東京の片隅から
目次|きのう|あした
なんとなく仕事にも身が入らず、かといって家にも帰りたくなく、会社を定時であがってぶらぶらした。結構こういう時は喫茶店にいったりするんだけど、今日はそういう気分ではない。結局、デパートの上の美術館で過ごした。 観たのはオディロン・ルドン。実際に見ると油彩よりもパステルの方が良かった。リトグラフもあったが、リトグラフの「黒」の表現に惹かれてしまうあたり、まだ復活は遠そうだ。 それにしてもプロとアマの違いを歴然と感じざるを得ない。どんな表現方法の人であっても、その一線ははっきりしている。わかっていたけど、久しぶりに目の当たりにしてちょっとブルー。 でも久しぶりに(数年ぶりに!)画材を出してみようかな、という気分になっている。特に油絵。
帰りに、コーヒーとフィルターと安いウイスキーとを買って帰った。あとで飲む。
2001年05月30日(水) |
「大人の女」byシカオちゃん |
この日記は「日常/生活」日記にしてあるんだけど、「悩み」日記にした方がいいかもしれない(苦笑)。それほど今回の不調は長い。
やっと「FRAU」のシカオちゃんと最相葉月氏との対談を読んだ。テーマは「大人の女」。 その中でおや?と思うところがあった。 「ありものでぱぱっと料理を作れる」「逆に子供だと思う瞬間は悩みが遠いところ。この歳になると親の介護とか老後とか考えるようになる」
え?ありもので料理って当たり前じゃなかったのか(爆)。あまり味見もしないで料理を作ってしまう(そして失敗する)私にとっては目からウロコ。
もう一つの驚き、親の介護や老後について。逆に言い換えると、途中までは意識していなかったということ。というか、子供時代から意識していた私が変なのか。 うちは、女きょうだい3人。それだけならば良くあるパターンだが、父方だけで、叔母2人(未婚)と叔父1人(バツイチ)がいる。母方で子供がいない人も一組。必然的に、両親と祖母も含めて面倒を誰がどうやってみるか、ということになる。「とりあえずお葬式代だけは溜めて遺言も書いておいてね」とは普段から冗談で言い合っているが、いざとなったら分担して乗り切るしかないんだろうなぁ。でも父親の面倒を見るのは私らしい。残りの2人はいまいちそりがあわず、小さい頃は「私が婿を取って継ぐ」とか言われていた。 まだみんな元気なので切実な問題というレベルではないが、自分の将来設計や超安定指向には大きな影響があると思う。 みんないつから意識するんだろう。
ところで雑誌でわざわざ「大人の女」の特集をやるということは、それだけ大人になりたくない人が多いのか、それともなりたい人が多いのか。今の服の流行とリンクしているような気もするが、「ワンクラス上の大人のお洒落」、「マナー」、「フェロモンを身につける」とか見出しで見ると、理想は不二子ちゃんなんだろうなぁ。
結局ぼんやり考え事をしていて夜更かしし、今日は一日眠かった。 紅茶やコーヒーを入れたり、布巾を漂白したりしながら眠気を避ける。
会社帰りに昨日傷をつけてしまった靴を修理に出しに行く。リペアでは「直せるが、薄い色なので傷はハッキリ残る」と言われ、結局靴売り場でメーカー戻しで直してもらうことにした。一月以上かかるという。いくらかかるんだろう。 黒のサンダルが欲しくていくつか試し履きしてみたが、決定打がなく、見送り。
クジャクサボテンの花が咲き始めた。梅雨が近いんだなぁと思う。
2001年05月28日(月) |
ちょっと考えた→考え過ぎた |
ぼんやり考え事をしながら歩いていたら溝にヒールを突っ込んで思いっきりかかとに傷がついた(T_T)。まだ今年買ったものなので、明日リペアコーナーに持っていって、ダメなら修理に出そう。 とほほ。
自分の言葉がキツいのは重々承知だが、難しいなぁ。ネットに書き込む時は一度回線を切って考えてから書くようにはしているのだが、それでもまだキツいのかもしれない。 逆に、私は話し言葉だけで書き込むのにはちょっと違和感がある。きちんと「です・ます」「だ・である」で、とまでは言わないが、感情そのままを書き込むのはやはり何か違う。自分の感情を濾過して言葉を打ち込んでいくので、どうしても感情は薄まってしまうかもしれない。善し悪しだ。 ネットでは「行間を読む」と言うのは通用しない。読んでくれる人もいるが、書いたことそのままか、それ以下しか伝わらない。不思議だが、それが電子媒体の特性なのかもしれない。
