行人徒然

行人【MAILHOME

給料日です
2003年02月28日(金)

 どうでもいい事ながら、今までの日記をボケーっと眺めて見る。2年は書いているので、最低でも700以上のタイトルが並んでいる事になるのだが、同じタイトルがないと言うのもちょっと驚いた。と言うより、こんなに日記をつけている自分にも驚くんだけど。

 今日は給料日でした。借りていたお金(C万=一本)を返すために、ネーム切ってる京さんを呼び出し。蕨一楽でラーメンをご馳走してもらい、お金を返し、モスで軽く打ち合わせ。
 のはずなのに。
 何故か明日公開のワンピの映画の話で盛りあがり、いきなり行く事に。だって、見たいんだもん・・・・・ゾロが。
 楽しみだなvってことで。


その時はわからなかったが
2003年02月27日(木)

 最近聞いてるルナシーのベストアルバム。またその辺から『今更?』とか聞こえてきそうだが、流行っていたころはCDを借りる余裕もなければ借りたCDをダビングするテープさえままならないくらい自由になるお金がなかった。だから、ある程度自由にお金を使えるようになった今、こうやって(でもUSEDで)購入しまくっているわけなのだ。
 10年近く前の曲とかでも楽しいし、新鮮で、その時から成長してないのかなとか思ってしまうが、あれ位の時期に培った感性というのは生涯変わらないものだそうなので、仕方ないかもしれない。
 その中に、タイトルは忘れたがその中の曲にこんな歌詞がある。

どれくらい戦えば 一思いに楽にしてくれる?
何処まで生きられる 全てを奪われた心で
心は泣いてない 頬を濡らす冷たい雫
真実とは誰が知るのか
追い詰められた今の俺は

 いや、順番は間違ってるかもしれないが。とにかく、こんな事を歌っているのだ。この曲が何時頃歌われたのかはわからない。その時自分が幾つだったのかも知らない。ただ、この曲を聴くと、いつも思い出す風景が心にある。


 喘ぐ様に、いつも心の中では顎を出して歩いていた。誰もが光の中で幸せそうで、自分一人だけ影の中でそれを羨んでいた。いや、羨むものかとその気持ちを押し隠して、背を向けようとしていた。
 好きな人がいた。好きと言えば、その人はおそらく二度と自分を見て笑ってはくれないとわかっていた。こればかりはマイノリティーの問題で、どうしようもなかった。
 好きと言う気持ちと、それを殺そうとする気持ちがいつもせめぎあっていて、どうすればいいかわからず精神的に参っていた。
 どれくらい悩めば、あの人の笑顔を見れば、声を聞けば、この気持ちは楽になるのだろうか。この思いは嘘なのか、本当なのか。自分は何処へ行けばいいのか。あの人の為に。自分はどうでもいい。あの人の、あの人が。この命さえ。
 ぐるぐる回る思考回路が、行動さえ壊しそうになっていた。
 思春期、と一言ですませばおしまいの、そんな若い話だ。青春、と片付けてもいいかもしれない。
 ただ、自分の中では誰かを好きになるという事も、精一杯の毎日も、高らかに歌い上げるものではなかった。どろどろと感情を沈み込ませる事でしかなかった。自分の嫌な面と向き合う事でしかなかった。

 ・・・・と、今でも思ってしまうところが、成長のなさなのかもしれないが。

 ただ、今なら一つだけ言える事がある。
 どれくらい戦えば楽になるのか。
 それは、すっぱりとその全てを諦める時だ。未練さえなく、悩ませるものに背を向けて記憶から消す時だ。それができずもがくから、何時までも苦しいのだ。相手に期待をするから。もしかすると、自分の思うとおりになるかもしれないと思うから苦しい。だから、全てが思い通りにならないものだ、それが普通だと諦めればいい。
 ・・・・・・そう気付く頃には、だいたいのものに諦めをつけている時だったりするが。







 そして、今は。





早めに帰ってみた
2003年02月26日(水)

 今日は営業さん達が社内ボーリング大会でいないし、所長は会議で支店へ、副所長はお客さんのところ行って戻ってこない。こんな時に(インターネットで遊んだり、原稿を書いたりするのに)残って残業代を稼ぐと言うのも手なのだが、今日は定時で終わらせてまっすぐ家に帰ってみようと思った。
 何処にも寄り道しないで(でも、ちょっとだけ駅で立ち読みして一本電車を送らせたけど)、まっすぐ家に帰る。7時過ぎに家に着いた。
 今からもう20年以上前のころ、父親は判で押したように7時15分に帰ってきた事をふと思い出した。今は10時過ぎまで帰ってこない。管理職になったせいだろうか。勤め先が変わったせいだろうか。景気が悪いから?どれも当てはまるのかもしれないし、当てはまらないのかもしれない。
 あの頃、帰ってきた父親を、家族全員で玄関に迎えに出たものだ。もちろん家を送出す時も、全員で送った。中学校に入って朝練があったり、帰ってきても予備校(塾には通った事がないので・・・)に行ったりして、父親を玄関先で送り迎えする事はなくなった。そして、そのころから父親の帰りは少しずつ遅くなったような気がする。偶然の一致なのかもしれないが。
 早く帰ってきた自分を迎えに出てきた母親を見たとき、ちょっと淋しくなった。自分がこれだけ成長すれば当然なのだが、母親はまた少し老けた様な気がした。
 淋しい気持ちになってしまったので、今日は早いねという母親に笑いを提供したくなった。
「実はさ、見たかったアニメの放送枠が6時半から7時半になるからさ。間に合う様に帰ってこれるか確かめてみたかったんだ」
 とっさに出た言葉だったけど、そうだったんだと笑った顔を見たら、とりあえず目的は果たせたと思った。確かにナルトの放送枠が変わるけど、7時半なら間に合う事は確かめなくてもわかっていたのだから、別にそんな事のためにわざわざ早く帰ってくる必要はない。
「それからボーリング大会が社内であってね」
 コートも脱がずに、夕食の支度をする背中にわざわざ説明する自分は、本当に子供のころと何も変わらない。もっとも、この人の前では自分は永遠に子供だし、相手がボケれば別だろうが永遠に勝てる日など来ない。
 夕飯の支度を手伝いはしなかったが(早く着替えてこいと追い出されたし、普段からあまり作る方は手伝わない)、一緒に夕食を食べた。
 頭を落として内臓を取っただけの煮魚の骨が多くて、確かにこれなら、丸魚の需要が落ちるかもなぁと二人で話した。おいしいんだけどね。
 魚の骨は何で細くて多いのかな。
 そう言ったら
「おいしいし、体に良くて、小さいからでしょ」
 と言われた。小さいから骨も小さい。おいしくて体にいいものは、苦労をしなければ手に入らない。そういうことらしい。
 となると、手軽に食せるサプリメントは・・・?と言う事になりそうだが、人工物は自然物よりも摂取のされ方が弱いと言う事も知っているので、とりあえず口に出すのは止めて、かわりに北朝鮮の話をした。
 世界情勢や国内情勢などについて話し終える親で良かったなと思った。彼氏はどうなのと薮蛇を突付かれたが、最低でもこれくらいの意見の交換が出来る人がいいというと、最近はいないねと言われた。同感だと思った。



