今日、トキオに電話してやった。なぜなら、昨日が彼の22回目の誕生日だったからだ。まだ22かよ・・・・(-。-) ぼそっ というのはおいといて、とりあえず、元気そうなのが何よりであった。バースデーコールというのは実は上辺の言い訳で、本当の目的は、ミズエの消息を、ひょっとしたら彼ならば知っているんじゃないかという憶測から、電話をしたのだ。トキオは快く彼女の電話番号を教えてくれた。あたくしが前に、彼女本人から教えてもらった番号と同じだった。「一番最近連絡があった時、この番号だったから、まだこの携帯は生きていると思いますよ。」という、なけなしの可能性ではあったものの、あたくしは本当に彼女のことが心配でもあったし、何せ3年振りというのもあったので、トキオとの電話を切るや否や、すぐにミズエのところにコールした。つながった。彼女は勿論、彼女の携帯は生きていた(笑)。少しホッとするが、すぐに留守電に変わってしまった。まぁ、いいや。メッセージを残しておいて、後日、改めてまた電話をすればいいことだもの。あたくしは、遅ればせながら新年の挨拶をして、彼女が本当に元気かどうかを確かめたくてそんな科白で留守録を済ませて、電話を切ろうとしたその時、「夕雅っっ!!??」すっとんきょうに驚き、そして、何でか興奮しているミズエの声がした。「そだよん♪ 夕雅です。元気? あけましておめでとう。」「あのね、あのね! どうして私がこんなにビックリしてるかっていうとね、ちょっと待ってね・・・・・」「おぉ〜ぅ♪ 夕雅かぁ♪ ひっさしぶりやなぁ♪」「きゃぁ〜〜〜〜〜〜っ♪♪ ジュンジュン??うっそ・・・・マジで??? 今、興奮しすぎて涙出そうになったわ。」「相変わらずやなぁ、そのテンション( ̄∇ ̄;)どうなん? 元気でやっとるんか??」「うん! 元気だよ!!芝居ができんくて燻りまくっとる以外はな(笑)」「今なぁ、丁度ミズエと芝居の打ち合わせしとったとこなんや。」「いいなぁ・・・・。」「たまにHP見てるで〜♪ 本当に大丈夫なんかいな。」「あたしの病気が治らんのは、芝居ができん所為!ホントにね、1ヶ月夜露をしのぐ場所を提供してくれたら、今すぐにでも飛んでいって、あなたが探している『いい女優』とやらになってあげるわ!!」「かなり気合はいっとるなぁ・・・・。そういうトコ、全然変わっとらんな(爆)」「あたぼうよ( ̄^ ̄)」「ちょっと待て。ミズエに換わる。」「夕雅ぁ・・・・どうしたの? 大丈夫なの??」「それはこっちの科白。ジロウ君もトキオも心配してたよ。一時はどうなることかと思ってたわ。今は大丈夫なの??」「うん! それがね、偶然って重なるものなのね。夕雅ならわかると思うけど、浮き沈みっていうのが激しくて、ちょっと前だったら誰からの電話もシャットアウトしてるところだった・・・・・。今は平気!! 自分で芝居の企画立ち上げて、今、ジュンジュンに相談してたとこだし。」「なら、よかった。私もね、取り立てた用事じゃないの。・・・・ただね、ジロウ君がすごく心配してた。」「そうかぁ・・・・。うん・・・・。確かに別れた直後は酷かったかも。気が狂ったみたいに月1で芝居やったりしてたし。今はね、全然普通に平気だから、安心して。そうか・・・・ジロウ君、心配してくれてたのかぁ。私も彼のことが心配だったの。」「だったら、電話の1本でも入れてやってよ。私の方からも連絡付けとくけどさ。彼も今は元気そうにやってるし、お互いの状態がいいなら、問題ないじゃん♪今ミズエ、池袋近辺に住んでるんでしょ?」「うん。それがね、すごくいいルームメートに恵まれて、私が調子悪くても、大概の事だったら大丈夫だからって、それですごく救われてさ。その子も役者やってるんだけどね。とにかく、今は安定してちゃんと暮らしてる。」「それならよかった・・・・。」「夕雅、今どこなの?」「実家。もう、芝居をやろうにも手頃な小屋もなきゃ、スタッフもいない。最低、最悪・・・・。