銀座へ映画を見に行った。 久しぶりに銀座へ行ったら随分変わっていた。 いろいろと綺麗になったんだけど、以前の古い銀座の方が好きだった。単にブランドに興味がないからだけかもしれない。マヌカンのお姉さんが化粧ばっちりで怖いだけか? 今日の銀座は雨のせいで歩行者天国がない。おかげで歩道はかなりの混雑。しかもなぜか子供が多かったような気がする。子供は縦横無尽に走り回るのでなかなかデンジャラスだ。子供は脳内麻薬が出まくっているに違いないって言っていたのは大槻ケンヂだっけ? 今度晴れたら自転車で来よう。
銀座はお洒落して行くことはなぜかあまりない。Tシャツ&ジーンズが多い。お洒落な街かもしれないが、意外と気安い感じもする。 少なくとも表参道や代官山や渋谷よりは好きだ。
デパ地下を少し覗いて、でも何も買わずに帰った。
午後、下北沢へ行く。晴れたので自転車に乗っていく。 しかし体力が落ちた。もうちょっと何とかしなくては。
玉川上水沿いを走る。いい自転車が欲しいのだが、右側からしか自転車に乗れない(全く不可能なわけではないが・・・)私は、スタンドが両足のあるものでないと不便だ。結局ママチャリになるんだろう。荷物も入るし。 上水沿いを走っていて思うのは、区によって上水の位置付けが違うこと。 玉川上水は多摩川の上流、羽村市から新宿まで流れている。 渋谷区は埋め立てて暗渠にして上を公園にし、世田谷区はそのまませせらぎを見せる。三鷹や武蔵野のほうも見せる方式。 どちらがいいかというのは難しい。見せる方式だと植生の手入れにも費用がかかるし、蚊も沸くだろう。痴漢も出る。それを地域住民が受け入れられるか。そういう意味で、世田谷区は余裕があるのだと思う。 個人的には、やはり水面が見えていた方が好きだ。
帰宅してから今日からチケットが発売されるライヴがあるということに気付いた。あわててぴあに行ったら来週からだという。ところが、ライヴハウスに電話したら今日かららしい。(普段は発売が同時なのだが) また自転車に乗って今度は渋谷へ。無事入手。
さすがに疲れた。
「AUTO REVERSE」をカセットテープに落としてぐるぐる聴いている。Disk2のほうが馴染む。「トマトジュース」と「ひりひりした痛み」がいい。
私はきっと考え過ぎなんだろう。 話す時も書く時も、相手がどう思うかを考えてからじゃないと出せない。 以前人間関係に失敗しているせいもあるのだろうけど、悪い方を先に考えてしまう。考えて身動きが取れなくなってしまう。
今日は他の事業所から人が来たり、会議があったりしてなかなか忙しかった。そういう時に限って、電話も多い。よその部はうちの部はいつでも人がいると思っているので、当たり前のように「大至急」という仕事を持ってくるんだが・・・なんで国際部なのに国際機関との仕事ができないかなぁ。 うちの部はどの部ともちょっとずつかぶった業務なので、何でも屋みたいだ。「人事と経理以外は何でもやっている」とはかなり自虐的。
忙しい方が気がまぎれていい。
今日も母がいないので時間どおり帰宅したら、今日は姉が何やら作っていた。姉の料理はキャンプ料理っぽい。面白かった。
2001年05月24日(木) |
塩化ビニールのニオイがした |
今日も雨だった。 街はプールの消毒薬の匂いがした。 歩き方が下手なせいか、ふくらはぎに泥が跳ねる。 スガシカオ「たいくつ/ゆううつ」が頭の中を回った。
「女の ストッキングにドロがはねて 虫がわいているみたいになった」
朝、パン屋に寄ったら、一番手際の悪いレジに並んでしまった。 わりと最近いる、ゼンマイが弛んできた時計のような電池のなくなってきたウォークマンのような女。 ゆっくりした動きだが、かといって仕事が丁寧なわけではない。 どうしてそういう女に限って化粧が濃いぃのだろうか。 イライラを通り越して観察してしまった。 結局、乗るはずだった電車に乗り遅れた。 昼休み、買ったパンを食べる自分も女が乗り移ったようにゆっくりだった。
