋っていた。今日くらいはしょうがないのかな。普段はあまりうるさいと窓を開けて怒鳴るんだけど。
2001年09月22日(土) |
THE JERRY LEE PHANTOMのこと。 |
THE JERRY LEE PHANTOMについて書こうとふと思った。 THE JERRY LEE PHANTOM(JLP)。今私の中ではかなり上位を占めるバンド。一番はスガシカオだけど(笑)。 JLPはCDとライヴの違いがもの凄い。全然別モノだ。それがいいか悪いかは見る方の好みで、ファンもCD派とライヴ派とに分かれる。 CDだとタイトでソリッドで完成度の高い音楽を効かせてくれるが、ライヴでは、演奏はめちゃくちゃだったりするけど、踊り出さずにいられない熱いライヴを見せてくれる。 どっちが好きかと言われても困る。 でも、本人たちはどっちが好きなんだろう。 ライヴの本数を見ると、ライヴが好きなのは判る。で、枚数が出ていないせいもあるけど、プロモーションが少ない。それがちょっと勿体無いなぁと思うこともある。ライヴにムラがあるから、テクニック的には申し分ないけど、ライヴだけで好きになってもらうには、まだちょっと厳しいところもあるのだ。 ちゃんと完成度の高い音源を持っていながら、ラジオなどで流れることはほとんどない。 ライヴハウスに行く人間が世間的にはごく限られた人である以上、口コミにも限度があるし、積極的に売り込んでプロモーションするしかないんじゃないかという気がする。ひさしがあまり喋りが達者でないのはラジオを聴いているとなんとなくわかるんだけど(苦笑)、まずは内野にファンを増やそうよ、とも思う。 それでも、ライヴのほうが好きなのだったら、CDの音をライヴへ近付けなければいけないと思うんだけど、それはJLPの音的に難しいかもしれない。
外野がどやどや言うのは勝手なんだけど、もっとみんなに知ってもらうには、どうしたらいいんだろう。つい考えてしまう。 今にして思うと「Hey!3」に「世界に告ぐ」で出たのはちょっと早かったかも。まだ「monstar」のほうが良かった?
JLPは一度で人を引き付けられるようなフックのあるわかりやすい音楽ではないと思う。私も最初は引っ掛かったものの、ライヴに行くまでにはならなかったし。でも、独特のフレーズがだんだん頭の中でループしだす。そしてライヴに行くようになって、いつの間にかモッシュに飛び込み、円陣に参加してしまうのだ(爆)。だって、一度でもJLPを観たことのある人は、結構音は忘れててもバンド名と雰囲気は覚えてくれているんだよ。意外な人から「○○の時に観たよ、覚えてるよ」とか聴いてこちらが吃驚する。だからこそ、みんなに伝わらないのが余計に惜しいのかなぁ。
1日残っていた最後の夏休みをとった。 クリーニング屋へ行って、銀行に行って、街をぶらぶら。 無印で帽子を買おうか迷ったのだが、やめた。でも我ながら無印好きだなぁ。 雨も降るので、夕方そうそうには家に戻った。
明日、明後日と私の街ではお祭りなので、どちらかは必ず雨になるだろう。なぜかいつもそう。台風が来たことも一度ならずある。氏神が水神なのかな。 だんだん神輿の担ぎ手も少なくなってきて、人数集めにはどこも苦労しているらしい。昔は平日にやっていたお祭りを土日にずらしたのもそのせいだろう。 地域の広さのわりに地区が別れていて、私の家の周りではほぼ1km四方の地域に6つ。全域でも2km四方くらいか? 実は新都心のビル群も、新宿駅も、アルタも同じ氏子なのであるが、あまり向こう側には関係ない。でも新宿駅の周りでちんちきやっていたら、それはうちのお祭りです。
小学生までは私も子供神輿を担いだりしたが、そんな子供の社会の中にもなんとなく親の事情が見えかくれする。子供同士は気にしていないのだが、親や祖父母が町内会で有力だったりすると、周りの大人が遠慮するのか、錫杖や拍子木など、比較的楽で目立つポジションにつきやすい。なんとなくそういうのも見えかくれしたりして。
