本日。我が家は祖父の33回忌、祖母の17回忌(共に母方)の法要。
つまるところ、親類縁者の集う「法事」とり行われた。
祖父母を供養するべき仏壇は我が家にあるので、我が家にて。
本当は、祖父の命日は10月29日(山賊の誕生日と一緒( ̄∇ ̄;) )で、
祖母の命日は7月26日(弟・リョウヘイちゃんの誕生日と一緒( ̄∇ ̄;) )。
しかし、この春、叔母・チカコ(長女)が、ダンナ(叔父さん)の都合で
サウジアラビアに渡ってしまうので、
急遽、このような日程でとり行われたのである。
集まったのは、祖父母の子供ら四姉妹・・・・。と、そのダンナらである。
祖父母の兄弟に当たる人間は、ややこしくなると厄介なので呼ばなかった
(母・サヨコ談)。
いざ、読経が始まる・・・・。
あたくしは、昨日のバドミントンの筋肉痛で、一旦腰を据えたら、なかなか
立ち上がることが出来ず、正座したまま動けなかった。
と、そこへ。
何を考えているのか、母・サヨコ。
うちの愛猫、リンちゃんを連れて、あたくしの後ろ側に座るのである。
なぁ〜むぅ〜あぁ〜みぃ〜だぁ〜ぶぅ〜〜〜〜〜〜
(坊さん、阿弥陀経を唱え終えて・・・・)
ちーん
(お鈴の音)
にゃあ〜
(リンちゃん・・・・あんたまで( ̄∇ ̄;))
もうダメ。
もう笑いが止まらない。
痙攣寸前の苦しさである。
お鈴のタイミングと、リンちゃんの「にゃあ」の間合が実に絶妙で、
これが、ドラマだったら一発OK間違いナシの珠玉のタイミングだったのである。
当然、あたくしは涙を流しながら、でも、ゲラゲラやるわけにもいかないものだから
苦悶の表情で爆笑。
斜め前方にいたリョウヘイちゃんも、ヒィヒィ言っている。
全員が、もう必死に笑いをこらえているのである。
こらえるのだから、余計に可笑しくなるのである。
で、このネコを連れてきた当のサヨコはといえば、
気まずいやら面白いやらで、面目なく、ネコを解放した。
で、坊さんの一言・・・・・・。
「何とまぁ、タイミングの良い(笑)」
そうなんだけどさ(笑)。
読経中にネコが呼応することも、そうそう無い体験だろうから、
得したな♪>坊さん
2人分の法要をいっぺんにやるので、読経もその分長い・・・・(トホホ)
終いには半分飽きてきたものの、最後の最後に勤行をせねばならぬので
適当に退室するわけにもいかない。
何だか今回の法事は、すごく宗教色を強く感じたんだけど、
そう感じたのはあたくしだけなんだろうか・・・・?