祖母がお通夜に行くので、時間どおりに帰宅した。 夕食を作った。 料理を作っている時と食べている時は邪念が減る、ような気がする。 手に生姜の匂いが残った。
ウォークマンが動かなくなった。2台ともダメなので、電池関係だろうと思って充電池を買った。ヘッドクリーニングもした。それでも1台は動かない。単3電池でなら動くので、内部の接点か何かがもういかれているんだろう。貰いもので10年くらい前の機種なので、もういいかな。おつかれさま。
雨が一日降っている。 傘を見て、思い出したことがあった。 高校の時、近くは女子高だらけだった。雨の日も色とりどりの傘で華やかだ。制服のある学校ほど、そしてその服装規定が細かいほど、傘は派手だった。 私の通っていた学校は私服通学だったので、結構地味目。ほとんどが無地、柄があってもチェックくらい。 マフラーもそうだった。制服の胸元は華やか。せめて小物で、ということだったんだろう。
小学生の時に、骨の先にプラスチックの保護球がついているものからついていないものに変わった時、ちょっと大人になったような気がした。 柄が木で鳥の頭がついているチェックの傘が流行った時もあった。 気に入っていた傘をほんの10分くらいの間に盗まれたこともあった。
今は会社の置き傘になっているお気に入りだった1本がある。一見普通の藍色の傘。しかし開くと中に夜空が広がる。(青空バージョンもあった)。 ちょっと恥ずかしいのだが(笑)せめて傘の中は晴れにしよう。そういえば雨の日は結構明るい色の服を着ている気がする。
2001年05月22日(火) |
Plastic Soul |
山崎の新譜を買って帰る。CDショップはミッシェルのアルバムを買う人で一杯だった。ミッシェル、自分では買わないけど、チバの声は好きな方だ。ろくでなしだけど色っぽいバンドだと思う。それにジャケットもPVも一本筋の通っている感じがあって、いい。
ところで、山崎の新譜「Plastic Soul」まだピンとこない。アルバムを聴くまでこの違和感が残りそうだ。 久しぶりのバンドに戸惑っているのもある。でも原因は他にもありそう。 昔から思うんだけど、山崎の書く歌詞ってイマイチ私には具体的ではない。肝心なことをはぐらかされている感じ。シカオちゃんの歌詞は身に染み過ぎてイタイが(苦笑)。昔よりも言葉を作っているような気がするのは私だけだろうか。多分この人はずっと自分の奥底は見せないんだろうな。
山崎まさよしは、好きだけど嫌い、嫌いだけど好き。いつも葛藤がある。盲目的には好きになれない。 でも、よぼよぼになって椅子に座りながら弾き語る山崎をこれまたよぼよぼになった私が見る、という野望があるので(笑)まぁ、つきあいましょう。覚悟しなよ。
立て続けに腕時計が2個止まってしまった。 実際のところ幾つか持っているので、即座に不自由するわけではないが、会社帰りにヨドバシカメラとデパートに寄る。本当はヨドバシで両方出せればいいのだけど、片方は飾りなぞついている細工物なので、一応買った店に出した。電池を替えるだけだが、工房まで戻すのでひょっとしたら1ヶ月くらいかかるかもしれない、とのこと。面倒臭いが、細工物好きな自分が悪い。 帰宅してからふと部屋に幾つ時計があるか数えてみた。 腕時計4個(修理中含む)、ラジカセ、壊れ掛けの目覚まし(時間がずれて役に経たない)2個、バスクロック1個、去年会社のボウリング大会で当てた目覚まし時計1個。 ちょっと待て。 私の部屋は4畳半だ。 ちなみに部屋の前の廊下には柱時計(ゼンマイ式の振り子時計である)がある。
時計というのは意外と貰うものなので家の中そこらじゅうにあるのだが、なぜか家中の時計はみんなちょっとずつ違う時間を指している。祖母の仕業らしい。びっくりするから10分ずらすのはかんべんしてほしいなぁ。