家を出るにあたり、不要な食器を貰っていくこととした。 うちにはなぜか写真用の暗室(水道つき)がある。どうやら叔父の仕業らしい。今はすっかり納戸と化している。 貰いものは大抵そこに詰め込んであるので、発掘してみたら出るわ出るわ。なんじゃこりゃーというものまで。 叔母がまだ外貨持ち出し制限のあった頃に東ドイツから買ってきたマイセンの花瓶まで。おーい。埃にまみれさせていていいのか? 母が嫁入りの時に持ってきた夫婦茶碗&湯のみセットまで発掘され、もうわけがわからない。母も祖母も在庫処分するチャンスだと思っているのでどんどん掘り出してしまう。そんなに持っていけないってば。っていうより、まだ2人残ってるでしょう(笑)。
結局、足りないものはほとんどなかった。(気に入らなかったものは、ある) キューピーの大昔のノベルティのガラスボウルやウイスキーの皿、コカコーラのノベルティのコップも貰った。 面白かったのは昔の松坂屋の包装紙の箱に入っていたガラスコップ&皿のセット。薔薇の模様の描き方がいかにも60〜70年代前半風。なぜか更には中華どんぶりの縁に描いてあるような渦模様が。でも中は薔薇(笑)。シモキタあたりの雑貨屋で売っていそうである。フリマでもやるか? 祖母曰く、戦前に伊勢丹で買った塗椀がまだどこかにいくつか残っているはず、とのこと。物持ち良すぎ。
2001年09月19日(水) |
Q.特技はなんですか。 |
姉が就職先に提出する書類に「あなたが生かせると思う特技を書いて下さい」という欄があったらしい。ちなみに彼女の就職先は大学の専攻でもあった農業関係である。 「『生かせる』ってどういうことかな」と姉。 「英語ができるんだから(生活するには困らない)『英語』と書くとくと海外研修生のセミナーの時に呼ばれるとか」と私。 「そもそも人がみんな特技を持っているって思っているあたりが嫌だね」と妹。そりゃそうだ。就職の時に履歴書で一番苦労したのがここ。
日常生活に役立たない特技ならある(笑)。 学生時代は絵を描いていたので、例えマンガのイラストでも絵を見れば画材と紙がわかったりした。生物部だったから動植物の名前は比較的詳しいかもしれない。 でも、当時は周囲はみんな絵描きだったり生物部だったりしたので、特技とは思わなかった。それが特技かもしれないと思い始めたのは就職してからである。 アパレル会社に勤めた友人は素材と価格が頭の中に入っていてつい原価計算をしてしまう。 紙問屋に勤めた友人も本の表紙でどこの問屋が納入したのかが判る。 でも、それはその職業ならば当たり前のことで、いったん外に出てみないと特技ってわからないものだよなぁと思う。
なんとなくついていない日。朝から歯車が上手く回らないで、軋んでいる。だんだん自分の心も軋んでくる。
今日は健康診断だった。内科の医師が遅刻をかましたせいで、時間が遅れる。もうそろそろすいただろうと思って受付に行ってみたら、分室の社員&アルバイトが大挙してやってきたところで、嫌になって部屋へ帰ってしまったら、電話で呼び出された。ち。 私のいるフロアに会議室があって、そこが会場になっているので、人が廊下をうろうろする。それはしょうがないのだが、レントゲンは1階で撮るため、だらしない恰好でうろうろするのがどうにもみっともない。たまたまうちの部署でサーバーやプリンターのメンテナンスを呼んでいて、向こうは(仕事だからだけど)暑いのにきっちりネクタイ絞めてくるのに、こっちはTシャツやYシャツの裾をだらだら出している。案内するのがすごい恥ずかしかった。
なんとなくなにもかもが上手く行かない日。郵便仕事でヒスを起こしかけた。そんな自分にさらに落ち込む。 人生をリセットしたくはないが、[undo]はしてみたいと思うことは良くある。
家に帰ってとにかくジャンキーなものを食べたくなったのだが、あいにくと台所には何もなく、バターを使いまくったベーコンエッグを焼いた。フライドエッグになってしまった。カロリー計算するのも恐ろしいが、それで気がすむならいいのか。いや、よくない。
歌舞伎町、NYと、事件が立続けに起きている。 両方ともある種の「夢」の具現化に対する報復だ。 でもその「夢」は他の人にとっては「夢」ではないのだ。一見華やかであればあるほど届かない者にとっては無惨だ。 ぶっ壊したくなる場合もあるし、ざまあみろと思う気持ちもある。 歌舞伎町の場合、私にとっては近くにあり過ぎるために日常と化してしまっているのだが、「夢」に見える人もいるんだろう。
