戌が思う。



 このあいだ。

若い人たちと飲むことがあって。
またそれも、きっと自分一人だったら何もできなかったけど
その場に、サークルで彼女と同じ回生の男の子がいたのもあって。

その男の子Mくんは、けっこう自分に構ってくれます。
構ってくれると言うか、とても気がつきます。
自分の事情も知っていてか、とてもやさしいです。

あ。
でも。
別に彼とは何もないよ。
だって、妻子持ちだもの。
そしてその妻子をとても愛している人です。
早く卒業しなくっちゃね(がんばれー)。

だけど、飲んで酔っぱらって、その状態で
Mくんと話していると
「あぁ〜あ、こういう人とつきあえたら良いよねぇ」
なんて本当に感じます。

Mくんは、その前にかなり長い間、
同じサークルの女の子(例の彼女の友達)とつきあっていました。
でも別れちゃったんです。
いろいろのことがあってだろうけど
別れる前から「別れたいよう」ってたまに聞いていて。

冗談でしょ?って思っていたら本当だった。
ちょっとびっくりしまして。

そしてね、これは一緒に飲んだ時に聞いたけど
別れてさみしかったときに、いちばんに心に浮かんだ人に電話したんだって。
それが今の奥さん。
”できちゃった婚”ではあるけれど、でもすごく幸せそうです。

「もし、そのときにシロイヌさんに電話していたら
 つきあってくれましたー?」
だって。
冗談も程々にね。
だけど、そういうチャンスもあったのか!?って
酔いのついでにふと思ってしまった・・・。
むむぅ。

弱っているのかも知れません。

さて。
そんなこんなで、今日仕事から帰ってきたら
彼のお母さんからクリスマスカードが届いていました。
とても嬉しいな。
ありがとうを伝えなきゃ。

2000年12月22日(金)



 美しいモノは美しい。

きれいだなぁ、やはり・・・。

そう思いました。
なにをかというと、それは例の彼女。
実は所属していたサークルのコンサートがあって
ワタクシタチはOGとして聴きに行ったわけです。
彼も一緒です。

で、そのコンサートの司会を彼女がやったわけですが。

輝いています。
よく、芸能人は一般人と輝きが違うよとききますが
その通りです。
彼女はモデルさんで、そりゃぁ全国的に有名とかじゃないけれど
それでも一般人とは月とすっぽんで、
勿論自分も足元に及ばず。

悔しいけれど、でも
なんかスキなんだよね、彼女のこと。

声とかも綺麗にマイクを通して聞こえるし
(しゃべりは素人だけど、人前に立つということはプロ。
           さすが落ち着いて見えました。)
見た目は当然うつくしいし。
「きちんと」して見えた。
いいなぁ。
純粋にうらやましいのです。

近くに座った彼。
もうひとりオトモダチと3人で行ったので
彼は上手い具合に、自分の隣を避けました。
友達を挟んで並んでた。

だから彼女がどうこうとか言うことには
自分と彼の間ではいっさい話題に上らず。
腫れ物に触るかのように。

自分的には、触れてもらった方がいっそ楽。

周りの人間も、自分らの関係は知っている人ばかりの場なので
余計に、みんなに気を遣わせているし
多分に、そのサークル関係の人らは
凡そ自分と彼が切れただろうと思っているはず。
でも一緒に来ているから
「どうなってるの?」って感じていただろうし。

そう。
彼と一緒に、そういう場に顔を出したのは初めて。
いつもこの時期
「別れてよ」って言われた時期なので。
だからみんなにとっても「別れたはず」の自分ら。

みんなが気を遣っているのが分かります。
いけないね。
本当に自分らの問題なのに、周りがピリピリするのが分かってしまう。
だから、わざと、みんなに教えて上げます。態度で。
彼の隣にいたり、普通にお喋りしたり。

だって今回については
彼から一緒に行こうと言ってくれたんだし。
別れたはずの自分らが本当にそのままだっていうことを知れば
みんなも「そうかぁ」って思うだろう。

どうなの?なんてみんな聞けないだろうからね。

彼女も、彼とみんなの前で喋っただろうし。
自分が、わざと彼と離れている時間を作ったりしました。
邪魔する権利もないので。
自分が「ちょっと行ってくるね」って彼に言えば
彼には自由な時間が与えられると言うことだし。

