仮面の告白 - 2001年05月15日(火) その歌を聴いたとき、正確には歌詞カードを読んだとき。 怖いと思った。 洒落みたいなタイトルとは裏腹、聴くのが苦しかった。 歌、というのは分かりにくい位がちょうどいい。 そっぽを向いて歌っていてくれたほうがいい。 だけどこの歌はこちらを向く。 聴けない。聞き流せない。 分かりもしない癖に、歌い手の心情なんかを思ってしまう自分が嫌だ。 歌い手のことなんてろくに知りもしないのに、知ったかぶっている自分に腹が立つ。 「こちらを向いている」と思うことがすでに思い上がりなのに。 アルバム1枚、通しては聴けない。 途中で何曲も飛ばす。 やっぱり、もう少し距離が必要だ。 トビラは開けられない。 仮面ライターの顔は見られない。 -
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