2003年11月26日(水)
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アサミンジャーはテレビっ子 |
言わずと知れたことかもしれないけれど、あたくしはかなりのテレビっ子である。 PCを手に入れるまでは、生活の中心はテレビだった。 特別に「見たい!」と思わないような番組でも、家にいる時はテレビはいつもついていて、 そんなわけで、どうでもいいトリビアが頭の中に蓄積されていったわけ。
眠りに落ちる瞬間も、必ずと言っていいほどテレビはついている。 2時間くらいのタイマーをかけておいて、それで眠る。 そういう時に見ているのは、むか〜し撮っておいたアニメのビデオだったり、 もうネタというネタの全てを覚えてしまったオンバトのビデオで、 話の先がわかっているので、途中で落ちてしまっても、別段問題のないものをチョイスしている。 (ここ3日くらいは、コナンの劇場版を片っ端から・・・・(爆))
そんなわけで、大映テレビが大好きなあたくし(支離滅裂だな( ̄∇ ̄;))。 どんなにすごい制作会社だったかというのは、この日記でも折に触れて書いてきた。 あの、時代錯誤的でわけのわからない演出が、テレビという配信手段で罷り通っていたという、 過去の「現実」が、もう面白くて面白くて仕方がない。
勿論、このクールで地上波放送されているものにもチェックを入れている。
月 「ビギナー」
火 「超星神 グランセイザー」
水 「恋文」
木 「白い巨塔」
金 「ヤンキー母校に帰る」 (「オンバト」)
土 なし
日 「爆竜戦隊 アバレンジャー」 「仮面ライダー555」
火曜と日曜は、特撮の日です(爆)。 意外となことに、テレ東制作の割には、グランセイザーの出来が良くて、 ・・・・っつうのも、テレ朝系列の「スーパー戦隊」モノや「ライダー」系より、 火薬の量がふんだんである♪( ̄¬ ̄*)♪ってことと、 昔、舞台で共演させて頂いた、赤星さんがレギュラー出演されているので、それで見てる・・・・ というのがあるんだけどね。
皆様、お気づき?? 木曜日、「エ・アロール」を入れてないんですよね(笑)。 あと、火曜日も連ドラに関しては一切無視状態。 ハッキリ言いましょう♪ 渡辺氏・・・・癪に障ります(爆)。 「失楽園」がドラマ化されても、映画化されても、一切、興味がありませんでした。 原作なんか勿論読んでません。 平積みにされている、「今、売れ筋! 話題の一冊!!」とかいうのが、どうも苦手で、 今回の「エ・アロール」なんか、原作版をTVCMで流してたでしょ? もう、虫唾が走って、絶対読まねぇ( ̄^ ̄) 絶対見ねぇ( ̄^ ̄)というのを 貫き通す決心が、固まっちまいました(笑)。
そういうわけで、別段好みの役者が出てるというわけではないのだけど、 裏番組の「白い巨塔」に賭けることにした。 まぁまぁ面白い。 第2話と、第4話をすっ飛ばしてしまったにも拘らず、2クールやるんだから・・・・という理由で しがみついている。 そんなわけで、矢田亜希子の顔を見ると、オルガンの音楽に合わせて、
「よ〜く考えよ〜♪ お金は大事だよぉ〜♪ う〜う♪ う〜う♪・・・・」
というのが流れてきて、可笑しくて仕方がないのだけど、それでも見続けている(爆)。
火曜日も一応連ドラやってますけど、あたくし、サンタマリアがどうも・・・・という感じなので、 はなっから、見る気がなくて、その分、「白い巨塔」の難解な部分を見返すというのに宛ててます。
一番気に入っているのは、「ビギナー」の本編ではなく、エンドロール(爆)。 字面を見ているだけで面白い。 カーペンターズの名曲「TOP OF THE WORLD」に乗って流れてくる、キャストの肩書きが、 もう、今までになく面白すぎるのだ。 レギュラー陣には勿論フルネームの名前が付いていて、それはそれでいいのだけど、 まるで再現Vみたいなシーンの役者さんたちには名前がない。 実際に、劇中でも「男A」であるとか「B子さん」であるとか、そういった表現がなされていて、 多分、それは本当の司法修習生たちもそんな感じなのだろうけれど、 実際、役者としてどうなんだろう・・・・?
