姪たちが小さな頃、いつもケーキなどを買ってやっていた。 彼女たちが大きくなってから、しばらくそういうことをやめていたのだが、甥っ子が誕生した3年前からまた復活させた。
ということで、今年もケーキの季節がやってきたわけだ。 ところが、今年はいつも中心になってケーキを食べている姪の一人が欠けている。 彼女は今、東京の大学に行っているのだが、バイトの都合で年末年始は帰ることが出来ないらしいのだ。
一人のけ者にするのもかわいそうなので、陣中見舞いを送ってやることにした。 最初は彼女が好きなクッキーなどの洋菓子にしようと思っていた。 だが、それではありふれている。 「何がいいかなあ」と考えていた時に、明太子のチラシが目についた。 「これだ!」と思ったぼくは、さっそく「お菓子と明太子、どっちがいいか?」と聞いてみることにした。 すると姪は「明太子がいい」と答えた。
クッキーなんかは小遣いで手に入るだろうが、明太子は高価である。 しかも地元の人に愛されている明太子は、東京では売ってないから、仮にお金に余裕があっても買うことは出来ない。 彼女が明太子を選んだ理由は、おそらくそこにあるのだろう。
ということで、さっそく明太子を送ってやった。 明太子で年越しか…。 ちょっとリッチかも。
|