柏と松戸へ行ってみた。 柏はさすがに遠い気がする。普段常磐線に乗らないからだと思う。サムエルで有名になったからか、今日もパフォーマンスの人がいる。街自体はそこそこ賑やかだし、そごうも高島屋も丸井もあるんだけど、街自体がなんとなく荒っぽい感じ。何でだろう? 松戸も賑やかだが、また柏とは違う感じ。 柏よりも松戸の方が好きかなぁ。川が近いし(笑)。水が出るといってもやっぱり川は好きだ。川まで行ってしばらく土手でぼんやりしていた。風が強くて、鳩がジェット飛行していた。鳩的には遊んでいるらしい。
それにしても暑かった。新宿に戻って居酒屋で飲んだビールが旨かった。
午後からパウンドケーキを焼く。紅茶の葉を入れ過ぎて胡麻ケーキのよう。味はまぁまぁだが、もうちょっと葉を減らそう。 洗濯をしたり、録音しておいたラジオを聞いたり、夕食を作ったり、久々にのんびりしていたらいきなりの夕立ち。ここは熱帯か。まるでスコールのような雨だったが、1時間ほどで上がった。 ひさしぶりにのんびりした。 夜、HPの更新をしていたらパソコンノ調子が悪くて落ちまくり、最後はキーボードがきかなくなった。とほほ。
しばらくダウナー気味だったのが、だんだん浮上してきた。 精神的な振れ幅はもともと大きいのだが、今回は久々に大きかった。 でも単なるライヴ切れとかだったら大ばか者である(笑)。
もともとこの時期は体調も崩す。私でなくとも家族の誰かが。 急に暑くなり、湿度も上がる。4月からエンジンフル回転で走ってきて、誰かがコケる。さて、今年は誰の番? 梅雨に入ってしまえば、逆に大丈夫なのが不思議だ。
ところで年中乾燥肌の私、夏も例外ではない。特に職場は冷暖房が過剰なほどかかるので(エアコンが古いので調節ができないだけ)、夏でも腕に粉を吹くほどぱりぱりに乾燥する。保湿クリームは欠かせないのだけど、あれは普通季節商品だから、夏場はあまり種類が置いていない。さらっとした保湿が欲しいのだが、なかなかない。余談だがニベアは塗って外出すると逆に思いっきり日焼けするらしい。本当か?
今年初の**。初鰹なら嬉しいが初ゴキブリである。とほほ。 ライヴを見に行って帰ってきたのが12時過ぎ。軽く食事をして、食器を洗っていたら、出た。 虫全般はもともと嫌いではない。むしろ好きかもしれない。でも、勝手なもので、ゴキブリと蚊と蠅は嫌いだ。 まだ脱皮したてのゴキブリはあっさりと流しに放り込み、処理完了。 それを見ていた姉曰く、「ミクロネシアのゴキブリは鈍いよ。ほうきを振り上げてもそのままジッとしているもん」だそうだ。一撃必殺(笑)。
やっとブランデーを探してきた。パウンドケーキを焼こうと思って、ドライフルーツを買ってきたのだが、肝心のブランデーが見つからない。いいものは見つかるのだが、製菓用で十分。結局、製菓用のは瓶が小さかったので、一番安いものを買ってきた。漬け込んでおけばいつでも誰でも作れる。
普段日記は読み返さないのだけど、今日珍しく読み返してみたら、やっぱり絶不調。暗い。そういう時もあるのだけど、ほどほどにしないと。
昼間、TV関係の仕事をしている従姉が本を取りに来たらしい。なんでも母が昔通っていた学校の資料が必要だったらしい。もう10年以上会っていない。
彼女の家では娘二人が忙しくなり、伯父は猫を飼い始めたそうだ。「お父さんのことをかまってくれるのはふくちゃん(猫)だけだよ〜」なんて言っているらしい。とほほ(苦笑)。もともと親子仲が良かったので、余計淋しいんだろうか。
会社帰りにデパートに寄ってサンダルを見る。黒のサンダルがあったはずだが、去年捨ててしまったかもしれない。幾つか見るが、実際に買うところまでは行かなかった。黒のサンダルはどこにでもあるので、ゆっくり見よう。 日が長くなったので寄り道が多くなった気がする。
家で録音しておいたラジオをまとめて聴く。ひさしぶりにラジオを聴いた気がする。こつこつと片付けなければならない。
最近ふっと思ったのだけど、小説で名前を表記する時に、男性と女性とで呼ばれ方が違うことがある。 例えば「鈴木太郎」と「佐藤花子」がいた場合、「鈴木太郎」は「鈴木」と「太郎」の2通りで呼ばれるのに、「佐藤花子」は「花子」としか呼ばれない場合がほとんどである。 書き手による表現の違いもある。女性作家の場合は「鈴木太郎」は「鈴木」と「太郎」の表記があるが(やや「太郎」のほうが多いような気もする)、男性作家の場合はほとんどが「鈴木」と表現する。 女性の表記は書き手の性別を問わずほとんどが「花子」だ。