まっしろ!
2003年02月25日(火)

 目が覚めたら寒かった。毎朝目が覚める10〜30分前にかかるヒーターは、本体を暖める事はできても部屋の温度までは手が回らなかったらしい。足元で吹き出す熱風は、確かにほかほか布団を一部だけ作る手伝いをしていたが、顔のあたりは寒くて仕方なかった。
 霧がでてるよ。
 そう言われたからってわけじゃないけど、父親の自転車を借りて駅まで行く事にした。
 玄関から出て、確かに霧がでてるな・・・と思う。家の傍に畑が少し残っているから、靄は時々出たりする。小学生くらいだったころ、冬になると何回か霧が出たことを思い出しながら少しこぐと。

 ・・・・・・・見えない。

 車がライトをつけて走っているのだが、20メートル以上近付いてこないとその光も見えない。音が先に来て、だいぶたってからライト、光ったと思ったら、車体の影が突進してくる。
 結構恐いね。

 久しぶりに乗った正常な状態(?)の自転車は、ペダルも軽いしすいすい進む。自分の自転車のペダルが重いっていうのはわかってたんだけど、こんなに違うんだって実感。いろんな意味で、また自転車のことで考えさせられた。


そりゃ寒い
2003年02月24日(月)

 15時ごろ雪が降ってたんだって。会議をしていた営業さんが教えてくれた。だけどその頃はすごく忙しくて、ちっとも窓なんか見ていられなかった。
 ちょっと残念だったなぁと。

 朝から霙。昼に雨。昼下がりが雪なんて、夜は霰か雹って感じだが、実際は雨だった。
 朝と言えば、例の自転車くんが15分かかっても駅まで着けなかった。二十分あれば歩けるので、もう自転車としても機能しなくなってきたようだ。しかし帰りに見たら、またチェーンが弛んでいる事が判明。捨てるとか言う前に、とりあえずチェーンは締めてみようと思った。
 三月から(市の)粗大ゴミ引き取り有料化だよと言われたが、乗れるんなら乗っていたいというのが気持ちなのだから仕方ないと言うものだ。



そりゃ喧嘩になるわ
2003年02月23日(日)

 Tめさんちからお暇する直前に、京さんと〆切の事で喧嘩になる。喧嘩っちゅうか、言い争いって言うか。毎回なんだけどさ、〆切になると。もう、ホントに本を作るたんびにこんなんで、毎回毎回F−BLAIN分裂の危機。上野駅でさよならを言うときに、もう活動はやらないとかまで話が発展したんだもの・・・
 しかし、冷静になって考えると、自分は今回(も)すごい口説き文句を吐きまくっている事に気づいてしまいました。
 例えばですね。
『もう一緒にやらないって言うならそれでもいい。でも自分は二人一緒で活動しないのなら書く気もないのでもう2度とサークル活動しない。申込済のイベントは全て破棄する。HPも閉める。』
 とか。
 しかし、こういう台詞って言うのは、ある程度自分に自信がなければ吐けない。この台詞は『一緒にならないなら書かない』と脅迫しているわけで、相手は自分の話を僅かでも楽しんでくれていると思ってなければ言えないのだ。
 おお、自分自信家なんだなとか、冷静になると気付く。怒っている時はいろいろな意味でセーブが外れるので、覚えている範囲だけでも自分の気持ちの底が見える。
 口説いているっていうのはこの部分。
『一緒でないなら活動しない』
 この部分だけではよくわかんないんだけど、挿絵なんて誰でもいいだろうとか言われてるのを受けているんだよね。毎度言っているんだけど、自分は(合同誌を除いて)京さん以外の人に自分の話を飾ってもらう気はないのだよ。これは、自分の相方はあんた以外考えられない。無しではやれない。と口説いているわけだ。
 口説いたり脅迫したり、この部分だけでは何だか強気に見えるが、落ちついて思い出すと、カッコ悪い。毎回毎回、京さんにカッコ悪い自分を晒してんだなぁとか思うと、苦笑してしまう。
 脅そうと口説こうと、一緒じゃなければ何にもできないのはわかってるんだから、本当は頼み込まなきゃいけないのにね。

 んで喧嘩になった理由は。

 京さんの進み具合が、まだストーリーの粗筋までしかできてないと思っていたせいでした。お互い報告をちゃんとやろうと決意。
 2ヶ月あってそれしかできてなかったら、普通は怒るよ。
 この言い合いも、そのうちネタになっちゃうんだろうなぁ・・・・


きょうはお泊り
2003年02月22日(土)

 いつもお世話になってるTめさんのおうちに京さんとお泊りに行った。何でもTめさんの弟さんがご結婚されるそうで(おめでとうございます)、その時身に付けるアクセサリーを購入できそうなお店を・・・というのが事の始まり。たしかこの前のオンリーの時に、んじゃ月末にでも・・・と約束してました。
 京さんはお仕事なので、まずは二人でお昼に銀座をうろうろして、万惣フル−ツパーラーでフルーツサンドを食べるというおノボリさんコースを楽しんだ?後、京さんと合流して秋葉原へ行って印刷所のパンフをもらった後、お買物へ。いいもの買えました(たぶん)。少なくても、自分的には良かったと思うよ。よく似合ってたし。
 その後やっぱりオンリーの時に言っていた焼肉食べ放題へ。その後カラオケ3時間。やりたい放題だな、全く。
 で、その後Tめさんのおうちへ。
 去年の11月末にとある方から頂いていた十万円也(!)の赤ワインを土産に持って来ていたので、それを3人で飲みました・・・といっても、Tめさんは口を湿らす程度で、後は二人で飲んじゃったんだけど。呑助ダブル(笑)。

 そんでさ、そんでさ。(←ナルトアニメふう)

 イルカ先生のアップの笑顔、見ちゃったんだってばよ〜。







 どうやら幸せだったらしい。



それは善か悪か
2003年02月21日(金)

『嘘をついてはいけません』
 大人は子供にそう言う。
『正直な良い子になりなさい』
 大人はそうやって子供を躾ようとする。


 だが、実際に嘘を全くつかない人を見ると、大人は皆『あの人は馬鹿正直だ』という。
 大人は嘘をつくなと言い、実際に社会に出ると嘘無には動けなくなる。素の証拠に『嘘も方便』と言う言葉がある。
 大人が子供に『嘘をつくな』というのは、『ばれるような嘘をつくな』といっているのと同じ事で、子供に嘘のつき方を教えているのだそうだ。
 それが嘘でもホントでもいいけど、相手の目をまっすぐに見ながら嘘を平気でつけるようになってしまうと、今度はペテン師詐欺師呼ばわりされる。
 加減も一緒に躾ていればいいのだろうけど。
 加減ばかりは子供が自分で見極めるしかないのだろうか。
 それとも『嘘をつくな』と言う言葉が、同時に良心の枷をはめるのだろうか。

 わからないが。

 もし子供を育てる日がやってきた時、自分もやはり『嘘をつくな』というのだろう。それは嘘のつき方を教える事になるのだろうが、本当の気持ちは、子供にだけは嘘をつかれたくないという親の願いに違いない。
 


