東京の片隅から
目次きのうあした


2000年11月30日(木) 冬眠したい・・・

寒い。寒いのが苦手な上、このところ貧血ぎみでよけい寒い。
体温が維持できないので、厚着して、暖かいものを食べても、まだ寒い。
おかげでのべつまくなしに何か口にしているという最悪の状況。おまけに眠い。いつか冬眠するような気がする。
もともと学生の頃にナルコレプシーじゃないかといわれたくらい眠り続ける人間である。ライヴ中立って寝るのはもはや当たり前。美術館でソファに崩れ落ちていて起こされたこともある(苦笑)。病気だと思われたらしい。いや、ここまでくれば病気か。

ああ、でも冬眠は本当にしたいかも。
人間が冬眠と光合成が出来たら、省エネになるし、結構いいんじゃなかろうか。

昼休みに、これから産休に入る同期の友人とお昼を食べる。なんだかやめるみたいな雰囲気になって、みんなで思わず笑ってしまった。
なぜか、手ぬぐいを貰う。タヌキ柄(笑)。やっぱりそういうイメージなんだろうか。


2000年11月29日(水) 「ムーンパレス」

ポール・オースターの「ムーン・パレス」を読みはじめる。
オースターは映画は見たけど(「スモーク」「ブルー・イン・ザ・フェイス」)小説を読むのは初めて。
ブラッドベリに通じる世界があるかもしれない。
シニカルなんだけど、ちょっとセンチメンタルな世界。
でも、ブラッドベリよりも「風」を感じない。もっと茫洋としている。

街がだんだんクリスマスの雰囲気になってくる。
渋谷でクリスマスツリーを見た。
ミッションスクールに行ったせいか、クリスマスと言うと、賑やかなお祭りと言うよりも、祈りへ向かっていく静かな日々と言うイメージが強い。冬へ向かうからだろうか。


2000年11月28日(火) コートを出した日

予定では明日出そうと思っていたコートを今朝慌てて出した。
でも結局駅まで歩いたら汗だく。
通勤時間の長い人がなんでコートを着ないのかがよく分かる。

でも今年は夏に(笑)新しいコートを買ったので、ちょっと楽しい。
洋服は、いつおろそうか、とか考えている時が一番楽しいかもしれない。

夜、トヨタカップを見る。チケットはとれなかったのでぬくぬくとテレビ観戦。
しかし、タメの作り方とかやっぱり全然違うなあ。体格だけならずいぶん追い付いてきたけど、体に染み付いたリズムというのは全然違うんだろう。
こういう試合だったら見ていていつも楽しい。
サッカーを見始めた当初にくらべると全然うまくなったけど。


2000年11月27日(月) 通信販売

私は通信販売が好きだ。楽だから。
といっても、買うものはたいしたものはない。ストッキングとかTシャツとかの下着類か、部屋着がほとんど。外に買いに行くには面倒臭いがないとちょっと困る、というレベルのものだ。洋服はサイズがあわないので買わない。

でも、通信販売にも欠点があって、その場でお金を払わないので、買い過ぎるのだ。ストッキングは消耗品だけど、部屋着は意外と消耗しないので、ちょっと困る。

でもやっぱり、通信販売のカタログを見るよりも、実際に外へ見に出かけるほうが楽しいのだ。


2000年11月26日(日) 「ちゃんとした」

「『ちゃんとした』コートってどんなの?」という質問に答えるべく、一日ウインドーショッピングにつきあう。
でも今どき、スーツの上にマウンテンパーカーを着ていても(青島刑事スタイル)ダッフルコートを着ていても何もいわれない御時世、いったい何が「ちゃんとした」ものなのかは疑問。
誰に言われたのか聴いてみると「お母さん」だそうなので「多分こういうのを言うんじゃないのか」と幾つか見せてみて、本人も納得が行ったらしい。
買うかどうかは分からない感じ。
あまり服装に頓着しない人ではあるし、一緒に出歩く私もあまり気にしないので何も言わなかったが、本人なりに気にしているらしい。ぷぷぷ。
でも、土日にあまりちゃんとした格好されるのはこっちが嫌なのだ。私も休みの日はストッキングをはかない、ラフな格好ばかりである。人に後ろ指差されないだれていない格好ならばそれでいいと思っている。

