2005年05月05日(木)
彼女とあたしの事情


昨日、旧友であり悪友であり親友である、サナエが我が家を訪れてくれた。
彼女についてはこの日記にも詳細に渡って書き記してきたけれど、
毎日、彼女の生態観察日記を書いているわけではないので、少しばかりおさらいしておこう。


●まぁ、如何せん、大概にしろっ!!てくらいに仕事ができる

 面白いくらいによく働く(笑)。が、今まで勤めた某企業をスッパリとやめて、
 今は新しいところに就職して、とりあえず人間らしい暮らしを取り戻した。


●淘汰されることを非常に恐れる傾向にあり、王道を突き進む

 それが悪いわけじゃないんだけど、アーティスティックな一面もガツリと持っているため、
 「王道」も「擬似王道」になってしまい、結局、自縄自縛の目に遭う。


●昔はあんまり気にならなかったが、どうも「ダメ男」が好きらしい( ̄∇ ̄;)

 まぁ、これに関してはあたくしがコメントしても仕方がないので(爆)。
 本人が言っていたので、書いてみた(爆笑)。


●あたくしに言われたら終わりだろうが、仮面の数は相当数(爆)

 サヴァイヴしていくためには、コレも必要不可欠なアイテムだろうが、
 あたくしに匹敵するくらいに「余分」な仮面を多く持ちすぎたようだ( ̄∇ ̄;)


これが彼女の全てというわけではないが、彼女を語る上で欠かすことができないポイントであり、
彼女の天才的長所や致命的短所を羅列しても仕方がないところ、微妙な特徴だけは既出しておかないと
恐らく、この後に出てくる予定の会話文が、上手に理解してもらえないだろうから、
ただ単に書いてみた。

ちなみに、彼女は未婚。
決して恋の少なき女ではなかったし、魅力がないというわけでもない。
男子目線の御眼鏡に叶わないというわけでもないけれど、如何せん、今までが忙しすぎたのだ。
雰囲気が殺伐としていると、異性を寄せつけなくなる・・・・この悪循環が数年続いたため、
よくわかんないうちに、齢だけを重ねちゃったわ♪みたいな状態で、
実際のところ、齢の数値なんて関係ないのかもしれない。
ま、あたくしも何度か淘汰されなかったら、恐らく彼女と同じような道を歩んでいるだろうから、
何とも言えないところでもあるんだな。


「ほれ・・・・結局のところ、あんたとあたしは同類項なのよ。」

「ど・・・・同類項( ̄∇ ̄;) 十数年振りに聞いた言葉(笑)。」

「例えるならよ、あんたが5aだとしたら、あたしは3aくらいの。
あんたが2xでも、あたくしはx2にはなりえないっていうか・・・・。
演算上、混ざり合う可能性アリアリなところにいたのにねぇ。」


「数学が苦手な者同士、メチャクチャわかりにくいはずの喩えが、どうしてこんなに
理解できるんだろう(爆)。
確かに、同じアナに落ちてそうな雰囲気はあるよねぇ・・・・うちら。」


「いや、多分、落ちるアナは別なんだよ。で、必死に横穴掘ってたら、途中で縦穴同士が繋がって
『何だよ、オマイもいたのかよ( ̄∇ ̄;)』ってなると思う(爆)。」


「ぎゃははははははは _(__)/彡☆ばんばん! そうだ!! それだ!!」

「似てないと思ってもさぁ、5a+3a=8aになっちゃう程度で、5a×3a=15a2にパワーアップする
そんな感じなんだよ、結局。」


「うわぁ・・・・何か異様に納得できる、この基礎数学(爆笑)。」



全く以って、意味不明な部分の会話を抜粋してしまいまして( ̄∇ ̄;)
あたくしもあたくしで、な〜にが「結局」で、彼女も彼女でそれを「納得」してんだから世話ないんだけど。
彼女のわかりやすい範疇の「哲学」で話を進めていくと、いつもこんなふうに結論がついて落ち着くのだ。
今の今まで明文化しなかったから気付かなかったけれど、字面に直すと、不思議な会話だな(笑)。
凡そ、黄金週間の昼下がりにしている会話ではないと思われる。
が、彼女は、そういう会話を求めて、日々悶々としているわけで、どっかで開放してやらないと
また変なタイミングで淘汰の時期が巡ってきてしまうかもしれないので、
友人としてはそれに歯止めをかけてやらなければならない。