妥当だと思う
2003年02月20日(木)

 民族学校卒業の生徒に、大学入試の権利を与えない方向になりそうだ。これに関して、あたしは何も言う事はない。思い出すのは、専門学校時代に一緒のクラスだったキムくんだ。
 皆で飲みに行き、山手線ゲームをしようと言ったとき、お題が「歴史上の人物及び大きな出来事」になった時、彼は顔を少し歪めて言った。
「俺、日本史知らないから」
 世界史は?といったら、
「俺、民族学校だから」
と言われた。
 彼は家でハングルを話す。勉強したのは韓国史だけだったらしい。

 ここは日本。日本で行われる教育が、現在の日本指導者に都合がいいようになるのは当然だ。それが嫌なので、民族学校に通わせる。民族学校と言うのがどういうところかは知らないが、日本の教育規則に沿った勉強をしているのだろうかどうかがポイントだろう。
 もしも規定に沿わないないようなら、資格を与えられなくても文句は言えまい。ただし民族学校のカリキュラムが「海外などで高校卒業に値する資格を有する」ものだったら話しは別だ。
 また、ナショナルスクールは資格継続させるそうなので、何故民族学校が駄目なのかをはっきりさせ、納得する説明をしなければいけない。
 何時までも戦後の謝罪をさせるから嫌だとか(確かに、韓国の大統領は日本に謝罪させなければ国内から認められないらしい。何時までさせんの?本当はどうしてほしいの?)、北朝鮮と同じ民族なので嫌だとか(嫌なのは指導者だけなんだけどさ)、そういうものだったら、ちょっと理由にならないね。
 ただしここは日本なので「日本に敵対感情を(過度に)与えていると思われる教育内容」と思われるのなら別かも。

 しかし、何であの人たちはそこまで『民族』にこだわるんだろう。テレビに写る顔は、みんな自分達と同じ、あえて言うなら『大和民族』に似ている。モンゴルの人にも似ている。日本人がモンゴルに行くと、田舎のじいさんとばあさんを思い出す人達に会うんだそうだ。子供のころに見た、近所の子供達を彼らの中に見つけるそうだ。結局さ、みんな同じ民族で、住んでいる場所や土地違うだけじゃないのかな?
 この前も拉致被害者の集会で『日本と韓国、民族を超えた活動を』と韓国の人が言っていたけど、この場合は『国を越えた活動』じゃないの?あんたが大事なのは民族だけ?ってきいてみたくなる。

 同じような事は、実はすぐそばにある。沖縄出身の母方の血筋。すぐに一族が集まるのはいい。しかし、同じ島、同じ学校、同じ村(当時)出身と言うだけで無条件に相手を信用し、少し悪い言い方をすれば結託してしまう。
 何かあればすぐに『沖縄は』が始まるし、郷土を愛するのはいいが、少し行き過ぎでは?という気が拭えない。
 祖父の仕事の関係上、転勤族だった父が言うには『沖縄はいきすぎ』だそうだが、琉球王朝と呼ばれていたころからの歴史的な背景を考えると、そうしなければ身を保てなかった民族の事も考えてやれと言う。
 今はもうそうではないが、何百年も流れた保身態勢は、知らず日常となり受け継がれて行くだろう。それが崩れるのは、やはり何百年以上あとだ。

 同じ事が韓国にもいえるのだろうか。

 高句麗、新羅と国はあった。調べればもっと国はあるだろう。残念な事に韓国史は中国史以上に馴染みが薄い。隣国と言う意識も、中国以上にはないだろう。教わってきた歴史の中で、韓国はいつも『中国のおまけ』だった。中国史が弱い自分にとって、おまけ扱いの韓国は未知の国に等しい。
 だが、常に中国に攻められ、虐げられ、従わされ何百年。滅んだ国の人々が『われら同じ国の民が』と結託しなければ日々が屈辱のうちに潰されそうだったと仮定したら。
 わからなくはない。
 でも、今それを高らかに歌い上げる事にどれだけの意味があるのか、あたしにはわからない。逆に反感を買うかもしれないし、同情や失笑をもらうかもしれない。

 そういうふうに団結しつづける事がすでに精神的に負けている証拠ではないか。それを気付かぬ振りをするために、何度も日本の首相を謝罪させているのではないか。
 
 韓国について考えることなんて、個人的な意見だが、こんなものだ。間違っているかもしれないが。


そりゃぁ、血の生せるわざでしょう
2003年02月19日(水)

 朝というか夜中に起き出す京さんにとって、一般的な仕事の時間帯で勤める人達と夜に遊ぶのは難しい。翌日が休みでないと、寝る時間がなくなるからだ。そんなわけで、明日が(勝手に決めた)定休日の京さんと夕飯を食べることにしたと言うわけだ。ま、普段からしょっちゅう飯は一緒に食ってるけどな。
 最初は飯だけにするつもりだったんだが、なんか夕方が近付くにつれて飲みたくなってきた。呑助の血が入っているせいもあるだろうし、気心の知れた人と飲むのは楽しいからだ。
 まぁそんなわけで、以前も行った中華料理の店に行ってからいつものバーへ行く。腹を膨らましてから行くのは、バーで食事をすると高くつくからだ。
 でも、一人当りの価格を計算すると、食事をして1,500円、飲んで3500円で、結局5,000円使ってしまう。逆にバーで食事を取ったりする方が安上がりなんでは・・・・?とか、突っ込みたくなっちゃうわけだ。
 ま、何はともあれ、久々に京さんは酔っ払っていたし、あたしも気持ちよく酔ったし、いいんじゃないかなと。
 途中Tめさんともお話できたんだが、これはプライベートなので、何を話したかは秘密という事にしておこう。



それは当たり前なんだけど
2003年02月18日(火)

 各家庭で躾方やルールが違う。周りに一人っ子があまりいないので、一人っ子の家族ルールが全然違う事に戸惑う。どちらかというと、核家族ながら大家族の中で育ったので、大家族ルール以外のものに出会うと面食らう。
 それは民主主義的な悪いルールだねなんていわれると、お前のは個人主義的かもしれないが、協調性のない悪いスタイルだといい返したくなる。
 今までそれで良いといわれていた生活のルールを否定されると、自分を否定されるようで悲しい。
 自分の意志を誰よりも早く、強く強調しなければ駄目な家族ルールと、何も言わなくても常に目が届いているのでわかってもらえる(または自分の意見が常に受け入れられる)家族ルール。どっちがいいのかは知らない。
 ただ、もう数年前から一人っ子は就職し難いと言う論文をちらちら見ていると、でも自分は妹いるしとか、長男長女は就職し難いと言う論文とか、いろいろ考えたりする。
 まぁ、結局一番重要な事は、他人は結局他人であると言う事だ。


死にかけた
2003年02月17日(月)

 自転車くんの不調。チェーンが前輪側で空回りする。加速しようとすると、空回りするわけで、はっきり言ってじいさんのよろよろ運転程度の速さしか今は出ない。たぶん、マラソンランナーより遅い。
 交差点侵入直後に信号が変わっても加速できない。前方不注意の自動車が突っ込んできても加速できない。踏み込もうものなら、下手をしたらチェーンが外れる。