女に名字はいらないのだろうか。どうせ変わる名字なら書く必要はないのか。なんだか納得いかない。 でもそういえば女性ソロシンガーでフルネームで活動している人は少数派だ。だいたいが名前のみ。男性ソロも最近は名前だけとか一人ユニット状態の人が増えてきたものの、まだフルネーム派が多数だろう。
単に翻訳小説の影響かもしれないが。ちょっと気になった。
ちょっとしたことですぐ凹む。弱いなぁ。 ただ凹むだけならいつものことで、しょうがない。凹みやすいのは自分の性分だから、折り合いをつけながらぼちぼちやっていくようにはできている。 最近まずいのは、つい家に帰ってからビールなんか飲んじゃったりするのだ。最近は酒で逃げているような気がする。まだビールのうちはいいけど、もっと強い酒になるとキッチンドリンカー一直線だ。 実は中学生の頃に1回やっている。人間関係が最悪で眠れなくなり、台所の梅酒を割って飲んでいるうち、ロックで飲むようになってしまい、さすがに断酒した。そうしたら、しばらくはすごく飲みたかったり、手が痺れるような感じが出たりしていた(これは気のせいかもしれない)。タバコにいかなかったのは、単にうちの中に喫煙者がいないだけだろう。 精神的に不安定になると私は眠れなくなる。寝つきを良くする目的でちょこっと飲むだけならいいのだが、それ以上は「逃げ」になる。逃げちゃいけない。 物凄い不安に台所の皿を全部割りたくなったり叫びたくなったりする。 深呼吸して、丸くなって、布団を「巣」のように積み上げて、その中で眠り続ける。
久しぶりに高校時代の友人と会う。みんな相変わらず賑やかである。今年の春から学生になったの、会社をやめたばかりの、会社をやめてバイト暮しのなど、いろいろである。 食事&飲みのあと、カラオケ。中島みゆきとSads(黒夢)と椎名林檎が交互に出てくるというわけのわからなさ。ほかにサザンは出るわ、ZABADAKは出るわ、めちゃくちゃである。濃いぃ。筋肉少女帯と電気グルーブが出なかったのはこのメンツでは奇跡である。私は山崎まさよしとスガシカオとくるり。「天体観測」を歌おうとして失敗した。次はリベンジしよう(笑)。 でも、一応みんなが知っている曲という気の使い方はするけど、何を歌ってもOKというのはいいなぁ。高校の校風が変わり者を良しとするものだったので、みんなマニアである。それを普通だと思っていて大学で失敗したのだけど(苦笑)。「普通」って難しい。
咳。 原因は多分辛いものを食べたせい。もともと喉はあまり強くないし、去年原因不明(多分肺炎かなんか)で声が1ヶ月出なくなったこともあるので、あまり無理はできない。
今日は練馬のほうへ出かけた。練馬からぶらぶらと歩いて光が丘まで5キロくらい歩く。どこに住もうかと考えながらあちこちの街を歩いてみている。 光が丘に着いたらあまりに自転車と子供と団地が多くてくらくらした。マンションとマンションの合間にこだまする布団叩きの音。なんだかシュールだった。 昼間の住宅街はとても静かだ。不思議なくらい。
会社のパソコンの調子が悪い。パソコン、と言うよりもワード。今は図を張り込む作業をしているのでファイルがハンパでなく重いのだが、保存できず強制終了してしまう。最初は原因がわからなくて、ワクチンソフトをアップデートしてチェックして、エラーチェックして、最適化をかけて、あれこれいじり回した挙げ句分かったのはファイルそのものに何かの異常があるらしいということ。他のファイルから書式を借りてきて再構築し直す。でも同じ形式のファイルのはずなのにどうしても何となく字がずれる。結局直すのは諦めた。でもこの作業に半日かかってしまった。 パソコンは確かに物凄く便利だ。私が入社した時はまだDOS-Vだった。マウスがついていないパソコンで、各部に1台くらいしかなかったような気がする。その頃にくらべると随分進歩している。格段に使いやすくなった。でも結局使いこなせずに逆に振り回されているような気がする。 自分が振り回されずに使いこなせる機器っていくつあるんだろう? 買ってから10年経つラジカセも未だにわからない機能がある(苦笑)。
