2005年05月20日(金)
底抜けに明るい人


ぷよ2の友人に1人、こういうタイプの男性がいる。
恐らく年端はあたくしと一緒だったはず。
持って生まれたものなのか、それともこの30年間にあれこれと揉まれた結果の機微なのか、
とにかく、宴の中心、場の空気を一気に盛り上げる、人あたりもよく、底抜けに明るい。


あたくしはまだ、ほんの1、2回しかリアルで対面したことがないのだけど、たったそれだけで
そこまで滲み出ているということは、ほとんど天性の領域といってもいいだろう。


そんな彼にも、致命的な欠点というのがないわけではなさそうだ。
ぷよ2が言うには、

「同じ年くらいで、『幸せで平和な交際』とか『結婚』とかを考えている人には
あんまりお勧めしたくない物件でもあるんだな、コレが・・・・。」


オトコ目線で見てコレだから、恐らく、泣いた女性が未だ山積しているのだろう。
あたくしは聞いていて、それこそ「オンナの敵!!」とは思わなかったが、自分で見た感想として
至極納得してしまったのだ。
20代前半に通る「人生勉強」の一環としての火遊びならばいいんだろうけれども、
所帯を持つ・・・・という方向へ話が伸びた時、どうも彼との間にそういうのが想像できないというのが、
致命的のような気がする。


この彼は、詳細に渡る素性は愚か、彼の友人であるはずの人たちが、彼の本名を知らない(爆)。
「いいのかよっ!! そんなんで!!」と、何度か諭したこともあるが、
あたくしも実際に会話をしてみて、彼からはとうとう本名を聞き出せないまま終わってしまった。
あの底抜けの明るさの裏側に、ワケのわからぬ神秘性が備わると、もう無敵だ。
オンナは呼ばなくても寄ってくることだろう。
実際、ぷよ2の知っている限りの遍歴を聞いてみると、まぁかなり立派なもんで、
そこまでできるんなら、ホストにでもなれば?と思うんだが、ぷよ2に否定された上、こう付け加えられた。


「いや、彼に本当に向いているのは『ヒモ』だよ(笑)。」

「( ̄□ ̄;)!! 超・納得・・・・。」

「実際、そんなような生活をしてた時期もあったようだし・・・・。
2年くらい、オンナのところに転がり込んで、それで生活してた時期もあったみたいだし
ある時期は、俺より7つくらい年上の女性に恐らく養ってもらいながら、生活してたようなことも。」


「そこまで来ると、憎めないっていうか・・・・もう、一種の才能だよね。
そうか・・・・『ホスト』より『ヒモ』ねぇ。アレだ、『お姉さんのツバメにならない?』みたいな・・・・。」


「そう、そう!! それ、それ!! それを実生活でやってた。」

「察するに、甘えの極意を知っていて、相手を喜ばせることに関しても才能を発揮し、
ギブアンドテイクの裏表の機微を全部知っているみたいだね。
・・・・確かに、火遊びにはもってこいの相手だけど、結婚だけは遠慮したいかも(苦笑)。」


「だからさぁ、女性の友達に『誰かいい人紹介してよ♪』とか言われて、頭には浮かぶんだけど
女性側の気持ちを考えると、どうしてもお勧めできないわけよ(苦笑)。」


「(―‘`―;) ウーン 確かに。30前後の女性に、コレは結構きついかも。」

「基本的にはいいヤツなんだよね♪」

「それはわかる気がする。サービス精神旺盛そうだし。」

「飲んで騒ぐ場には、いてくれると非常に助かるし・・・・」

「とりあえず退屈はしなさそうよね。」

「でもなぁ。。。。」
「でもねぇ。。。。」



ハモったところで、同時にため息までユニゾン(笑)。
あたくしも、ぷよ2の友達のことを悪く言うつもりはサラサラないし、
実害を被ったわけではないので、恨むべき相手でもない。見た感じ、人あたりの感触を
素直に述べているだけに過ぎないのだけど、凡その概略はあたくしの見解で間違っていないみたいだ。


「うちらの結婚式の2次会の時からすごく気になってたことがあるんだけど・・・・。」

「何?」

「自称『あの人の彼女』っていう人が3次会までつきあってくれたじゃない?
あの女性は、本当のところどうなの??」


「あぁ・・・・そこんとこも明かしてくんない(笑)。でもなぁ、長いんだよなぁ。
何だかんだいって、そろそろ2年くらいになるし。
ほら、●●くんとつきあってるはずが、彼とも寝たとか寝ないとかで大騒ぎになった一件があったろ。
アレ以来ずっとくっついてるみたいだから、2年だなぁ。」


