ブルーにこんがらかって...月人

 

 

月に負け犬 - 2001年07月13日(金)

取るまいと思っていた電話をうっかり取ったがためにへこむ。
自分にとっての禁句。
これを言われたらもう諦めようと思っていたことをぽんぽんと言われる。
詰問口調のこの先生はやっぱり苦手だ。

二度目の救難信号を送る。
もう駄目です。こんどこそほんとに駄目です。

例えばいくらツアーコンダクターになりたいと思っても、
のりものに酔う人はどうしたってなれないわけで。
のりものに酔うのはおまんが怖がっちょるからじゃ、と竜馬は言うかもしれないけれど。
血を見て卒倒する人は医者にはなれない。
絵が描けない人はイラストレーターにはなれない。
そういうのと一緒だ、と言ったら笑われると思うけれど。
学校に通えない人は学生にはなれないってことでしょう。
団体行動ができない、愛想笑いができない、媚びが売れない、頭が悪い。
そういう欠陥商品は学校なんかに行っちゃいけない。
そんな人の相手をしてくれるほど学校は「親切」でも「いいひと」でもない。
別に反論する気はない。そちらの言うこといちいちごもっとも。
要するに私が全部いけないんだろう。

走って走って、疲れて倒れるまで走って。
倒れたら担架に乗ればいい。救急車を呼べばいい。
食べて食べて、おなかいっぱい、気持ち悪くなるまで食べ続けて。
ほんとに気持ち悪くなったら吐けばいい。
それはべつだん間違った答えではないにせよ。
倒れる前に休む。吐く前に箸を置く。
そういう選択肢を選ぶことはできないのですか。
身体を鍛えてこなかったのは私の責任。胃袋が小さいのは私の責任。
だけど。だけど。
倒れたあとまた走れるようになるって保証はどこにもない。
吐いたあとまた食えるようになるって保証はどこにもない。
だから休ませてください。箸を置かせてください。




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