頑張る40代!plus

2008年01月12日(土) 取材

7日に北九州市で起きた送水管工事での事故だが、現場はうちから歩いて15分ほどの場所で、昨年の11月までぼくはその前をほぼ毎日歩いていた。
工事現場が歩道を塞いでいるために、向かいの歩道に渡らなければならず、いつも苦々しく思っていたものだ。

さて、事故のあった日、ぼくは仕事初めということで、いつもより早く家に帰ってきた。
ちょうど家に着いた時、ヘリコプターの音を耳が無意識に捉えていたが、その時は何も思わなかった。
ところが、十分過ぎても二十分が過ぎてもヘリコプターの音が鳴りやまない。
そこにきてようやく、その音が無意識から意識の中に混入してきた。

「そういえばさっきからヘリコプターの音がしているなぁ」
「いったい何をやっているのだろう?」

ぼくがまず思ったのが空自の演習だった。
しかし、そういう演習を住宅地でやるだろうか。
次に考えたのは、凶悪犯と警察のカーチェイスだった。
しかし、聞こえてくるのは消防車や救急車のサイレンだけで、パトカーのそれは鳴ってはいない。

事情がわかったのは、テレビをつけてからだった。
見ると場所はあそこである。
水道管敷設工事、初めてそういう工事をやっているのを知った。

一昨日のこと、
その日ぼくは休みだった。
特にやることもないので、久しぶりにそこを歩いてみることにした。

工事はまだ再開されてはいないようだった。
工事現場の入口は封鎖されており、そこを数人の警察官が警備していた。
現場検証の真っ最中なのだろう。

asahiそこで面白いものを見つけた。
この写真だが、脚立に乗っているのは女性である。
カメラを手に、柵の隙間から工事現場を撮っていた。
よく見ると、左腕には『朝日新聞』の腕章を付けている。
おそらく新聞社のカメラマンか、新聞記者なのだろう。
何かネタをゲットしてやろうと思って、必死にシャッターを押していたにちがいない。
まさか、その状況をぼくに取材されているなんて、知りもしなかっただろう。


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