 手入れをすれば乗れるのかと思っていた。チェーンを少しつめるか、替えてやればいいかと思っていた。前輪歯車の目立てをしたくても、それをする技術者なんて今はいないのだから、それだったら諦めようとも思っていた。

 家に帰る途中、前方不注意の車に突っ込まれた。T字路の真ん中に出たところで、向うの道路に曲がって出てきた車が急加速してきて、そのままあたしに突っ込んできた。
 踏み込んだチェーンは空回りして、加速どころか減速。後輪を僅かに引っ掛けられて、足をついた背中に、けたたましいクラクションが叩きつけられる。車はそのまま行ってしまった。
 もう少しで、道端の花になるところだった。

 手入れをすれば乗れると思っていた自転車。もしかしたら、老人をこき使っているだけなのだろうか。もう休みたいと思っている老人に鞭を打つ状態だと言うのなら、そろそろ三代目を考えないといけないかもしれない。

 死んだら、どんなに大切に乗ろうとしても自転車自体に乗れない。




そういえば
2003年02月16日(日)




 よしこちゃん、もう退院してるのかなぁ・・・やっぱり。


久々だけど
2003年02月15日(土)

 ジムに行った。行けば行ったで楽しいのだが、行くまでが非常にめんどくさい。探せば他にもそう言うものはたくさんあるのだろうが、探す事もめんどくさい。
 皮膚科にちょっと行く。どうも顔が痒いし腕もかゆい。たんに乾燥なんだそうだが、年々肌機能の衰えを見せ付けられる様で嫌だ。とりあえずもう少し様子見。風呂上りに、化粧水などを塗っておくといいらしいので、早速実行する。
 ジムではバイク二十分、トレック三十分でお終いにした。これにスイムウォーキング二十分が加われば完璧なのだが、水着がないのでとりあえずここまで。マシンはあまり実感がわかないので、しばらくやめることにした。有酸素運動で脂肪燃焼のほうに切りかえる・・・つもり。
 早く痩せようと言う気はあまりないけど、夏までに少しでも絞まっていたらいい。2ヶ月さぼりがちだったら2キロ太った。4ヶ月で2キロ痩せれば、それでいい。


カフェバーに行ってみた
2003年02月14日(金)

 N嬢とカフェバーに行く。全く、生活の金がないのに何で飲みに行く金があるのか、自分でも不思議で仕方ない。
 新装開店のそのバーは、う〜ん・・・・なんかいろいろ中途半端なんだよね。女性が一人でも入りやすいバーがほしくて、とオーナーが言うその入り口は、女性一人ではきっと入り難いだろう・・・・一回入ってしまえば、結構居心地のいい空間だからいいんだけど、誰もが最初は一見さん。そのとき入りにくい構えって言うのはネックかもしれない。
 カフェというにはメニューが少なく、カフェっぽくない。バーというには酒が少ないし、何しろレシピを覚えていない。素人っぽいのがウリかもしれないが、ちょっと・・・・
 しかしオムレツとオムライスがあるので、ご飯が食べたいときには行くかもしれない。
 と、まぁそんなところだ。
 ちなみにこの店、白ビールがあるダーツバーの一階下なんだが・・・・これで
「ラムを飲みたいor一人だけどまったり飲みたいときに行く場所」
「ビールが飲みたいorダーツがしたいor一人だけどちょっと遊びたいときに行く場所」
「ご飯を食べに行く場所」
と、三ヶ所そろったわけですな。あとはプールバーが見付かれば最高なんですが・・・・


忘れてました
2003年02月13日(木)

 明日はバレンタインデーですね。今日の帰りに、必死な顔でチョコをあさる人々を見て思い出しました。
 どうでもいい感じです。あげる人も父親の他にいない状態で長いんですけど。羨ましくないといえば、少しだけ嘘ですが。
 でも、これは強がりではなく。
 365日のうちで、300日くらい彼氏が欲しいと思っているならいてもいいかもしれない。でも、365日のうちで30日くらいしか彼氏欲しいなって思わないなら、別にいなくてもいいんじゃないかなと。
 むしろですね。
 365日のうちで推定100日以上京さんと会っているわけで、彼氏は特に要りません。120日くらいは自分のために費やしたくて、これも彼氏は要りません。そしたら残りは145日以下。そのうち彼氏が欲しいなぁって思うのは、クリスマスと正月くらいです。
 日曜は彼氏いりません。イベントに彼氏つれていくのは嫌だし(むしろ邪魔。やおい買いにくいですよ。一般人なら尚更)、日曜日は翌日に備えてねていたい。
 土曜日くらいしか彼氏いらない。しかもデートは金がかかるので、割り勘とかにするなら一月一回で十分です。食事も何でも出してくれるなら毎週でもいいんですが、それはこっちの気が引けるし、何より土曜はジムに行きたいので毎週は嫌です。やっぱり月に一回でいいや。
 そんなわけで、145日中土曜日が・・・割りきれないので、140日で計算して20日。一月四週と計算して会う確率は四分の一。つまり会うのは145日中5日。一般的に最低ランクのイベントとして、初詣、バレンタイン、お互いの誕生日、クリスマス。はい、5日できました。
 実際は12月あるから12回かもしれないが、3・5・8・12月は大きなイベントあるので嫌です。4・7・11月は〆切あると思うので、会いたくないです。というわけで、残りは5ヶ月ですね。やっぱり5回です。
 この5日をキープするために、日頃電話をし、メールを送り、会えば会うでいい顔し。会うときのためには前日などにいろいろ用意をしなけりゃいけない。その時間も馬鹿にならない。電話代だって馬鹿にならないので、できればかけたくないです。かけてきて。
 となると、彼氏をキープするためにはたった5日のために最低5日の準備期間がいり、電話代が1.5倍以上になり(今までの結果から算出)プレゼントを用意したり、気を使ったり、めんどくさいですね。
 いらねぇよ。
 いればいるで楽しいだろうけど、いなきゃいないで楽しいよ。365日中5日のために自分飾ってられません。何よりあたしはつまんない人と一緒にいたくないし、オタクな自分を隠したくないし、気を使うのも嫌だ。あからさまに気を遣われるのも好きじゃない。最低限気を遣ってもらうのはいい。あたしも最低限くらいなら気を遣っている。
 だから彼氏できないんだよなんて言われるけど、いいよ。いらない。
 仮に毎月土日に会っても、一月で10日あるかないか。一年で120日。いらねぇよ。
 と言うわけで、いまんとこ彼氏はいらない!というわけだ。恋人は欲しいけど、彼氏はいらない。恋人と彼氏の違い、わかるかな?


