九州新幹線が全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に願いが叶うという噂を聞いた小学6年生の大迫航一(前田航基)は、離れて暮らす4年生の弟・木南龍之介(前田旺志郎)と共に奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。 二人の両親は離婚し、航一は母・のぞみ(大塚寧々)と祖父・周吉(橋爪功)、祖母・秀子(樹木希林)と鹿児島。 弟の龍之介は父・健次(オダギリジョー)と福岡で暮らしているのだ。 兄弟は、友達や両親、周りの大人たちを巻き込んで、壮大で無謀な計画を立て始める。。。
是枝監督がゲスト出演したラジオインタビューや、新聞や雑誌の評など、公開前からいろいろ見聞きしていた作品。
そして、まえだまえだのお兄ちゃんは、半年間ほぼ毎日『てっぱん』で見ていたので、「映画ではどうなんだろうなぁ〜、主演!」と思い、見に行って来ました。
他人から見ると、ものすごく心配されたり気にされたり同情されたり…etc…する事でも、当の本人は(他人が思うほど)その事に対して、さほど気にしていないという事があります。 (※もちろん、逆パターンもありますが…)
劇中の兄弟は、兄が「弟は寂しいんじゃないだろうか…不憫じゃないだろうか…」と心配して過ごしているけど、当の弟は、ちゃらんぽらんなお父さんとも全く問題なく暮らしているし、女の子の友達も出来て、毎日とても楽しく暮らしている。
この対照的な様子がとても上手に描かれていました。
あと、どこの兄弟姉妹もそうだと思うけど… 同じお母さんのお腹から産まれたとは思えないほど、性格が違ったりします。
我が家も、私と妹は性格が全然違うし、もし同じクラスになったとしても、妹は絶対に友達にならないタイプ(多分、向こうもそう思ってる・笑)。
この、兄弟の性格の違いが「あ〜、そうそう!ほんっと、そう!」って、頷けるほど、長男と次男の描き方が興味深かった。
これは、本物の兄弟が演じているリアル感もとても大きいと思うけど、上の子って、やっぱり上の子らしくって、下の子って、やっぱり下の子らしくって、面白かったなぁ。
あんまり出番は多くないけど、オダギリジョー×大塚寧々も良かったし、橋爪功×樹木希林はさすがの貫禄だった!
樹木希林のお孫さん=モックンの娘は、これがDNAっていうものなのかなぁ…凄く雰囲気がある子でしたわ。
子供たちが伸び伸びと演技しているのが印象的な作品でした。
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ミスター ノーバディ』 『大鹿村騒動記』 『再会の食卓』
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