私の「夢」はなんだろう。
初めて埼玉高速鉄道に乗った。 南北線と乗り入れしていて、浦和美園まで続いている。その先も延長予定があるらしい。 浦和美園は以前一度近くを走ったことがあるが、東北道が脇を走る原っぱだった。里山が少し残っている。 その真ん中に駅がぽつんといきなり立っていて、向こう側にサッカースタジアムがある。来年のW杯では準決勝が行われる。周りはなんにもなかった。今はちょっと変わっているかもしれない。 南北線自体通勤時以外はあまり有効活用されているとは言いがたい路線だ。 四ッ谷や国会議事堂前(溜池山王)は通るが、繁華街を通るわけではないので、遊びや買い物には利用しづらいのだろう。日曜日の昼ごろに乗ったのだが、車内はガラガラだった。そのまま埼玉高速鉄道に乗り入れるが、ホームもがらがら。 鳩ヶ谷で降りたのだが、市の名前にもなっているからてっきり市役所のそばなのかと思っていたら、そばに警察署があるだけの、こちらも何もない場所だった。(コンビニとマクドナルドは、ある。) しかも料金が高い。初乗りが200円以上する。これでは住民も利用しないだろう。銀座や渋谷を通っていたらちょっと変わるのかもしれない。
意外だったのは、埼玉高速鉄道の部分も地下鉄だったこと。てっきり地上だと思っていた。
ところで、まーさんは髪の毛を切ったことにも、色を入れたことにも気付かなかった。
髪をいじりたくなって、美容院に行った。 近所なのでのんびりした気分で行かれる。それが気楽。女性2人でこじんまりとやっているし、店内の雰囲気もラテンアメリカというか南欧というか柔らかい雰囲気。砂っぽいカスタードクリーム色の塗壁、白木の床、家具も白木系にステインでペイント。美容院の内装にしては珍しいかもしれない。 美容院に行ったのは半年ぶりだった。しかしその時にかけたスパイラルパーマが今ちょうど「くせ毛風」なので、ボブにしてみようかと思ったがそのまま生かして10cmくらい切って、色を入れた。ちょっとオレンジを入れた焦茶。赤も好きなのだが、私にはオレンジ系のほうが向いていると思う、とのこと。そのままプロに任せる。出来上がりはちょうど目の色と同じ感じになったので、いいかもしれない。 しかし髪をいじるとその日一日鏡が気になる。色を入れたから余計に。 明日のまーさんの反応が楽しみだ。
そのまま靴のバーゲンを覗くが、いまいちピンとこない。ストッキングを履いている時にまた来よう。 化粧品を買い足した。深緑のマスカラを買ってみた。 サッカーを見に行ったら、ひいきのチームが負けた。あぁ。
天気が悪い。体がだるい。眠い。 アメリカの事件はずっと引っ掛かっている。音楽も聴く気がしなくて、まだ封を切らないまま。どんよりとした気分。
せっかく休みをもらえることだしどこかへ旅行しようかなと思いかけていたのだが、国外はまず今年一杯くらいは無理だろう。国内も(行きたいところは何ケ所かあるが)なんとなく行く気が失せてしまった。
今回の事件でふっと思い出した人がいる。 大学生の頃語学研修で行った北京。学食でたどたどしい中国語会話と筆談で会話した相手は、パレスチナ人だった。 「どこから来たの?」「ぽぁぇしぃてぃん」。 彼はこの事件をどう思ったのだろうか。
アメリカの連続テロのニュースは見るたびに新たな情報が伝わってくる。どうやら犯人が絞りこまれてきたようだ。 それにしてもガレキを片付けるだけで数カ月、死者は数千人に登るという。 ニュースを見るのはつらい。でも、新聞だけでも読むようにしている。 それにしても気になるのがこういう時に一斉に出てくる「外交評論家」「中東専門家」。そんなに簡単にひとくくりにできるほど大雑把なジャンルではないはずなのだが、それをくくってしまうのが、日本のイスラムに対する理解度のレベルなんだろうと思う。電話でインタビューに答えている分にはまだ冷静な人も多いが、スタジオにいる人の中には「晴れ舞台」に舞い上がってしまって浮かれているように見える人もいる。 でもキャスターもリポーターも同じだ。きちんと事実報道に徹している人、日本人の安否しか気にしていない人、勝手に自分の意見を付け加えて暴走する人、さまざまである。 一番腹が立ったのが、事故映像を編集して放送する時にBGMを入れた局。アクション映画と勘違いしていないか?ものすごく不快だった。 湾岸戦争、阪神大震災の経験はTVにはないらしい。 結局映像情報が欲しい時はNHKを見ている。