老婆心と言う勿れ・・・・求め合い、与え合って、今まで生きてきたんだから、
急にやめろといわれても、そっちの方がムリなんだ(爆)。

で、だ。
言わんとすることはただひとつ。要は、今後どういったオトコをどういうふうに落としていくのがベストか
という話なんだけど、生々しいので、カットする(爆)。
(ひが、聞きたかったろうが、所詮ウェブ上というのはそういう場所だ、諦めろ( ̄^ ̄))


「あたしさぁ、ヒョロっとしてて、見た目中性的で、でも中身とえらいギャップがあって・・・・っていう人に
どうも弱いみたいなんだよね〜。国税局とか市役所とかにいる、メガネかけた真面目そうな人。
オフィシャルとプライベートにギャップがある人がいい♪」


「( ̄∇ ̄;) んで、用もないのに市役所通いかよ・・・・。」

「いや、実際、すごい好きな人がいたんだよぉ〜!」

「ふむ・・・・しかし、育った環境のわりには公務員系好みとはねぇ。
ますます同類項の臭いを感じる・・・・(苦笑)。」


「( ̄□ ̄;)!! そうか・・・・そうだったよねぇ!! あぁ、でも、公務員とかじゃないか。」

「うん、でもね、向こうの家系的にはそんな感じよ。」

「ぎゃあっ!! 気付かなかったけどそうか・・・・そういうことになるのか。」

「恐ろしく価値観違うよ? サラリーと日銭で育ったこの格差は。」

「うわぁ・・・・うちもそうだわ。日銭で育った口だもん。」

「でしょう? だからさぁ、サラリーなんて月計算の給料なんて未だに信頼できないよ(苦笑)。
怖くて散財できないから必死に貯めてんのよ。」


「あんた、偉いわ。あたし、ある分だけ使ってまうもん。」

「あら、意外。結構、みっちり貯め込んでるかと思ってた。」

「貯めてたら、勢いで外車なんか買わないって。」

「あぁ、そうか。」

「あるお金の中をきっちりサッパリ使い切るのは得意( ̄^ ̄)」

「なるほどね。だから、何かの企画とか予算がバシッと出てることに対しては、
結構、真剣にやるわけね(笑)。」


「だって、所詮、自分の金じゃないし〜。」

「そういう、オフィシャル面はあたしもメチャクチャ信頼してるからさぁ、
何か仕事を・・・・となると、あんたが筆頭に上ってくるのは今でもそうなんだけどね。
問題は、そこを離れた時にどうなってんのかっていう部分だねぇ・・・・。
正直、オンナ同士では計りきれない部分だからね、コレばっかりは。」


「家の中のことってさぁ、自分で順序だてて、自分で計画して、自分で実践して、
自分で結果出さなきゃいけないでしょ? あたしそういうのがやりたいのよぉ〜!!」


「お♪ わかってんじゃん♪ わかってない人、多いんだよ?」

「そういうことに、あたしのアーティスティックなエナジーがメラメラと・・・・」

「あんたに素質があるのはわかってるから、できれば早急にいい物件を紹介したいんだけどね・・・・。
今更、見た目と中身のギャップがどうのって言ってるのって・・・・それもどうなんだか( ̄∇ ̄;)」


「うぎゃぁ〜!! それにも実は理由があんのよ。
あのね、あのね・・・・聞かなかった事にして聞いてくれる?」



彼女が言うには、この齢になって、何だか微妙な計算と拮抗と駆け引きを必要とされる場面に遭遇し、
しかも、彼女よりうんと年下の男性が相手で、そういう心理戦をやっているうちに
何だか異様にときめいてしまっている自分に気付いて、「うぅ〜ん、どうしたらいいのよ〜♪」と、
困惑半分嬉々半分という、うれしはずかしなことが近い昔にあったらしく、

「今になって、こんなにドキドキすることが起きるんだよぉ〜!!」

と、それは興奮気味に語ってくれた(爆)。
会話文だけ抜粋すると、どうしてこの会話が成立しているのか解せない・・・・とあたくしもそう思うんだけど
実際、こういう流れで、お互いが何の誤解もなく共に納得しているので、
多分、見解や本当に言わんとしようとしていることというのは、きちんと共有できているらしい。
今まで不安に思わなかった方が不思議なのか・・・・やっぱそうか(笑)。