新しい石鹸
2003年02月12日(水)

 石鹸を買うためにロフトに出かける。厚いくせに敏感な顔の皮膚が満足するような石鹸はなかなか見付からない。この前はそれでオリーブの石鹸を買って失敗してしまった。
 去年の11月ごろ、トラブルを起して以来またスッピンの生活に戻っていたのだが、そろそろ顔も元に戻してもいいんじゃないかなと思い出したのだ。
 んで。
 そのとき医者に試供品として処方された石鹸を購入し、普段からそれを使うことにしようと。
 NOVのDタイプ石鹸。
 いつも思うのは、敏感なのが顔だけでよかったと言う事だ。極端な話、洗濯石鹸で体を洗っても、ちょっと突っ張る程度しか異常はない。もっとも最近は、どんな石鹸を使ってもちょっと突っ張る事もあるのだから、これはもう問題外、年齢的なものかもしれない。
 んで。
 このNOVの石鹸は、顔を洗っても突っ張らないのが気にいってしまった。値段も1,000円で、そんなに高い方じゃない。DHCの石鹸は1,500円だったか1,800円だったかしたけど、この買った石鹸よりも一回り以上小さい。確かに洗いあがりはDHCの方がすっきりしているけど、ちょっと突っ張るし。
 開けた途端、ちょっと懐かしいにおいがした。
 昔、まだ小さいころに使っていた石鹸はみんなこんな匂いがしていたような気がする。
 ちなみに何時だったかにもらった無添加石鹸は、固形洗濯石鹸のにおいがした。それで靴を洗っていたものだから、体を洗うと、自分が靴になった気分がした。ついでにちょっと突っ張った。
 NOVの石鹸は、優しいにおいで使うたびに昔住んでいた団地を思い出す。それはまだ、片手で自分の歳を数える事ができたころの記憶で、思い出すたびになぜか切なくなってしまうのだった。



両親に感謝した事
2003年02月11日(火)

 それは『背徳』というものを、間接的であろうと教えてくれた事だ。あれをしてはいけません。これをしてはいけません。子供と言うのはそうやって躾られる。興味を持って行う行動が何故駄目なのかといえば、純粋に危ないからだというのがうちの場合だった。汚れるから、散らかるからと言うのは論外だったが、物を大事にしない行為は禁止された。
 例えば壁の落書き。うちでは壁や湯かに直接落書きをすることは禁じられていたが、摸造紙や広告の裏が張ってある部分に、油性ペン以外の筆記具で落書きをすることは許可されていた。すなわち、壁の落書きは基本的に可だった。当時の写真を見ると、そのせいで如何に綺麗に片付いた部屋でも雑然とした印象が拭えない。
 この『紙の貼っていない』壁やタンスに落書きをしたいという衝動を堪えるのは、そんなたいしたことではなかった。禁じられている事が大したストレスにはならなかったせいだろう。
 ティッシュを箱から無駄に出して遊んではいけないとか、砂糖を舐めてはいけないとか、粉ミルクを舐めてはいけないとか、そんな些細な事も禁じられた。前者は物を粗末に扱ってはいけないから。次は健康上の問題。最後は『粉ミルクは妹(当時赤ん坊)の物』だからだ。
 
 んで。

 この最後の『人のものだから触れてはいけない』という欲求は、実は自分にとって堪えるのが難しかった。そのまま舐める粉ミルクは甘くて、子供の味覚から見ても強い欲求を与えていた事は容易に想像できる。何しろうちは薄味嗜好な上に菓子など母親の育児観念の関係上めったに与えられなかったので、純粋に甘味に飢えていたのではないかという事もある。
 だからといって、子供にそんな事がわかろうはずもない。
 言葉では『甘いものは骨をとかすので食べてはいけない』という事はわかっている。赤ん坊は母乳と粉ミルクしか食べる(飲む)ことができないので、これはやむを得ないものだ。という事も、何となく理解していた。
 だからといって、感情が理解していたかというと別問題だ。
 つまり、両親が買物に行ってる隙に、こっそりと粉ミルクを舐めてしまうわけだ。砂糖の甘味は、普段舐めてもいない自分にはさすがに強すぎた。粉ミルクが丁度よかったという事なのだろう。または、自分も赤ん坊の様に甘えたかったのかもしれない。
 こんな些細な冒険?はすぐに親に見付かってしかられる羽目になるのだけど、このときのどきどきする感じ、目的を果たした時の達成感、昂揚感。これはだいぶ病み付きになった。後にこれが『背徳』を侵す時の感情を似ている事に気付くが、それとこれを結びつけるのには更に時間が必要だったわけだ。
 ま、こんな子供の時のどうでもいい行動が、今更の背徳心に通じるなんて、子供の感情ってのも、ねぇ。
 しかし、粉ミルクで背徳心か?マジなんですかね、この人。大真面目なふうでこんな事書いといて・・・



有給取ったのね
2003年02月10日(月)

 今日は飛び石連休。会社に行くのもめんどくさいので、有給を取ってみた。来月一杯で期限が切れちゃうのが一日あったので、それを使っておこうと言う魂胆でもある。
 ちなみに。
 今日付で夏コミの申し込みが〆切なので、慌てて京さんと二人で申し込みもした。あと、GWのイベントね。
 お互いに調子があまりよくないので、比較的早めに家に帰った。



 書くのをすっかり忘れていたんだけど、金曜日は飲み会だった。行人を囲む会、通称『行人会』。なんじゃそりゃって言ったら、何でも倉庫のオジさん達が、いつも電話に出てくる行人の顔を見たい!って事で企画結成した会らしい。どうでもいいっす。
 会ってどうすんだよ、と思ってたんですが、二十代女性と言うのが東京支店内で自分しかいないため、珍しいんだろうな、と。
 とりあえず、そんなわけで飲み会へ。行ってもねぇ・・・・オヤジしかいないし、はっきり行ってあまり面白くないんだよね。なので、二次会の誘いはお断りして、一人でダーツバーへ。しかしそこのオーナーは陽気な人で、なかなか一人にしておいてくれない。ちょっとまったりしたかったので、一杯で終わりにしてもう一軒、いつもの愛花夢へ行きました。
 愛花夢でまったり・・・ここはほっておいてくれるので、一人でまったりするには丁度いい。途中で京さんから電話が入ったりしたけど、まったりまったり。
 家に帰ろうと自転車に乗ったとき・・・・あいつがどうだったかは金曜日を見ればわかること。まったり酔いがかかった頭が、25分のお散歩のためにすっかり覚めてしまいましたとさ。


人が多過ぎます
2003年02月09日(日)

 今日はカカイルオンリー。結構大手有名どころさんが主催&共催なので、それなりに盛況なものになるだろう。そう思っていたけど、想像以上のすごさだった。
 最近カカイラーになったというTめさんと、いつも通りの京さんで待ち合わせて(しかし遅れた。またもやチェーンがいかれたせいだ)会場へ。待合せ室なるばしょではなく、廊下に並ばされる。ここで気付かなければいけなかったのだ。待ち合わせ室は、すでに満員御礼の状態と言う事に・・・・
 結局だいぶならばされて会場入りしたはいいものの、ものすごい人に参る自分・・・もう軟弱者です。と言うよりも、埼玉なんて言う田舎で仕事しているもんだから、人ごみ耐性が弱まっているんだよね。ラッシュともだいぶ無縁になってるし。
 そんなわけで、買いたい本も見付からないので一冊も買わずに退場。と言うより、合ったとしても見つけられない・・・・
 三十分ほどビル自体からも出て涼んだ後、果敢にも再突入。だいぶ人が空いていて、というか、半分近くになっていて、Spさんを見ることはできましたが・・・会場の人いきれは相変わらずですぐに駄目に。結局またもや何も買わずに退場となりました。
 場所がTFTだったので、二階で食事をして、何となく元気になったので二時頃に三度目の突入。このときはもう普通の(?)イベント程度の人で、熱気もだいぶ落ち着いていたためかかなり会場内を見ることができました。たぶんサークル参加の人がメインくらいだったのでは。
 しかし・・・何であんなに人がいたんだ?
 結局買ったのは、いつも買ってるサークルさんの本一冊だけ。それも帰宅後に見たらちっとも面白くなかったので、早速売りにいこうと決心。
 よく考えたら、割とカカイル本買ってないんだよね。絶対に買い逃がしたくないぞって気合入れてるサークルさんはイルカカサークルと、アスカカサークルだし。何しろ自分では書けないもんね〜。特にアスカカ。イルカカに関しても、喘ぐカカシさん(!)は見てて楽しいけど書けないし。あ、だから自分のカカシってへたれやすいのか?