でもそういうことを考えるのは、私は就職するまで「毎日制服を着た」ことがないからかもしれない。洋服というのは、毎日着るもの、着回しがきくもの、と考えている。
はやりを追うよりも、実用を中心に考えてしまうのだ。ハヤリモノが似合わないだけって言う話もありますが(笑)。


2000年11月25日(土) バーゲン

社販のチケットを貰ったので、バーゲンに行った。
でも半日うろうろして買ったのはセーター1枚。夏のバーゲンでコートを買っているんですが・・・。今は特にこれ!という欲しいものもないから、これでいいのだ。
見て楽しいものと着て似合うものは全然違うけど、見て歩くぶんには楽しかった。
でもバーゲンは疲れる。それほど歩いたと思わないのに、帰りの電車では爆睡してしまった。


2000年11月24日(金) ジャンクフード

なんだか無性にジャンクフードが食べたくなって、夜コピーしにコンビニに行ったついでに買ってきた。「ファニオン」というオニオンリング型のカールみたいなスナック。

時々、ジャンクフードが食べたい時がある。最近ミスドのドーナツとか、ケンタのサンドとか。あまりジャンクばっかり食べていると体力・持久力がなくなってくるのは学生時代に自分で人体実験済みなので、あまり良くないのは知っているが、やめられない。これも中毒症状なのか。

夕飯後、ラジオを聴きながらだらだら食べていたらひと袋食べてしまった。400カロリー。(今はジュールだっけ?)あああ・・・。

ところで大判焼と今川焼と太鼓焼の違いって何?


2000年11月23日(木) てぶくろをかいに

昨日の手袋騒動は今日の午前中まで続き、結局見つからなかった。どこにいったんだろう・・・。
結局、つなぎでも何でもいいので、買いに行った。
赤(えんじ)のジャージー素材。なぜ赤にしたんだろう。綺麗だけど。
ササクレができるので、あまり固い素材のものは着用できない。ジャージーとか、ニットでも細めの糸のものを買うことが多い。それと、かゆくなるのでモヘア・アンゴラ不可。体がわがままだ。
安物だが、まあ、平均以上の出来でしょう。

そのままタワ−レコ−ド新宿店に寄る。小林建樹のマキシを買う。キリンジも引っ掛かるんだけど、レンタルで聴いてからにしよう。真心のアルバムが店内で流れていて、思わず踊ってしまいそうになる自分。
新宿店では今日は佐々木功のイベント(トーク&ライヴ)をやっていて、話していたと思ったらいきなり「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌が流れ始めた。歌う佐々木氏(笑)。みる間にわらわらと人が増える。集まる人の年令に下限があるのが可笑しい。「ヤマト」を知っているのって私でギリギリくらいなんじゃないでしょうか。

江古田へ行く。江古田マーキーで堂島孝平&谷口崇のジョイントコンサートがあるのだ。
今日になって前売りでハコ売りがあったことを友人から知る。しかし聞き出すまでに彼女もたらい回しにされたらしい。私が電話した時も全然要領を得なかったので諦めていた。しかも、ぴあ売りの分は当日整理券を配っていたらしい。開場前に行っても受付に誰もいなかったので油断していた私が甘かった。ちょっと釈然としない。
ライヴは良かったんですが、予想以上の客入りだったらしく、入場で待たされたりして終わったのが22:30過ぎ?もう23時近かったと思う。ちょっと友人をまって、帰ってきたら日付けが変わっていた。まいった。

夜空が綺麗だった。オリオンの下を「星めぐりの歌」を口笛を吹きながら歩いた。寒かった。


2000年11月22日(水) 手袋騒動

手袋がどっか行ってしまった。
要は整理整頓がなっていない私の始末が悪いのだが、まだおろしていないものなので、シャカリキに(ところでシャカリキってもともとどういう意味なんだろう?)探している。
モンゴルみやげにもらったカシミヤ入ウールで、青の具合がとても気に入っていたので、とても悔しい。
とりあえず自分の部屋で何か入れそうなものは全部ひっくり返したので、あとの可能性は別のところだ。それは明日にする。

あまり整理整頓が得意でない、というか大の苦手である。そのくせ、収集癖がある。室内に物がどんどん増えてしまうので、さすがに最近は捨てるようになってきた。
でも洋服の捨て時っていつなんだろう。家の中ならOKといってまだ中学生の時の服を着ていたりする。まあ、実家だからOKなだけかも。

う〜ん、明日は手袋を買うか・・・スエードの手袋はあるのだが、ライヴに行ってタバコ臭くなるのにそんないい手袋をしていくのは嫌だしなぁ・・・。


2000年11月21日(火) 第2幕?

