2003年01月11日(土)
ゆめのあとにせず邁進のつはものたち/4期生の熱き血潮


今日、トキオに電話してやった。
なぜなら、昨日が彼の22回目の誕生日だったからだ。
まだ22かよ・・・・(-。-) ぼそっ というのはおいといて、
とりあえず、元気そうなのが何よりであった。


バースデーコールというのは実は上辺の言い訳で、
本当の目的は、ミズエの消息を、ひょっとしたら彼ならば知っているんじゃないか
という憶測から、電話をしたのだ。


トキオは快く彼女の電話番号を教えてくれた。
あたくしが前に、彼女本人から教えてもらった番号と同じだった。

「一番最近連絡があった時、この番号だったから、まだこの携帯は生きていると思いますよ。」

という、なけなしの可能性ではあったものの、
あたくしは本当に彼女のことが心配でもあったし、何せ3年振りというのもあったので、
トキオとの電話を切るや否や、すぐにミズエのところにコールした。


つながった。彼女は勿論、彼女の携帯は生きていた(笑)。
少しホッとするが、すぐに留守電に変わってしまった。
まぁ、いいや。
メッセージを残しておいて、後日、改めてまた電話をすればいいことだもの。


あたくしは、遅ればせながら新年の挨拶をして、彼女が本当に元気かどうかを確かめたくて
そんな科白で留守録を済ませて、電話を切ろうとしたその時、


「夕雅っっ!!??」


すっとんきょうに驚き、そして、何でか興奮しているミズエの声がした。

「そだよん♪ 夕雅です。
元気? あけましておめでとう。」


「あのね、あのね! どうして私がこんなにビックリしてるかっていうとね、
ちょっと待ってね・・・・・」


「おぉ〜ぅ♪ 夕雅かぁ♪ ひっさしぶりやなぁ♪」

「きゃぁ〜〜〜〜〜〜っ♪♪ ジュンジュン??
うっそ・・・・マジで??? 今、興奮しすぎて涙出そうになったわ。」


「相変わらずやなぁ、そのテンション( ̄∇ ̄;)
どうなん? 元気でやっとるんか??」


「うん! 元気だよ!!
芝居ができんくて燻りまくっとる以外はな(笑)」


「今なぁ、丁度ミズエと芝居の打ち合わせしとったとこなんや。」

「いいなぁ・・・・。」

「たまにHP見てるで〜♪ 本当に大丈夫なんかいな。」

「あたしの病気が治らんのは、芝居ができん所為!
ホントにね、1ヶ月夜露をしのぐ場所を提供してくれたら、
今すぐにでも飛んでいって、あなたが探している『いい女優』とやらに
なってあげるわ!!」


「かなり気合はいっとるなぁ・・・・。
そういうトコ、全然変わっとらんな(爆)」


「あたぼうよ( ̄^ ̄)」

「ちょっと待て。ミズエに換わる。」

「夕雅ぁ・・・・どうしたの? 大丈夫なの??」

「それはこっちの科白。ジロウ君もトキオも心配してたよ。
一時はどうなることかと思ってたわ。今は大丈夫なの??」


「うん! それがね、偶然って重なるものなのね。
夕雅ならわかると思うけど、浮き沈みっていうのが激しくて、ちょっと前だったら
誰からの電話もシャットアウトしてるところだった・・・・・。
今は平気!! 自分で芝居の企画立ち上げて、今、ジュンジュンに相談してたとこだし。」


「なら、よかった。私もね、取り立てた用事じゃないの。
・・・・ただね、ジロウ君がすごく心配してた。」


「そうかぁ・・・・。うん・・・・。
確かに別れた直後は酷かったかも。気が狂ったみたいに月1で芝居やったりしてたし。
今はね、全然普通に平気だから、安心して。
そうか・・・・ジロウ君、心配してくれてたのかぁ。
私も彼のことが心配だったの。」


「だったら、電話の1本でも入れてやってよ。
私の方からも連絡付けとくけどさ。彼も今は元気そうにやってるし、
お互いの状態がいいなら、問題ないじゃん♪
今ミズエ、池袋近辺に住んでるんでしょ?」


「うん。それがね、すごくいいルームメートに恵まれて、
私が調子悪くても、大概の事だったら大丈夫だからって、
それですごく救われてさ。その子も役者やってるんだけどね。
とにかく、今は安定してちゃんと暮らしてる。」