 と、まぁ。イベントはこんな感じだったわけだ。

 京さんはこのところずっと風邪気味だったんだけど、どうもそれを頂いたらしい。ちょっと鼻の奥が乾燥して痛い。これは間違いなく、『行人的風邪のひき始め』の症状だ。治す手段としては体を冷やさない様にし、鼻が乾燥しないよう務める・・・といたってシンプル。とりあえず葛根湯でも飲んどけって事で、薬局で購入。
 Tめさんも風邪を移された様で、体調不調も手伝ってダウン。結局カラオケも食事もなしで解散になってしまった。
 解散になる前にビッグサイトに行ったんだけど、なんかね。なんて言うんだ?イベントがない時のあの場所って、あんなにまったりしてんだ・・・って言う感じでした。
 Tめさんと別れたあとは、京さんといつもの焼肉やさんへ。最近?焼肉バイキングの歌(正式名は忘れた)を歌う京さん。間違いなく今回も食べ放題でした。ちょっと食べすぎておなか一杯・・・・・




なんともいえないこのかほり(笑)
2003年02月08日(土)

 何となく冷蔵庫を覗いた。日常的な行動の中、目に止まったものがある。口に散紙を被せた牛乳パック。
 忘れていたわけではないが、やっぱりすっかり忘れていたそれは、以前日記にも書いたかもしれない、カスピ海ヨーグルトだった。500MLのパックが二つ。重たい方は、種を大さじ一杯入れただけの、500MLまるまるヨーグルトで、軽い方は食べてほったらかしていた方に違いない。
 空にも近い、その軽いパックを開けてみる。

 プ〜ン、とも、つ〜んともいえない、あの乳製品独特の匂いが鼻をつく。香ってきた。思いっきり傷んでいるにおい。

 重たい方も開けてみた。言われてみればヨーグルトにも見えなくないその物体は、傷んだにおいこそしていないものの不思議な感じのする物で。乳清だっけ?あのちょっと色のついた液体が上の方にたまっている。
 こいつに関しては、次回家を出たときに牛乳を買ってもう一回培養してみることにする。
 しかし、自分でほしいと言ったくせに、手にいれたとたんに忘れるなんて虫が良すぎます、自分。
 ちゃんとお手入れしてやらなきゃね。


言ったそばから
2003年02月07日(金)

 あの野郎。言ったそばからこのざまだ。
 自転車置場で眠そうに蛍光灯を反射している車体を引き出して、今日はお前の事を昨日付の日記に書いたのだと、そう言ってやろうとした矢先。
 外れていたチェーンが、足の下でペダルが空回りした。
 きっと、隣の自転車にアタックされたのだろう。もう老体だから、少しの衝撃で外れやすくなっているからね。わかっているんだけど。このタイミングなだけにあんちくしょうと思ったもんだよ。
 ちょっと暗いと付け難いから、朝になるまで待たないと。もうコツも掴んでいるから、割り箸二本で元通りにしてやれるよ。5分もあれば十分なんだけど、またお前が癇癪を起したら別問題だ。
 歩いて帰る暗い道で、ちょっとくらい愚痴ったところで罰は当たるまい。全くキミときた日には、何が起こるかわかんなくなってきたよ。


友へ
2003年02月06日(木)

 君とつき合うようになって十五年になるかな。考えてみれば、ずいぶん長い付き合いだ。この前自転車置場のオヤジに『ずいぶん痛んでるね』なんて言われてたけど、もうそれも仕方がないような歳だもんな。
 十五年だよ、十五年。
 普通なら代替りしにしてもおかしくない。現に初代は四年で君に座を譲ったものな。
 最近、具合が悪いね。あとは君にどうすれば、昔のように元気になってくれるんだい?
 一緒にいろいろなところへ行ったね。一つ一つ、全部は無理でも、まだ結構覚えてるよ。普段は駅までの往復しか、君と一緒にいないけどね。

 今でも君に出会った日の事をよく覚えている。
 日曜日の朝、母親の自転車の後ろに乗った自分は店まで出かけた。そのときは君にしようとは思っていなかったんだけど。
 店先に並んでいた君は、当時まだ珍しいハンドル。カマキリが腕を振り上げたような独特のデザイン。今でこそ認知度の高い君だけど、当時の店先には君と同じスタイルは一台もなかったね。しばらく後に君と同じスタイルがあちこちを走っていた。つまり君は時代の最先端。
 ARAMISS。そう書かれた会社の名前。そう、ギリシャ神話の山の名前。大好きな小説の主要人物の一人。広告にはそうかいてあったような気がするけど、君はそんな立派な名前じゃなかった。でも、そんな事は些細な事。
 太陽の光に、ギラリと君はメタリックのボディーを光らせた。
 これでなければ嫌だ。
 そう言う自分に母親は渋った。だって君は彼女の予算の倍の値段がついていた。売り出しの値段は予算内。
 でも、がんとして譲らなかった。予算を超えたら駄目だと小さい頃から言われていたから、予算外と言われたら何時もおとなしく引き下がっていた。でも、今回だけは何を言われても首を振らなかったから、彼女はとうとう諦めた。ずっとそれをほかの連中と見ていた君は、振り向いた自分にベルをきらっと光らせて合図したね。
 君に乗って帰る道、自分がすごく誇らしかった。初めて握る君のハンドルは、今まで自分が乗ってきたハンドルとあまりにも違うものだから、最初はずいぶん違和感を感じたものだ。なのに、今では『普通の』ハンドルを握ると違和感があるよ。

 シルバー

 君の名前。君の体の色。安直につけたなんて言わないでくれ。もう何度も君を磨きながら、君の上に座りながら言ったけど、シルバーって言うのは自分にとって特別な名前なんだ。
 あの劇の主役。名声と引き換えに計らずも失った友人。彼の涙。あの時見た舞台の上で、あのピエロが流した涙はライトに跳ねて、名前の通り銀に光った。



 むき出しのチェーンは何度も錆びた。今では錆びっぱなしにしているけどね、君。だからってないがしろにしているわけじゃないって事はわかってくれていると思う。そろそろ交換時期なんだよ、君もわかっていると思うけど。
 華奢な籠は何度も歪んで、そのたびにいろいろなタイプの籠につけ変えたね。
 前輪ブレーキは二回船ゴムを変えた。サドルは二回、ペダルは一回交換したね。ベルは何回交換したか忘れたよ。スタンドは二回だ。
 鍵は交換も付け加えもしたことがない。パンクの修理の回数は忘れたけど、チューブとタイヤの交換回数も忘れたよ。リムは交換したことがない。曲がってないからね。でも、プロに見てもらった回数はたったの二回だ。だって、知ってるだろうけど自分で修理も交換できるからね。
 最近、ちょっと踏み込むとチェーンが外れかけるね。オイルもあまり利き目がないようだ。やっぱり交換かい?弛んで何度も引き締めたけど、そう言えば君、チェーンは一度も交換したことがなかったね。やっぱり今度の連休で交換しようか?