変な気を、自分も使ってしまったけど。

その結果。
彼女から「レセプションには行かないので安心して下さい」なんて
メールが入っちゃいました。
自分も、司会の彼女が出ないわけにも行かないだろうって事で
最初は後輩に行くよって言っていたのを
急遽変更で行かなくしたんだけど。

実際には彼女には、オーディションが控えてたみたいで
それで早く帰ったんだという事みたいだけど。

あぁ。
彼女とは単なるオトモダチとして出会えたら良かったのに。

2000年12月17日(日)



 ちかごろ。

身のまわりの人の近い人が亡くなるのを良く耳にします。
例えば、自分が接している女子高生のお母さん。
それとかその同じ職場の、あまり口はきかないけれど
助手の方の旦那さん(35歳)。

うちの父の具合も時に良くなかったりするので
「死」なんて事をよく考えるようになりました。
生きている限りはみんないつかは死ななくてはならないのです。

小さい頃から自分は「死」が怖くてなりませんでした。
今も怖いです。
何処に、自分が行ってしまうのか分からないからです。
宗教も、関わっていないので死後の世界を知りません。

ひとりで死んでいくのはいやです。
だから、彼氏には
「先に死ぬから、看取ってね。
 どういう関係になっていても、その時には駆けつけてね」
と、言ってあります。

おそらく彼は、冗談だろうと思っているはず。
しかしワタクシ、かなり本気です。

おとといも、死んだら、の話になって
彼がこういいました。

「”シロイヌ”が死んだらどうしよう。」

どうするの?と聞き返してみたら
「仕事を辞めて実家に帰ってぼんやりするかなぁ」
だって。
本当にそのくらいしてくれたら嬉しいけど、
「意外になんもせんちゃろう?」って言ってみたら
「う〜ん、実際はそうかも。」だってさ。

彼には別に行くところがあるので、
全然、自分が死んでも思ったよりショックを受けなかったり
たとえ受けても、よりどころもあるし。

そしたら、化けてでてやろうかね。

2000年12月13日(水)



 勝手なシロイヌのココロ。

なんだかさみしくなってしまったココロ。
おととい辺り、実は前の彼氏にメールを送ってしまいました。
時にお喋りをしたくなるんです。

その彼Iさんは同じ歳なのに
昔からとても自立心の強い人でした。

そしていつも自分のことを分かってくれようとしてくれたので
上手くしゃべれない自分の話も
じっくりゆっくり分かるまで聴いてくれたりしたのです。

だから結構それに頼ってしまっていて
未だにそれが必要なこともあるんです。
きっと迷惑なんだろうなぁって思いつつ
何気ない、普通の話のメールを送ったんだけど

  「さみしそう。何かあった?」

と、見抜かれてしまいました。
Iさんはシロイヌのプロか?
そう思うほど。
離れてもう随分経つのにさ。

だからつい甘えてしまうのです。
Iさんもとてもやさしいので
そういう甘えも許してくれてしまいました。

でもたまに、メールや電話のやりとりをすると
見えてなかったことが見えてきたり、
その効果というともう絶大です。
悪いなぁっておもいつつ、やっぱりそれをやめることはできなくて
またお返事、書いてしまったんですよ。

いけませんね。

だけど、もう確実にお互いに恋愛関係にはなりません。
それぞれ今の路があるもの。
それがとても大事。
そして、福岡と愛知なのでほとんど遭いません。

Iさんの実家が鹿児島で、
彼女がいないときに、一度自分に会いに来てくれたことがありましたが
それももうかなり前のことです。
そのときは飲みに行きました。

かつてとても大事にした人です。
もう関係ない、っていうのはとても悲しい。
いろいろなことがあってこの状況にいるけれど
きっとそれはなるべくして為ったことなのだろうし
今の関係の方が、もっとお互いを冷静に見られて
そして気軽にお話しできるオトモダチで居続けられそうです。

ワタクシのゆめのひとつ。
Iさんの結婚式を見たい。
おめでとうを言ってあげたい。
結婚はまだしないのかなぁ?

26歳。
男の人にとっては、まだなのかも。
どうなんだ?


