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俺様がなかなか入れないという 和室の話を 随分前にしたように思う。 その和室には 俺様の爪研ぎに丁度よいベニヤ板がある。 その上、 いじくり回すと楽しげな工具類も豊富だ。 また、 開けっ放しの押入の二段目には 高々と積まれた座布団がある。 まさに俺様の遊び場にふさわしいといえよう。
しかし MILETは和室に俺様を入れようとしない。 理由は俺様が畳の縁で爪を研ぐからだという、 言いがかり以外の何ものでもない理由からだ。 ここではっきり言っておくが、 爪を研ぐという行為は 俺様の権威を象徴した行為なのである。 それを悪戯と同等に考えてもらっては困る。 つまり、俺様が爪を研ぐ場所というのは 決まっているのだ。 所定の場所以外である 畳の縁でなど、爪を研ぐわけではない。
全く。 MILETの無知にも困ったものである。
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