 なぁ、シルバー。お互い老けたな。
 みんなは早く三代目を購入して、君をお釈迦にしろというよ。でも、こんなに長く君と一緒にいて、君の上で歌を歌い、君を磨きながら君に語り、君が故障をすれば父親と一緒に直した事もあったね。
 君は時々すごく頑固で、なかなかナットを回してくれないとか・・・そうそう、この前だって籠を交換する時、君があんまりにも意地悪をするもんだから、とうとうボルトを糸鋸で切り落としたね。
 でも、まだ当分一緒にいるつもりだ。あの時、あの晴れた空の下で目を奪った君・・・・運命だよ。諦めた方がいい。どこかのスクラップ場で錆びて空を眺めるより、どこかの溶鉱炉で身を焼かれるより、こうして一緒にいる方がいいと思わないかい?
 思い込みだ、もうお釈迦になりたいって言うなら、次に君の上に乗ったとき、君はチェーンを切るといい。この前の雪の日のように、君はマンホールの上でつるっと滑って、うっかり事故寸前の悪戯をするといい。
 でもね。
 切れたチェーンはすぐに新しいのと代えてやろう。滑るタイヤは新品にしてやる。結局、自分がまだ君と一緒にいたいんだよ。塗装も剥げてきて、昔の輝きも失せた君。チェーンを代えたら、次は塗装だ。覚悟しておいてくれよ。

 十五年以上。

 君ね。少なくとも人生の半分以上を一緒にいるんだ。手放せなんかできないよ。


懲りない人
2003年02月05日(水)

 朝から腕が重い。どうやら月曜日のダーツが今更筋肉痛になって現れたようだ。1日遅れだよ・・・トシは取りたくないね。

 金がない、金がないと呪文のように繰り返し、白米におかず一品のわびしい弁当を持って出勤する自分を、ホントに懲りないアホだなぁと思う。鳴り響く腹を一杯のココア(会社の備品)でなだめ、せめて気だけは満足したいと本屋に立寄ってみたり。
 で、見つけてしまったフラッシュの本。最新作のMX(だっけ?)が出たので、旧バージョンであるフラッシュ5のマニュアル本は、今あるうちに購入しておかなければ行けない。現在2冊持っているにもかかわらず、全くわからない無駄金になったわけだが、それでもやっぱり使えたらいいなと言う気持ちだけはあったのだ。
 初めて見るその本は1,500円・・・・少なくても今月の自分には高い。来月の自分だったら躊躇わないかもしれないが、とにかく今の自分には高い。
 だが、買ってしまった。
 画面を見ていなくても、手に取るようにわかる内容。やっぱりこうじゃなきゃ。今まで失敗しなかったHTMLの本は、見ているだけでよくわかった。フラッシュの方はといえば、見てもちんぷんかんぷん。実際に起動させてもよくわからないという状態。やっぱり本屋で立ち読みしている段階から操作方法とかがはっきりわからないと駄目なものは駄目なんだ。
 家に帰って早速試してみると、今までなんでこんなのがわからなかったんだといわんばっかりの簡単さ。不思議すぎて、今までの本を読み返したが、そっちはやっぱりわからなかった。
 買った本が悪かったのか、基本ができてる初心者向けなのか、大方そんなもんだろう。フラッシュに関しては基本さえわかっていない状態だったのだから、この新しく買った本がマスターできた頃、あの2冊も納得できるかもしれない。
 そういや、HTMLだって、初心者向けの本を買ったからよかったものの、今愛用しているタグ辞典なんかちんぷんかんぷんだったもんなぁ。そして、理解できた初心者向けの本というのは、マスターしてからも愛用するもんだ。(だって今、あの初心者向けHTMLの本、すっごく重宝してるし)。
 とりあえず、これでHPもちょっとはグレードアップするかもしれない。少なくても、京さんのイラストはもう少し軽く表示できるだろう。

 成せば成る。

 ま、そういうことだ。その精神でHPだってタグ打ちから始めたんだ。フラッシュだって、わかり始めたんだからきっと使いこなせるさ。



何を書こうとしたのやら
2003年02月04日(火)

 朝、自転車をこぎながら
「あれを書こう。あ、あれも書かなきゃな。そうだ、あれも書きたい。どれから書こう」
 なんて事を考えていたのだが、すっかり忘れてしまった。
 とりあえずわかる事は、飲みなれない酒を飲んだせいかちょっと頭が重い事。煙草の煙でちょっと咽喉が痛い事。今日は営業日〆2日目だという事。
 昨日N嬢と飲んでいて、久しぶりに煙草が吸いたくなった。こんな事を書くとまた京さんに怒られそうだが、事実なので仕方ない。N嬢からメンソールを一本頂いて久々に吸ったと言うわけだ。
 つぅか、アレだね。あれもドラッグの一種だね。吸った瞬間、頭にが〜んっって衝撃がくる。気持ちいいけどさ。ま、当分ヤニ補給はしないでおとなしくしてるよ。ここで補給したからね。

 京さんとジムに行く予定でしたが、それがなくなったので(朝に電話が来た)夕飯を一緒にどうかと誘ってみる。だが、風っぽいので早く帰りたいとか。そうだね、それにあたしも定期忘れてきたからそれがいい。金もつかわずにすむ。
 って事で、今日はおとなしく帰りましたとさ。



ダーツとチェリーと白ビール
2003年02月03日(月)

