2010年10月21日(木) |
『小さな命が呼ぶとき』 |
オレゴン州ポートランド。エリート・ビジネスマンのジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)は、妻アイリーン(ケリー・ラッセル)、8歳の娘メーガンと6歳の息子パトリックと幸せに暮らしている。 しかし、最愛の子供たち、メーガンとパトリックが、難病“ポンペ病”におかされてしまう。 ポンペ病とは、生まれつき体内のグリコーゲンをうまく分解できないために発症する病気である。 平均寿命9年と言われ、治療薬はなかった。 残された時間は1年しかない。ジョンは苦悩を重ね、精神的に追い詰められていく。 しかし、ポンペ病の権威であるロバート・ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)の研究に唯一の希望を見出す。 ジョンはビジネス界でのキャリアを捨てることを決意し、ストーンヒル博士といっしょにバイオ・テクノロジーのベンチャー企業を立ち上げる。 2人は子供たちを救うために、治療薬の開発を目指す。だが、採算を重視する投資家の思惑や、大手製薬会社の内幕など、2人の前には様々なハードルが立ちふさがる。。。
難病モノの“お涙ちょうだい”モノではなく、主人公2人のそれぞれの戦いのストーリーといった感じでした。
最初からこう言うとおしまいかもしれないけど…「お金がないとどうにもならないことがある!」と強く思いました。
いくら熱い思いがあっても、死ぬほどの情熱があっても、強い意志があっても…お金がないと何も始まらないことはある。 研究や開発の努力だけではどうにもならない。 残念だけど、これが現実。
その辺りの流れや苦悩が上手に描かれていたように思います。
そして、その経済的なことが最大のネックになって理想だけでは始まらないことも多いのも現実。
そうゆう面では、スタートラインに立てるだけでも、この主人公は恵まれているのかなぁなんて思いました。
世界中のいろんなところで難病と闘っている人たちが大勢いると思うけど、その病魔をやっつけるために、新薬開発や研究、そして認可と闘っている人もいっぱいいるんだろうね。
ちょっぴり頑固者で孤独なストーンヒル博士を演じたハリソン・フォード、とても良かったです。 こうゆう渋い役もとても似合っていると思うな〜。 小さな劇場で公開。 見れて良かったです。
<<昨日は『さんかく』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『闇の列車、光の旅』 『氷雪の門』 『SP 野望編』
|