2005年07月24日(日)
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ナツオトコ・ナツオンナ |
毎日のように見てます。高校野球地区予選。 いよいよわが母校は明日(25日)の第1試合、古豪、県立岐阜商業とぶつかります。 勝算は神頼みが必要かと思われます(苦笑)。しかし、何が起こってもおかしくないのが地区予選。 92年、決勝で奇しくも同じ相手に大差をつけられて負けたあの青春の感動が甦ります(笑)。 しかし、勢いに乗っている時というのは、何でか気分が大きくなるもので、当時も
「ひょっとしたら勝てるんじゃないだろうか・・・・?」
などと、淡い期待を寄せていたものでした。 物凄い勢いで負けたんですが(笑)。 チアたちは、この時ばかりの寄せ集め・・・・とはいえ、1ヶ月近く練習に練習を重ね、 振り付けは、玄人はだしのバレエ経験者。 部を持っている高校の隊列に負けじと、9人分の個人曲とヒットパターン2曲を完璧に叩き込み、 勝ち進むごとに、振り付けがどんどん派手になっていきました(爆)。 衣裳は自前の白いTシャツに、テニススコート。
「可愛くない〜!!」
と、これまた物凄い勢いで、準決勝を勝ったあたりで愚痴をこぼしたのですが、 リーダー的存在の子の一言で、展望が一気に明るくなった。
うちらが卒業して数年後、吹奏楽部ができて、それなりの実績を残しているらしい。 応援も年々、古豪に負けないくらいに派手になってきている。 うちらの時代は、個人的に音楽や楽器を習っている子&楽器を保有している子を 学校中から探し集め、音楽室にかる〜く軟禁(爆)。 大太鼓は市内の中学から借りてきて、それは応援団員が叩くことにして、 一朝一夕に演奏が可能になるものではない金管楽器などは、経験者たち有志によって、 様々なアレンジが加えられ、小編成といえども、球場いっぱいに広がる演奏を繰り広げてくれたのだった。
特に、トランペットを吹いていてくれた、当時1年だか2年だったかの男の子は、 とてもサービス精神が旺盛な少年で、出塁後にクリーンアップに打席が回ってくると、 ドラクエのファンファーレをソロで吹き鳴らしたり、必殺仕事人のテーマのイントロを カッコよく吹いてくれて、それでスタンドが大盛り上がりになったことがあった。 現在は大編成になっていることだろうから、そんなスタンドプレイは許されないとは思うんだけど、 小編成だから、誰かがひじで小突いて「おい、やれよ(-。-) ぼそっ」と言えば、 何でも叶ったのはすごいなと思う(笑)。
炎天下、金管楽器は手で持つのさえ憚られるほどに熱を帯びるらしい。 演奏しなくてもいい守備の回は、全員、楽器にタオルをかけ、マウスピースに氷を宛がっていた。 そうしないと、唇もやけどして大変なことになるんだそうだ。 出発点が「かる〜い軟禁」だったりしたので(爆)、うちらも奏者にはかなり気を使った。 「やりたくない!!( ̄^ ̄)」と言われたら終わりなので、演奏そのものを褒めちぎって、 さっきのファンファーレとかも、うちらが
「カッコよかったから、またやってね♪」
と、それとなく耳打ちしといたりしたのだ(笑)。
準決勝に進出すると、面白いように地元が動きます。 どっからそんなお金が出てくるのかわかんないんだけど、母校を卒業した有志一同から 寄付がどんどん集まって、あっという間にすごい金額になり、 スタンドで無料の飲料が配られたり、応援用のスカーフチーフが登場したり、 決勝ともなると、学校から送迎バスが出たりと、ビックリするほどに対応がコロッと一変(笑)。 そしてうちらチアは、思うのであった。
「そんなに金があるんなら、うちらの衣裳を・・・・」
寂しいことに、決勝に行ってもコレだけは叶わなかった(爆)。
恐ろしいことに、チアを編成しない共学の学校(応援団女子)から因縁をつけられたりしたこともあり、 挙句の果てには、両校応援部の顔合わせの時に、団長同士が一触即発・・・・という すごい場面にも遭遇することがあった。(それぞれ別の高校。後者は男ばっかの工業高校) (この時は、団員・チア・教頭一丸となって、総出で止めた。) そう。グランドではグランドの、スタンドではスタンドの熱い闘いがあるのである。 挨拶ひとつのあるなしで、物凄く離れたところからわざわざ因縁をつけに来る学校もあるというので、 応援部が足を引っぱらないように、勝っても負けても、スタンド裏の挨拶というのは必須なのだ。
いつどこが発祥かはわからないのだけど、試合の開始直前、直後に両校のエール交換、 7回攻撃中に校歌の演奏、何でかこの2つはお約束で、 5回コールドで初戦敗退した学校は、球場で校歌を歌えないという何とも重苦しい重圧もあった。 ほら、どんな試合でも、勝つと校歌は歌わせてくれるじゃない? たとえ負けても、7回コールドの学校まではちゃんと演奏はされるわけ。 それが5回コールドともなると惨憺たる有様で、まずは、1回目の校歌を目指して、こっちも必死だ。
ぷよ2の母校、16強までは行ったのですが、辛くも今日付けで惨敗。 昨年優勝していただけに、非常に残念な結果となってしまった。 愛知は岐阜と違って、そもそもの試合数からして多いので、決勝に残るまでの道のりが長い。 神奈川並に長い(苦笑)。 並み居る強豪と目されていただけに、あの「なかやまきんに君」にそっくりなピッチャーの故障が 懸念されますが、絶対的にうち(の母校)が負けてから結果が出る・・・・と思っていただけに、 意外な顛末でした。 こうなると、俄然、愛工大名電より東邦より、「杜若」を応援したくなるんですが、 今日の結果をまずチェックしないとな。 母校が負けると地元、地元が負けると同県、西宮へ行って同県が負けると隣県と、 随時応援の幅が広がる高校野球。 こういうことをしていると、決勝までには体力を使い果たし、 お盆の頃にはもうどうでもよくなってるもんなのである( ̄∇ ̄;)
今年こそ・・・・そう、今年こそ、あの古豪の高き厚き壁を突破できるように、母校の球児たちを応援します。
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