「うわぁ・・・・騒ぎの元凶のオンナが、いけしゃあしゃあと2年も?? あの彼女も、相当だねぇ( ̄∇ ̄;)」

「どんなお付き合いなのかは、謎・・・・。」

「ゲーセンにはついてきてんの?」

「あぁ、しょっちゅう。」

「でも誰も触れない・・・・触れてはいけない、と。φ(.. )めもめも
あの一件でさぁ、●●くん、ノイローゼ寸前・・・・つか、ほぼノイローゼ状態だって言ってたじゃん?
●●くんも彼も悪くないのにさぁ・・・・何か変じゃない?」


「変・・・・には違いないんだけどね。この件に関しては彼に否があるわけでもないし。」

「やっぱ、あのオンナの胆の据わり様が、ちと度を越えてんだな・・・・φ(.. )めもめも」

「女性一人をワルモノにする趣味はないんだけど、あの件に関してだけはなぁ。。。。」

「それにしても2年も繋ぎ止めとくなんて、やるよね。」

「まぁ、そうかもな。」

「3次会で席が近かったから、それとなく探りを入れてみたのよ。
パチンコ屋の店員だってのは聞いてたけど、それ以前はずっとオミズだったみたいでね。」


「そうやったんか。」

「コレは予見を超えないけれど、年齢的に無理が生じてきたから転職したのでは・・・・と。」

「なるほど。」

「あぁいう娘も飲みの席では重宝するから、1人いてくれると助かるには違いないんだけどさぁ。
ウラ取れちゃってると、何だかねぇ・・・・って感じで。悪い子じゃなさそうなんだけど。。。。」



元オミズ&生粋の放蕩人という、映画とか小説の中でしか見ないようなセットをオノレの結婚式の
2次会〜3次会でみっちり観察してしまい、未だに謎だけがプカプカしている状況で、
誰もそのことに触れない恐ろしい状況が2年も続いていて・・・・どっちかの心が破綻しないっていうのは
奇蹟に近い凄いこと・・・・そうに違いない(爆)。

教訓。【類は友を呼ぶ】

ぷよ2は彼の仕事の素性をハッキリと知らない。
恐らく、スロットで食ってんじゃないか・・・・? みたいなことを言っていた。
ま、それはそれでいい。
月収がわが家の倍とかになってるんだったら、問題ないし。職に貴賎なし♪
彼女の方も、元オミズだろうが何だろうが、そんなことを言い出したらあたくしも同類項だし、
他人様のことをとやかく言えないわけだけど、この2人がセットでいると、向かうところ敵なし・・・・
というか、他人にケツを拭かせる事もあるけれど「だからどうした!?」みたいな雰囲気もあって、
完全な同類項とは言い難く、今後、この2人が巻き起こすであろう嵐に、関係者が巻き込まれませんように
と、祈るだけである。

↑現在、聞こえてくる噂はとても静かである(苦笑)

基本的に「底抜けに明るい人」というのは、何故か周囲から恨まれることが少ないので、
とってもお得な性格、人格・・・・という結論に達する。
根っからの放蕩人というのは、それこそ物語の主人公になってしまうほどに、類稀な存在ではあるが、
憎まれにくく、愛されやすい。フーテンの寅さんみたいに国民的な人気を博する場合もある。
そういう人が、自分のダンナの間近にいようとは、考えだにしなかったことだが、
愛される人の特徴を、いつもそばでよく見ているので、それはそれでいいか♪と思ってしまう、
あたくしも、そこそこ楽天家なんでしょうかね(笑)。
もし、ぷよ2が彼のような人だったら、例えば2年続いても結婚までには至らなかったと思う。


30オンナの悲哀が耳に届く環境で完全燃焼系の恋をするのは、きっととんでもないパワーを必要とし、
常識、定石などは一切通用せず、「結婚」という言葉はNGワードで、尽くし尽くされするけれど、
その後に何かが残るというのでもなく、生産性のないことを嫌うあたくしには、到底ムリ・・・・
という結論にも同時に達した(爆)。
底抜けに明るい人・・・・っていうのは大好きだけど、あたくしは自分の生産性を悉く邪魔されると
正直、キレるので(爆)、そういう人を友として確保しながら、1シーズンに1回会うくらいが
丁度いいのかも♪ などと、横着な結論にも同時に達したのでありましたとさ(笑)。

↑純正:宴会系(笑)

生気に満ちてんだよなぁ、こういう人って・・・・。
いい意味でも悪い意味でもなんだけど、周囲がどんどん所帯を持って落ち着いていく中、
あちこちに何人もオンナを作って、それを日常だと思えるのって、相当の度量がないとムリだ。
20歳前後の頃のフルスロットル状態を、今でも継続させているパワーと精神力は、
正直、別の分野で発揮するについては見習いたいところなんだけど(創造関係とか)、
居場所が確定した今、「そんなこともしていられないか♪」とあっさり諦めがつく(笑)。

恋人とかでも遠慮したいところだけど、こういう人は常々ポテンシャルの高い人が多いので、
「仕事仲間」としては、メチャクチャに大歓迎なんですが、これはあたくしのわがままです、ハイ(笑)。

あさみ


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