「余計な事を言った男」
「嘘の供述をした女」
「目撃しただけの老人」
「誘拐された少女X子ちゃん」
「無理に取材したマスコミの1人」
こういう役名で自分の名前が紹介されるっていうのは、かなり複雑なんじゃなかろうかと思う反面、 不謹慎だが笑ってしまう。
あたくしは役者なので、例えば「代表作は何ですか?」みたいな聞かれ方をすることもある。 あたくしの場合、ほとんどが舞台なので、軽く質問は流れていくのだけど、 TVの仕事はそうはいかない。
「月9に出たことあります♪」
なんて答えようものなら、質問は絶対に終わらないのだ。 そんな時にだよ? 「何の役?」と聞かれて、
「『ビギナー』で、『嘘の供述をした女』の役をやりました。」
なんて、言っても、どの話でどんなシーンに出てきていたかなんて、すぐにわかろうはずもない。 それに、普通はせりふがあっても名前のない役というのは、主要だろうと脇役だろうと 役名なしでエンドロールに役者の名前が入るだけなのだ。 ガヤよりかは目立っているけれど、せりふがないと、事務所の名前しか載らない。 一言でもせりふがあれば、役者の名前が入る・・・・と、普通のエンドロールはこういう仕組みになっている。
なので、たまに知り合いの名前をキャストのみならず、スタッフさんでも発見することがあるので、 なるべく、エンドロールはすっ飛ばさないで見るようにはしている。 在京時代のクセである。 どこでどう繋がるかわからないので、自分の見た番組に出ている人、関っている人は 必ずチェックしておいて、次にその人に会う時というのはメチャクチャ久々だったりするので、
「あの番組、すごく面白かったですよ〜♪」
と言うだけで、心象が違うのである。 それがきっかけで、何らかの形で現場に潜り込めたりするコトだって、無きにしも非ず、だからだ。 これは役者さんだけでなく、演出家、脚本家の人々にも大いに通用する技であった。
今回の月9には、正直、あんまり期待はしていなかったのだ。 ただ、新人を公募で起用し・・・・という目先の面白さだけかと思っていたら、 構成がかなり面白いので、気に入った。 無論、本編の構成も今までにない手法を使っていたりするので、それはそれで新鮮だし、 レギュラー以外のキャストの人選が、偏りのない面白いバランスになっているので、 見ごたえはある。うん。「白い巨塔」よりいいかもしれん。
金に糸目はつけん( ̄^ ̄)みたいな人って、見てるだけで羨ましいよ(トホホ)。
先日。 あたくしは勢い余って、とある日記書きの人に宛てて、メールを出してしまった。 その人の日記は、主にドラマ批評などをやっているのだけど、とてもスパイシーで あたくしは面白いと思って、どうだろう・・・・1年くらいずっと拝読していたのだ。
金曜枠であたくしも視聴している「ヤンキー・・・・」をこの方も見てらっしゃるらしく、 それについての感想などを、いつものように日記としてアップしてらっしゃったのだけど、 少々、釈然としない点があって、「抗議」というわけではないが、 あたくしの一意見として、「こういうふうには考えられないでしょうか?」みたいな メールをお送りしてしまったのである。
そしたら、翌日、この方はメールではなく日記で、自分の表記の不備についてだとか これからはこうしていきたい・・・・といったような内容の文章を、アップされたのである。
何て潔いんだろう!! あたくしは、感激というか感心してしまった。 そして、この方の書く文章の裏側に、いつもどんなものが流れているのかというのも 垣間見てしまった気がして、これからは、もっともっと楽しい気持ちでこの人の日記を 読めるんじゃないか、と、明るい展望に自分まで吸い込まれそうになった。
この方の日記は、いつもわりと辛口コメントチックなのだけど、そこが面白いと思っていた。 今でもそれは変わらない。 だけど、「辛口」であればあるほど、それを面白いと思う人と同じだけの「敵」も増えることになる。 あたくしは、小心者なので、そんなことはできないのだけど、 陰ながら、この方を応援したいな・・・・と思う。
本当ならば、文章転載であるとか、日記のURLをここに載せようと思ったのだけど、 ご本人からの許可が下りていないのと、ちょっとそれは無粋な気がしたので、やめにします。 ただ、同じサーバーで、いつも潔く、自分の思ったことを明快に文章化している、 その事実だけで、あたくしは自分が「書く」ということに関しても見つめ直せるような気がしました。
そういえば、プリンセス・たりたとの出会いも、たまたま互いのことをこの日記の私信で 紹介しあったのが縁だったなぁ。 メールを送ればよかったのに、いきなり、日記でメッセージを送ってしまったことに、 プリンセス・たりたも呼応してくださったんだった。 今回の件も、それとよく似ている。
今回、このように日記に書いてしまったことで先方が、お気を悪くなさっていないことだけを祈ろう。
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