ブルーにこんがらかって...月人

 

 

RUN!RUN!RUN! - 2001年05月12日(土)

本日はTHE BOOMライヴ。なので再び上京。
折角なので早稲田の演劇博物館に行くことにする。お目当ては企画展「演劇集団キャラメルボックスの15年」。
……ま、迷った……。どこがエンパクなのか分からず大学周辺をぐるぐる回って十数分。どうでもいいけど大学っていいなあと思うことしきり。広いし、面白そうだし。もっとも私はここに来られるような頭もお金も持ってないし、実際中身がどうなってるのかも全く知らんのだけれど。
なにはともあれ無事辿り着いて、中に入って「来て良かった」と。
写真・ポスター・衣装・小道具・パンフ・チケット・フライヤー等等。
中でも見られて嬉しかったのは銃! 「スケッチブック・ボイジャー」で使用された銃。この話好きなんだ。ダイゴとヤマアラシ特に好き。館長さんも三太夫も好き。しかも製作(改造)は上川さんですよー!!
写真も沢山飾ってあった。どれも観ているとなんだか嬉しくなってしまう。
展示会場にはテレビが2つあって、「風を継ぐ者」と「TRUTH」が流れていた。

キャラメルボックスに出会うまで、演劇には全く興味が無かった。
それがどうだろう。今じゃ年に何度も劇場に通ったりしている。
「演劇が好き」なのかどうかはよくわからない。きちんと観たのはキャラメルボックスと地球ゴージャスの舞台だけだから。
演劇が好きだ、とはとても言えない。演劇について語るには、無知であることは間違いない。
普通の演劇ファンの人から見たら、さぞかし嫌な客だろうなと思う。
それでも私はキャラメルボックスが好きだし、これからも何度も劇場に通うだろう。……チケットが手に入れば、の話だけれど。

さて。
夕方からは日比谷の野音でBOOMライヴ。
野外は初めて。天気も良くて、入り口には屋台まで出てたりしてなんだかお祭りみたいだ。
席はかなり後ろのほうで、正直観やすくはなかった。傾斜が緩やかだから前の人の頭がかぶる。しかも私の前の席、背の高い兄さんが……(涙)。
でもライヴは勿論サイコー。前座のほるすたいんづがねー。笑わせて頂きましたよ。つーか鶴来さんかわいすぎじゃ―――!!! 牛! 被ってるし!!
それから「なごり雪」で隣の人と手まで繋いじゃったしね。でもバターさん、両隣は女の人だったから出会いはなさそうですよ。
楽しかった。「不自由な運命の中で」「この広い世界で」と私の好きな曲が続けて聴けた、その時の空が蒼く蒼く。至福のひととき。
歌って、飛び跳ねて。楽しくて楽しくて。

BOOMというバンドは掴みどころがない。新しい曲に出会うたび、いつもどきどきしてしまう。次はいったい何をするのか。何を見せてくれるのか。
でも、ライヴのBOOMを観ているとすごく安心する。今日も勿論そう。
新しい物に出会うたびいろんな顔を見せてくれる、でもその根っこにずっと変わらない物を持ち続けている。
ライヴではその「かわらないもの」が見えるような気がするのだ。10年、20年、これまでもこれからも、この人たちはこうやって歌い続けてきたんだ。

走り続ける人たちがいる。
それぞれの足跡と、いまとを目にすることができて嬉しかった。

追記。
某バラエティーで「島唄」をハモって歌ってるのを見た。以前男性コーラスグループ(ゴスペラーズじゃないよ)が歌ってるのも生で聞いた。外国の女性ボーカリストのカヴァーも聞いた。
でも。
やっぱり宮沢が声の限りに歌う、渾身の力をこめた「島唄」がいちばん好きだなあ。




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