2005年04月16日(土)
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顔の綺麗な子が欲しくって |
「ご不浄が綺麗な家には、顔の綺麗な子が授かりますよ。」
全く以って非科学的、根拠のない迷信だけど、そう謂われ始めた経緯は察するに難くない。 まだ、女性が確実に家にいた時代、ご不浄(=トイレ)の掃除は確実に女性の役割で、 所謂、「なるべくならばやりたくない仕事」だったに違いない。 そこを綺麗に保ち、丁寧に掃除をしている「ヨメ」というのは、感心だから、神や仏も褒美に 身も心も清らかな子を授けてくれる・・・・なぁんていうのが、凡その概略だろう。
水洗トイレが当たり前になっても、効率的な専用洗剤が登場しても、やっぱりご不浄の掃除というのは 何より鬱陶しいものである。 いつもはあれこれ手伝ってくれるぷよ2だって、ここに越してきて1年、 1度だって、ご不浄の掃除をしたことはない。 とにかく、ご不浄に限らず、あたくしもぷよ2もお掃除が苦手で大嫌いなのだ。
そんなあたくしを支えている、たった一つの頼みの綱といえば、先のいい加減な言い伝え・・・・
「ご不浄が綺麗な家には、顔の綺麗な子が授かりますよ。」
これだけなのである(爆)。 他のお宅に比べたら、恐らく頻度は極端に少なかろうが、 とにかく、気付いたらせっせとやるように心がけている。リビングが荒れていても、 ご不浄だけは・・・・という気持ちを忘れずに、ともすれば授かる子供の顔が綺麗でありますようにと 祈祷なんかもしながら、便器だけではなく、床もなるべく磨くようにしている。 ・・・・他の掃除が行き届いてなかったら、元も子もないのだけど( ̄∇ ̄;)
トイレ掃除のいろはについては、義務教育の間に、学校で徹底的に仕込まれた。 きちんとできるまで、監督の先生は家に帰してくれなかったくらいだ。 おかげで、家ではほとんどトイレ掃除をしない子になった(爆)。 ひとり暮らしの間も、トイレ掃除の回数は極端に減っていた気がする。 ただ・・・・他の誰かと一緒に暮らすようになると、ご不浄という場所が生活には必要不可欠で、 意外と安らげる場所で(笑)、リビングよりも重点を置かなければならない場所だったんだということに 気付かされる。 わが家のトイレは異様に狭いんだけど(笑)、あの狭さがいいような気もする。 ホレホレ・・・・「子宮回帰」とかいう言葉もあるように、人間どこかで、「狭い場所」を求める場合が 少なからずしてあるでしょう? 閉所恐怖症という場合は別として。
この日、どの場所の掃除よりも、とりあえずトイレ掃除を優先して、孤軍奮闘。 1人で頑張ってたアサミンジャーなのでありました。
自分の子は、相対的でなく絶対的に可愛い・・・・とはいうけれど、相対的にも可愛いにこしたことはない。 人間、第一印象というのはことのほか重要な要素であり、 他人が己の中身に触れてもらえるまでの最短距離というのは、やはり、外見的要素が左右すると これは科学的に実証されている。
ぷよ2は、新宿歌舞伎町の路地をモーゼみたいにオノレで道を切り開いた経歴を持つくらいに その風貌の厳つさには定評があり、 そんな批評をしているこのあたくしも、実は、
「黙っていると、ホントに何を考えているかわからなくて怖い・・・・」
と、特に異性たちに敬遠されてきた経歴があったりする( ̄∇ ̄;)
「何か冗談を言おうものなら、あっさりと一刀両断されそうな気がする=( ̄□ ̄;)⇒」
「おいそれとくだらない話題が触れなさそうな雰囲気で・・・・=( ̄□ ̄;)⇒」
「鼻で笑われそうじゃん??=( ̄□ ̄;)⇒」
と・・・・このようなコメントをあたくし本人の前でド正直に述べてくれた男友達は、 これらコメントの後に必ず、
「が・・・・お前ほど、第一印象とその後の印象に これほどのギャップがあるヤツも珍しいよな♪」
と付け加える( ̄∇ ̄;)(嬉しくも何ともないんですが・・・・トホホホホ)
「それは一体、どういう意味よ・・・・?」
「喋らなけりゃ、相当イケてる♪ってことだよん(●⌒∇⌒●)」
「するってぇと、もうこうやって喋ってる時点で、全くイケてへんと・・・・そう言いたいわけやんな?」
「( ̄□ ̄;)!!」
「その墓穴にはテメェで入ってろ( ̄^ ̄)」
ご希望通りの一刀両断でバッサリとやっても、何故か友情は壊れず、ただし恋心も芽生えず(爆)。 ただ、この「一刀両断」は彼らが予想していたもの(=男性としての能力を捻り潰す)とは違うらしく、 いつも、明るくガハハハと笑っていてくれた。 嗚呼。もしも娘が生まれたら、こんなあたくしには似ることなく、少しは上手に 愛想を振りまける可愛らしい子がいいな・・・・そういうことを祈祷しながらのトイレ掃除なのである(爆)。
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