Iさんを懐かしく思うシロイヌでした。

2000年12月06日(水)



 ホント。

なぜだか大変に怒りやすくなっている彼。
なにがあったんだろ。
精神不安定なのか。

確かに仕事について今悩んでいるところです。
まずそれはひとつだけはっきりしてる。
でもそれだったら、そのあとのことは
自分も関わっているので、それで自分に怒るのは変。
(というのも、入りたい会社へアプローチするのに
 自分と関係のある人がかなり大事だから。)

だからといって、それを理由に
自分が余裕であるということではないけれど。

はっきり言わないからね。
そういう人なんです、彼は。

そういうときだったから
土曜も夜、機嫌悪くすごく怒っていて
自分が話しかけても無視していてさ。
本当は夜、彼のお家にいるはずだったけど
テレビを見つつ、彼はふてくされてみたいに寝てしまったので
もう、電気を消して鍵して帰りました。
いてもつまらないから。

いてもふてくされられて、怒られて
何のためにいるのか分からない。
時間がもったいないから。

そんなこんなで日曜はもう、
電話かからずまたひとりかと思ってました。
でもかかってきた。

おでかけしよう、って。

自分も出掛けたかったからオッケイして。
意志が弱いと言えば弱いけれど
行きたい物は仕方ない。
それにそうやって彼が誘ってくれるのを逃せば
チャンスは少ないんだって言う気がいつもしているので。

いつも車を自分が出すか、
原チャで行くかなんですけれど
昨日は丁度マラソンがあっていて、交通規制が。
うちの前辺りを走るので、明らかに車ではでられないんです。
よって珍しく、地下鉄。

交通機関を使わないといけないような状況を
彼は好まないけれど、それも珍しく
彼から「じゃ地下鉄でね」と言い出した。

あの機嫌の悪さはどうなった?と思うほど。

機嫌いいに越したことはないので
ちょっと安心はしたもののまた爆発するのはやだなと心配。

とにかく出掛けて、うろつきました。
本屋さんで長いこと。

そして楽器屋さんで買いたいものもあったので
行きましたよ。
その楽器屋さんの近くに弦楽器やさんがあって
そこで彼の高校のひとつ先輩(つまり自分と同じ歳)の女の子がいて
自分も彼とは別の所で知り合って
たまに3人で食事をするんです。

最近連絡取れてないよねって言う話をしていたので
ちょっとお店によってみました。
そしたら偶然、タイミングの良い日だったらしく
夜、お食事に行くことになったんです。

二人でずっといるより、他の人がいてくれるのは
今この時期、すごく嬉しい。
しかもその人とだったら、彼の機嫌の悪さがなくても
本当に嬉しい。
すごくセンスの良い人なのでダイスキなんです。

彼も「師匠」と崇めるほど(笑)の人です。

だからこの日曜はとてもうまく行きました。
ほっと安心して、わたくし飲み過ぎで酔っぱらったほど。
帰りも親切に、彼がお家まで送ってくれました。
コレまた珍しい!

彼女のお陰かな。
彼も彼女に会えてすごく嬉しそうだったから
最高のご機嫌になったんだよ、きっと。

2000年12月04日(月)



 なんもせんのに。

何もしないのに急に機嫌悪くなる、ヤツ。

なんだよー。
やっぱり今はそういう時期かも知れないね。
毎年くるこの季節。

ちょっと離れていようかね。
近くにいたいのは山々だけど。

彼女にお手紙を送りました。
なんか自分ってすごい、いやな人だよ。

   絶対、此の文面はいやな気持ちになるんだろうな・・・

そう分かっていつつも送ってしまうんだもの。
いやそれも彼女からのお手紙に対する返事だけど
彼女はとてもいい人なので、
時に顔を出す自分の中に潜んでる最悪な部分が
非常に良くない影響を与えているはず。

言葉を選びすぎても、何も伝わらない当たり障りのない文になる。
それではお手紙の意味はないし。
本音を正直に全部はなせばそれはもう止めどがないし。


そしてふと思う。

   何で私はこうやってお手紙書いてるの?
   どうしようとしているの?

今まで何も状況は変わらないのだから
ここにきて、5年も6年も経って、
何か行動を起こすとしてもよっぽど究極の選択をした上でないと
何もかわらないのです。

例えばー・・・。
1.すっぱり自分が切れる。
2.すっぱり彼女が切れる。
3.彼が消える。
4.みんな互いに無関係になる。

・・・。どれもないなぁ。無理だね。
とりあえず、毎日楽しく過ごしたいというのに、
何で彼はああして怒るんだろ?
どうしたいと?
別れたいと?
今年こそ「別れて」とは言わせないよ。
努力しよう。それだけは。

2000年12月02日(土)
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