2003年01月10日(金)
不安解消♪/オンナのゆく道


1月11日付の日記を書いてから、おっとしまった・・・・昨日のがまだだ
と気づいて、執筆中のアサミンジャーでございます。


昨日・・・・っていうか、この日(1月10日)は、寝込んでおりました。
風邪の初期症状で、ちょっとおかしかったものだから、
これ以上酷くならないようにと、いつものとは別で風邪薬を飲み、
電気毛布の温度をちょこっとだけ高めにして、ガンガン汗をかき、
「DAKARA」で水分補給をし、
「龍角散のど飴」という比較的まずいのど飴で、更に喉を潤し、
それでも、こういう状況に陥っていながらも煙草だけは吸い、
フリースの上から、マフラーをぐるぐる巻きにしたという格好で、
1日中ベッドの中にいたというわけで。
無論PCには電源を入れるわけもなく、食っちゃ寝生活をしていました。


最近、体温が少しずつ下降気味になってきたというのに、
ここに来てまた、37℃突破。
一旦下がった熱がまた上がると、それはそれで結構つらいもので、
もうちょこっとだけでもいいから、体温がぐわっと急上昇してくれれば、
体内に溜まったヤな細菌とかも全部白血球がやっつけてくれるのになぁ・・・・と
微熱範囲のデジタル表示を見ながら、くっそぉ〜っと思った( ̄∇ ̄;)





さて。
この前の日に遡り、1月9日。
この日はおデート日だったんだけど、ぷよ2に付き合ってもらい、
婦人科に検診に訪れた。
昨年、ガン検診だけはやったんだけど、ガン検診と子宮の内膜症やら筋腫やら
卵巣の病気やらを発見する検診は全く別物だというのを、
ガン検診してから知って、
とりあえず、ガンの心配はないものの、本当に大丈夫かしらん・・・?と
不安を抱えたまま1年が過ぎた。


奇しくも、前々回の生理の時のあの激痛は、尋常ではなく
絶対に、どっかがおかしい!!という明らかな違和感を感じてもいたので、
先日、生理が終わってから、年が明けて落ち着いて、次のが来る前に
検診だけはしておきましょうと、心に誓ったのである。


今回訪れたのは、例の大病院の外来ではなくて、
昨年、ミユキが子供を産んだ、リゾート系産院である。
わりと新しいところなので、婦人科系の先生もちゃんとしているだろうし、
何せ、自分のこの目で外来その他を見てきているというのもあって、
あの大病院とは比較にならないサービスを受けられることに
ちょこっと安心して、それで検診を受ける気になったというのもある。


普通、病院というところは、患者の名前を呼ぶ際に「●●さん」と言う。
郵便局でも、客を呼ぶ時はそうだ。
銀行は違う。「●●様」だ。
で、このクリニックだが、銀行を遥かに凌駕する対応の仕方・・・・。
「●●様」と呼ぶのは当たり前。
何と、受付は「インフォメーション(information)」と表示されていて、
カウンターの中にいる女性スタッフは全員、白衣ではなく、
それこそ銀行窓口嬢以上にきちんとした格好をしている。
まるで、ホテルのフロントのようだ。

「ご予約は?」

「いえ、初診なのですが。」

「でしたら、こちらにお名前とご住所、あと必要事項を
なるべく詳しくご記入してください。」



渡されたのは、問診表である。
あの大病院でも書かされたが、相手が全く違う対応なので、
内容まで違って見えてくるこの不思議(爆)。
あたくしは、自分の体のことは、事細かに手帳にチェックしてあるので、
最後の生理がいつから始まって何日間続いたかとか、
今飲んでいる薬は何か、とか
大きな病気・ケガ・手術の記録だとか、
自分の婦人科系の症状はどれに当てはまるか、とか
抗生物質や、薬、麻酔、注射などのアレルギーの有無だとか
そういうのも、全く考え込むことなく、手帳の記録を丸写しするだけなので
結構、スイスイ書けてしまう。