さっきジュンジュンにも頼んどいたんだけど、マジで、1ヶ月くらい夜露をしのげる場所があるんなら、飛んでくよ。田舎は芝居がやりにくくて・・・・。」「さっすが♪ やっぱり夕雅はそうでなくちゃ♪」「今も、芝居とは全然別件で動いてることはあるにはあるんだけど、やっぱりダメね。燻りまくってるわ(苦笑)」「うん・・・・私も今回初めて企画を立ち上げようとしてるから、何が足りなくて、どこから手をつけていいかわかんないとこがあるからさ、もしよかったら、相談とかにのってくれないかな。」「私でよければ、いくらでも!!遠くても、アドバイスやデータはすぐに届けられるからね。」「ありがとう〜〜♪ すごい嬉しい!!あ゛・・・・またジュンジュンが換わって欲しそう。ちょっと待ってね。」「お前、HP見てると薬とかめちゃめちゃ飲んでるやん?大丈夫なんか??」「寝る時だけよ。ダンスもできるし、走ったりもできる。」「次、いつ頃こっちに来れそうなんや?芝居、見に来れればえぇんやけどな。」「正直な話、先立つものがなくてなぁ・・・・。気軽には何回も足を運べんのが現状なんだわ。うちの相方が春先くらいに横浜・東京方面に行きたいって言っててくれるからそれが実現すれば、4月くらいになるかもしれん。」「4月かぁ・・・・。何もねぇな( ̄∇ ̄;)もしくは、稽古中だわ、ミズエの企画したヤツの。」「本番見れへんのやったら、稽古場に押しかけるわ( ̄^ ̄)」「あははは! でも、それはミズエが許さなさそう(笑)」「シュークリーム持参で行くと言っている客を門前払いするとはいい根性だ。」「シュークリーム!!???とりあえず、俺は許そう( ̄^ ̄)(爆)」と、こんな感じで、あたくしがわりと仲良しだったH塾4期生は、皆とても元気で、今もまだ、色々なところで繋がりを見せ、面白いものを作ろうと満身創痍。それに比べてあたくしときたら、田舎に引っ込んだっきり、特別なオファーもなければ、金もない。あるのは書き溜めたプロットだけ。こんなじゃ、治るべきはずの病気も治るわけがない。あたくしは、初めてコレが確信に近いものであると悟った。夏草やつはものどもが夢のあと芭蕉の句なんか蹴散らすほどに、元気なあいつら。精神的には、メラメラと燃え滾って、燻っているあたくしの方が多分元気だ。テンションが違う。1人でコツコツと創作活動にいそしんでいるあたくしが、今、舞台に帰ることができるのなら、それこそとてつもないエクスプロージョンをお見せすることができるであろう。「爆発」「昇華」「暴走」などという言葉ではとても表現できないような何かがこの身体から溢れ出してくるのだろう。そうなると、5番目のヤツの暴走癖は多分なりを潜めて、あたくしは、事実上の「健康」を手に入れることができるのかもしれない。手に入れたい。チャンスは、すぐそこにあるような気がしているのだけど、なかなか掴めないのは何故だろう。コレもまた、タイミングとかいうヤツだろう・・・・。夏まで、しゃにむに頑張るしかない。そうすれば、今いっぱいに広げている掌を、今度は思い切り強く握り締めることができるのかもしれないし。↑それでもまた今日もコツコツと書く・・・・(-。-) ぼそっ今週貰ったSOHOの案件もさらりと20分くらいでやっつけて、次のに備えて、写真を加工したイラストの練習をしてみる。結構いける。昔は不得意だったものが、最近はちょっと頑張れば出来るようになっている。そうだよな・・・・。あいつらと一緒にいた頃の頑張りは、今の数万倍はあった気がするし、電話をすることで、そのカンみたいなものも甦ってくる気がするのも当然といえば当然。あたくしを東京から遠ざけたこの代償を、いかなる形にでもいいから変えて、とてつもなく大きなものをつかもうと、あたくしは企んでいる。芸才が休んでいる間に、商魂が生まれたからだ(爆)。それが重なりかけている今・・・・。多分、すごいことが起こる前触れのような風が吹いているんだ。だからあたくし、軽い風邪をひいたのね(あはははは♪)