「それならよかった・・・・。」

「夕雅、今どこなの?」

「実家。もう、芝居をやろうにも手頃な小屋もなきゃ、スタッフもいない。
最低、最悪・・・・。
さっきジュンジュンにも頼んどいたんだけど、
マジで、1ヶ月くらい夜露をしのげる場所があるんなら、飛んでくよ。
田舎は芝居がやりにくくて・・・・。」


「さっすが♪ やっぱり夕雅はそうでなくちゃ♪」

「今も、芝居とは全然別件で動いてることはあるにはあるんだけど、
やっぱりダメね。燻りまくってるわ(苦笑)」


「うん・・・・私も今回初めて企画を立ち上げようとしてるから、
何が足りなくて、どこから手をつけていいかわかんないとこがあるからさ、
もしよかったら、相談とかにのってくれないかな。」


「私でよければ、いくらでも!!
遠くても、アドバイスやデータはすぐに届けられるからね。」


「ありがとう〜〜♪ すごい嬉しい!!
あ゛・・・・またジュンジュンが換わって欲しそう。
ちょっと待ってね。」


「お前、HP見てると薬とかめちゃめちゃ飲んでるやん?
大丈夫なんか??」


「寝る時だけよ。ダンスもできるし、走ったりもできる。」

「次、いつ頃こっちに来れそうなんや?
芝居、見に来れればえぇんやけどな。」


「正直な話、先立つものがなくてなぁ・・・・。
気軽には何回も足を運べんのが現状なんだわ。
うちの相方が春先くらいに横浜・東京方面に行きたいって言っててくれるから
それが実現すれば、4月くらいになるかもしれん。」


「4月かぁ・・・・。何もねぇな( ̄∇ ̄;)
もしくは、稽古中だわ、ミズエの企画したヤツの。」


「本番見れへんのやったら、稽古場に押しかけるわ( ̄^ ̄)」

「あははは! でも、それはミズエが許さなさそう(笑)」

「シュークリーム持参で行くと言っている客を門前払いするとはいい根性だ。」

「シュークリーム!!???
とりあえず、俺は許そう( ̄^ ̄)(爆)」





と、こんな感じで、あたくしがわりと仲良しだったH塾4期生は、皆とても元気で、
今もまだ、色々なところで繋がりを見せ、面白いものを作ろうと満身創痍。


それに比べてあたくしときたら、田舎に引っ込んだっきり、
特別なオファーもなければ、金もない。
あるのは書き溜めたプロットだけ。
こんなじゃ、治るべきはずの病気も治るわけがない。
あたくしは、初めてコレが確信に近いものであると悟った。


夏草やつはものどもが夢のあと
芭蕉の句なんか蹴散らすほどに、元気なあいつら。
精神的には、メラメラと燃え滾って、燻っているあたくしの方が多分元気だ。
テンションが違う。
1人でコツコツと創作活動にいそしんでいるあたくしが、
今、舞台に帰ることができるのなら、それこそとてつもないエクスプロージョンを
お見せすることができるであろう。
「爆発」「昇華」「暴走」などという言葉ではとても表現できないような何かが
この身体から溢れ出してくるのだろう。


そうなると、5番目のヤツの暴走癖は多分なりを潜めて、
あたくしは、事実上の「健康」を手に入れることができるのかもしれない。
手に入れたい。
チャンスは、すぐそこにあるような気がしているのだけど、
なかなか掴めないのは何故だろう。

コレもまた、タイミングとかいうヤツだろう・・・・。
夏まで、しゃにむに頑張るしかない。
そうすれば、今いっぱいに広げている掌を、今度は思い切り強く
握り締めることができるのかもしれないし。

↑それでもまた今日もコツコツと書く・・・・(-。-) ぼそっ

今週貰ったSOHOの案件もさらりと20分くらいでやっつけて、
次のに備えて、写真を加工したイラストの練習をしてみる。
結構いける。
昔は不得意だったものが、最近はちょっと頑張れば出来るようになっている。
そうだよな・・・・。
あいつらと一緒にいた頃の頑張りは、今の数万倍はあった気がするし、
電話をすることで、そのカンみたいなものも甦ってくる気がするのも
当然といえば当然。

あたくしを東京から遠ざけたこの代償を、いかなる形にでもいいから変えて、
とてつもなく大きなものをつかもうと、あたくしは企んでいる。
芸才が休んでいる間に、商魂が生まれたからだ(爆)。
それが重なりかけている今・・・・。
多分、すごいことが起こる前触れのような風が吹いているんだ。
だからあたくし、軽い風邪をひいたのね(あはははは♪)

あさみ


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