書いたものを提出すると、ポケベルを渡された。

「ご希望の担当医はございますでしょうか?」

「いえ、初めてなので特に・・・・。」

「では、こちらで決めさせていただいて構いませんか?」

「はい。結構です。」

「それでは、このポケベルの画面に『1』が表示されたら中待ちへ、
『2』が表示されましたら、こちら受付までお越しくださいませ。」



これだよ・・・・(感涙)
未婚女性検診経験者なら、誰でも経験したことのある苦い思い出。
中待ちのドアを開けられて、でかい声でフルネームを「●●さん〜!」と呼ばれた時の
あの、周囲の眼差しのきつさといったら、精神的にかなり堪える。
ここは、違う。
待合に行くにあたって、まず音声を全く遮断してしまうかのような自動ドアがあり
その中での出来事は、いかなる会話も漏れては来ない。
ましてや、受付嬢が大きな声で名前を呼んだりしないし、
ただ、自分の握り締めたポケベルがどこへ行けばよいのかを適格に指示してくれる。
そうよね。一応、病院だもの。携帯電話は切っとかなきゃ。と、
ポケベルを渡されて、初めて「病院内携帯電話禁止」のことを思い出すくらいに
ここは、そういうイメージとはかけ離れている。


中待ちに通されて、そこでは診察室毎に看護婦さんが、
名前を呼んだりしていた。(やっぱり「●●様」(笑))
が、一旦、中待ちに入ってしまえば、「同じ穴のムジナ」ではないけれど
できたのかそうでないのか、定期健診なのか、性病関連なのか、
そういうのをいちいち詮索する人間もいない。
みんな自分の身の上だけでいっぱいいっぱいだもの。
好奇心満点に、人の顔色を覗き込んだりする迷惑なおばちゃん患者も少ない。


しばらくすると、診察室に通された。
メガネブタの時に抱いた、生理的嫌悪感のない、さわやかなお医者であった。
年齢は多分、オーアエよりも少し下くらい。
まぁ、平均以上の中年男性といえる。
ここは、産んだ後のアフターケアもしっかりしているせいか、
子供をつれた若いお母さんたちも沢山やってくる。
要するに、小児科医も同時に務められなければ、ここでは食っていけないようだ。
どうしてそれがわかったかというと、
もう明らかに、あの大病院に比べて、お医者の顔の表情が柔らかいのである。
強張った難しい顔をしていたら、子供も泣き出しちゃうもんね。
そういう些細な人間観察も、あたくしは絶対に忘れない。
話した感じでは、声も柔らかくてソフトなイメージであった。
うん。
コレなら、安心して任せられるなぁ・・・・と思った。


性行為をした後に、うっすらと出血したことがあるとか、
今現在も、ちょっとした痒みや痛みがあるとか、
先立って症状を伝える。
カンジダがまた出てるんじゃないかと、自分では思ったけれど
とりあえず、医者の診断を仰ごうというわけ。
そして、1年前にガン検診はしたけれども、
内膜症や筋腫の方は大丈夫かと心配していることも伝える。
で、いざ、かからん・・・・触診( ̄∇ ̄;)


いくら、病院のイメージが良いとはいっても、こればっかりは
どこも一緒よね・・・・。
あんまり、気色のいいものではない。
妊娠検査以外では、出来れば2度と上りたくないなと思った、
あの恐怖の触診台に、再度搭乗・・・・(トホホ)
下半身だけ裸になるが、上半身はカーテンで仕切られているので
先生の顔は一切見えない。
これはあの大病院と一緒だった。
しかし、唯一違ったのは、カーテンのこちら側にもエコーのモニタがあって、
今、どういう状況なのかがわかるので、少し安心できる。
この安心感は大きい。


「ああ、少し炎症を起こしてかぶれてますね。
ちょっと力を抜いてくださいね、今、中も見てみますから。」


「はい・・・・。」

「あ、排卵きてますよ。問題ないですね。
あと2週間もすれば、生理が来るはずです。
子宮の方も、特に問題はないと思いますよ♪」


「そうですか♪ ありがとうございます♪」



触診からすぐに診察室に戻されて、詳しい話を聞く。

「一応、お薬を出しておきますね。膣内にも今お薬が注入してあるので、
しばらくおりものは多いかもしれませんが、それは心配ありませんから。
あと、お薬ですけど、
痒み止めだけをむやみに塗っても菌を繁殖させるだけですから
こっちの抗生物質のほうも少し塗ってください。
そうすれば、当面の症状はかなり緩和されると思いますから。」