坊さんも、いつもはしない説法をしていったし、
仏教とは何ぞや、とか、信仰とは何ぞや、とか
そんな話もしていった。
「帰依」という言葉が随所に出てきて、
拠所なくフラフラしているあたくしなんかは、「帰依」という言葉1つで
「やべぇな・・・・」と思ってしまうのである。
無論、信心は大切だと思っているが、
浄土真宗、親鸞の教えをここまで説かれると、
明日にも出家しそうな自分が怖い(爆)。
「自らに帰依せよ」と言う、坊さんの言葉、妙に重いぜ(トホホ)。
さて。
とりあえず、辛気くさい話になりそうなので、一気に転換すべく
1枚のおぞましい画像をご覧頂きたい・・・・。
これは、あたくしの母の姉妹全員のナイスなショットである(トホホ)。
サヨコのキャラが、他の3人によって薄められているのが良くわかると思う(爆)。
四姉妹といえば「若草物語」であるが、
このメンバーはそんなイイもんじゃねぇ・・・・(-。-) ボソッ
「姦」+α。・・・・「ババクサ物語」なのである。
順にご紹介しましょう。
まず長女・チカコ(60)。
えぇっ!? 還暦っっ?? ってな勢いの若々しい彼女。
この彼女が今度、サウジアラビアに行ってしまうのである。
ついこの間・・・・数年前か・・・・までは、ベルギーにいて、
あたくしが幼少の頃は、ロスにいた。
アメリカにいたのが長かったので、英語はそこそこにご堪能の模様。
英語だけでなく、お料理やキルト、ファッションもそこらの60歳とはワケが違う。
常に最先端、常に最良質のものを追い求めてやまない。
彼女の家はあたくしにとって、「宝の山」なので、
発掘するのがとても楽しい。
言わずもがな、彼女は天然( ̄^ ̄)。
次女・ヨウコ(58)。
この人も、写真を見ている限り、とてもその歳には見えない。
昔から、美しい人だなぁ・・・・とは思っていた。
こうやって4人並べてみると、美味しい遺伝子をもっていったようにも見える。
我が家の近所に住んでいて、あたくしも長いつきあいだし、
彼女の娘(つまりあたくしの従妹)があたくしと同じ高校というのもあって、
今でも当時の話をしたりもする。
他の3人に比べて、大人しく、良識的(爆)。
他の3人が良識的でないかというと、それも違うけど、
3人の覇気があまりに強すぎるので、「次女」というわりには慎ましやか。
ここがまず「若草物語」と大きく外れるポイントでもある。
そんな彼女も、実は天然( ̄^ ̄)。
そして三女・ケイコ(53)。
ここも、年齢未満の若々しさである。
うちのサヨコが山賊と結婚するきっかけを作った張本人(爆)。
更に言うなら、4人の中で一番はっちゃけているのが、彼女である。
うちのサヨコも相当のもんだなと思っていたけれど、
彼女と並べると、いつものサヨコの謀反も
良識の範囲内だということに気づかされるくらいの、ヤバさ(爆)。
でもある意味、一番「奔放」なので、その所為で年齢を感じさせないのかも。
面白い人だもん。「若草物語」でいくと差し詰め「ジョー」のポジションかも。
三女なのに、次女のポジション(爆)。
あたしと生まれたのが2ヶ月違いの従姉妹がいたので、
(リョウヘイと4ヶ月差ほどの子もいる)
小さい頃は、よく行き来していた。
その従姉妹の状況は今はよく知らない。
前回の法事の延長で、その従姉妹の「うげげ」な姿を目撃してしまったので
あえてこちらから話を振らなかったのが真相なんだけど( ̄∇ ̄;)
この人こそ、ある意味、本当の天然( ̄^ ̄)。
で、四女・サヨコ(51)となるのである。
彼女の個性は、上記3人の影響を多分に受けたものと思われる。
奔放なのも、ある面で大人しいのも、家庭的なのも、時にはっちゃけるのも、
皆、姉たちからの影響と思われる。
サヨコこそ天然だなぁ・・・・と思っていたのは大きな間違いで、
彼女の天然さは、上からの波及でしかなかったようだ。
そりゃそうだろうな。
女が1人生まれる度に、家庭に「天然素材」が増えていき、
挙句に、末っ子ともなれば「天然」であることを拒否しようとしても、
そこに共通見解みたいなものが既存していれば、もう逃れることは出来ないと思って
まず間違いは無い。
サヨコは先天的にはどうだか知らないけれど、
明らかに、環境的に天然を強いられたものと思われる(爆)。
法要を済ませてから、皆で山賊の本拠地に乗り込み、食事をした。
ここでは、4者4様の「天然」さを見せていただいた。
サヨコの偏食は、チカコから来ているのだな、とか、
発言の権限はとりあえずチカコやケイコにあるのかとか、
とにかくあたくしが、会話で以ってここに入っていこうと思ったら、
相当の主張力がないと無理だな、ということとか(爆)。
「この店は米や水が美味いよ」という話から
あたくしが、ついこの間、サヨコがどっかの棚の中から「米穀通帳」を出してきて
あたくし、リョウヘイ共々、大笑いしたことを話したら
まぁ、食いつきのいいこと。
「何であんた、米穀通帳なんてモノ、知っとるのぉ??」
「そんな事、雑学王・夕雅さんにとっては当たり前よぉ。」
(あ・・・・「当たり前」にしないで( ̄∇ ̄;))
「そういえば、母さん(あたくしの祖母)が『担ぎ屋』やっとった時のこと、覚えとる?」
「あぁ、もう・・・・それ、言わないで。
あたしさぁ、母さんが捕まってるところ、目撃したんだわぁ。
今思い出しても、涙が出る(笑)。」
(祖母はヤミ米を流していたらしい。)
(チカコはその目で、自分の母親が
警官に呼び止められているのを目撃したことがあるらしい。)
(それを思い出すと、可笑しいやら情けないやら、色んな事情で涙が出るらしい。)
「なぁにぃ、あんた、目撃したのぉ?
