”BLACK BEAUTY”な日々
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2006年04月26日(水) ロックバンドとテレビ

今でこそロックバンドがテレビに出演するのは珍しい事ではない。
J-POPとかJ-ROCKと呼ばれる市場が成熟した為、ライブをするのと同じ位テレビにロックバンドが出演するのは当然の事となったのだ。

俺が高校生の頃はテレビで「動くロックバンド」を見る事は極めて稀だった。

「夜のヒットスタジオ」にストリートスライダーズが出演した時は凄まじい衝撃を受けた。司会者の古館のトークにほとんど反応しないメンバー。
最後に古館から、「テレビの前の皆さんに一言」とマイクを向けられたハリーが始めて口を開き、こう言ったのだった。

『ボリュームを上げて下さーい』

この番組を俺は両親と見ていたのだが、父は蘭丸が男である事を知ると、「本当か?本当か?」と唖然としていたのを思い出す。

また「広島平和記念コンサート」なんてのもあった。
団長が日記で指摘している通り、ダイヤモンド☆ユカイが「平和はいいよね、セックスできるし」と国営放送のカメラに向かって言ってのけたコンサートだ。
反対に超マジメなコメントを残したのがアップビートの広石武彦だった。

「趣旨の難しいイベントなので、少し戸惑いました」

あと、忘れてはならないのが阿蘇山のふもとで開催された「ビートチャイルド」というイベントだ。多分、日本で最初に大規模なロックフェスが開催されたのはこれが最初なのではないだろうか。

この時凄かったのが、ニューヨークから戻ってきた尾崎豊。
瞼がというか顔全体がぶおーっとむくみ、尋常ではない汗を流しながら、絶唱する尾崎。多分この時もいけないお薬と仲良くなっていたのだろう。

そして、豪雨の中ステージに登場したスライダーズ。
雨の中、演奏を始めるも、ハリーのとんがった髪の毛があれよあれよという間に雨にさらされ、しなしなに垂れ下がっていく。
最早「トカゲ人間」と化したハリー。こんなハリーは二度と見たくない。

この頃からロック系のライブ映像を放映する番組が登場する。
「HITS!」だとか「EZ」だとか大晦日に放送される「ロックロールバンドスタンド」などなど。

そして「イカ天」が放送開始。バンドブームの到来を迎える。



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