2013年01月26日(土) |
『恋のロンドン狂騒曲』 |
ある日突然、死の恐怖にとらわれたアルフィ(アンソニー・ホプキンス)は、若返りの特訓に励み、挙句の果てにコールガールを恋人にする始末。 妻のヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)は、夫のそんな様子に茫然自失で、インチキ占い師の助言に従って新しいパートナーを見つける。 一方、2人の娘サリー(ナオミ・ワッツ)と、一発屋の作家ロイ(ジョシュ・ブローリン)の夫婦にも、危機が到来。 サリーはギャラリー経営者(アントニオ・バンデラス)にひかれ、ロイは自宅の窓越しに見かけた赤い服の美女ディア(フィリーダ・ピント)に心奪われてしまい。。。
ウディ・アレンの作品は、「この人と付き合っても、絶対に上手くいくわけがない。でも、凄く凄く魅力的。好きになる。ダメなことは分かっているけど、惹かれずにはいられない」というギリギリの恋愛描写がとっても上手い。
私は、ウディ・アレン作品のこういうところがとても好き。
今作品でも、2組の夫婦が、各自、夫・妻とは違う相手に惹かれて巻き込まれていく展開になるけど、アプローチする方、される方、駆け引きが加速していく様子が楽しく、自分がどの登場人物に当てはまっても、きっとこうなっていくんだろうなぁと思いながら見ました。
ナオミ・ワッツは、両親や夫に対するイライラのフラストレーション演技が凄く良かった。 家族のモメゴトとか喧嘩って(この作品のように、親の恋愛問題のモメゴトは、なかなか稀なことだと思うけど)だいたいあんな感じのイラつきなんだよね。
「ロンドン」という邦題がついているけど、残念ながらロンドンはあまり関係なかったかな。
今日も、会員になっている小さな映画館にて鑑賞。
>>昨日は『桃さんのしあわせ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ファースト・ポジション』 『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』 『すーちゃん まいちゃん さわこさん』 『世界にひとつのプレイブック』 『人生ブラボー!』
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