[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *
☆4月の特集:分身たちの冒険、おもちゃ文学。
人形やぬいぐるみ、子ども部屋の住人たちが言葉をしゃべり、自分の考えをもっていたら?
そんなおもちゃたちが主人公の本を「おもちゃ文学」と題して集めてみました。子どもたちの分身でもあるおもちゃたちの設定はさまざまで、自分の意志では動けない子もいれば、自由に世界を旅する子もいます。人間とことばを交わせる子がいれば、人間と気持ちを通わすことがテーマになることも。
でも、人間とおもちゃたちに共通しているのは、彼らもやはり「死ぬ」こと。おもちゃにとって死とは、ほとんどの場合、用がなくなって、ばらばらに分解されたときに訪れます。分身とはいえ、痛みを感じないおもちゃもいるので、かなり危険な目にあってしまったり、時間をこえた冒険をすることもあります。
そして、ほとんどのおもちゃたちは、笑うことができて、涙を流せるのです。おもちゃたちのテーマは、「幸せになる」こと。そう、私たち人間と同じに。(マーズ)
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2001年06月25日(月) 「親子ネズミの冒険」 ぜんまいじかけの父親と息子ネズミが、家族と家を求めて放浪する。
2001年07月12日(木) 「だれも欲しがらなかったテディベア」 性格の悪いテディベアが、過酷な運命に翻弄されつつ幸せを探す。
2001年10月16日(火) 「テディとアニー」 くまのテディと、女の子の人形アニーの友情物語。
2001年11月30日(金) 「クリスマス人形のねがい」 孤児の女の子と売れない人形の夢が、クリスマスに奇跡を起こす。
2002年01月04日(金) 「くまのコールテンくん」 デパートのぬいぐるみが、やさしい女の子と出あうまで。
2002年02月18日(月) 「ふしぎをのせたアリエル号」 人形のキャプテンと人間のエイミーが役割を交換する成長物語。
2002年07月22日(月) 「紙人形のぼうけん」 ひとつながりの切り紙4人姉妹が、人との出会いを経て完成されてゆく。
2002年09月26日(木) 「サン・フェアリー・アン」 ファージョンの短編。女の子と人形の別れ、運命の再会を描く。
2002年11月11日(月) 「ビロードうさぎ」 『ほんとうのもの』になりたいと願うぬいぐるみのうさぎ。
2003年02月13日(木) 「まいごになったおにんぎょう」 スーパーの冷凍ケースに落ちたお人形と、女の子の出会い。
2003年02月14日(金) 「コーちゃんのポケット」 コールテンくんとリサのその後の物語。舞台はコインランドリー。
2003年03月20日(木) 「ももいろのきりん」 女の子が大きな紙で作った心やさしいきりんが活躍する。
by お天気猫や
2003年04月26日(土)
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