2005年07月19日(火)
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心やさしき理系人間、参上 |
この間、書いた「さんすう」の日記。オノレのアホさ加減を大いに露呈してしまったあの一件( ̄∇ ̄;) そんなあたくしを救済しようとしてくれてか、とある心やさしき理系人間が 模範解答を送ってくれた!!(嗚呼・・・・求めよさらば云々って本当なんだなぁ(爆))
トモくんである。
( ̄□ ̄;)!! すっかり、サッパリ忘れていたけれど、そういや、彼は地元きっての進学校の 理系にいたんだった・・・・中学の頃の印象しかないもんだから、理系とか文系とか、 そういうのを意識して彼の事を見たことは此の方なかったんだけど、遠い記憶の彼方に、 彼が大学で原子力とかそういうのの勉強をしていたことを聞いたことがあるようなないような・・・・。 うん、とにかく、ちゃんとした理系人間なのだったわ♪ 自分の周囲は文系ばっかり・・・・と思い込んでいたのはどうやら錯覚のようで、 あんなにきちんとした理系人間の存在を忘れるなんて。。。。罰当たりも甚だしい(苦笑)。
そんな彼が、自信満々に享受してくれた模範解答メイルがこちら♪ あたくしと同等レベルで悶々としている人がいるといけないので、ここに転載しちまおうと思います。 ただ、最初に断っておきますが、彼はきちんとした理系人間なので、解説そのものが 我々文系人間の常軌を遥かに逸したものなので、答えが出るまでの行程で卒倒、失神その他に関する 責任は負いかねます(笑)。 あたくしなんか、とりあえず、答えだけ見てそれで安心しちゃって、後から読み返したとこで、 食べた夕飯が消化不良になるかと思ったもんね( ̄^ ̄) それでは、こちらが模範解答です♪
【THE 模範解答】(トモくんの憐れみ&疑問コメント入り)
おい。おい・・・・やばいって・・・・ これは数学じゃなくて、やっぱ算数だよ・・・・(ぼそ) とうわけで、回答致します。 設問01 大人の人数をX(エックス) 子供の人数をY(ワイ)として
・X+Y= ・190X+100Y=12800
といった方程式(・・という。)にする。 ↓ 190(92−Y)+100Y=12800 ↓ 17480−190Y+100Y=12800 ↓ −190Y+100Y=12800−17480 ↓ 90Y=4680 ↓ Y=52 ↓ ・このY=52を上の式に代入して ↓ X+52=92 ↓ X=40 〔あんさぁ〕 子供の数・・・・52人 大人の数・・・・40人 となる!
設問02 まずどの様に考えるか?ですが、電車の「渡り始め」と「渡り終わり」の関係と鉄橋。
■■■ ・・・・電車 ▲▲▲▲▲▲・・・・鉄橋 とすると。
渡り始め ■■■▲▲▲▲▲▲ 渡り終わり ▲▲▲▲▲▲■■■
ここで、注目するのは先頭車両の位置。・・・・つまり「鉄橋の長さ」+「電車の長さ」ってのが 渡るのにかかった時間・・・・51(s)
でぇ〜設問01と同様に、電車の長さを・・・・X とします。 ここで暗唱公式です。「道のり」=「速さ」×「時間」 さらに、単位の統一 時速90km→90000m/3600秒→25m/秒 900(m)+X(m)=25(m/s)×51(s) X=1275−900 X=375(m) えぇぇ〜!! 375メートル!!新幹線かよぉぉ!!
と、思ったら、別の手法で検算しましょう。
電車を点で考えると、時速90kmの物体が900mで何秒かかるかを考えて、 また更に検算という意味も含めて、単位も変える。 900m⇒0.9km ええ〜っと「道のり」=「速さ」×「時間」でぇ、Y時間かかるとするとぉぉ 0.9(km)=90(km/h)×Y(h) Y=0.01 ・・・・つまりこれは 時速90kmで900m進むのに、0.01時間かかる。という事。0.01時間は36秒 でぇ〜、ホントにかかった時間が51秒だったから・・・・15秒多い。 ええっと・・・・15秒⇒0.00416666...(時間) 「道のり」=「速さ」×「時間」 X (m)=90(km/h)×0.0041666...(h) X=0.375(km)⇒375m
やっぱり新幹線なのかぁぁ??でも、時速90kmで走る新幹線なんか有るのか??!!
・・・・という君のために、もう一度考え直してみよう
今度は純粋に、時速90kmで51秒走ると何(Z)メートル 進むのかを考える。 「道のり」=「速さ」×「時間」・・・・また出た Z =90(km/h)×51(s) =4590(km/h)・(s) この際、単位は後で変換するとして、橋の長さは900mだから Z−900=a(aは仮に) つまりa分だけ電車は余分に進んだ事になります。 でぇぇ〜。何でα余分に進んでしまうのかというと、「渡り終わり」の位置関係の為。 ってことは、つまり、a=電車の長さだから
α=4590(km/h)・(s)−900(m) =4590*(1.0km/1.0h)・(1.0s)−900(m) =4590*(1000m/3600s)・(1.0s)−900(m) =4590*1000/3600(m)−900(m) =1275(m)−900(m) =375(m)
おおおぉぉぉ〜やっぱ、あってんだ〜
〔あんさぁ〕 375m
ちなみに、新幹線の一両が約25mだから15両編成ってことかなぁ・・・・ありえねぇぇ そういえば、ストーカー犯罪なんかの判決で400m以内に近づくなってやつは、 日本一長い移動手段である「新幹線」の標準編成の16両(25×16=400m)の端と端に 乗り合わせても駄目。つまり、一緒に行動できません。ってことらしいね。
というわけで、設問01・02共に、答えを出すには問題無いんだけど、新たな疑問が・・・・
設問01 92人は一度に入ったのか?だったら、団体割引は利かなかったのか?? 解釈の相違でこれは単に入場者数とあるので、単位が一日の・・・・だったとか? であれば、なんて儲からないプールなんだろうか?? もう少し入場料を上げてもいいのではないだろうか??