あっけなく猿芝居は終わったらしい。でもなんだか燻っている。
でも年末の解散だけは忙しくなるからやめてくれ。

京都行きを決めた。
ライヴである。
今まで山崎まさよしでもスガシカオでもCOILでも遠征しなかった私が、キセルで遠征してしまう。自分でもちょっと謎。
でも日帰りでなく、もう一日(取れたら)取ろう。少し街を歩くのもいい。

だんだん寒くなってきた。京都も寒いんだろうか。


2000年11月20日(月) 猿芝居続行中

今国会が面白い。
さっきまでニュースの間の生中継を見ていたが、小学生の学級会よりタチが悪い。おつむが悪いとハッキリ言った方がいいか。
ありゃダメだな。


2000年11月19日(日) プラスチック

北浦和の埼玉県立近代美術館(?)に展示を見に行く予定だった。
・・・しかし何を勘違いしたのか降りたのは「中浦和」。
「○浦和」なんて7つも作ってンじゃねぇよ(7つもあるんですよ)、とか毒づきながらも歩いていってしまった。新しい靴だったのでだらだら歩いて1時間。ちゃんと歩けば40分くらいだと思う。

展示内容は「プラスチック」。プラスチックの発明から、製品、現代美術まで。仮面ライダーのフィギュアからイームズの椅子から人工心臓まで展示してあるというのはなかなかシュール。現代美術好きな私としては結構楽しい。
しかし「プラスチックス」のLPまで置いてあるのはダジャレもいいとこ(笑)わかるひとがどれだけいるんだか(笑)

この美術館の大前提として、「普段美術館なんか来ない人にも分かるような説明を書こう」というのがあるようで、説明書きが非常に丁寧。こういうのは結構美術館に来慣れている私も嬉しい。いいことだと思う。

そのあと新宿のハンズでスエード用のケア用品を買って帰る。去年手袋と靴を買ってしまったのだが、まだケア用品は買っていなかったのだ。これで心おきなく使える。
スエード、手触りは大好きなのだが、手入れが難しそうでなかなか買わない。


2000年11月18日(土) 空が綺麗な日

午後、下北沢のハイラインレコードへキセルとはじめにきよしのインストアライヴを見に行った。
店内の棚を全部はじに寄せて、客は床に体育座り(笑)。

最初は「はじめにきよし」。「はじめ」さんと「きよし」さんがやっているので「はじめにきよし」らしい。はじめさんがギターとミュージカルソー、きよしさんがピアニカ。

次が「キセル」。
あいかわらずまったり。
最後にはじめにきよしの二人を呼んで、4人でキセルの曲をやったのだが、これは良かった。余韻が残る。

夜は家でとりだめたラジオを聴きながら本を読む。「著名人99人の死に方」これが面白い。


2000年11月17日(金) 冬の気配

半年かけてコツコツやっていた仕事が終わった。まだ見直しをかけていないので、本当に完成したかどうかはちょっと自信がないのだが、一応年内をメドに作業していたので、ほっとした。
今週は凹みぎみだったのだが、ちょっと浮上。

今日は寒い。東京での落葉は12月に入ってからだけど、コートの人をよく見かけた。冬が近い。
寒がりな私はコートを出したいのだけど、11月中はコートとタイツは着ないと自分で決めているので、もうちょっと我慢。絶対着ないわけではないけど、なんとなく自分への歯止め。
夏のバーゲンでフード付きコートを買った。おろすのがちょっと楽しみ。

夜はネットの更新準備。ちょっとずつやっている。


2000年11月16日(木) ボージョレー解禁!

