本選につきまとうドラマは、テレビが必要以上に追っかけるので、どうでもよくなってきてるんだけど、 未だに、高校野球の地区予選っつうのは、バカにできない面白さがある。 この日、たまさか中継を見ていた岐阜長良川球場での第3試合。岐山高校対岐阜清翔高校。 清翔の前身、岐阜南高校はわりと野球が強かった高校で、とはいえ、古豪県岐商や市岐商よりは ここ最近奮わない・・・・そんな感じの高校。 一方、岐山はそこまで強くないけれど、2回戦3回戦まで普通に残る・・・・そんな感じの高校。
何となく見てて、加えて出かける予定をしてたので、支度をしている間くらい見ておこうか・・・・ なんてノリで見出したら、コレがねぇ・・・・。 8回終了時点で、13対8。清翔リードの5点差。 あぁ、こりゃ、清翔が勝つだろうなぁ・・・・ご愁傷様(なむなむ)なんて見てたら、 たまげたね!! 9回表、容赦なく清翔、更に3点追加( ̄∇ ̄;) 岐山にとっては絶望的な9回裏。 大体、8点も差がついてたら、士気にかかわるっつうの。 でも、9回裏。そこからがすごかったの。 打者一巡の猛攻、気付いたら、一気に7点を返し、土壇場に来てあと1点で同点!!というところまで 岐山が攻め寄っているのだ。 出かけるのを一旦遅らせて(爆)「この試合だけ、見ていこうぜ♪」とぷよ2もノリノリ(笑)。
いや、さぁ。最近、プロ野球でもこういう面白い試合が少なくて、野球全体に覇気がないというか。 昭和の遺物、高●連は未だにあれこれと喧しいけれど、それでもそういう規制がある中、 この炎天下、頑張っちゃってる球児のそれぞれに、色んな思いがあるだろうと そういうのを勘ぐりながら見ると、頭の中にひとつのドラマさえ出来上がって、なかなかいいもんだ。
同県人というだけで、他にゆかりのない両校なんだけど、どっちの応援もしたくなり、 岐山が攻めている間中、あわよくば、ここで逆転サヨナラ・・・・なんていう可能性もあったりしたので、 余計に力が入ってしまった(笑)。 結局、物凄い追い上げを見せていた岐山は最後の1点の追いすがりも虚しく、 それでも16対15というスコアは快挙だと思う。 だって、9回表が終わった時点で、そこにいる誰もがもう「負け」を確信したくらいだったし。 最後の最後に、8点差を1点差までに詰めたあの選手たち・・・・本当にすごかった。 「負けて悔いなし」とは外野の意見で、選手たちはそりゃ、悔いだらけだろうと思うけれど、 あの物凄い追い上げの「記憶」を次世代につなぐことで、いい仕事ができたんじゃないかな。
ちなみに、大垣勢は順調にいくつか勝ち残っており、西濃勢も合わせると相当数が残っている今年の夏。 あたくしの母校は、金曜に、海津明誠高校とあたります。 この高校は、商業高校だった海津北高校と普通科だった海津高校が合併して、今年から新しい名前に。 うちの母校の初戦は富田高校で、一瞬「え?相手、女子高だったのに??」と思ったんですが、 市町村だけでなく学校も合併するんですよ・・・・トーナメント表を見たら、知らない高校が盛りだくさん。 富田も、岐阜東も同じ系列の高校で、それぞれ前者が女子高、後者が男子校だったのに、 いつの間にか両方とも共学になっちゃってて、そんなら1つにまとめりゃいいのに(-。-) ぼそっ と思ったことは、まぁその辺に置いといて(笑)。 岐阜からも、女子高はかなり減ったのですが、まだまだ私立に対する風当たりは強く・・・・。 田舎なんで、まず、公立(県立)ありきの風潮なんですよね。
おぉ、そうだ。野球の話をしてたんだった。 母校がぶち当たり予定の相手校を見てたら、知らないところがいっぱいあったので、 どういう事情なのかと色々みていたら、校名変更、近隣との合併、共学化と色々な流れがあるようで、 わが母校がいつ取り潰しに遭うのか・・・・みたいな心配が俄かに( ̄∇ ̄;) 学校の名前を背負ってやっている子たちを見ていると、いきなり校名が変わるのって どうなんだろう・・・・?などと思いながら、この日はやっぱり、勝者よりも敗者の方が 俄然頑張ってた気がして、新聞にも、勝った清翔よりも負けた岐山の方が大々的に取り上げられていた。 (日本人が好きそうな展開だものね( ̄∇ ̄;))
一体どんな試合展開だったのか、非常に気になるんですが、双方気まずいんじゃないかと( ̄∇ ̄;) まぁ、こういうのも全国探せばいくらでも出てくる例で、 地方大会第1回戦というのは、とんでもない乱打戦が全国各地で巻き起こり、 今年もその中から、たった1校だけが優勝するんですね・・・・。 あたくしにとっては、西宮にいった後よりも、その前の戦いっぷりの方がすごく好きだな♪ (高●連さえ絡んでこなきゃの話なんだけど・・・・(-。-) ぼそっ)
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