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【今日の一本】森八 - 2005年05月26日(木)
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森八【もりはち】 太久保酒造(鹿児島県大崎町) 25度 芋(コガネセンガン) 黒麹・白麹(米)
◆ロックで飲む。 第一印象通り、柔らかい甘さをたたえた酒。 クセはなく、苦みも極めて抑えられており、 ひっかかりをほとんど感じさせない。 よい酒だと思う。 ◆しかし、何かが「物足りない」。 もうちょっとだけコクがあったら・・・。 もうちょっとだけ甘みに立体感があったら・・・。 ◆こういう「雑念」が浮かんでしまうのは、 きっとあまりにクセがないからなのだろう。 ◆繰り返しになるが、まじめに造られた、よい酒には違いない。 「芋焼酎はちょっと・・・クサいし・・・」 という人への「啓蒙活動」には最適だろう。
++++++++ おかわり
八千代伝 八木合名会社(鹿児島県垂水市) 25度 芋(コガネセンガン) 白麹
◆燗をつけて(※)飲む。 ロックで飲むよりも、 香り・味わいともに「芋」の主張が強くなった。 ◆とともに、燗をつけたときの一般的傾向として、 苦みが増幅されてくる。 これが完全に命取りになる酒もあるが、 この酒に関しては、心地よい範囲内。 ロックで飲んだときにもうっすら見えていた苦みが、 前景に押し出された感じ。 ◆でも、ロックか燗か、と言われたら、ロック。 味の立体感が楽しめるので。
※燗 徳利であらかじめ割水しておいたものを、湯煎で温める。
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