ミッションスクールに通ったし、大学ではイスラム史も履修した。専攻は中国。社会科の教員免許もとった。一応ベースフォーマットは真面目に勉強したつもりだけど、それでも自分に信仰心がないからなのか、対立軸がよく判らないところがある。 自分と違う考えの人がいる。自分の常識は他人の常識ではない。ただそれだけのことではないのか。 アメリカ合衆国は自分達が胸を張っていられるほど世界中から愛されているわけではないけれど、それでも一般人を巻き込むのは間違っている。 しかし日米両国の首脳が今この時期に両方とも非常に内向きなのは嫌な雰囲気。石原都知事も帰ってこなくていい。
この事件はただの報復では終わらないだろう。報復に成功すれば、アメリカ合衆国は一時的には勝者になるかもしれない。でもまた血は血を呼ぶのだ。日本も否応なく巻き込まれるだろう。その時どうあるべきなのか。
昨日台風情報を見ようと22時のNHKニュースをつけると、いきなりビルが燃えている。飛行機が突っ込んだのだと言う。てっきりセスナかヘリの操縦ミスだと思っていると、2機目が生放送で突っ込み、炎上。 ただの事故じゃないのか? そのうちどうやらペンタゴンにも墜落したとか、ニュースを聴いているうちにビルが崩壊した。 110階建て、400メートル。何万人も働いているビルだ。それが、砂山のように崩れてしまう。出来の悪い映画を見ているよう。でもこれは本当のこと。CGでもない。 妙な計画性のある同時多発テロ。その計画性と、誰も犯行声明を出していないことの不気味さ。見えない。吐き気がする。 犯行グループについてはいろいろ取りざたされているが、どれも憶測の域を出ない。イスラム圏の関与もいわれている。でもまだわからない。うかつな憶測で言うものではない。ニュースを見ていると、そう思う。
今日会社に行ってもその話で持ち切り。登ったことのある人も多かった。
株もあっさり1万円を割った。時間の問題だったのかもしれないが、いきなり後ろから突き落とされた感じ。こっちもどうなるのか。
余談だが、うちの姉は明日からアメリカの知り合いに会いに行く予定だった。昨日台風の中チケットを買って、外務省関連のセミナーに出て(当初会場がオークラだったが省内になったという笑い話はここでは割愛する)、帰ってきたらこのニュース。さすがにチケットは全額払い戻しになったそうだ。
通勤の途中、新都心を通る。信号待ちの時に、つい上を見上げてしまう。あのビルの半分の高さだが、それでも200m。普段からロケや報道でヘリコプターが低く飛ぶだけで不安になるのに、これが崩壊したら、と思うと血の気が引く。高層ビルは鉄筋の骨組みの上にパネルを張ってあるだけ。早くできるが、隙間だらけだ。作っている間のスカスカの骨組みも見ているので、余計嫌な気分。
台風が近づいている。朝から電車の本数が減らされたりしているので、開き直ってバスで行ったら、普段よりも早くついてしまった。でもみんな用心して早めに出たので、集まるのが普段よりも早い(笑)。なんだか可笑しい。 今日は電話もなく、一日窓の外を見ながらのんびり仕事。窓の外はすごい嵐で、びしびし雨粒が窓を叩く。おかげで嵐が去る頃には窓はすっかり綺麗に。「車を出しておけば良かったかなぁ」と冗談を叩く余裕があるのも、内勤だからだろう。 夕方にはすっかり台風は通り過ぎて、綺麗な夕焼け。何だか綺麗すぎて気持ち悪いくらい。そこらへんの空気まで絵の具に浸したように赤い。
家に帰ったら善福寺川で人が流されてこっちのほうまで探しに来たとか。神田川とは途中で合流している。しかし普段は大人の膝くらいまでしか水のない川だが、集中豪雨や台風の時には一気に増水する。最近導水路工事が完了してからは、水が溢れたことはないが、その前の状態だったら確実に溢れていただろう。
