| 2003年11月04日(火)
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読者様へ/天命を知る |
山賊のお客様で、たまにここのURLを知りたがる人がいる。 口頭で述べても間違いの元なので、雛形を作って、ここに辿りつく方法をばら撒いたこともある。
つい最近になっても、やっぱりそういう物好きな人がいるらしく、 こっそりとここを読みに来ている人がいるらしい。
・・・・なぁんて書くと、「それって、自分のことじゃないのかっ!?」と恐れ戦く方もございましょうが 別に、糾弾するわけでも何でもなく、このような駄文を日々読みにきてくださるというコトは、 こちらとて、非常にありがたいことで、WEB上に文章を載せている『意義』みたいなものも見出せるので、 感謝感激、雨あられ・・・・ってなもんで。
本日、オーアエの休診日だとわかってはいたものの、薬が次の診察日まで持ちそうにないので、 アヒル隊長に頼んで、処方箋を書いてもらい、薬をゲットしてから、久方ぶりに店を訪れた。 10月27日付の不気味な日記のことをとりあえず話しておいた。 そしたら、アヒル隊長は
「そういったものも、怖がらずに全部記録できたらしておくといいですね。」
と、いつもの無表情でそんなことを言った。 同じ精神科医でも、オーアエはすごくわかりやすいトーンを持っているが、 この人は、やっぱりいつまで経っても理解不能(爆)。 でも、普通の精神科医というのは案外、あのような人たちのことを指し、 オーアエみたいなのは、不良チームに属するのかもしれない。
大体、患者の前で「うぅ・・・・実は今日は二日酔でさぁ。」 などとは 医者たるもの、あんまり言わないだろう( ̄∇ ̄;) オーアエは、実に安定した高いトーンの持ち主で、 どろんどろんになっている、こっちの低いトーンには絶対に引き摺られない。 そういうわけで、短い診察時間の間、アヒル隊長のこともとりあえずじっくり観察してみる。
あたくしは、本当にどうでもいいところに目がいく。 自分の視力を呪いたくなるくらい。 だから、中学の頃の同級生のカルテの内容も見えてしまったわけだし、 周囲を取り巻く、微妙な環境の変化についても、頗る敏感だったりするのだ。 そんなあたくしが本日、疑念を抱いたこと。
一旦、そう思ってしまうと、もう頭の中はそのことばかりになる。 相手がオーアエなら、バカ話ついでにツッコんでやるところだが、 あたくしとアヒル隊長の間には、それほどの信頼関係はまだない。 彼が気を悪くして、二度とあのクリニックに行けなくなってしまったら、コトだし・・・・。 思いだしながら書いていたら、また笑いがこみ上げてきた・・・・ダメだ。別の話題にしよう(爆)。
本日、晃希くんとジャスミンちゃんの色紙を発送して参りました。 明後日あたりには届くんじゃなかろうかと♪ 色々と試行錯誤した結果、注文してくださったご本人の手に渡って、見て頂くまでは、 こちらもドキドキである。 一応、下書きの段階の画像はメールで送ってあるけれど、 下書きと清書は、また全然雰囲気が違ってくるので、その差が歴然としていることを知っているあたくしは、 やっぱりお客様の手元に届くまでは、物凄く不安だったりするのである。
今までご注文頂いて、お送りした色紙はとりあえず全部気に入ってもらえたけれど、 今度もそうとは限らない・・・・新しい試みをしたから、「絶対」ということはありえない・・・・ そんなことが頭を巡るのである。 「不良ゲージツ家」と旗頭を掲げているが、やっぱり根は小心者で、自信に乏しいあたくし・・・・。 「個性」とか「芸術」とかに、物差しがないように、 あたくしに当てられる物差しは、常に一定ではない。 同じものを同じだけ同じように輩出するだけでは、やっぱりダメなのだ。
それをわかっているからこそ、「スランプ」もあり、 体力の続く限りの無茶をすることもあるし、一日中布団に包まっていなければならない日もある。
実桜たんママ、ジャスミンママ、晃希くんママが、どうか、あの作品を気に入ってくださいますように。 笑顔であの色紙を見てくださる人々のことを思い、あたくしはそれで幸せになる。 これからも沢山、色紙を描こう。 お金にならなくても、多分、神様が与えてくれた天命だと信じて、描き続けよう。
あたくしに当てられる物差しが一定でない証拠を、残していかねばならない。
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