起きたら8時だった。びっくり。会社は9時からである。
ニットワンピを着るのに2分、洗顔&髪をまとめるのに3分、布団をあげて2分、化粧3分、朝食に5分、その他諸々2分。快挙である。っていうか普段何をだらだらやっているんだ自分。
幸い、会社までは近いので、普通に到着。

会社では今週いきなりしでかしたミスのために電話が続く。単純ミスだけによけいへこむ。他部署から半分押し付けられたかたちで引き受けた仕事だけに、怒りも半分。
あまりのへこみっぷりに思わず遠征も考えてしまう。でもシカオちゃんではないよ。

帰りにボージョレーヌーボーを買って帰る。家の近くにワインオタクの店主がやっている酒屋があって、あまり広くない店の中はワインだらけ。結構セレクトが良いらしく、遠くからも来るらしい。
本当は木曜日定休日なんだけど、今日は特別。店主は今日はいなかったが、去年見たらワインレッドのセーターを着ていた。しかもボージョレー風味の明るいワインレッド(笑)。
今年は当たり年だそうで、買った2本のうち1本は当たり。もう1本は去年買って当たりだったやつ。1年くらい寝かせてもOKなやつだとのこと。でもすぐなくなっちゃうんだけど。
自分なりのボージョレーの基準があって、あまり有名な会社が輸入元のやつは買わない、ということ。一般的なボージョレーのあまり軽いやつは好きじゃないので、ちょっと重めのものを選ぶにはマイナーな会社が輸入しているワインの方がいいことが多いような気がする。あと、ラベルが地味な方がうまい。

チーズも一緒に買ってきたんだけど(ちゃんとフランスのやつにした)夕食が洋食だったので、今日はヤメ。うっかりしているとすぐ冷蔵庫から消えてしまうので、注意しておこう。


2000年11月15日(水) フェティッシュ

今年は革素材をよく街で見る。秋になってもミュール、それにカラーの網タイツをあわせている人も多い。あとブーツも。
お洒落・・・だとは思うんだけど、どれもすごくフェティッシュなアイテムだと思う。性的イメージがある。

着ている本人は気付いているやらいないやら。

でも見ていてフェティッシュだと思ってしまう私も結構フェチなのだ。


2000年11月14日(火) スターバックス・ラテ

スタ−バックスへ行くと、たいがいラテをエクストラショットプラスで頼む。要するにコーヒーの濃さがさらに倍。もともと牛乳にそのままインスタントコーヒーを入れて作るカフェオレが好きなので、このくらいが好みだ。
もともとはたまたまほかに客がいなかったスタバで店員に「サービスです」といわれて飲んだら美味しかったからなんだが、これを頼むと出てくるのが遅くなるのがちょっと困る。急ぐ時は頼めない。
だから今日もライヴ前に寄ったスタバではふつうのラテにした。そのかわり砂糖抜き。本当はマフィンかなんかも食べようと思ったんだけど、そんな時間はなかった。

コーヒーも紅茶も緑茶も、濃いぃのが好きなので、飲み過ぎると胃を壊す。コーヒーも就職したあとブラックで飲み過ぎて胃を壊し、今は会社では牛乳入り。
もともと「眠り姫」なんて呼ばれてしまうほどの眠たがりなので、カフェイン入りドリンクを飲んだあとすぐでも寝られる。だから、お茶類を飲むというのは私にとっては、お茶そのものの覚醒作用というよりも、席を立ってお茶類をいれるという手先を動かす動作で目をさましているんだと思う。
いいんだか悪いんだか。

今も緑茶を飲みながら打っているんだけど、とっても眠い。私にはカフェインはきかないようだ。


2000年11月13日(月) クジラを食う

家に帰ったら晩御飯はクジラの唐揚げだった。

クジラの唐揚げといえば、給食。当時も結構好きだったのだが、固い、衣が飛ぶ、先割れスプーンで食べにくい、という3拍子で苦手な部分も。
父によると、当時の鯨肉とは種類が違うらしい。確かに柔らかい。牛肉をもっと赤身にした感じ。

