[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *
☆3月の特集 :2002年のベスト本
遅ればせながら、2002年に読んだ本のベスト3です。 読んだ本は、どの本もそれぞれに思うところは深く、3冊だけ選ぶというのは、とても難しく、 また乱暴なことですが、とりあえず、三者三様の「2002年のベスト本」をご紹介します。
■ マーズ
2002年に読んだ本ベスト3(順不同)
「いまやろうと思ってたのに…」 (著者:リタ・エメット/ 訳:中井京子 / 出版社:光文社)
ものごとを順序づけ、整理し、したいことをして自分の人生を確立するには? リタのアドバイスはわかりやすく実践的。影響力という意味では、読んでから 生活が変化したほど。ほんの少しずつの変化が、やがて年月を経て、 新しい自分になることを願って。ハウツー本がベスト3に入ることもある(笑)! http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020116 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020122
「シャーロットのおくりもの」 (著者:E・B・ホワイト/イラスト:ガース・ウィリアムズ / 訳:さくまゆみこ / 出版社:あすなろ書房)
アメリカ人ならだれでも親しんでいるといわれる児童書の古典。子豚のウィルバー が出会ったクモのシャーロットは、おどろくべき知性と繊細な友情で、奇跡を おこしてゆく。子豚を待ち受ける運命はいかに? http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020318
「親から自分をとり戻すための本-『傷ついた子ども』だったあなたへ」 (著者:マーガレット・ラインホルド/ 訳:朝長 梨枝子 / 出版社:朝日文庫)
アダルトチルドレンのための人生ガイド。おそらくこの本を読むのは、ACである ことを自覚している人だと思うけれど、確証が持てない人のガイドともなりうる。 紹介されたさまざまなケースから、道筋に希望が読み取れるはず。 著者はイギリスの精神科医で熟練のサイコセラピスト。
■ シィアル
図書館で借りて読んだ本、ベスト3
図書館で借りて読んでも、特に気に入った本は、結局、買ってしまいます。 「ひと月の夏」は以後、イギリス田園小説に目を開かせてくれた一冊で、 読み終わってすぐに購入。 「ねじれた夏」は、絶版になっていたけれど、やっとネットで古本を見つけて買いました。
「ひと月の夏」 著者:J・L・カー / 訳:小野寺健 / 出版社:白水Uブックス http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020219 オクスゴドビー、イングランドの北部の田舎町。 教会の壁画の修復にやってきた青年のひと夏の物語。 美しい田園の村で、第一次世界大戦の深い傷は癒え、 新たな感傷とともに、青年はロンドンに帰っていく。珠玉の美しい物語。 (ガーディアン賞受賞作)
「ねじれた夏」 著者:ウィロ・デイビス・ロバーツ / 訳:笹野洋子 / 出版社:講談社 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020712 14歳の夏。おとなとこどもの狭間で揺れ動く時期。 少女シシーは、小さなコミュニティで起きた殺人事件を通して、 大人への階段をのぼっていく。 ひと夏の、少女の成長の物語には、ミステリあり、 淡いロマンスありと、ゆたかな味わいのある一冊。
「穴」 著者:ルイス・サッカー / 訳:幸田敦子 / 出版社:講談社 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020703 スタンレー・イエルナッツ(Stanley Yelnats)はとことんついていない少年である。 ついていないのは、スタンレー少年だけでなく、イエルナッツ家全員の男たちにいえる。 因果が巧みに交錯し、知りたかった謎へと結びついていく、非常に奇妙な物語。 (ニューベリー賞、全米図書賞などを受賞)
■ ナルシア
新刊はあまり読んでいないので、「今こそ読む価値のある」というテーマのベスト3。
「指輪物語」 (「新版指輪物語」 全9巻 著者:J.R.R.トールキン / 訳:瀬田貞二・田中明子 / 出版社:評論社 ) 超大作映画と想像力を競おう。 サルマン役がクリストファー・リーというのはやられました! http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020422
「燃えよ剣」 (「燃えよ剣」上・下 著者:司馬遼太郎 / 出版社:新潮文庫) 来年のNHK大河ドラマは「新撰組」だそうです。 新撰組副長にして最後の幕軍、研ぎすまされた銘刀・土方歳三、決定版。 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020816 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020820
「にせもの美術史」 (著者:トマス・ホーヴィング / 出版社:朝日文庫) 先日の「ゴッホ真作」騒動、面白かったですねえ。 元メトロポリタン美術館館長の披露する、エキサイティングな美術品贋作知識は 一生モノ。 ●メットのノンフィクション「にせもの美術史」(メルマガ)
2003/1/24(Fri)
by お天気猫や
2003年03月23日(日)
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