2004年08月07日(土)
365×4の日々


マリッジリングの内側に刻印してもらった日付は、「2000年8月7日」
入籍した日は今年の3月29日で、挙式は10月16日と決まって、
何ゆえ、8月7日なのかというと、この日は、うちらの「勢い任せ」の初回記念日・・・・いわゆる
「この日から交際がスタートしたんだよ」記念(笑)。
この日から、ありとあらゆることが勢いまかせで決まっていくようになり、
遂には入籍、結婚という運びになり、何にせよ、このあたくしが一番驚いてんだわ( ̄∇ ̄;)


毎年、8月7日付の日記には、ぷよ2がらみのことが書いてあって、
今年こそはあたくし本人がひしひしと感じたんだけど・・・・つきあいだして2周年を迎えた頃、
同じことを山賊に言われたのであった。

↑だんだん彼の言わんとすることがわかってきたりも(爆)


そんなこんなで、本日は山賊の店に行って食事をし、
養祖父母に当たる、あたくしにとっては本物のじいちゃんとばあちゃんなんだけど、
彼らにも一応、式には出席してもらいたいものだから、初めてダンナを披露しに
家にも伺った。
今は、山賊の弟に当たる、おじさんの家の離れに居を移し、悠々自適に暮らしているようだが、
その昔・・・・じいちゃんの方はかなりの豪傑で、長野の安房峠をぶち抜いてトンネルを作らせたのを最後に
上宝村の村長を事実上引退、それまでにも県下ではありとあらゆる歴史を残しちゃった人で、
言うなら、飛騨の英雄みたいな感じ(爆)。
ウソみたいなホントの話だが、県庁内で、「今井の孫です」 と名乗ると、
係りの人が大慌てで飛んでくるような待遇をあたくしも受けたことがある(笑)。
それを見て、幼心に「嗚呼・・・・じいちゃんって、偉い人なんだなぁ。」と思ったんだけど、
ただの「偉い人」じゃなくて、日本地図に残るような大事業をかましてから隠居するくらいに
肝の据わった人だったのである。
確かに、あたくしもこの目で、現役時代の豪傑ぶりは拝んできたわけだけど、
県知事を「拓ちゃん」呼ばわりする時点で、なんか普通の人と違うな(爆)くらいだったんだ、その頃は。


あたくしが、ぷよ2側の親戚の集まりに連れて行かれることはたまにあったが、
こっちの親戚の集まり・・・・っつうか、お目通りは一切まだで、
母方の方の親戚には、まだ全然披露してない( ̄∇ ̄;)
あたくしなんかは、婚前、まだ結婚も決まってない頃に既に連れて行かれたりして、
本当に居場所に困ったりしたんだけど、今回の親戚周りはいわば「義務」みたいなもんで
確かに緊張を強いられるかもしれないけれど、入籍したあとなんだから、堂々と夫の顔をしていればいい。
いや、話がややこしくなければ、山賊から話を通してもらい、披露宴に来てもらって
そこでの紹介でも別に滞りはなかったんだけど、祖父母が出席を渋っているので、
あたくしら自らが、ご挨拶に出向いたというわけ。


まあ、すっかり好々爺となってしまったかつての豪傑じいちゃんも、あたくしの結婚のことは
そりゃ、もう喜んでくれたけれど、式への出席となるとやっぱり名古屋へは腰も重いようで、
もうかなりの高齢になってしまったわけだし、無理は言えないけれど、一応、招待状だけは渡してきた。

じいちゃんがあたくしに纏わる思い出で、未だに忘れず、学校が開催する子育て講演会みたいなもので
欠かさず話す話題があるそうだ・・・・それが、あたくしの奥飛騨冒険談( ̄∇ ̄;)
当時小学3年生のあたくしが、バスや電車を乗り継いで、半日かけて、いきなりじいちゃんの家まで
1人で訪れたことがあったのである。
その頃まだ、サヨコは車を運転できなかったので、自宅から最寄のバス停までまず歩き、
そこから大垣駅まで行き、東海道本線で岐阜駅まで出て、そこから高山本線に乗り換え。
高山に着いたら着いたで、今度は大きなバスターミナルのところで、
神岡までのチケットを買い、間違わないようにきちんとそのバスに乗る。
神岡でもまだ乗り換えはあって、峠をいくつも上り下りする山道をまた1時間くらいバスに乗って、
ようやくじいちゃん宅の最寄のバス停に到着する。
ここまで到着すれば、あとは知った道なので、坂になった山道をどんどん登れば
すぐにじいちゃんの家が見える。
同じ県内でも、こっちは滋賀県や三重県境の西濃の端、向こうは富山や長野県境の飛騨の端の村なので
本当に半日かかった。
じいちゃんもばあちゃんもびっくりして、当時のあたくしの年齢には相応しくないくらいのおこづかいを
奮発してくれたのだ。
次の日からは、近所の谷川で飽きることなく、何度も岩に登っては飛び込みの繰り返し(爆)。
日が落ちるまで、それを繰り返し堪能した。
じいちゃんはその時のことを本当に良く覚えていてくれて、それこそ、もう20年前のことなのに、
未だに、学校からの講演依頼があると 「うちの孫は・・・・」 と始まるらしく、結句、