しばらくクジラの話やら給食の話やらで盛り上がった。


2000年11月12日(日) だらだら。

今日は一日人のうちで(笑)だらだらまったりと過ごした。
夜は材料を買ってきてキムチ鍋。辛かった。お腹いっぱいになってしまってうどんまでいかれなかったのは残念。

家に帰るとなぜかケーキがあったので食べる。モンブランをセレクトしたが、これはちょっと外れ。ケーキの「外れ」はとてもがっかりする。


2000年11月11日(土) マフラーに¥5,800-は高いか安いか。

午後、クイックマッサージに行く。肩と首だけ30分やってもらった。でも肩よりも腕の方がすごいらしい。平日はパソコン叩きっぱなしだから無理もない。でもだいぶすっきりした。

そのあと寄り道しつつ渋谷へ。
無印良品、雑貨屋、靴屋、スターバックス。
アジア系の雑貨屋で見たカシミ−ル刺繍のウールマフラー、濃紺(ほとんど黒)にピンク、青等のグラデーションで一面花の刺繍。すごい綺麗なんだけど、¥5,800-。う〜ん・・・。小物にそこまでは出せない。未練はあったが、諦める。「クリスマスとかのちょっとしたパーティーとかにもお洒落ですよ」と店員は言ってくれるんだけど、「ちょっとしたパーティー」ってどんなんだ(笑)。
でもイマドキは無印良品でもカシミヤものを置いているのね。フリースの帽子が暖かくて可愛かったなあ。

渋谷屋根裏にイベントを見に行ったんだけど、今日はぼんやり見ていた。


2000年11月10日(金) 年賀状を買った。

年賀状を買いました。
メールがこれだけ普及しているこの御時世ですが、年賀状は別物。毎年ネタを1年がかりで考えてプリントゴッコで印刷してちまちま手作業で色を塗る。結構性に合っていて、毎年楽しい。さすがに就職してからは学生の時と同じレベルでは手をかけられなくなったが。
来年の干支は巳。
ネタのテーマは前の前の卯年から決まっているので、来年で14年目。よく続くとさすがに思う。でも3巡目はさすがに別のものになるんだろうなぁ。

さて、絵柄は何にしようか。


2000年11月09日(木) エレベーター

会社のエレベーターの乗り方は人によっていろいろだ。

今朝は1階から上がろうとして派遣さんが「乗ります」というから待っていたら2階で下りやがった。いくら片手にコーヒーの紙コップを持っていたからってそりゃねえだろう、とさすがに唖然。
下りてくる人のことを考えずにドアの真正面に台車をつけて開けたとたん突っ込んでくる人とか(これがベテラン庶務なんだなあ)。いつか誰か台車に乗ってしまうんじゃなかろうか。

もちろん、たいていの場合はお互い気を使い使われなんだけど、ちょっとしたことで性格が出るような気がする。しかも欠点が。
わりと鼻が利く方なので、整髪料や香水の匂いで前に誰が乗ったか分かってしまう時もある。密室だなあと実感する。

うちの会社のエレベーターは貨物兼用なので、大きくて古い。乗るとモーター音とかすごいので、初めて来たお客さんはびっくりする。この古いエレベーターに1人で乗っているとついいろいろ考えてしまう。新しいエレベーターではあまり考えないのに。


2000年11月08日(水) ガラスの向こう

午後休みをとって、ぶらぶらした。

銀行へ行かなければならなかったのだが、そんな用は30分で終わる。後は久しぶりに太陽の下をふらふら散歩。デパートや本屋を覗きつつ、渋谷へ。
スペイン坂スタジオでCOILと杏子さんを見てから帰宅。時間が早かったせいか、学生主体でゆったり見られた。

でも目が合うとやっぱり恥ずかしい。中学生じゃあるまいし(苦笑)。無邪気に手をふったりできる人ってうらやましいなあ。っていうか、向こうが手を振ってくれているんだから素直に振ればいいんだけど・・・。杏子さんと目が合ってしまい、思わず照れてしまったら、向こうが笑ってくれた、気がした。でもガラスの向こう側からこっちはどのくらい見えているんだろう。COILは見えてなさそうだ。

やっぱり今でも嬌声をあげたり手を振ったりというのは苦手だ。だからついライヴの時にアルコールを飲んでしまうのかな。アルコールでネジが飛ぶ、というのはないけれど、ちょっとだけリラックスする。
でも、アルコールが入っていても、イベントで目当てのアーティストがフロアのすぐそばにいても、声はかけられない。

そういえば、今年のボジョレー、解禁日っていつだっけ?16日??