「はい。ありがとうございます。」

「1週間後に、検査の結果がでますので、
もう1度だけ来てくださいね。」


「はい。どうもありがとうございました。」




ひょっとしたら、まだカンジダが蔓延っているかもしれないというのに、
しかも、つい先日終わったばかりだと自分で思い込んでいた生理が
あと2週間後ですよ〜、と宣告されたのに、
それでも何でか気分は爽快だった。


これで産める・・・・。
その確信がそれにつながったのかもしれないけれど。


しかし、ちょっと触診しただけで排卵がきているとか、
あと何日で生理がきますよなんてことまでわかるのね・・・・。
知らなかった。すごいと思った。
ちょっとした感動を覚えて、外来で待たせているぷよ2のところに戻った。



「どうだった?」

「うん♪ 筋腫とか内膜症とかの心配はないって♪
オマケに、排卵もきてるらしくて、
多分このままいくと2週間後には生理だわ(笑)」


「そっか〜♪ よかったな♪」

「ずっと無排卵月経じゃないかと思ってたけど、
ちゃんと動いてたんだ、あたしの卵巣・・・・。」


「・・・・うん。ホントによかった。」

「何かね、先生も人あたりいい感じで、触診も痛くなかったよ。」

「俺もね、思ったんだ。この場所はオトコにとってかなり場違いかなぁって。
でも、結構、男の人とかもここで待ってる人が沢山いたから、
ちょっと安心した。・・・・っていうか、前も思ったけど、
ここ、絶対産院じゃねぇよな(-。-) ぼそっ」


「うん・・・・あたしもそう思う。」

「ほら、あさみたんの友達も言ってたじゃん?
ここで産むと、三食のほかにおやつとお夜食までついてくるって。
ここのサービスは並じゃねぇよ。」


「うん。すごいよ。」

「あさみたんも、産むとなったら、こういうとこの方が絶対いいって!
オトコの方も安心できるもん。」


「そうだねぇ・・・・。外来待合で居辛い思いをしないっていうのは
男性にとってもいいのかもね。」


「でもなぁ、結構笑えた事があったんやぞ。
中年の男性二人組みがな、さっき、多分道を聞きにきたんやけど、
あの二人だけは、確実に浮いとった(爆)」


「ぎゃははははははは _(__)/彡☆ばんばん!」

「男同士で来るとこじゃねぇよな。」

「ま、確かに(爆)」





奇しくも、このリゾート系産院は、
昨今新しく出来た庁舎の合間にひっそりとたたずむようにあって、
車の通りこそ少ないものの、かつてのあの場所を知っている人にとっては、
あの田んぼばかりだった土地が、こんなふうに開発されるなんて、ふっしぎぃ〜♪
みたいな場所にあるのである。
そういう庁舎に用事があるのは、大概、中央から来た公務員であるとか、
企業のサラリーマン(研修)だとかが多いんだけど、
何も、産婦人科で道を聞かなくてもいいじゃないか? とは思うのである。
建物が沢山できて、道がややこしくなったのはわかるけどさぁ・・・・。


と、この文章を書いている時に、サヨコが横から口を挟んだ。

↑言われてみれば、かなりご尤もな意見


ぷよ2に言わせると、その男性二人組みは
ちょっと困った感じで、この場所を後にしたらしいが、
確かに、道を聞くには、ちょっと困っちゃう環境かもしれない。
あっちでは赤ちゃんが注射をするのが嫌だといって、連鎖大合唱が始まっているし
こっちでは、おなかの大きな妊婦さんが、ゆったりと雑誌を読んでいたりするんだから。


それにしてもよかった、よかった。
ぷよ2の言うとおり、こういう場所で産む方がいいのかもしれないな
と思った1日でした。

あさみ


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