NYの同時テロのニュースをずっと見ている。つい向こうに見える高層ビル群を見上げてしまう。
台風が近づいてきて、一日中雨が降ったり止んだり。 雨は大粒で強く降ってくると白く見える。
何かの本で読んだのだけど、黒澤明監督はモノクロ映画で雨の迫力を出すために墨汁を薄く混ぜたそうだ。黒く色がつくのはもちろん、墨に含まれる油分がライトに反射するからくっきりと見えるのだろう。 良く考えたものだと思う。
日本の雨はなんとなくべたべたする。(台風の雨はちょっと違うのだが・・・)でもミクロネシアや沖縄の雨はべたべたしなかった。 海もそう。房総あたりの海は空気も海水もなんとなくべたべたしている。うっかり飲んでしまうと苦い。ミクロネシアは雨が降ってもなんだか気持ち悪くないし、海水も飲んでしまってもただ塩っぱいだけ。成分の違いか、空気の綺麗さの違いか。 でも海の場合、透明度が高いのは栄養分が少ないということだから、あまり手放しでは喜べない。
2001年09月09日(日) |
「どうしようかと思いました」 |
起きたのは10時過ぎ。また寝直す。もう一度起きたら昼だった。湿気がすごいので寝直したにしては気持ち悪い寝起き。 そうめんを食べてマッサージに行った。 台風のせいか降ったり止んだり、変な天気。雨宿りしながらのんびりとゆく。 さすがにマッサージ屋はすいていた。マッサージ屋にすっかり顔を覚えられていて「右足の調子はいかがですか?」左足にねんざ癖があって、右足に負担がかかっているのだ。(それは最近大丈夫) マッサージ屋が背中をさわった途端、動きが止まる(笑)。 終わってから言われたのが、上の一言。すみませんねぇ。でもあまりに硬いからってぎゅうぎゅう押されるとさすがに痛いんですけど・・・。 1時間やってもらってもすっきりしない自分の体って、どうなっているんだろう・・・。不安。 帰りにcazの髪型特集と「けっこんぴあ」を買って帰る。式をする気はまったくないが(あんな見せ物みたいなのは嫌だ)諸手続きを何も知らないので、それは問題だろうということ。 ・・・面倒臭い・・・。名字を買えなければ住民票の移動だけと婚姻届の提出ですむのになぁ・・・。男の人ってそういう時は楽そうでいいよなぁ・・・。
普段よりも酒が回っている。 生中と黒ビールのスタイニーボトル1本とワイン2杯くらいしか飲んでいないのに(苦笑)。 このくらいでへろへろになるなんて、体調が悪いかもしれない。
同じ量飲んで酔う時と酔わない時とある。体調もあるし、その日頼んだつまみとか、腹の減り具合とか、微妙な差がどのくらい重なるかなんだろう。飲みはじめるまで判らないのがやっかいだ。 それでもハタからみると十分シラフに見えるらしい。酔っていても顔に出ないのはこういうとき損だ。
2001年09月07日(金) |
召還するかドアを開けるか回復するか全滅するか |
くるり「LV30」である。 今東京現代美術館でやっている村上隆の個展タイトルでもある。 今回、展覧会開催中のくるりアコースティックライヴ「東京ミミック」へ行ってきた。詳しくはHPのほうで書く。 でも、最初に村上氏本人が出てきて挨拶したのだが、このタイトルについて「今の時代の閉塞感にぴったりだと思う」とコメント。 ロールプレイングゲームのお定まりのセリフではある。ゲームの世界だから今現実の生き死にに関わるわけではない。でも、心理的な閉塞感、出口のない感じにはぴったりだと思う。ゲーム世代の発想なのかもしれないが。 くるりの歌ではこのフレーズがくり返された後、最後に「書き換えするか」と付け加えられる。「書き換え」は何を意味するのか。単にゲームのやり直しを意味するのか。でもそうではない気がする。 ライヴは普段のくるりとも違った感じで面白かった。 そして昨日からくるりは4人になったらしい。