もう一点だけ。
こうやって書いていると、いかにも彼女が突拍子なく、何を考えているのかつかみにくい・・・・みたいな
そんな印象を与えてしまいがちなんだけれど、それはちょっとだけ違う。
確かに、突拍子はないし、根底で何を考えているかは読み取りづらいんだけど、
彼女の数多なる仮面は、いつでも着脱可能で、きちんとした切り替えが物凄く素早い女性なのだ。
根本、確かに無器用なのかもしれないけれど、「器用な仮面」も持っているので、
それを使えば、上手に世渡りもできるし、人付き合いも巧い方だと思う。
とにかく、プライベートはさておき、オフィシャル的には何の問題もなく、きちんとしている。
プライベートも、あたくしよりは数段きちんとしていると思う。

ただ、いきなり異次元での話を始めてしまう、この気の緩み方は、恐らく
パブリックな部分で気を使いすぎている反動からきているんだろう。
途中から、ぷよ2が帰ってきて、会話に合流したが、あまりに内容が飛躍しすぎて、
あたくしですら失笑して誤魔化すしかない部分もあるにはあったりもして(爆)。
あたくしにはそれが普通でも、きっとぷよ2の周囲にはいない人種のはずなので、
そこんところをフォローするのが、面倒なんだよなぁ(爆)。


彼女とあたくしとでは、好きになる男のタイプも違うし、物事の妥協のポイントも違う。
自分にペイすべき内容も全く違うし、具象化したことに対する満足度やベクトルも違う。
だからこそ「合う」んだろうな・・・・と思う。
ここまで違うのに、でも所詮、「同類項」というのも、結果やプロセスに求める「何か」が同じなんだろう。
アプローチも座標上における出発点も全然違うのに、その「何か」が同じな故に、
似たような落とし穴に落ちたり、そっくりなプレゼンをしたり、と
ニアミスするところが徐々に増えてきたんだと思う。


そんなだから、てっきり彼女の方が先にヨメに行くと思っていたあたくしの中での計算も、
ガッツリと狂ってしまい、何だろうな・・・・人生の中で多少淘汰されることも、時には必要ってか?
と、彼女を見ながらオノレを慰める方向に走ってみたりも( ̄∇ ̄;)

↑本当に謎めいてるんだよ(爆)


そして、彼女が帰っていった後、食事をしながら、何となく「曲り角の彼女」の第3話をDVDで見てたら、
傍らでぷよ2が失笑しているのがわかった。
多分、さっきまでのサナエと稲森が微妙にかぶっていたんだろう(爆)。


「サナエちゃんって、あんなに喋る子だっけか?」

「あぁ、アレ、普通。前に会ったのってちょうど彼女が淘汰されかけで、殺伐としてたから、
本性が出づらい状況だったのかも。」


「なるほどね・・・・( ̄∇ ̄;)」

「基本的にはあのテンションだから。」

「ちょっと意外〜。でも面白いね♪」



面白いね♪ で済ますことができるぷよ2はきっと、生涯、この結びつきの本当の意味を
知らないまま、過ぎていくんだろうと、あたくしは同時にそんなことも思いました(爆)。

そうだ、そうだ。
ニアミスにもほどがある!!と思ったことがまだあったんだった。

↑似て非なる・・・・と言えなくなってきた( ̄∇ ̄;)

そうなんだよな・・・・幹は大したことがないくせに、お互い枝葉に物凄いものばかりを寄せ集めて
抱えすぎたんで、持っているものは全く違うんだけど、欠落しているものが同じ・・・・という
すごく奇妙な類似点を持っている者同士だったんだ。
なので、彼女と会って話をすると、まるで自分の嫌なところを等身大で見ているような気持ちにもなって、
それは恐らく、通常では苦痛なことには違いないんだけど、元々、立っている場所が違うので、
さほどでもなかったりするんだよなぁ。これがけっこう不思議。
で、自分に足りないものは彼女にも足りないものだったりするから、客観的に冷静に、
自分のこともちゃんと考えられる・・・・会話が成立していないようできちんと進んでいく原因は、
ここにある気がする(爆)。

・・・・と、分析したところで互いに幸せになれるはずもなく(笑)。
でも、彼女を見ていると、幸せになれるだけの素養は十分にあるように見えるので、
きっとあたくしも、努力の方法さえ間違わなければ、そうなれる。と、思ってしまうのだ。

でも、コレは単なる思い込みじゃなくて、恐らく近い将来の真実のような気もする。
成分の違う旧友と深い話をすればするほど、仮面や鎧の必要性に疑問を感じて、
修正しようと心がける・・・・それがいいふうに作用すれば、近い将来の真実としては「絶対」だと思ってる。

あさみ


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