2003年04月06日(日)
寂しくても悲しくても笑ってみせるパワー


弟の友人の妹が「爆笑オンエアバトル」のバックナンバーをダビングしたいと言い出した(爆)。
あたくしが超気に入っているラーメンズ「片桐の授業」〜高校編&大学編〜というネタを
弟に勧めたところ、やっぱりツボは似ていて、食いつきもよく、
爆笑を土産にこんな申し出も一緒に持ってきたのであった。
こっちは、別に構わないんだけど、前にこの日記にも書いた「ラフ&ピース」の下りを思い出す。


弟の友人は、つい最近、オーバートースをやらかしていて、
足の末端が壊死状態になり、大騒ぎ・・・・精神的に大変不安定な人なのだ。
入退院を繰り返し、今は少しはマシな状態になっているらしいが、
オーバートースをする人は、いつまた同じ事をするかわからないので心配ではある。
今回、ビデオのダビングを申し出てきたその妹さんも、そちら系の医療機関のお世話になっている。
オーバートースしたお姉さんの方は、自分の薬だけでなく妹の薬まで飲んで、騒ぎを起こした。
だけどあたくしとしては、そういう人たちにこそ、あぁいう番組を見てケラケラ笑って欲しいから
ビデオの件は快諾した。


あたくしは、毎週毎週撮りためて、もうかなり膨大な量になったこの番組のビデオを
睡眠薬代わりにして、寝る間際に見ている。で、見ながら寝付く。
何度も同じ事をしているので、面白いネタやつまらないネタがいつ出てくるかというのも
把握しきってしまっているので、安心して眠れるのだ。
そして、会場の笑い声や、何か面白いことを言う芸人さんが、直接の安心材料になって、
それで眠れる。
丸暗記してしまったネタもいくつかある。
面白いネタは、いつ見ても面白い。何回見ても笑える。
先に書いた、ラーメンズ「片桐の授業」は正にそれで、
もう憶えてしまった流れにも拘わらず、何度も何度も見ては笑う。
吉本新喜劇のお約束ネタによく似た感覚だ。


昨日から、減薬計画を立てて、飲む量を徐々に減らすことにした。
手始めに、アモバンとマイスリーを就寝前に1錠ずつ飲んでいたのを、辞めてみることにした。
これで、13錠。
これでも13錠なのかよ・・・・( ̄∇ ̄;)
一体、今までどれだけの化学物質を体内に入れたのだろう・・・・?
今日は、これに加え、ロキソニンを1錠減らしてみようと思っている。
盛夏、熱が下がらなくて困ってしまうあたくしだが、
今は気候も良く、体温も37℃台前半で安定している。
これで12錠になる。
最近、薬を飲んでから就寝前、限界ギリギリまで本を読むことにしている。
だんだん焦点が合わなくなってきて、読むのが限界になった時点で辞めて、本格的に寝る。
薬効の進行具合を確かめるのに丁度いいので、しばらくこの作戦を併用して
減薬を進めていこうかと計画している。
今後の予定としては、レンドルミンとハルシオンが2錠ずつなのを1錠ずつにすること。
どうせ、夏が来ればまたダウンして、神経が張り詰め、
薬を飲まないことには眠れない日々が来るだろうから、
調子の良い時くらいは少なめにしようというわけ。


そのウラで、薬を貯めるという計画もある。
無論、オーバートースの為ではない。
実は現在、2週間分の薬に全く余裕がなく、1度でも通院を怠ると、
あっという間に薬がなくなり、それが直接不安要因になっては困るからだ。
そもそもそれ以前に、オーアエが大垣に来るのは週に1度だけで、
それを逃すと、処方は確実に降りず、
イコール、薬が手に入らなくなる・・・・という筋書きが簡単に思いつく。
身動きが取れなくなった時に、数日間のブランクくらいは何とか自力で埋めるために
今、手始めに強めの入眠剤を貯めこむことにしたのだ。


その代替用品が、本であったり、見慣れたビデオであったり、
夕食の時にレタスを多めに摂ったり(レタスに含有されるポリフェノールの一種に入眠作用がある)
牛乳を摂ってみたり(カルシウムで精神安定、あと少量でも空腹感がなくなりよく眠れる)
と、手を替え品を替えの波状攻撃的生活も心がけるようにしている。


本当は、軽い運動をするのがいいのだろうけれど、
なかなかそれが適わないのは、日によってはまっすぐ歩けないほどにフラフラしてしまうからだ。
あたくしは、自分でも嫌になるほど、変なところで完璧主義なのが災いし、
自分で決めたことは意地になっても続けようとする。
そのへんをもっとファジーにすれば、全体的に快方に向かうのかもしれないけれど、
この、ガッチガチなコントロール性がそれに待ったをかけている。
その所為で、今まで行っていたダンスも結局、自らで自らを追い込む形で辞めてしまった。


つまんない人間だなぁ・・・・と思うこともある。
好きなダンスも、あんな形で辞めてしまったことに、すごく後悔が残る。
でも、辞めないことには、余計に心労が祟るとわかっていたので、あの場所を去った。
そしたら、気の晴れる日が多くなった。
だから、今ではあれを良しと出来る自分がいたりもする・・・・。
本当は、もっと踊っていたかったけれど、ピルレットも満足に出来ないほどに追い込まれては、
帰ってきて、ヘトヘトになりつつ泣くしかない。


就寝前の薬が明らかに多すぎて、夕方になっても薬効が途切れない日もあり、
そのままダンスに出かけると、決まってピルレットでヘマをして周囲に迷惑をかける。
そんな日が続いて、あたくしはレッスン室で、マジで笑えなくなってきていた。
そのうち、水曜日になると決まって、38℃近い熱発を引き起こし、
結局、休むしかない・・・・というお決まりオチに落ち着いた。


笑えなくなったらおしまいなんだな・・・・あたくしは痛感した。
どんなにつらい稽古場でも、一瞬でもふっと笑えることが絶対にあった。
だけど、笑えなくなったということは今までに1度だってなかった。
ダンスそのものはすごく好きで、楽しいはずなのに、
レッスン室で笑えなくなった自分に気づいた時、これほどに脅威を感じたことはなかった。
悔しいけれど、辞める以外に道はなかった。
辞めなければ、潰される・・・・そう思った。
潰されたら、笑えなくなる・・・・笑えなくなったら多分、おしまい。
おしまいだけは嫌だったから、あたくしはこういう選択をした。


本当なら、寂しくても悲しくても、笑ってみせるだけのパワーを持ち続けなければ
あたくしの本来の姿ではないはずだけど、
パワーがない今、まずは「笑うこと」にフォーカスを定めて、生きていこうと決めたのだ。


母・サヨコは、目下、あたくしを笑わせてくれる一番身近な人だ。
存在自体が面白いので、彼女を見てはあたくしは笑う(笑)。
それをサヨコは時に不愉快そうにしているのだけれど、
あたくしが本格的にダウンしている時は、彼女が何をしても笑わないので、
本当に心配してくれる。
だからあたくしは決めた。
彼女が面白いことをしたら、必ず笑おうと。
そうすることで、「救い」が生まれるのならば、あたくしはどんなことをしても笑おう。
そう決めた。

↑何事かと駆けつけると、1人でヒィヒィ言いながら説明してくれる(爆)

彼女のDNAも半分は受け継いでいるのだから、その本領を発揮しても良さそうなものの、
どこでどう狂ってしまったのか、あたくしが母親色を強く出すことは滅多にない。
本当に、彼女の腹の中から出てきたのか、時に不思議になるほどに・・・・。( ̄∇ ̄;)

あさみ


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