花の匂いがする。 夕立ちがあったから、匂いが濃い。 この家はツツジ、この家はヘリオトロープ、この家はバラ。 ビルの脇に植えてあってわからない樹があるのだが、後で図鑑を開いてみよう。花や葉の色やかたち別に分類してある図鑑はほとんどないので、時間がかかるのだ。でも1ページ1ページ繰っていくのも楽しい。ウツギの類だと思うんだけどよくわからない。白い花が下を向いて咲いているので、ぽとぽとと落ちてくる。
ぶらりぶらぶら。
2001年05月09日(水) |
AUTO REVERSE |
COILのアルバムが出た。フライングして昨日買ってきているのだが、昨日は1回通して聴いたきり。 歌詞カードを読みながら聴いている。 「ROPELAND MUSIC」がアマチュア時代集大成(ややおちゃらけ)、「ORANGE & BLUE」がシリアスCOILだとすると、今回の「AUTO REVERSE」は何になるのだろうか。 アナログ盤の裏表、COILの二面性、ポップとダーク、明暗、等々、インタヴューでは言っている。 個人的な感想を言うと二面性ももちろんあるのだけど、「ピンクCOIL」だと思う。もともとある(特にサダ)素質なのだと思うけど、今回わりとてらいもなく出しているような気がする。 なんだか「60 min. 天国」に「FAT MAMA」と同じ匂いを感じるのは私だけだろうか。これはちょっとオフィシャルには書けない。だからといってどういうこともないが。 なんだかこのアルバムには狂気を感じる。聴き慣れればまた違う感想があるかもしれない。
これはカセットテープに落として聴いた方が楽しいな、きっと。
CDショップからの帰り、キルトを穿いている男性を見た。あれは本当に下に何も穿いていないんだろうか?確かめたりはしないが、気になる(笑)。
ひさびさに生理痛が厳しい。普段はほとんど関係ないのだが、時々貧血&冷え&のぼせ&腹痛の襲撃を食らう。うっとおしいし、精神的に気持ち悪い。明け方嫌な夢を見た。どんな夢だったか覚えていないところが余計嫌な感じ。 今日は仕事の能率も上がらない。 こういうときは自分の性別が嫌になる。男性であってもいろいろあるのだろうけど。 生理中は化粧もほとんどしない。皮膚が過敏になるのと「化粧」するのが気持ち悪い。何だろう?「発情期」って感じがするからか? そもそも自分の性別が「女性」であることを素直に受け入れられるようになったのが20歳すぎてからだもんなぁ。とほほ。原因はここらへんだろう。
考えすぎなのはわかっているけど、どうしても気になる。これでも昔よりも気にならなくなったんだけど、今でも人よりは神経質かもしれない。
家に帰って音楽を聴いたら少し浮上した。
連休明け、何だか気分が重い。休みボケか? 仕事のエンジンが乗るのも遅いし、自分の思考がうまく言葉にできない。そもそも人波に流されて思うように歩けない。 自分だけが流れから取り残されてしまった感じ。久しぶりの感覚。
気分が重いのにはもう一つある。というかこっちが主原因だと思う。 何気なく言われた「やりたいことが見つかるといいね」という一言。 言った方はそんなに深く考えていないのかもしれないが、言われた方はずるずると引きずっている。 「やりたいこと」ってなんだろう。
家にかえって久しぶりにスケッチブックとクレヨラを出して色を塗る。えんえんと色を塗り続ける。 絵を描いている間だけは無心になれる気がする。現実逃避かもしれないが。
あっという間に連休もおしまい。 今日はどこへも行かず、のんびりしていた。
連休前はあれもしようこれもしようといろいろ考えているのだが、結局半分もできない。これって受験生の心情に良く似ている。 とりあえず掃除だけできたからいいか。
9連休なんてあっという間だ。でも随分長かったような気もする。 学生時代、休みの間、私は何をしていたんだっけ?
