[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *


☆2月の特集 :せつなく心揺れる少女たちの物語

寒さが身にしみる毎日です。
おしゃれすることよりも、あったかくしていくことが
すっかりと、ファッション(?)の基本になってしまいました。
ひとたび、こたつに入れば、ほとんどカタツムリ状態で、
ロマンス小説三昧の冬の読書。

ふっと。
自分にも少女の頃があったはずなのに、と、
果てしなく遠い夢物語のように、思えてきます(笑)。
さて、大型ファンタジー全盛ですが、
傷つきながらも、しっかりと前を向いて、
成長していく少女たちの物語を集めました。(シィアル)


「魔女の宅急便 その3」
キキの住む町にやってきた、二人目の魔女ケケ。
自分の居場所や大切なものをとられてしまうのではないかと、
キキは不安に飲み込まれていく。

「青い瞳」11歳だって、いろんな思いがある。
もうすぐティーンエイジャーになろうという、
青い瞳のエリーのスライス・オブ・ライフ。

「アラバマ物語」
アラバこの複雑な物語を語るのは、娘のスカウト。
そしてさまざまな事件を通し、女性たちの社会に入ってゆく自分を
覚悟する、スカウトの成長。

「銀のキス」
17歳の少女、ゾーイは、最愛の母の死を目前にしている。
バンパイアのサイモンと出会い、やがて、悲しみ受け入れていく。

「テディベアの夜に」
5歳になったケイトは偶然、自分に行方不明の姉がいることを知る。
11歳になったケイトの前に、ロージーという少女が現れるが。

「家なき鳥」
貧しさ故に、13歳で嫁いだ少女コリー。
逆境の中でも、コリーは打ちのめされたりはしない。

「クリスマスに少女は還る」
10歳のサディーとグウェン、二人の少女の誘拐から物語は始まる。
読む者を虜にしてしまうホラーマニアの向こうみずな少女、
サディーの活躍。

「メイおばちゃんの庭」
ウェスト・ヴァージニアの田舎町を舞台に、
老夫婦に引き取られた女の子がつづる物語。

「家なき娘」
少女ペリーヌが数々の困難に見舞われながらも、
決してくじけず、最後には幸福を掴む。
ハッピーエンドの王道の物語。
by お天気猫や
2003年02月23日(日)

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