ベン・フォールズ・ファイヴが解散するとか。いつか見たいと思いつつ、結局果たせないままだった。


2000年11月07日(火) 立ち読みしづらい日

大体週に2回以上は本屋に行くのだけど、その日の格好によって本屋で立ち読みしづらい日、というのがある。
すごくどうでもいい格好の日はさすがにファッション雑誌が読みにくいし、スーツを着た日はマンガ売り場に入りにくい。私が自意識過剰なだけかもしれないけど。

ソトコトを買って帰ろうと思ったが、音楽と人が出ていなかったので出てから一緒に買うつもり。
今日はAERAと日経エンタテイメント!だけ立ち読みして帰った。AERAのサッカー記事はたいしたことは書いていなかった。私は野球よりもサッカーのほうが好きな人間なので気になったんだけど、内容が薄い。

女子高に行った人間にとって甲子園はどうでもいいことなわけで、それよりもリアルタイムで『キャプテン翼』やら『オフサイド』やら読んだ影響が大きかったんだと思う。ちょうど日本リーグも盛り上がってきた頃だったし。
日産FCのファンで、木村和司さんが好きでした(照)。フリーキックがすごかった。ポカも多かったけど(笑)。その流れで今でも横浜Fマリノスは応援してます。
『ドカベン』も読んだけど、野球漫画だったら『キャプテン』のほうが好きだな。

今日は本の山に気後れしてしまう。立ち読みも読みたい記事だけピックアップ。文庫本のところも流さずに帰った。こんな日は珍しい。家にあるまだ読んでいない本が「早く読め」といっているのかも。


2000年11月06日(月) チリサーディン

あっという間に連休も終わってしまった。先週が4日だったからか、今週は最初からばたばたしている。まあ、しょうがないか。

会社帰りに下北沢に寄る。キセルのインストアライヴがハイラインレコードであると聞いていたので、情報収集。ハイラインでは整理券を配っていたので、もらって帰る。16番。店の中でやるらしいけど、あのかなり狭い店内で一体どうするんだろう。想像もつかない。

ついでにカルディコーヒーファームに寄ってココア、粒マスタード、チリサーディン、コーヒー(これは会社用)を買う。
最近はタイミングが悪くて行っても欲しいものが切れている。粒マスタードも普段買っているディジョンのがなくて別のを買った。まさか800g瓶を買うわけには行くまい(笑)。でも家で味見したら今イチだった。これだったらキューピーのほうが美味しい。
ココアも缶ココアがなくてお徳用のビニールパック。でも缶がまだあるから移せばいい。
カルディへ行くといつも余計なものまで買ってしまう。今回はチリサーディン。(トーストにのせると美味い。)他の時は韓国海苔やらパスタソースやらチョコレートやら(笑)。一応自分が食べたいものを買っているつもりだし、買ってきたものは自分で始末しているつもり。でもこんなものを買うからお金が飛ぶんだなぁ・・・。
タバコは吸わないし、酒もみんなと飲みに行く時以外あまり飲まないようにしている。こういうちょっと変わった食べ物が自分の嗜好品なんだろう。


2000年11月05日(日) 1ヶ月振りに映画

『GOJOE 五条霊戦記』を見に行った。見に行こうと思っていたらあっという間に終わってしまい、2番館での上映になっていた。
最近映画を見のがすことが多くて、今年はあまり見ていない。

『GOJOE』は石井聰互監督の新作だし、浅野忠信と永瀬正敏が出るし、と思って見に行った。
殺陣はかっこよく、映像もかっこよく、ちゃんと時代考証もされているし、密教の設定とか細かいところもちゃんと出来ている(と思う)し、なによりも森がすごいし(笑)、いい映画。楽々及第点はクリア。なんだけど、あと1つ何かが足りない、ような気がする。
前作の『ユメノ銀河』のような、終幕へ向かってぐうっと収束していく緊迫感が、もうちょっと欲しい。「石井の新作」だからって期待し過ぎていたのかもしれないけど。でも『ユメノ銀河』は女性1人の視点から見たもので、『GOJOE』は柱が何本もある群像劇という大きな違いがあるので、比べること自体が無意味か。