設問02 上記の様に、15両編成の新幹線ってなに??
うぅぅぅぅ〜ん 謎は深まるばかりだ・・・・
と、こぉんなにも丁寧な・・・・っつうか疑り深い検証をガッツシやってくれちゃって、 あぁ、そうか・・・・疑問を持つポイントは文系も理系も関係ないのね♪と思っちゃったよ。 秋田新幹線とか山形新幹線とかMAXとかでも、基本は16両なんでしょうか? 誰か、彼が悶々としている疑問を代わりに解いてあげて頂戴よ・・・・(笑)。 あたくし自身も、「375m」という答えが出た時、大木こだま・ひびきの如く、
「そんな電車、あれへんやろぉ〜〜〜っ!」
と、一応叫んでおいた(笑)。だから「貨物にしては長すぎ、新幹線にしては短すぎ」と 書き換えようとしたくらいだったのね。 加えて、プールの動員人数にもこのような疑問を持つとは・・・・( ̄∇ ̄;) あたくしなんか、解答出すのでいっぱいいっぱい。プールの経営状況なんか頭になかったもんね。 ありがと、トモくん。設問1の人数、それぞれ正解してたので 今、ホッと胸を撫で下ろしているところです(笑)。 と、このように、あんまりにもあんまりな答えが出てしまったので、 ここは、叔父の揚げ足を取るべく、解答用紙に疑問の丈をギッシリとぶちまけて返却してやるのも、 それはそれで面白いかなぁ・・・・とアコギなことを考えている始末であります。 トモくんみたいな天の助けが現れなかったら、そんな計画、立てるに立てられなかったわ。 嗚呼、感謝、感謝(笑)。
しかし「375m」という答えを見ただけで、あんなにもありとあらゆる疑問が噴出して、 いくら「さんすう」の範疇とはいえ、超算数的・・・・所謂「数学」の見地からも立証してみせるなんて さすが理系(爆)・・・・いや、コレもきっと「さんすう」の範囲なんだろうけれど、 あたくしなぞは、とりあえず、模範解答の文面全部を見たところで 「こんなん、算数じゃねぇ!!」とすぐさま思った。うん・・・・吐き気をもよおしながら(爆)。 まぁ、とにかく「短い新幹線が、速度規制をかけられながら、900mの鉄橋を渡る」とかいう、 そういうシチュエイションがそもそも存在するのか、出題した会社の社長である叔父に とりあえず、「素直な疑問」としてぶつけるところから始めてみよう。 こんなにも丁寧に解説をしてくれたトモくんの溜飲が下がる回答が得られますように(爆)。
しかしながら、根本的な疑問は残る。。。。
同じような教育を同じように受けてきたにもかかわらず、この有様っていうのは、 やっぱり個々人の努力の問題であるとか、嗜好の向きを抜きにしては考えにくいところではあるけれど、 持って生まれた能力に、そもそもの差が生じているのだとしたら、あたくしは彼より約1年早く生まれた 甲斐がないというもの( ̄∇ ̄;) さんすうが苦手なこと、僻んでますよ、正直(笑)。隠し立てしませんよ、紛いようのない事実だもの。 でも、同時に思うのは、こうやって心やさしく指南してくれる友人に恵まれたこと自体が、 自分にとっての幸運で、できないことを何とか補填していくための、生きる「術」なのかも・・・・ そんなふうにも思う。
ちなみにぷよ2は設問1を全く違うやり方でといてみせて、あたくしを驚かせた。 あたくしは、トモくんのやり方とほぼ同じだったので逆に新鮮だった。 ただ・・・・やっぱり文系人間には限界があって、「時速」という言葉を文章題に発見した時点で、 ぷよ2は設問2をとくことすら諦めてしまったのである(苦笑)。 気持ちは分からなくもない。あたくしだって、意地だけで解いたようなものだから(自爆)。 「時速」「何分かかった」という言葉を文章題に発見した時点で、あたくしも既に萎えた(笑)。
なんか、無茶苦茶な道理に聞こえるかもしれないけれど、あたくしは、数字に強い人間を 無差別、無条件で尊敬してしまう。 もう、あたくしには「皆無」の能力だから(笑)。もう、こういうのはできる人に頼るしかないんだわ。 何でも1人でやりたがるクセの強いあたくしでも、数学(さんすうも)に関しては、もたれっぱなし。 これからもこうして、他人様を巻き込みつつ生きていくんだろうと思うけれど、 享受されたら、きちんと礼ができるくらいの、他の知識やコワザを蓄えておこうと思う。 やっぱ、人間、持ちつ持たれつですよ。
こんなあたくしですが、すぐに人に聞いちゃうんじゃなくて、自分でもがき苦しむようになっただけでも、 随分な進歩だと思う(笑)。 学生時代は、考査だとか入試だとかで、納期が迫った中でとっ散らかっていたので、 すぐに他人を当てにしようとしてたんだけど、今はそういう環境ではないし、時間もいっぱいある。 後から教えてもらうのを前提にしたとしても、やっぱり脳みそがとろけだすのは非常に困るので、 これからも最低限の努力だけは忘れずにやっていこうと考えているから、 ねぇお願い・・・・m(_ _)m これからもこんなあたくしに協力したってください(苦笑)。
トモくん、今回は、本当にどうもありがとう!!
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