2004年12月01日(水)
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Romanticが止まらない |
夜になると、過呼吸、過呼吸、過呼吸・・・・挙句トリップ( ̄∇ ̄;) だ・れ・か 過呼吸を と・め・て♪ 過呼吸を♪・・・・と不用意ながらC−C−Bが 脳裏を駆け巡ります・・・・そりゃ、もう、エンドレスで(トホホ)。さりげなくも何ともありゃしない。
昨日・・・・とうとう15歳へのトリップを果たし、あ〜ぁ、もう来るところまで来ちゃったのかよ、自分 みたいな感覚で、昨日もまた布団に入れば過呼吸、無呼吸、過呼吸の繰り返し。 すると、ある感覚が空気と一緒に喉元に入って、どんどん過多になる体内酸素に押されるように 胃の方へお腹の下の方へと充満していき、頭の中がそれでいっぱいになった・・・・と、 そこのところまでは覚えている。 そのまま、眠ってしまったんだな・・・・自分ではそう思っていた。
夢の中で、あたくしはまっすぐな一本道を、何かを目指すように歩いていた。 呼吸は全然苦しくなくて、でもたまに足取りはフラフラするんだけど、 白いラインが引かれた舗道のそのラインの上を、きちんとまっすぐに歩いていた。 周りは真っ暗で、どうやら夜みたいなんだけど、それでも目指すべき所はきちんと定まってたようで あたくしは道に迷うことなく、どんどんと歩みを進めていき、やがては走っていたようだ。
「シンの家に行かなくちゃ・・・・」
頭の中で繰り返しこのフレーズばかりがリフレインする。 そうか、この道は確かに、彼の家に向かう一本道だ。 あたくし、こんなに走ることができたっけか・・・・? 走るのは短距離も長距離も苦手。 だけど、走っていると気持ちが良くて、いつまでもそのまま走っていられるような気がしていた。 小さな川が流れるその手前で、あたくしは足を止めた。 あれだ・・・・。あれがシンの家。 オレンジ色の瓦屋根の、あの家だ。灯りが1つついてる・・・・まだ、誰かが起きてるんだなぁ。 橋のたもとであたくしは座り込んでしまった。嗚呼・・・・あの場所でまだ生活している人がいるんだ、 そう思った瞬間に、ぞっとするような感覚に見舞われた。
・・・・寒い。
・・・・て、いうか、ここ、本当にシンの家のすぐ傍じゃん!? じゃあ、さっきまで、フワフワとした足取りで走っていたのも、まっすぐにここを目指していたのも 全部夢じゃなくて、本当にあたくしがやってしまったことなのか・・・・!? ( ̄□ ̄;)!! ( ̄□ ̄;)!! ( ̄□ ̄;)!! ぷよ2に知れたら絶対に叱られる・・・・ど、どうしようっっ!!??
彼の家のすぐ近くには小学校があって、あたくしの通っていた学校とは違う。 あたくしの通っていた学校は、大きな国道を越えていかないとない。 よかった、ここで気付いて。つか、よくここまで歩いてこられたよなぁ。 もう薬をガツリと飲んだあとで、歩くのはおろか、走るのはもってのほかって感じなのに。 その小学校の正面にある時計を見たら、午前2時をさしていた。 昨日に引き続き、あたくしはなんてとんでもないことをしでかしたんだろう・・・・。
もう1回、夢でないのを確かめるために、彼の家を見た。 同じ部屋にはまだ灯りがともっている。 あたくしは自分が正気であるのをきちんと自覚した上で、「どうせここまで来たんだから」と 半分開き直って、彼の家の前まで行った。 玄関の手前、ポストと表札が一緒になっていて、そこには懐かしいシンの名字がきちんと書いてあった。 彼がまだここに住んでいるのかどうかはわからないけれど、ここが彼の家であり続けている それに間違いはないようで・・・・その確認をしたら、あたくしは大急ぎで元きた道を戻った。
薬で脚がフラフラしていたけれど、同じように走った。 不思議と、過喚起の時の苦しさが緩和されているような気がした。 当たり前か・・・・過呼吸の時は体内に酸素が多すぎて、それで苦しくなるんだもんな。 走っていれば、酸素が効率よく使われて苦しいこともない。