ああ、でも浅野君も永瀬君も弁慶役の隆大介にすっかり食われてたなあ(笑)。岸辺一徳の悪役貴族もナイス。脇役に目がいっちゃうのはいい映画か、思いっきり駄作かどっちかだ。今回は前者。

森がよかった。私的には『デッドマン』と双璧。

帰りにシャンプーと化粧水を買う。
クリスマスキットのお知らせとかがあちこちに出ていて、色モノに弱い私には魔の季節(笑)。今年はどこかで買ってしまいそう。どうせ年明けに福袋も買うんだよこの人は。ちなみに福袋はシュウウエムラがすごいのです。ふふふ・・・。
私の場合、化粧は綺麗になるうんぬんよりもちゃんとした絵を書かないで自分の顔で遊んでいるだけっていう話もありますが、半分は自己満足でもう半分は仕事に行くための気合い入れです(爆)。


2000年11月04日(土) なかなか片付かない

起きたら昼。オヤジ殿がパンを買ってきていた。しかも焼き立て。感謝。

午後は物置きの整理。学生の頃に読んでいた漫画が出てくる出てくる(苦笑)。雑誌は処分するのでビニールひもで束ねる、のだが、ついつい読んでしまって作業が遅れる。
よく、その時代に読んでいた雑誌をもう一度読み返すとその時代の自分にフィードバックするとかいうけど、それは私にはない。その当時は面白かったけど今はさほどでもない、という本ならあるが。
しまった時は惜しくて捨てられなかったのだが、実際今になると、何度も読む漫画って意外と少ない。私の場合は萩尾望都と吉野朔実、永野護だろうか。もう古本屋に持っていくもの、読まないけどまだ処分できないもの、ずっと読むものの3つにおおまかにわける。そのうち古本屋に持っていこう。
結局今日は物置きの入り口しか手をつけられなかった。まだまだ奥には腐海がある(爆)。ぼちぼちやっていければいい。

いつになるかわからないけど、今の家は再開発でなくなってしまうのだ。その時点で私の故郷は消滅する。バブル期の地上げや母校(小学校)の廃校なんかでもう半分なくなっているようなものだ。時はまだ分からないが、リミットは確実に存在する。その時になって慌てないように、少しずついろんなものを処分している。・・・って書くと死期が近いみたいだよなあ(苦笑)。
でもコンクリートの家と住宅地が苦手な私にとって、今の商店街のまん中&古い木造の家、というのは非常に居心地がよい。
雨は漏るしゴキブリは幾ら退治しても出てくるし起きたらネズミが枕元にいたこともあるし(笑・これは向こうもびっくりしていた)夏は涼しいけど冬は外と同じ気温だし夜中も酔っ払いは通るし、まぁいろいろだけど、やっぱりこの場所・この環境が気に入っている。

夜、ニュースを見ていたらギリシャで日本人観光客が乗ったバスがバスジャックされたらしい。ツアー参加者名簿を読みあげるんだけど、女性と「主婦」が圧倒的に多い。逞しいなあと思うと同時に「だんなさんはこんなところで奥さんの名前が出ちゃうなんて思わなかったろうなあ」という感想も。
取材で答えていた外務省の邦人保護室?の課長さん?が、いかにもせっかくの休みを引きずり出されましたっていう感じのよれよれのポロシャツ&カーディガン&くしゃくしゃの頭と「せっかくの連休を潰しやがって」という雰囲気が笑いを呼びつつも気の毒。


2000年11月03日(金) スキー用品を買いに

爆睡していた。
起きなきゃいけない用件があったのだが、廊下で掃除機をかける音で目が覚めた。何とか時間には間に合ったが、多分掃除機がなければ昼まで気付かない。
ちょっと疲れぎみなのかも。