「まぁ、今は何でも親が先回りしてやってしまうもんだが、ここまで突拍子のないことを
十になるかならないかの子供にさせた、親も親ですわなぁ(がっはっは・・・・)」


みたいな感じで、話してくるらしい(爆)。しかも、老人の話にはすぐに尾ひれ背びれがつくので、
この中で登場するあたくしは、事実ではすでに就学年齢に猶に達していたというのに、
じいちゃんの頭の中では「まだ幼稚園児なのに・・・・」ということになっていた(爆笑)。


そんな思い出話を、じいちゃんが気分良さそうに話しているのを聞いて、ぷよ2は、


「夕雅先生って、結構行動派だったのね( ̄∇ ̄;)」

「こういうのは行動派とは言わないわよ。子供の頃にやりつくしたから
今はアウトドアに興味がないだけ(笑)。」


「・・・・・・・そ、そう??」



そろそろ本当に信じてくれるだろうか・・・・?
あたくしが死んでもスキーをやりたがらないその理由たるやを(爆笑)。
ここまでのことを、10歳未満のうちにやってのけながら、スキーだけは毛嫌いする理由といえば
ただひとつ・・・・絶対に無茶なコースに、この年齢未満の時に連れて行かれたからだ。
死ぬ気で下まで降りてきたものの、本当に瀕死で(爆)、子供ながらに、
絶対にこのスポーツに命をかけてはならない・・・・と本能的にそう思ったのである。
まぁ、雪山で遭難しても、1週間くらいなら生き延びられる自信はあるが(爆)。


そういうわけで、あたくしが育った環境というのを第三者から聞かされて、
あれもこれも嘘ではなかった・・・・嘘どころか聞いてない話もあるぞ??みたいな状況で、
半ば詐欺にでも遭ったような顔のぷよ2を連れておいとまする。


ぷよ2は家族であちこち出かけるのに、きちんとしたレジャーで、それはとても楽しかったみたいに
あたくしには見えるのだけど、我が家はそうではない・・・・幼少の砌より、何でか知らんが、
山賊の影響だろう・・・・かなりの無茶がレジャーに伴い、あたくしはちっとも楽しくなくて
唯一、楽しかったといえば、9歳の身分で、ひとり気儘に奥飛騨まで旅したことくらい?
まぁ、それだって普通の子供から見れば、
親がいない孤独な状況下で楽しめるもんか!?といった感じだろうが、
あたくしにしてみれば、親がいるから、余計に怖いコースを辿らされるんだ( ̄^ ̄)
ひとりの方が、どれだけ気楽で安全か・・・・と、既にこの頃悟っちゃって、
以来、ひとり主義になったようなもんだ。

よくぷよ2は普段から、あたくしのやることなすこと、危険だ、危ないと言って、
すぐに手を出そうとするのだけど、手を出すその瞬間が一番危険だから、頼むから出さないでくれ・・・・
と、あたくしの危機回避能力が叫ぶのである(苦笑)。
あたくしは、守られて育ったわけじゃないので、今更そういうところに据え付けられても、
逆に困っちゃうから(核爆)。


4年もつきあって、結婚までしちゃったというのに、あたくしの生活環境にはまだまだ謎が多く、
ほとんど話しつくしたと思っていたんだけど、親戚関係にはあんまりいい思い出が無いものだから、
封印していたものが多かったのかもしれない。
本日明らかになったものは、まだぷよ2にはあんまり話してないことばかりだった。

※だって我が家は、何だか家系図的にややこしいんですもの(笑)
※で、そもそも、我が家ほど親戚つきあいが希薄な家も逆に珍しいかも(苦笑)



そんなこんなでも、本日は紛いナリにも4周年なので、どっかでケーキでも買って帰ろうか♪
なんて話にもなったんだけど、いや、ちょっと待てよ・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ


「お父〜さ〜ん(激甘声)♪」

「おぅ♪ なんや??」

「ケーキのお持ち帰りって出来る??」

「おぅ♪ 用意したるわっ♪」

「(●⌒∇⌒●)わーい♪♪」



最近、父と娘の絆の利用の仕方をだんだん覚え始めた、狡賢い小娘・アサミンジャー(笑)。
美味い、美味いと連発して、何でも美味しそうに食べるあたくしとぷよ2は、客としてだってイケてるんだ♪


「そういったわけで、タダでケーキがゲットできましたっ♪」

「やるな・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ」





自宅に帰ってケーキを頬張っていると、サヨコからメール。
サウジアラビアのおばちゃんの帰国予定が変更になって結婚式に出席できるかもしれないとのこと!!
これほど嬉しいニュースはない!!
・・・・つうか、今日の今日まで、親類縁者の招待状の宛名書きを渋っていて、
さぁて一体、誰をどのように招待したものかというのが頭痛のタネだったのが、
これで一気に解決したようなものなのだ♪
日曜日中に自分の分だけでも片付けて、週明けには発送したいな♪

↑石油の取れる国はコレだから( ̄∇ ̄;)

寿まみれの4周年・・・・これから何年一緒にいるんだろうという、そういう感覚が
だんだん薄れてきて、「嗚呼・・・・一緒にいるんだな、きっと、ずっと」みたいになってきた。
やっと、そこまで辿りつけたんだ。

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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