 N嬢から就職の面接落ちたよ〜のメールが届く。ちょっと凹んでいるようなので、一杯つき会う事に。金、ないんだけどね〜。
 とは言え、生活する金がなくても飲む金が出てくるのが自分の不思議なところ。今日だって昨夜の残りの焼蕎麦をタッパにつめて弁当にしたくせに。
 N嬢に会って、どうせ行くなら、今日はビアバーにしようと何故か話が進む。某クーポン誌からびりっと破って初めて行ったそこは、国内でも珍しいと言うホワイトビールをサービスしてくれちゃうと言う。白ビール?
 月曜日の8時前。さすがに週の初めから飲んじゃうアホはいないらしく、客は一人きり。常連らしくダーツを投げているのを興味深々でカウンターから眺めていると。
「やらない?教えてあげるよ」
 まじ?
 前からダーツは機会さえあれば!と思っていただけに、いそいそと仲間に混ぜてもらことにした。
 声をかけてくれたのは『パパイヤ山田』(←パパイヤ鈴木に似てるから・・・らしい。あなたの方がスマートだよ)。スラジ@店長も加わって、チームでダーツを楽しむ事になった。
 ダーツ、面白いよ!はまりそうな予感。何しろビリヤードとは違って一人でもそれなりに面白いのがいい。すぐに結果もわかるし、投げるだけって言うのもいい。
ビリヤードはそれなりに好きな人とやらないといけないけど、ダーツは遊び半分って言うところもいい。
 ホワイトビールを片手に、矢羽根を投げる、投げる、投げる!!
 このビール、まずは苦くない。ホップを使っていることは確からしいのだが、ぐいぐいいけてしまうこの危険性。飲みやすいし、炭酸でおなかが膨らむ感じも無い。まずいよ、癖になりそう。
 なくなったけど、サービスではないグラスはでかぁい。ので、おとなしくいつものキューバリブレを。普段飲んでいるお酒のはずなのに、シェーカーが違うと言うだけでまた違う味。やっぱりカクテルは面白いね。
 ここでダーツの練習タイムはおしまいで、ワンゲーム100円の始まり。金が入ってるし(ビリヤードも30分単位でお金払うけど)、酒入ってるし、負けたらバツゲームだし(次回ゲームをおごりということにした)で、燃える燃える燃える。
 初回。N嬢&パパイヤチームが勝ち、再戦を挑んだ行人&スラジチームが2回目は勝利を収める。ここでパパイヤさんはお帰りになった。
 興奮冷め遣らぬN嬢と自分は、カウンターに戻ってもう一杯。ここでスラジ@店長に、メニューに載ってないチェリービールを出してもらう。なんか・・・・カクテルのようでおいしいvビールのイメージ変わったよ。

 というわけで、店を出る頃にはN嬢の気もすっかり晴れていたし、あたしはダーツ初デビューに加えていろんな経験?をしたしで、面白い晩だった。

 あ、そうそう。スラジ@店長へ。
 いくらなんでも、あたし達に21〜3歳はお世辞過ぎ(笑)。




おやすみなので
2003年02月02日(日)

 午後までゆっくりと寝ているのはいつもの事。生活リズムが崩れるのでやめた方がいいとわかっているんだけど、こればっかりは止められそうにない。
 まだ子供のころ、日曜日の10時ごろまで寝ている両親にお腹が減った、早く起きろと急かしたもんだが、これはちょっと酷だねぇと、最近実感。しかし両親は、現在、休みの日は八時頃に起きてしまうのだった。そろそろ年寄だね。もう六十間近だもんね。

 昼過ぎに起きると、すでに家はがらんどう。みんな何時の間にかお出かけなんである。別にいいんだけど、ちょっと取り残された感じで寂しかったり。
 久しぶりに靴の手入れをする。履いてない靴も合わせて、全部まとめて出すと四足あった。黒が一足しかないので、次回買いに行く時は黒にしよう。
 玄関先にウォークマンと、携帯式ミニアンプを持ち出してCDを聞きながら作業化意志。普段はスピードつや出ししか使ってない靴を、クリーナーからはじめて磨いてやる。久々なので結構汚れている。もうちょっとお手入れグッズを充実させたいのだが、何をどうそろえればいいのかがいまいち判らないのが辛い。
 最後の仕上げの段になって、防水スプレーが切れているのに気がついた。結構高いので、自分で買いたくないんだよね・・・・今度両親が家具センターに行く時にでも買ってきてもらおう。

 そのあとHPを更新。TOPを変えたいけど、今日さんのイラストがない。昔のイラストを上げたらきっと嫌がるだろうから、何か考えないと。
 何時もの事だけど、HP更新は結構時間がかかる。特にTOPをいじる時はそれだけで軽く3時間はかかる。何しろイラストを取り込んで、色調をちょっといじるだけでも一時間はかかるし、白黒のイラストに色をつけて、背景をいれてとなれば、それは半日作業だ。
 とにかくフォトショとかがないので、スキャナーについていた(デジカ用の)加工ソフトを使うしかない。フラッシュはあるけど、使えない。あんちょこを二冊買ってきたが、判らないので仕方ないのだ。
 今回も何かちょっと変えようかと思っていろいろいじってたんだが、結局見送ることにした。昔は一月に一回、TOPを変えていたんだけどね・・・やっぱり今、寒いからさ(笑)

 んで、あとはニュースを見ながら寝た、というわけだ。部屋にテレビがあって、ニュースが何時でも見れるっていうのは、ホントにいい事だ。ちなみにテレビの使用方法としては、50%がゲーム、45%がニュース、10%がプロジェクトXなどのドキュメント系番組(民放含む)、5%がバラエティー番組などと言う感じ。
 たまにはバラエティーも見ないといけないのかなと思うけど、触手が動かないので駄目です。ナイナイは比較的好きですが、最近ものを粗末にするのであまり見ません。
 どうでもいいけど、ドリフをまた見たいなぁ・・・・あと、タイムボカンシリーズも最初から見たい・・・・



なければないで
2003年02月01日(土)

 京さんと会う約束をしていたにもかかわらず、携帯を家に忘れてしまう。しかも、電車に乗り遅れて時間に間に合わない。時間があったので自転車置場の更新をしていたんだけど、思った以上に時間がかかってしまったことが敗因。
 管理人さんに挨拶してすぐに電話をしようとしたんだけど、ここで携帯がないことに気がついたというわけだ。
 仕方ないので、駅の公衆電話を使い、途中駅で下車してまた電話をかける。携帯電話があれば、留守電を聞いてもらった段階で電話をしてもらい、車内で打ち合わせる事もできるわけだ。だが、それができないので途中下車。
 不便と言えば不便だが、無ければ無いなりに何とかなる。でも、これでどちらも携帯がなければ・・・と思うと、不便だ。昔はそうれが当たり前だったけど、便利さを知ってしまえばもう元には戻れない、というもののいい見本ではないかと思う。

 池袋に買物に行く。買物とは言っても、アニメイトに同人誌を買いに行くだけの事。お気に入りの某サークルさんの本を冬コミに買えなかったので(売り切れだった)アニメイトに並ぶ時期を見計らって・・・と言うだけの事だ。ついでにナルトグッズもチェック。
 購入したのは目的の本と、いきなり目に飛び込んできたサンゾロ。ちょっと幸せ?
 そのあと壊れていたウォークマンのイヤホンを購入。そして、地元へ戻り早売りのWJを買って、カラオケ・・・


 ちなみに、目的の同人誌は再録総集編なので、購入同人誌在庫を減らすために、ここに再録されている既刊は処分する事にした。もったいないけど、あとでK−BOOKSに売りに行く事にする。大手さんなので、3冊で1,000円くらいにはなるかな?総集編がでたから、逆に安くなってるかも。それとも、Tめさんにプレゼントと称してあげてしまうか・・・(それはひどいよ)
 ウォークマンは、どうも本体ジャック自体が壊れていたらしい。前よりは聞けるようになったけど、どうも低音部が弱い。一年くらい使ったので、そろそろ買い替えかもしれない。




BACK   NEXT
目次ページ