2003年01月24日(金)
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自分が怖い・・・・(計2件の出来事) |
1件目。 それは母親に指摘された。
「あんた昨日、いつトイレに起きてきたん?」
「はぁ? 昨夜は起きてないよ。」
「トイレの水、流し忘れとったよ。」
「だから、昨日はアモバンとメイラックスを1錠ずつ余分に飲んで、 夜中に目が覚めなかったんだから。」
「またボケて、流し忘れたんじゃないの?」
「で・・・・でも、昨日は絶対に途中覚醒なんかしてないし・・・・。」
心当たりが全くゼロというわけではなかった。 あたくしは以前にも、あんまりにもボ〜っとしていたため、 トイレの水を流し忘れたという前科があるので、 絶対的にこの事実を否定できない立場なのだ。
オマケに。 今朝早朝。あたくしは金縛りに遭って、酷く疲れた覚えだけはある。 夢なのか現実なのかは定かではないが、自室に人の気配を感じて、 それがあんまりに非常識な時間帯だったので、恐ろしくなって、何とかして この気配の実態を明らかにせねばと、もがいてはいたのだ。 いつの間にか、その人だか動物だかわからない気配は消えていて、 あたくしはまた眠りについたのだが、前後の確かな記憶がない。
2件目。 一日中、気分がすぐれなかったので、ほとんど横になって過ごしていた。 が、さすがに夜になって、サヨコがプールから帰ってきても夕飯を食べていないことが判明すると、 促されて起き上がってはみた。 そろそろ生理が近いはずなので、食欲はかなり減退してきてはいるのだけど、 食べないとまた余計な心配をかけてしまって、それはそれで煩わしいので 素直に食事を摂ろうと階下に降りた。
戻ってきて、敷布団のシーツに赤い汚れがあるのを発見した。 手触りとその臭いから、血液であることがわかった。 心当たりは、自分の経血である。 生理が近いので、あまり汚さないようにと、もう下着もナプキンも 身に着けていたのに、一体どこから漏れたのだろう・・・・?と、 逸早く、自分の下着を点検した。
が。 一滴どころか、まだそれらしい兆候すらなかったのだ。
・・・・・・・・・・。
じゃあ、あの血液は一体何・・・・? あたくしは、身体のあちこちを調べた。どこかを何かの拍子ですりむいていないかとか 爪が割れていないかとか、とにかく調べた。
あたくしの身体から、血が出た形跡はどこにもなかった。 ついでなので、真上にあたる天井付近も見てみたが、血液らしいものの影すらなかった。 だったら、あの血液は一体誰のものなの・・・・???? あたくしは、一気に背筋が凍った。
起き抜けに指摘されたサヨコの一件といい、 早朝の金縛りのことといい、 シーツに滴り落ちた血液の跡といい、 気味の悪いことだらけなのである。
サヨコは言った。 「最近、疲れてたから、またちょっと調子が悪いだけよ。」と。 でも、あたくしはそんな気休めを聞きたいわけじゃない。 寝ている時に足元に感じたあのおかしな気配の正体。 トイレを使った本当の人物。 血液の持ち主。 この全部がわからないと、落ち着いて眠ることすら出来ない。 血痕にいたっては、あたくしが自室を離れていたほんの数十分の間の出来事なのである。 起き上がった時、確かにシーツは白いままだった。 掛け布団を上げた状態で、現場を離れたのだけど、 帰ってきたら、赤い染みが出来ていたのだ。
血液はティッシュで拭き取った。 起毛式のシーツなので、凡その汚れはそれで取れた。 要するに・・・・まだ付いて間もないことを示している。 あの生臭い臭いで、血だと判別したけれど、他の液体だとしたら、 あたくしがいないほんの数十分の間に、一体誰が、どのような方法で、 何のためにつけたのか・・・・それが全くわからない。
どちらにせよ、怖い・・・・。
いよいよ、あたくしにも「始まり」を告げる合図が訪れたのだろうか・・・・? 自分の知らないところで、自分が何をしたのかさえわからず、 わけのわからない行動や言動におどらされて、不安になる。 別人格が動いている・・・・? いや、それはありえない。 あってほしくない・・・・。
かなり怖い1日だった。 そして、これから起こるであろう、自分の身の上の恐ろしい顛末のことを思うと 取り越し苦労だと言われればそれまでだけれど、 それでもかなり不安になる。
どうすればいい・・・・・? どこに行けば・・・・何をしていれば・・・・誰といれば、大丈夫なの? 今・・・・それすらもわからない。 怖くて、怖くて、たまらない。
今日、これから薬を飲んで眠ろうかと思っているんだけど、 今夜、何が起きても大丈夫なように、一応、手は打っておいた。 ただ、実体のないものに対しては、未だ対応策は決まっていない。 そして、自分が・・・・怖い。
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