2013年01月29日(火) |
『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』 |
“カルゴ・ラガルド”はパリ有数の超高級三ツ星フレンチレストラン。 しかし、20年間三ツ星を守り抜いてきたベテラン・シェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)のスランプで大ピンチを迎えていた。 次の品評会で星を1つでも失えば店の運命は終わるというのに、新しいメニューが思いつかない。 そんな折、アレクサンドルは老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)と出会う。 ボノは、天才的な舌を持つ若いシェフだったにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになっていた。 そんなボノのほか、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフたちも加わり結成された、問題だらけの寄せ集めシェフ軍団は、由緒あるレストランを守るために立ち上がるが。。。
ほとんど話題になっていない作品かと思いますが…。 85分とコンパクトな中に、上手くまとまっていてとても楽しめました。
1番にジャン・レノがクレジットされているけど、主役はボノ役のミカエル・ユーン。 独りよがりな行動と、実力がありつつ周りから認められない葛藤を好演していました。
「美味しさ」のランク付けには「答え」がないだけに、本当に厳しくて大変な世界だと思う。 トップに立ったからといって、おごりの気持ちなど無いだろうし、逆にランクが上がれば上がるほどプレッシャーの世界なんじゃないかなぁ?
「維持」していく難しさって、安易に想像がつくし、簡単に「厳しい」とか「大変」では片付けられない。 挑戦者の立場の方がラクと言うか、トップに立った時、きっと「1つでも上を目指していくモチベーション」の方がラクだっと感じるのでは?
ボノとガールフレンドのエピソードも良かったし、老人ホームの人たちのキャラクターも良い味を出していたし、心温まるコメディの1本でした。
きっと、上映している映画館も少ないと思うけど、もう少し話題になっても良い作品。 今日も、会員になっている小さな映画館にて鑑賞。
>>昨日は『ファースト・ポジション』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『すーちゃん まいちゃん さわこさん』 『世界にひとつのプレイブック』 『人生ブラボー!』 『華麗なるギャッツビー』
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