なんだかどんよりとした疲れが残っている。昨日はそうでもなかったが、やっぱり旅行で疲れたらしい。 洗濯をして、布団を干して、本を売りに行く。 行った古本屋は閉まっていて、別の支店に売りに行くが、そこでは半分くらいしか引き取ってもらえず、残りは積んで帰る。 しかし高田馬場で純文学が引き取ってもらえないっていうのは、早大生本を読まないな?
帰り、荷物を積んだ自転車にのって新宿を走っていたらポン引きに「ねえちゃん家出か?」と言われてすっげームカついた。お前に言われる筋合いはない。
朝食をいただいてから出発。まだ親戚やまーさんの御両親は残るらしい。
山は八重桜が満開。山は季節がひと月違うようだ。 東北道は下りは混んでいるが、上りは順調。休み中は日曜ドライバーが多いので、同じ交通量でも混む率が高いのだとか。明日は上りが混むらしい。
夕方、帰宅。 その後、ライヴを見に行く。でもやっぱり疲れぎみで、なんとなく身が入らなかった。失敗。
今回まーさんの親戚も含めて私達が泊めてもらっているのは、まーさんのお母さんの実家だ。仏壇のない部屋とはいえお寺なのでやっぱりよく寝られない。合宿に来たと思えばいいだろう。(部活の合宿中はいつも不眠に悩まされていた。)
この日はまーさんのお父さんの実家へ挨拶。 そのあと海を見に行く。松島は作り物みたいだった。遅くなったので遊覧船でカモメに餌をやれなかったのが残念。
この時期、宮城は田植えの季節だ。今年は異常に寒いゴールデンウィークとなり、なかなかやりにくいらしい。昼間でもフリースを着ている状態である。おまけに雨が降らない。雪は多かったので田植えには困らないが、畑は困るのだそうだ。 枯れた田圃に水を入れて、苗を植える。空が映る。こういう風景もあるんだなぁと思う。というか、これが本来なのか。
夕方帰ったら、みんなであれこれ作ったらしく「あれ食えこれ食え」攻撃。しかもどれも美味しい。ちょっとずついただく。好き嫌いがないのはこういう時に有り難い。「食べれないものはあるか」と言われて「虫(イナゴとか・・・)はダメだ」と言ったら笑われた。
宮城に行ってきた。 まーさんは親戚周りを一度に済ませてしまおうと考えたらしい。たまたまGW中に結構集まる機会があったので、そこへ便乗する。 まーさん自身は生まれも育ちもこっちだが、両親は宮城の人だ。
新宿を11時くらいに発って、買い物を済ませてから着いたのが夕方6時。軽自動車だから時間がかかる。 夕食をいただいているとみんながやってきたので、とりあえず挨拶。 みんなあまり気にするタイプの人では無さそうなのだが、あまりのパワーに圧倒されて、早く寝かせてもらった。
不要になった漫画本を売りに行った。 自転車の前後に段ボールを積んで、よろよろと。 漫画専門書店なので、一般の古本屋よりは相場が高めらしいが、2/3くらい引き取ってもらって、8,000円ほど。ちょっとした小遣い稼ぎ。
残った本と文庫本は、明日から2〜3日旅行に行ってくるので、帰ってきてから他の本屋に売りに行く。
家に帰ったら、腕に痣ができていた。
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