自意識過剰のダメ男、百瀬(高岡蒼甫)。 恋人、佳代(田畑智子)と同棲中。 百瀬が大好きな佳代は、百瀬中心の生活を送っていたが、空回り。 2人の生活はすっかり倦怠期になっていた。 そんな時、夏休みを利用して、佳代の中学生の妹、桃(小野恵令奈)が泊まりで遊びに来る。 下着姿で部屋をうろついたり、中学生とは思えない早熟な桃の行動に、佳代がいることも忘れ、百瀬は恋心を抱くようになり。。。
間違いなく今年ベスト5に入る! 凄く良かった。 上手いなぁ。
映画館にあったポスター(高岡くんが真ん中に居て、左右から女性陣2人が高岡くんにもたれかかっている写真)を見て、とっても面白そうで、前知識ゼロで見に行きました。
物語はけっこう淡々としていて、なんてことない日常が進んでいくんだけど、このポスターのとおり、姉妹+青年の微妙な三角関係を描いています。
相手を想う愛情表現は、三者三様だけど、誰もが誰もにもなる可能性があるっていうか…。 もちろん、私自身も。 この3人の誰にもなれる・なってしまうかもしれない…紙一重な怖さというか…。
いろんな「想い」の表現が、一歩間違えるとホント誰の身にも降りかかってくるかもしれない。 この展開が本当に凄かったです。
とにかく、役者陣3人が上手い!!! 特に特に、高岡くん&田畑智子ちゃんが非常に上手くて、演技とは思えないリアル感にあっぱれ!でした。
ストーリーの展開も、役者さんの演技も久し振りに(いい意味での)衝撃を受けたなぁ〜。 これ、あっという間に公開も終わっちゃったけど、こうゆう作品こそ、映画の面白さとか、役者さんの上手い演技とか、いろいろ伝えられると思うのになぁ…残念。
映画を見終わった後、1番最初に思い出したのは、『愛してる、愛してない…』という作品のこと。
かれこれ7,8年前になるかなぁ…。 『アメリ』という映画が大ヒットしました。 大フィーバーだったから、見た人も多いんじゃないかな? 私ももちろん見たけど、全く印象に残らない作品で、とてもがっくりした記憶があります。
その翌年、同じくオドレイ・トトゥ主演で『愛してる、愛してない…』という作品がありました。 これは、“裏・アメリ”と呼ばれていて、だけど、『アメリ』みたいな大宣伝も大きな映画館での上映もなく、私も自主映画で何とか見ることができた作品。 でも、『アメリ』とは比べ物にならないほどデキが良くて、“裏”ではあるけど、実はこっちの方が、本物“表”じゃないか?と思ったくらい。
大きく言うと、この2つの作品はとても似ているような気がします。
昨日は、あおいちゃん。 今日は、高岡くん。 連続で、夫妻の作品を見たけど、2人とも(全く違うテイストの作品だったけど)上手でした。
♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『小さな命が呼ぶとき』 『闇の列車、光の旅』 『氷雪の門』
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