うちの姉、海外青年協力隊から帰国して半年、来春からの就職が決まったらしい。もともと計画的だし、勉強はできるし、みんな心配はしていないのだが。で、旅行できるのは今のうちとばかりにいろいろなパンフレットを取り寄せている。 しかし取り寄せたところが世間的にはマニアック。イラン、シリア・ヨルダン、中央アジア。しかし我が家では「行ってみたいところベスト5」に入るくらいの人気。やっぱりちょっと変わっているかもしれない(苦笑)。あーちきしょーいいなぁ(爆)。遺跡好きというか歴史好きなのは親の影響なのだろう。 でもやっぱり旅行できるのは身軽なうちだよなぁと思う。もっとあちこち行っておけば良かったかもしれない。「家族」というのは有り難い存在であることも多いが、足枷になる時もある。
そういえば結婚すると年休に加えて+αで何日か休みをもらえるらしい。「どこかいきたいところある?」とまーさんに聞かれたのだが、季節は秋〜冬。 モンゴル→寒いから却下。アイルランド→やっぱり5〜6月に行きたい。イギリス→私が博物館に籠って相手しなくなるからやめた方が無難。ネパール→今はまだごたごたの後遺症があるから無理。モロッコ→今は気分じゃない。マルタ→マニアすぎ。ペルー→まだ危険。中央アジア→絶対バイクに乗りたがる。ミクロネシア→もう行った。 いろいろ考えて出た答えが「・・・マダガスカル、かなぁ??」 釣り好きなので海のほうへ行ってほっぽっておくというテもあるが、それだとバリあたりはつまらないだろう。「国内だったら小笠原」と言ったら「ムロアジしか釣れないからやだ」と却下された。だったら石垣あたりでロウニンアジでも釣るか?五島は海が荒れそうだしね。
2001年09月05日(水) |
ケンタウル、露を降らせ |
最近「銀河鉄道の夜」づいている。 きっかけはGOING STEADYのアルバム中の曲「銀河鉄道の夜」の中に聴いたことのあるフレーズが混じっているけどなんだろう?という話題から。CDショップで試聴してみたらバッハ「主よ、人の望みの喜びよ」。ミッションスクール時代によく歌ったり弾いたりした。 そう言えば最近読み直していなかったなぁと思ってちくま文庫版全集(えぇ、持ってます)を引っぱり出して読み直す。ここで収録されているのは最終稿。でも私は最初に読んだ1つ前の稿「ブルガニロ博士登場ヴァージョン」のほうが好きだ。昔の岩波版はそちらを採用していた、とまた引っ張り出してきて読む。解説を草野心平が書いているという新たな発見も。 映画もあった。上映時は見に行けなくて、そのあと大学生の頃だったか、とあるアニメーション作家の追悼上映で、浜離宮朝日ホールで「注文の多い料理店」と同時上映したのを見に行った。昔ビデオに撮っていたのは消してしまったらしい。でもサントラを持っているのでそれも聴く。音楽は細野晴臣である。高校の頃はCDが高くて買えなくて、図書館で借りてカセットテープに落としてリピートで聴いていた。就職してから偶然中古屋で発見して、即買い。 そして、昨日。寝ようとしてTVのチャンネルを変えていたら、NHKで作家の追悼特集で「銀河鉄道の夜」に関わるドキュメンタリーをやっていた。そのまま見てしまって、つい夜更かし。
ケンタウル祭は夏の祭りなのか。からすうりの灯はあかいのかあをいのか。私のイメージはあを。でも夏の盛りではなく、晩夏。 サントラを聴きながら本を読む。夜の風がとおる。そういえば最近空を見ていないなぁと思う。
すっかり涼しい。もう暑さは戻らないだろう。サンダルや夏服をしまわなくちゃなぁと思う。 夏に古い靴を捨てたので新しい靴が欲しいなぁと思うが、引っ越しを控えている身、なるべく荷物を少なくしなくてはとどこかで思っているのか、デパートを覗いてもまだ買うまでにはいたらない。 女性誌には「秋の服」「今年の靴」「髪型を変える」「秋コスメ」などと並んでいる。でもああいうのはさほど参考にならない。 髪型は変えてみたくなったのだけど、4月アタマにかけたスパイラルパーマ、今はちょうど「くせ毛風パーマ」なので、もったいなぁと言う気持ちが半分。なかなか変えられない。一番似合うのも多分今の髪型(ロングまっ黒上からパーマ)なんだろうなぁと思う。大学生の頃からベースはこれだ。
靴を欲しい時は人の足下に、髪型を変えたい時は人の頭に目が行く。 結局自分で試してみなければわからないんだけど。