あたしなんか、お隣さんにその成果を持っていく役目で、
いつもより沢山お駄賃もらえるもんやから、
喜んでやっとったわ。」
「そぉやぁサヨコ、そうやったわぁ。
ようあんな重いもん運んどったなぁ。」
ここから発展して、サヨコと年齢が9つ違うチカコは
小遣いが少なかったため、「タダ見するな」と紙芝居屋に言われて、
遠くからしかこっそり見ることしか出来なかっただの、
ケイコは、紙芝居売りの飴は汚いからと
「旗」しか買ってもらえなかっただの、
全然関係ないけど、皆してヨウコのお見合いを覗き見したことがあるだの、
多岐に渡る思い出話が浮上したのである。
あたくしも初耳のことばかり。
これが結構面白い。
嗚呼。ばあちゃんが生きていればな。
当時のことをもっと聞き出せたかもしれないのにな。
でも、今回のこの集まりは、ばあちゃんの法要でもあるわけだし、
ばあちゃんが死んでいなかったら、未だにこんな話は聞けなかったのかもな。
話しているうちに、「姦」+α&β・・・・。
嗚呼、あたくしもこの遺伝子がきっとどこかに入っていたのね・・・・(トホホ)。
あたくしも結構いい歳よ。
だけど、この会話についていけるのは怖いわ(苦笑)。
山賊が店の経営の苦労話を出すと、ケイコはこう来る。
「夕雅、身売りするやわ♪」
「もう売れんって(笑)」
「いやだぁ、あたし、仮にも親の前だから
それ言おうとしたんやけど、やめといたのにぃ(きゃはははは)」
「親より先に言うもんなぁ。」
( ̄ー ̄)ニヤリッ
反撃態勢に入ります。
「そんなん、おばちゃん(ケイコ)がモー娘。に加入できる可能性と
同じくらいに無理やわ♪」
「そんなの、99.99999・・・・・%、無理だがね(爆)」
「ほぼ100%やがね♪」
(一同)
「ぎゃははははははは♪」
あたくしが身売りをするかどうかという話題も、
モノの見事に矛先はケイコに。
この話題になる寸前まで、ケイコは自分が、通っているジムにて
「娘さんやろか? 奥さんやろか?」とひそひそやられたことに気を良くして
それを自慢していたのだ。
逆手に取らないままでいるあたくしでなくてよ( ̄ー ̄)ニヤリッ
本当に「娘」なら、「モーニング娘。」に加入できるか?
と、水を向けたら、天然四姉妹は入れ食い状態(爆)。
簡単でよいわぁ♪
こんなアホみたいな四姉妹プラスその娘1人のために、
「かしましい」(姦)以上の素晴らしい漢字を知っている方。
どうかあたくしに教えてください(苦笑)。
この一席は、本当にやかましくて、大騒ぎで、
あたくしは一晩のうちに、4日分くらいのパワーを使ってしまったかのような
気分でいるんですの( ̄∇ ̄;)
天国のじいちゃん&ばあちゃん・・・・・
あなた方の娘たちは、こんなにも元気なので、
しばらくは誰もそちらに行きそうにありません(爆笑)。
こっちはまだ20代なんだ・・・・(-。-) ボソッ