2011年07月25日(月) |
『ミスター ノーバディ』 |
老人の風貌をしたニモ(ジャレッド・レト)は、自らの過去を遡っていく。 両親の離婚によって、9歳のニモは母(ナターシャ・リトル)と行くか、父(リス・エヴァンス)と残るかという選択を迫られる。 母について行き、15歳になったニモが浜辺で座っているとアンナが一緒に泳ごうと声をかけてくる。 35歳になったニモとアンナ(ダイアン・クルーガー)はまだお互いを想い続けていた。 父と残る事になり、15歳になったニモはエリースと出会う。 2人はその後結婚。 だが元々情緒不安定なエリース(サラ・ポーリー)は結婚後に鬱状態となる。ニモは懸命にエリースと子供たちの世話をするが、彼女は荷物を持って出て行ってしまう。 エリースにふられたニモがその日初めて踊った子がジーンだった。バイクの後ろに彼女を乗せながら、人生設計をその場で決める。 ジーン(リン・ダン・ファン)との結婚は全て設計通り。 ジーンとの関係も情熱のない単調なものだった。 ニモと関わる3人の女性たちとその結婚生活。 別々の場所に同時に存在し、幾通りの人生を語るニモの人生はどれが真実なのだろうか。。。
『バタフライ・エフェクト』と『トゥルーマン・ショー』を足して近づけたような雰囲気の作品でした。
ニモと関わる女性陣がとても良かった。
やっぱり、男は女によって変わるし、また逆に、女も男によって変わる。 な〜んてことを思いました。
人は生まれてから、いろんな場面であらゆるものを選択しなければいけません。
自らの意志で選択する場合もあるし、知らず知らずのうちに選択している場合もあるし、不本意ながら選択しなければいけない場合もあるし…etc…いろんな「選択」があるけど、とにかく、何かを・どれかを選ばないと前へ進めない。
これって、誰もが当たり前のようにやってきているけど、随分と過酷なことだよね。 でも、それが人生。
私がいつも思っていることは、思い描いていた夢や希望が叶ったといって、それが本当に幸せかどうか分からないということ。
世の中には、子供の頃からの夢を叶えて、なりたい自分になって人生を歩んでいる人もいると思う。
夢が叶うのは素晴らしいし、幸せなこと。
でも、その人生が幸せかどうかっていうのは、誰にも分からないんだよね。
もしかしたら違う幸せがあるかもしれないし、やっぱり今が1番幸せかもしれない。
人間、死ぬ間際になっても、どれが正しかったかという答えは出ないんじゃないかな〜。
なので、私が常々心がけていることは、ないものに執着するよりも、今、目の前にある人やモノやコトを大事に生きること。
多分、それが自分の今の幸せの近道のような気がします。
映画のレポというより、ほとんど「作文」になってしまった(苦笑)。
この手の作品を見ると、今の幸せを感じられるから、定期的に見るといいかも!?
今作も、会員になっている小さな映画館での鑑賞でした。
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