2001年09月03日(月) |
恋愛≠結婚(サブタイトル:噂の二人) |
浜崎あゆみが長瀬智也とつきあっているらしい。(まず、浜崎「が」長瀬「と」というのが微妙な感じなのだが、それはおいておく) そのこと自体は名前のメジャ−/マイナーの差はあれど、よくある話。
で、芸能界のインタビューでいつも気になるのが、交際が発覚した二人に対してのインタビュアーの一言「御結婚はいつですか?」 イマドキ、交際=結婚という図式、一般社会ではだんだん少なくなってきていると思う。結果はどうなるにせよ、最初から終着点を見据えてつきあうかどうか。二人の年齢もあるだろうけど。20歳そこそこで「結婚」の二文字が出るのって窮屈だよなぁと思う。 みんな未だに山口百恵の影とか見ているのかね。
ワイドショーが主婦向けだからなのかもしれないけど、マスコミは片方で煽っているが、基本的には考えが古めかしい。「取材する自由」は声高に叫べど、「取材される側の自由」は考えてなさそう。
どうしても気になるんだったら、真偽のほどだけ確かめて、後は放っておけばいいのになぁ。それは私がファンじゃないからそう思うのか。 でも山崎に彼女がいるとか結婚するとか聴いても私は動揺しないだろう。ふーん、という感じ。
ところでガードが硬いジャニーズ事務所(最近SMAPは出てくるけど)だが、TOKIOは立て続けに2件。事務所の力の入れ方の差と考えるのはうがち過ぎか。
人の噂話を聴きたがる人に限って、自分のことは喋らない。
朝からQueに並ぶ。10時にいくと案の定誰もいない(笑)。とりあえず荷物をおいて二度寝したり下北沢をうろうろしたり。 ちょうど下北沢はお祭りの真っ最中らしく、お神輿が通る。しばらく後をついていってみたり、途中喫茶店でかき氷を食べたり。かき氷は今年最初で最後かもしれない。全部食べたら足の爪先まで風が通った。 それにしても後続がこない。男子は動きだしが遅いからかなぁと思ったりもするが、本当に今日発売なのか不安になったりしてカレンダーを確認したり。15時半になってやっともうひとり来る。しかし知り合い(笑)。結局16時に集まったのは5〜6人。 え??だってペンパルズだよ???AXをSOLD OUTにするバンドだよ? 拍子抜けするほどあっさりチケットを購入。途中で、今日の出演者の人に「おひさしぶりです」なんて挨拶されるが、全然知らない人である(笑)。スパイラルパーマ&セルフレームグラスで他の知り合いと間違えたんだろう。 その後他の人と待ち合わせして、「東京ミミック(くるり)」のチケットを入手。最初に「譲ります」を観てメールした時には既に譲渡先が決まっていたのだが、相手と連絡が取れなくなってしまって(多分転送システムの問題)タナボタで私に回ってきた。いいのやら悪いのやら。
そのあとぶらぶらして帰る。
家のリフォームの相談をしに11時にリフォーム会社へ行く。ほぼ全面的に直すので、壁紙や床、ペンキのサンプルを観ながらああだこうだと相談。結局、お昼を挟んで終わったのが3時。すみません。 でも全部決めて発注までしたので、すっきりした。いざ取りかかるとまだ打ち合わせをするところは出てくるんだろうけど。 小さなサンプルを観て全体を想像するのはなかなか難しい。それでも現地を何度も観ているし、光の入り具合もチェック済み。美術部にいたせいで、サンプルを全体に広げた時の視覚効果もだいたいなんとなくだが判る。そういう点は絵を描いていた者の強みかもしれない。 担当してくれたのは女性で、素材の利点欠点もずばずば言ってくれる。現地も観てもらったので、雰囲気も掴んでくれた。そういうところは安心してこちらも言いたいことを言える。 しかし、築約30年の古いマンション、つくりは丈夫なのだが、電気配線のビニール被覆の限界も30年と言われている。そこらへんは仕事なので、分電盤ごと引き直してもらう。これがだいぶかかるらしい。ちょっと痛いが、天井を直す今回でないと引き直せない可能性が高いので、追加することにした。燃えたら嫌だしね。
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