かくれさと - 2001年07月16日(月) 半年振りに実家に帰る。 やっぱり涼しい。クーラー要らずで快適。 暇なので来る途中で買ってきた本を読む。 北村薫「ターン」。実は再読。「スキップ」もいいけどこっちの方が好き。 ところで実家は四方を森に囲まれている。最寄のご近所まで1km、バス停まで3km。 要するに人がいない。 親は日中、勿論仕事をしている。家の中にはわしひとり。 ……妙なリアリティがありました。 まあ「ターン」は<本来人がいるべき>ところに誰もいないんだしうちの親はいずれ帰ってくるから意味合いはまるで違うんだけれども。 「懐かしい」とは思わなかった。勿論「よそよそしい」とも思わなかった。 半年しか経ってないせいかもしれない。でもたぶん、ここの記憶は頭の中にきっちり居座っている。だからいつでも、それが日常だった頃にすんなりと戻れる。 一生ここにいられるわけじゃないと分かってはいるけれど。 帰る場所があるというのはありがたいことです。 -
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