---------

【今日の一本】純芋醸酎☆ - 2005年07月22日(金)
---------




純芋醸酎【じゅんいもじょうちゅう】
国分酒造(鹿児島県国分市)
33度

黄麹(芋)
原酒

◆一般的な焼酎は、1次仕込みの時には米に仕込んだ麹を使用する。
が、これは、芋に麹をつけ、仕込んでいる。
この蔵は「いも麹 芋」(以下、いも芋)という銘柄で、
初めて芋麹仕込みの焼酎を世に出したことで有名。
◆で、この酒は、
いも芋の単なる原酒かというと、そうではない。
◆いも芋は白麹である。
それに対して、この酒は黄麹。
さらに、蔵元のホームページ上の情報によると、
蒸留方法も工夫しているらしい。
◆ちなみに、この芋麹仕込み、大変な苦労だったそうである。
現在では、西酒造の「宝山 芋麹全量」【ほうざんいもこうじぜんりょう】、
小牧酒造の「一刻者」【いっこもん】、黄金酒造の「蘭」【らん】など、
芋麹仕込みの酒が増えてきている。

◆前置きが長くなってしまった。
ロックでいただく。
◆この酒と、いも芋の特徴は、「若い木の感じ」である。
少し青臭い香りがして、甘みがふわっと広がり、
しかしたちどころにシャープな後味が飛び出てくる。
スパッと斬られる感じ。
◆さらにこの酒は原酒なので、
当然いも芋よりも口内でのアピールが強い。
爽快ですらある。
◆しかし。
この酒、自分にとっては、いまだにどこか掴みどころがないのである。
今日みたいに、素直に「うまい!」と感じて、
スイスイ飲んでしまう時もあるが、なぜかすごくひっかかりを感じたり、
甘みを感じず、青臭さばかりが目立って「あれ〜」と思ったりする時もある。
◆はっきりしたわけではないが、
うまい!と感じるのは、今日のように、食中にいただいた時が多い気がする。
最初にこの酒に感じ入ったのは、千歳烏山の「菴」で飲んだときで、
(いも芋をいただこうとしたら切れていて、その代わり店のお兄さんにこれを勧められた)
その時ももちろんものを食べながら飲んでいた。
◆少なくとも僕にとっては、食中酒としていただくのがベストなのかもしれない。
◆ますます奥が深くなる焼酎の世界に呆然とするばかりである。

◆「奥」の字で思い出したが、奥菜恵が離婚した。
これでまた俺にチャンスが回ってきたぞ!

===============



 マエ    ツギ    モクジ



∴オキニイリニツイカ∵
























-->