2013年01月28日(月) |
『ファースト・ポジション』 |
プロを目指して世界最高峰のバレエ・コンクールに挑む6人の子供たちを追ったドキュメンタリー。 ユース・アメリカ・グランプリは、世界の名門スクールやバレエ団への足がかりとなるバレエ・コンクール。 ニューヨークで行われる最終選考に残るのは200〜300人。 11歳の金髪少年、アラン・ベルは、その小さな体から才能がありありと見て取れる。 痛いストレッチャーにも限界を超えるほど耐えているのは、バレエが好きでたまらないから。 シエラレオネ生まれのミケーラは、4歳でアメリカ人夫妻の養女になり、現在14歳。黒い肌、筋肉質な体型というハンデをも跳ね返す決意のミケーラは特訓の成果も上々だったが、本番直前、足に異変が。 金髪に青い瞳、白い肌、17歳のレベッカは、アメリカのドラマに出てくるセレブ高校生そのもの。 16歳のジョアンは、故郷のコロンビアで才能を見い出され、一人で渡米。 カリフォルニア州に住む12歳のミコと10歳のジュールズは、日英ハーフの姉弟。 日本人のママ、サトコはいわゆるステージママだ。姉のミコは情熱を持ち、普通の子どもらしい生活を諦めてまでも、よりレッスン時間が取れる自宅学習を選択する。 そんな中、いよいよファイナルステージの幕が切って落とされた。。。
ダンス・バレエを続けるには、体力・情熱・そしてお金。 この3つの継続が凄く重要。 一時的なものではダメ。 継続して必要。 下世話な話かもしれないけど、はっきり言って1番必要なのは、お金かもしれない。
十分に分かっていたこれらのことを、マジマジと確認させられたような作品だった。
未来を夢見る子供たちが主役の作品なのに、夢も希望もないような感想でスミマセン(苦笑)。
でも、これが現実。 これが事実なんだもん。 なんだかんだいっても、まずはそこがベース。 その上で、体力や情熱があり、そして才能。
劇中にも出てくるけど、コンクールを突破して栄誉はもちろんだけど、奨学金がもらえることが、喉から手が出るほど嬉しいというのも本当のところなんだよね。
小さい頃からレッスンづけの日々が良いか悪いか分からないけど、その年齢でしか出来ないこと(学校や友達との遊びなど)あるように、レッスンにおいても、その年齢でしか出来ないことはあるわけで。
どちらも、その年齢を逃すと、もう戻ってこない子供時代だけど…。 どちらを選ぶかは、正解も間違いも無いと思う。
私が1番印象に残った子は、7番目にクレジットされているイスラエルのガヤ・ボマー・イェミニという11歳の女の子。 彼女の雰囲気にそそられた。
自称も含めて、踊っている人を「ダンサー」と呼んで良いとするなら、私もダンサー。 体力も情熱もお金も必要です。
今日も、会員になっている小さな映画館にて鑑賞。
>>昨日は『恋のロンドン狂騒曲』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』 『すーちゃん まいちゃん さわこさん』 『世界にひとつのプレイブック』 『人生ブラボー!』
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