片道、大人の足でも20分以上はかかると思われる道程を、何とか無事に帰還し、 そっとドアを開けた。 あたくしは、鍵はおろか、お金も、携帯も持たずに飛び出してきたようで、 途中でぷよ2に連絡をとろうにもどうしようもないままで、きっと帰ったら、 しこたま怒られるんだろうなぁ・・・・そう覚悟して家に入った。
翌日。あたくしの脚には確固たる徘徊の証拠・・・・筋肉痛が残っていて、あれが夢でないということを 端的に示してくれちゃっているのであった・・・・( ̄∇ ̄;) 無論、こんな状況で本当の眠りについたので、翌朝、ぷよ2の出勤時間に間に合うはずもなく、 まだ事の全容を話してはいないのだけど、一体、どう説明したものか・・・・。 これを話してしまうと、またあたくしの行動範囲が狭くなる気がして、気分は憂鬱だ。
しかし、どうしてあんなことをしたのかと、自分でも考えた。 まぁ、この前日に15歳へとトリップしているその名残をさっぴいてもだ・・・・ 服薬後に走り回る・・・・なんてのは、ちょっと今までの生活からは考えられない。 と。 ひとつだけ、「彼の家に行かなくちゃ」と同じように、頭の中でリフレインするフレーズがあった。
「過呼吸の時にはなぁ、それこそ、全速力でグランド1周すれば治る!! 走って酸素を全部消費すれば、ラクになれるんや!!」
中学の時の鬼体育教師(♀)の言葉だった。 今まで、ペーパーバッグや布を宛がってもその効果は全然で、1時間も2時間も苦しい思いが続き、 挙句には、自分でもアンコントロール下にいるわけのわからない一部分が顔を覗かせたり、 暴れたりと、いいことなんて1つもなかった。感覚がおかしくなっちゃって、 普通に考えたりすることができなくなっていて、泣いたり騒いだり暴れたり・・・・ そんなことばかりだった。 が・・・・昨日だけは何でか、この体育教師の言葉が一緒によみがえったのだ。 一瞬、あたくしの意識は途切れたものの、もし、昨日と同じように15歳にトリップしていたのだとしたら 計算も辻褄も合うし、歩いているのがまどろっこしくなって走り出したというのも頷ける。 この教師が言ったように、確かに、走れば治るみたいだった。 息が切れるような感覚になるのは、走るのをやめた直後数秒くらいで、あとは何ともなかった。 それに走っている間、あんなに冷静でいられたのも、此の方なかったことだ。
ただなぁ・・・・。深夜、丑三つ時に、急にランニングに出かけるっていうのはちょっとなぁ。 そもそも危険極まりないし、この街、あたくしが走った道は極端に街路灯が少ない。 往復で、擦れ違った車は2台だけ、徒歩の人はひとりもいなかった。 でも、今後、意識が飛んだまま徘徊・・・・なんてことになると、あの大きな国道に差し掛かって 事故を起こすといけないし、やっぱり、過喚起時のランニングは誰か付き添いがいたほうが良さそうだ。
この時見た夢の中で、(今度は本当に夢なんだけど)大人になったシンがでてきた。 何故か和装で(爆)、彼の双子の弟と碁を打っていた。こっちを向いて、柔らかく笑っていた。
あとは、夢にはよくありがちな、「ありえない道路を自転車でつきすすむ」とか 「とにかく助走をつけて、あの壁を越えなければ」とか、そういうのが思いだされる。 どういうつながりだったかは忘れたが。 こんな夢ばかりを見ていて、挙句に夢も現実もとうとう線引きが引かれなくなってしまったものだから、 本当に疲れが取れない・・・・マジで参る。 着々と微熱も上昇中・・・・ダンナの面倒もロクに見ることができない・・・・。
15歳にトリップしてしまったあたくしは、本当に自分のことで手一杯になってしまって、 他人に対する思いやりが、著しく欠如しているような気がする。 そんな「15歳」だったのか・・・・と今さらながら反省もする。 「生き直し」って、本当にできるの・・・・? まだ間に合うのかしら? 恋にうつつを抜かしていたあたくしの「15歳」を実りのあるものにできれば この症状とも、きっとお別れできると思う。
ごめんね、ぷよ2。。。。 30になっても未熟で、あたくしはまだ、結婚するには早すぎた人間なのかもしれないよ。。。。
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