スキーウェアを見たい、と言う要望につきあって、お茶の水へ。祝日だからなのか、神保町も結構店が空いている。普段休日に駿河台下に来ると、店がやってなくて、昼食も休憩もとりにくいのであまり行きたくないのだが、今日は比較的空いていてほっとした。
でも結局スキーウェアは見ただけ。まだシーズンも始まっていないので迷ったらしい。スノーボードのウェアのほうが安いのでそっちを買うか迷っているらしい。
そのあと、フリースを見たいというリクエストに答えて新宿のユニクロへ。入場制限をしているので「どうする?」と尋ねると「じゃあいいや」。それなら近所のに行くとか。正しい。

夜はエスニック系飲み屋。よく歩いたからビールがうまい。こういうところで飲んでしまうからいつまでも痩せないのだ。
二人で白ワイン1本を開ける。ちょっと飲み過ぎ?でも体からはストップサインは出なかった。
やっぱり疲れぎみなのかも。
早めに寝よう。


2000年11月02日(木) ケーキ・ケーキ・ケーキ

今日も一日中パソコンの液晶モニターとにらめっこ。
おかげで下を向くと視界がぐるぐる回る。
本屋に寄ろうと思っていたけど、さすがにやめた。

今日は父の誕生日なので、オテル・ドゥ・ミクニのケーキを買って帰る。ラウンドにはしなかった。いろいろ選べた方がいいかな、と思ったからだ。
ミクニのケーキは素朴な味がした。昔、子供の頃に食べたケーキをもうちょっと洗練させた感じ。でも、アルコールはほとんど使っていない。最近結構アルコール風味の強いケーキばっかり食べていたので(今のはやりかも)なんだか新鮮だ。

ケーキを買って帰るというのは、独特の世界がある。何か理由がないと買わないから。「食べたい」と思った時は、店で食べてきてしまう。
でも、それぞれの誕生日にあわせてケーキを買ってくると(1人は食べないので買わない)年に8回、ケーキを買ってくるということです。新宿駅西口のケーキは大体食べ尽くしたので、そのうち東口にも足を伸ばすかもしれない。

うちは家族が多くて、現在同じ屋根の下にいるのが6人、近くに住んでいる一人暮らしが2人、今日本にいないのが1人。多分端から見ていると謎の家族構成だと思う。
説明すると、祖母、父、母、私、妹、叔母その1。近所に叔父、叔母その2。国外に姉。叔父・叔母とも父のきょうだい。
3世代同居は良くある話。でも、拡大家族は自営業の多いこの街でもあまり、というかほとんど見たことがない。
家の中に両親ではない、血の繋がった人がいるというのは、善し悪しだと思う。対立軸が分散する代わり、家族の関係も薄い。「血の繋がった下宿屋」と評した人がいたが、正しい。

そういえば、ケーキの箱を抱えていると結構人がすれ違い様に見ていく。そんなに気になるのかな。


2000年11月01日(水) あと61日

11月1日である。
先月から繰り越した仕事がたくさんあって、しかも月初め恒例の出勤簿まとめやらなんやらもある。
しかも今週は4日しかない。
妙に忙しくて、気がついたらお昼だった。コーヒー飲むのも忘れるくらい。
毎日忙しいのが続くと「暇にならないかなあ」と思うのだが、ヒマだとそれはそれで「たまには忙しくなんないかなあ」なんて思ったりする。勝手なもの。
でも、余りにも久しぶりの忙しさで何から手をつけたら良いか分からないというのはひどすぎる。もうちょっと頭を鍛えておこう。

しかも、朝いきなり顔が痒くなってジンマシン状態。夕方にはすっかり消えてしまったが。一体なんだったんだろう。今朝食べたものが悪かったんだろうか。

会社が終わってから、TVKテレビ「MUSIC CLIQUE」の公開録画を見に行く。ゲストはCOILとキリンジ。
妙に客の年齢層が高い(笑)。しかも地味(笑)。
集合時間前に1階ロビーで本を読みながら待っていたのだが、いきなり普通にギターを背負って入ってくる高樹兄さん(キリンジ)。ギター背負ってなきゃ気付かないかも。スーツだったら完全に同化しそうだ。
ファンの人が話し掛けて、サインに応じ、写真に応じ、さらにヒマなんだか、しばらく世間話などしている。しかも、ちゃんと話をつなげて「会話」になっている。思いっきり普通で社会性のあるきちんとした人。
すごいものを見たような気がする。


はる |MAIL